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2020年08月25日

人員削減の狭間で

コロナ・ショックの波紋は先が見えない
状況です。



比較的安定した施設警備でも、来年の契約
や、ポストを減らす話が出たりして不安だと
思います。



僕も以前経験しましたが、人員削減の話
が出るとどうなるか。



隊員同士であら捜しが始まります。それを
上司に密告。



隊員同士でやるものなので、上に立つ上司
からは滑稽に見えます。そういうお前も
目くそ鼻くそだろう、と。



あら捜しと言いましたが、実際は潰し合い
です。今度は誰を排除するのか。



排除しようとムキになっていた側が、ボロが
出て排除される、なんてことも。



この手の不毛な権力闘争は、コスパが悪い。
入札に負ければ、全員解雇というシナリオも
あります。



それではどうすればいいのでしょうか。
結論を言えば、与党側になること。



与党側とは、会社を動かす実力者側の
事です。地場中小警備会社なら、すぐ
分かるでしょう。



この人を怒らすと怖いといった実力者
です。味方にすればこの上ない。



カテゴリ「施設警備2〜市役所迷走編」
でA社市役所警備隊4代目隊長であった
Iは、与党側に就くのが上手かった。



仕事以外、ぶっちゃけ酒の力で実力者と
仲良くなる方法を得意としていました。
それが彼の処世術だったのでしょう。



Iは、市役所が入札に負けて撤退しても
別の公共施設にすんなりと入りました。



A社で与党側につき、面目躍如であった
いいケースです。



ただこれが再現性があるかといえば、
難しい。



というのも、彼の後ろ盾であったY課長は
やり手ではあったけれども、素行に問題
があり、A社も懸念していました。



A社が市役所を撤退し、しばらくたって
Y課長の素行の悪さが表面化し、みじめな
結末となりました。



Iは、Y課長の権勢があるうちに美味しい
部分だけを取っていった要領の良さも
見逃せません。



このように、与党側に就くと言っても、
上司が社会人として問題がある場合、
泥船に乗るリスクもあるということです。



特に警備業界では、社会人として痛い
上司が権勢を振るっていたりします。



この人について行っても大丈夫だろうか
という不安が拭えない時はどうすればいい
のでしょうか。



僕のように警備業界以外に活路を求める
のもアリだと思っています。警備業界の
上司のレベルの低さが目に余るなら。



確かに、与党側に就くならばある程度
盤石でないと、身を預けられないもの。



転職せず、警備を続けるにしても力の
ある社会人といて真っ当な上司に認めて
もらう事が、王道であるように思います。



上司が会社を移籍する時に、一緒に連れて
行ってくれる場合もあるのですから。
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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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