僕が警備員を辞めた理由

給料安い、辞めたい辞めたい・・・
警備員をやっている知人が同僚から聞いた
嘆き。



給料が安いと言うけれど、給料の割には
労働（拘束）時間が多すぎるのでは？



要は生活の為に捧げる時間が、割に合わない。
この嘆きではないでしょうか。



僕の警備員からの転職は、他人に時間を奪われる
人生の改善であった、今回はその話をします。



警備員の給料は安い（大手以外）。特に施設警備
は安定と引き換えに、時給換算では交通誘導警備
より安かったりします。



現場の給料だけでは生活が厳しいだろう。だから
当務明けで、他の現場の応援にいったらどうだ。
と使う側は言わんばかり。



それに屈して？自ら他現場の応援を志願する隊員も
いるようです。これを強制された自発性と言います。
根底には貧困がある。



使う側にとっても、労基法はともかく既存隊員
の応援で賄ったほうが抱える隊員を少なくて済む。



話は脱線しますが、アメリカでは一定期間軍隊に
従事すると、大学に行かせてくれる制度がある
そうなのです。



実際に大学に行けるかは分かりませんが、高卒と
大卒では給料に２倍くらいの差があるそうです。
故に、貧困的徴兵制などと揶揄されていたりします。



話は戻り、給料の安さが引き金になって長時間
拘束を生むのが、警備員の根の深い問題。



短期的ならまだしも、５年１０年それ以上になれば
深刻な問題が出てきます。もちろん警備が好きで
天職と思い従事するなら別です。



この貧乏暇なし状態は、自分の為のスキルを身に
つける時間もなく、他人に時間を奪われ続ければ
一生浮上できなくなるアリ地獄。



冒頭の警備員の嘆き、給料安い辞めたいという
のは、他人に時間を奪われ続け、身動きできない
人生の閉塞感であったのでは。



仕事内容が楽だったにしても、上記の様な閉塞感
は、このままでいいのかといった焦りを生むもの。



これを紛らすために、飲む・打つ・買うがあるので
しょう。



これを良しとせず、抗ったのが僕の試みでした。
僕はまず、時間を作ることから始めたのです。



カテゴリ「暗中模索編」で僕は職業訓練へ。
半年間の訓練で人生の流れを変えよう。



職業訓練は失業給付を貰いながら、訓練に通える
制度です。詳しくはカテゴリ「警備員を辞めたい
人へ」を参照願います。



訓練中は学生時代の生活サイクルに戻ります。
忙しすぎた日常のリセット。



警備シフトに振り回される日々であったのが
一転、訓練＆資格取得勉強に専念する日々。



資格取得もそうですが、目標に向かって
専念する環境がベスト。



訓練後一旦警備業界に戻りますが、カテゴリ
「エピローグ〜さらば警備業界編」の後に
児童福祉施設のアルバイトに就きました。



そこでまた、時間の余裕があったので労働関係
の本を読むことができました。それが今に
繋がっています。



まとめると、貧乏暇なしのアリ地獄から脱する
には、自ら志して改善していくしかない。



職業訓練など、時間を作る環境を志し
人生のリセットを図る。



時間を作ると言いましたが、自己投資の為の
時間を作ると言った方が正確でしょう。知識
取得は最も有効な自己投資です。



自己投資の目的は、他人に人生の時間を
奪われ続けることからの改善。当初僕は
これを意識していた訳ではありません。



しかし、結果的に改善できたのは職業訓練を
志願した原動力、人生を変えたいという発願。



警備業界で一敗地に塗れ、どん底で志したから
こそ、心の叫びであったに違いありません。



貧乏暇なしの状態は、じわりじわりと人生を
閉そく状態に追い詰めていきます。



これを脱するには、一念発起して時間を作る。
先に紹介した職業訓練を人生リセットに活用
できる事を、覚えておいて損はありません。

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