コンビニに納品する配送業者さんの話
です。
ある日の夕刻、と言っても午後7時前
だったと思いますが、防災センターに
いる僕の所へ無線が入りました。
夜間は班長の僕が責任者です。駐車場入口
にあるガードハウスポストの隊員からでした。
ビル内にあるコンビニに配送の箱トラが
方向転換中、車体後部をバリカー
(車止めするポール)にぶつけた。
僕は直ぐに現場に行きました。
バリカーは少し曲がって傾いていましたが、
折れ曲がった訳ではありません。
被害状況を確認した後、原因者である
ドライバーを呼びました。
彼から上司に連絡を取ってもらい、上司が
現れました。彼は契約社員だったようです。
会社の連絡先を聞いて、その日は帰って
もらいました。事件事故報告書を作成し
後は組織と組織のやり取りです。
この件で想像したのは、契約社員の彼は
仕事が面白くなかったんだろう。
だからといって事故を起こしてはNGで、
次の契約もおぼつかないのでは?
バリカーに接触事故を起こす背景には、
不注意が第一の原因ですが、それを誘発
する潜在的要因があると思うのです。
それが昨日の記事で触れた、使う側の考え。
部下を粗末に扱えば、使われる側の仕事も
雑になるのではないか。
翻って警備でも同じではないか、と
考えました。事故が起きなくても対応が
雑になれば苦情のターゲットになります。
僕の持論ですが、施設警備は労務管理から
崩れていく。あるべき形が崩れていけば
見える所、見えざるところで綻びが。
B社では一人の隊員が能力的に劣るから、
夜間に使うのは怖いといって当務を行わない
日勤だけのシフトを組んでいました。
このいじめのようなシフトは、人事権の
ある支店長からの指示ではなく、所長&
隊長が勝手に行ったことなのです。
そのためいびつなシフトになり、有給が
取りにくくなるデメリットが他の隊員に
発生。
一人だけ特別扱いするのだから当然です。
所長&隊長は彼にペナルティーを与える
意味合いもあって実施したと思いますが、
他の隊員への影響も考えないと。
何故彼が当務をするのがまずいのか、それ
を支店長に上申し、許可をもらってから
するべきでした。
ただそれを行えば、支店長から所長&隊長の
指導責任を問われるのを恐れ、既成事実を
作ってから事後報告といった形にしたのでは。
これも雑な仕事ですね。
現場サイドの暴走を許した時点で、既にB社
警備隊の崩壊は始まっていたのでしょう。
この現場の顛末については、カテゴリ
「暗中模索編」に書いてあります。
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