『Downton Abbey』(ダウントン・アビー)
<個人的な評価:10点中7点>
私にとっては、2020年最初の映画!仕事の後に一人で鑑賞!
アクションファンタジーやSF好きな彼にとっては、この映画は、あまり興味ないジャンルなので一人で行きました。
アメリカでは、去年、かなり前にすでに上映されてましたが、日本ではようやく、といったところですね。
ドラマは前にちょっと観てたので(全部ではないけど)、誰が誰とか、キャラの性格や、関係性もまあまあ、わかりますが、ドラマ知らない人だと、ちょっと、Confusingかもしれませんね。
あくまでも、新しい映画というより、ドラマをみたことがある人向けの、ドラマの外伝版といった感じの映画ですね。まあ、ドラマ知らない人でも、公式サイトの、おさらい編を観れば、なんとなくキャラの関係性や相関図も頭に入ってくると思いますが・・・
この映画、個人的に10点中7点ですね。
決して悪くはないけど、まあ面白い部分もあるけど、でも、最高というほどでもない。
観て後悔や時間の無駄とは一切思わないです。良い映画です。
感動!とまではいかないけど、良い暇つぶしの映画ですね。
さて、ここからはネタバレ有りです・・・
ネタバレ注意
ネタバレ注意
ネタバレ注意
まず、お話のテーマは、国王夫妻が、DOWNTON ABBEY にやってくる一大イベント!
その準備に大忙しになったり、貴族であるCrawley一族たちも、使用人たちも、ドタバタ!!
そんな感じの内容ですね。
貴族たちには貴族のドラマが、使用人たちにも使用人のプライドとドラマがあるのがリアルですね。
王室の使用人 VS Crawley家の使用人
うーん、王室のシェフ様、なかなかムカつきますな。いや本当にムカつくな笑。
でも、Downton Abbeyの使用人たちも、複数、前から好きになれないキャラとかいる。
あのウルさい小娘のDaisy、ドラマ観た時から、あまり好きになれないキャラだし、そいつの恋人のやつ、名前わすれた、あいつは論外。わざと、ボイラー壊してたけど、ほんと糞。
腐った私情で、仕事を放棄するどころか、迷惑かけるなんて、ほんとに糞。クビにしたい。そういう人間、ほんとムリです。最後、意味不明に美化されたけど。てか、Daisyカップル、マジでどうでもいい。
使用人で好きなのは、昔の執事のCarsonですね。いい執事です!!まさに英国執事という感じですね。
まあ、なんだかんだで、最後、みんなで団結して、王室のムカつく使用人たちを、こらしめたのは最高ですね。その部分は面白かったです。使用人のプライド!!ですもんね。
それにしても、王室の使用人むかつくな。人様の家にきて何様なんだろうか・・・
Downton Abbey、とても大きな屋敷どころか、まさに城!!そして広大な敷地。
でも、維持するのも大変。
DISNEYの綺麗ごとだけじゃない。
大きな屋敷を維持するのは、それなりの金が必要。
実は、けっこう、貴族でも大変なんですよね、維持するのに。
そんな時に、国王夫妻がやってくるから、もちろん出費もすごい。
名誉あることだけど、金銭的な余裕も切迫しているんですよね。
それを表に出さず、一生懸命、国王夫妻をもてなそうと頑張ってましたね・・・
Downton Abbeyの面白い部分は、華やかな貴族の世界だけじゃなく、けっこうリアルな貴族の生活もある事でしょうか。そのリアルの一つなのが、屋敷の維持に金銭がすごくかかる事ですからね。
家が大きければ、部屋数が大きければ、住んでいる人数が多ければ、電気代も水道代も高くなる、何もかも高くなる。これは私達でもわかる事ですよね。
それが、Downton Abbeyの規模だったら!?
そして使用人の数!
とにかく、莫大な金ですよ。
リアルでも、貴族が相続した城を手放したり、ホテルにしたり、けっこうありますよね。
ヨーロッパにはたくさんの城と屋敷があるけど、ちゃんと維持しているのは、どれぐらい?
