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2020年07月07日

警備服の縛り

警備の仕事が嫌でたまらない、だけど
他にできる仕事もなさそうだし・・・



といった悩みは尽きないと思います。
僕もかつてそうでした。



今思えば、警備員しかできない人って
全体の2割くらいではないでしょうか。



だとしたら残りの8割にはチャンスが
あります。いきなり別の仕事を目指す
のではなく、似たような仕事を捜す。



施設の守衛、ホテルや病院の夜間受付、
マンションの管理人等。



これらの仕事は警備と似た仕事ながら、
実は大きな違いがあります。



それは、警備服を着ないこと。
言い換えれば、警備業法の縛りを受けない。



警備服を脱ぐことで、新たに見えてくる
世界があるに違いありません。



僕個人でもこの視点を変える効果が、
警備業界からの脱出に一役買ったのは
否めません。



警備業法でがんじがらめにされた世界から
出てみると、考え方も変わってきます。
新しい世界観が半端ない。



警備が嫌なら、まずは警備服を脱いで仕事
をする事を目標に、就活する事を勧めます。



例えば施設の守衛なら、施設のオーナーと
雇用関係になります。



警備なら「委託業者」ですが、守衛なら
その施設の職員です(非正規であっても)。



この立場の違いで仕事をする意味も大きい。



警備なら、黒の短靴など厳しい規定があった
と思いますが、守衛ならスリッパでもOKな
所もあります。



もちろん、施設のオーナーとの関係に
左右される要素はありますが、警備なら
もっと気を使う人が多いのでは?



この大きな立場の違いに悩むシーンが減る。
ゼロにはなりませんが。



もう一つ警備(委託業者)との大きな違いは
従事する施設の一員(メンバーシップ)と
して扱ってくれる。



これ、福利厚生にも影響してきます。
大きな組織であれば、メンバーシップに
よる福利厚生の恩恵も大きくなります。



僕が個人的に感じたのは、年次有給休暇
の扱い。警備ではそういった概念すら
ありませんでした。



多くの中小警備会社は「取った事にする」
扱いではないかと危惧しています。



また外部委託で中抜きされない分、給料も
少しですが良かったりします。



警備から抜ける近道のようですが、ここで
一つ留意点を。



求人が少ない、という点です。特に待遇が
いい施設はそうです。OBを採用している
所もあります。



なので、求人情報をアンテナ高くして
チェックする必要があるのです。



最強は言うまでもなくコネです。地方では
実力以上に人間関係がものをいいます。



僕はコネに頼れなかったので、ひたすら
ハローワークに通い詰める日々でした。



それでも、僕の粘りが勝りました。決して
諦めず、捜し続ける粘りで勝利しましょう。


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亡社のイージス
かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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