で様々な人間模様を垣間見る機会が多々
あります。
今回は納品に来る配送業者さんにまつわる
話です。
カテゴリ「施設警備３〜ブラック企業編」
のB社時代のエピソードでした。
外資系保険会社ビルを警備していたB社。
ビル内にはコンビニがあり、そこに一日
２回ほど箱トラで納品業者さんが来ます。
箱トラには大手コンビニの名前が大きく
書かれています。
コンビニはビル内にあるため、営業時間は
社員の勤務時間帯に応じたもので、２４時間
営業ではありません。
早朝、ビル内コンビニに納品するため
箱トラが来ます。
駐車場に止め、台車にパンや弁当などを
うず高く積んで納品口へ。駐車場から約
５０ｍほどあります。
ふらふらと台車を揺らしながら、ビル入口
の扉スレスレを通過していきます。
ある朝、台車で納品口まで製品を運ぶ途中
それは起こりました。バランスを崩し台車
ごと横転、バラバラと崩れる弁当類。
運転手が拾って台車に積みなおし、
コンビニに納品したようです。見ている
のは僕ら警備関係者のみ。
その日の午前中、巡回をしていると別の
配送業者さんが、コンビニパスタの容器
（もちろん中身あり）僕に届けました。
納品口へ向かう道の横にある草むらの中に
見つけたとの事。早朝拾いきれなかった
製品の様です。売り物にならないだろうに。
とりあえず次の納品に来た時に渡すことに
しました。廃棄するしかないと思いますが。
あとでその配送担当が、どのような扱いを
受けたのか気になります。
配送業者さんもピンキリで、工事車両など
別の車両が入ると説明すると、それを考慮
して駐車する、気配りのできる業者さん。
逆に自分の事しか考えず、駐車場が満車で
入れない時は、他の業者の車を排除して
止めさせろと要求してくる人もいます。
この辺は、以前担当した市役所警備でも
玄関前身障者駐車スペースに来る、一般
市民の振る舞いに通じたものがあります。
ただ駐車場入口にある、ガードハウスの
ポストで対応してきて思ったのは、
警備員が、と見下すような態度を取る
業者さんは仕事も雑だなぁ。
逆にあなた方も大変でしょ、といった
スタンスの人は対応も丁寧でした。
働く人の人間性と言えばそれまでかも
しれませんが、その従業員を束ねる
トップの考えも無視できないはず。
使う側が部下である従業員をどう思って
使っているのか。
使う側の扱いが雑だと、末端である現場
従業員の態度にも出てくるのではないか、
と思ったのです。
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