ホテルにしたり、レストランにしたり、そうやってビジネスでもしないと、維持できないんですよね。
まあ、Downton Abbeyの貴族たちも、なんとかやりくりしながら、家を、家族を、使用人たちを、歴史を守ってますよね。
貴族の中で、私が好きなのは、長女のMaryお嬢様ですね。気が強いけど、頭が良い。
母親のCoraも好きだし、父親である伯爵のRobertも良いキャラです。
ワガガマでちょっとって思うのは次女のEdith。
ドラマでは不倫女だったしね。(いつの時代だろうと、不倫女や愛人系は基本的に好きになれない。金持ち貴族だろうと売春婦だろうと関係ない。人様の夫に手を出す女は基本的に好きになれないですね。唯一、なんか好きかも、って思ったのは、日本のドラマ“華麗なる一族”の愛人兼秘書のあの人ぐらいです笑。あのレベルまで堂々としてて、なおかつ頭も良い美女だったら、逆に好きかも。恋愛能じゃなくビジネスって割り切ってたところもカッコいい。)
まあ、Edithは、好きになれないってだけで、別に嫌い!とまでは思わないけど。
なんだかな。
そういえば、映画では、妊娠しているようですね。
妊娠している時に夫に傍にいてほしい気持ち、うーん。理解できるけど、でも人それぞれですかね。
でも、私の祖母も母も、そうじゃなかったし、私が生まれた時に父親は出張中だったし。
それに、私は結婚はしてないけど、むしろ、出産に男はいてほしくない派。
自分の醜態は夫(彼)には、あまり晒したくないし、彼の仕事の方を絶対優先してほしいな。
綺麗ごとじゃなくて、本気でそう思ってますね。私の両親の影響ですね。
父は仕事人間だったので。
だから、私も彼には、私とのプライベートよりも、仕事を優先してほしいですかね。
あくまでも、私だったら、ですけどね。まあ、人それぞれですね。
とにかく、Edithには、あまり共感できないかな。嫌いではないし、理解できることはできるけど、自分とは似てないから共感できないだけです。
共感できるキャラが多いドラマってわけでもないけど。
そして映画のTOM。
奥さん(三女)が7年前に亡くなったのに、再婚せず、義父たちと暮らして家族の一員になっているTOM。
色々あるけど、良い奴ですよ。そういう男は嫌いじゃないんだけど。
でも映画の、TOMは、なんかちょっとね。一目ぼれ?惚れやすい?出会った早々、Flirting してない?
いや別に、彼に恋愛するな!と義父も義母もいっているわけじゃないし、家族はみんな彼にも新しい恋を探して幸せになってほしいし、それはそれでいいけど。
唯一無二の切っても切れない親兄弟と違って、どうせ夫婦は、離婚や死別したら再婚できるしね。
でも、惚れるの早すぎでしょ、TOM。
そういう系の恋愛は、私はちょっと、共感できない。理解できるけど共感できない。なので微妙。
都合よく、相手の女性が、Crawley一族の遠縁なのは笑った。まあ、どうぞ勝手にお幸せに。
ちなみに、ずる賢いお祖母ちゃん、Voiletお祖母ちゃん!けっこう好きです笑。
一番好きなキャラですね笑。この人がいなければ、Downton Abbeyじゃないよ!!
なのに、最後の真実、あの真実は悲しい。
そして使用人の話に戻りますが、ちょっとモヤモヤが消えない件が。
ドラマで改心した悪い執事いましたよね。そう改心したんだけど。
Thomas Barrow !!!!!!
ドラマでも、ゲイってカミングアウトしてたけど。
あの時代のゲイって生きにくいんですよね。本当に生きにくい。
今のイギリスはゲイが堂々と生きられるけど、今の時代でもマレーシアとかアラブ系の国では逮捕されるし、映画にあった、急に警察がやってくる police raid なんか、よくあるし、本当に捕まりますよ。
他人に迷惑かけなければ、誰を好きになってもいいじゃんと私は思うんですけどね。(不倫は論外)
警察はもっと他の仕事をしろよ!って思うんですが。
まあ時代が時代です。
それで、モヤモヤした点というのは、結局、あの王室の使用人も、ゲイだよね。
結局、あの人は良い人だったの?まったくいい人にみえないし、Thomasをはめようとしてなかった?
警察を呼んだの、その人でしょ??
ん??最後、良い感じでラブラブな感じで、さよならしたけど???
あの人、完全にThomasをはめようとしたよね?
Thomasが、Downton Abbeyの執事で、ゲイって事をスキャンダルにしようと企んでいるのかと思ったが?
そこらへん、あいまいな感じで終わったのが、モヤモヤでしたね。
とりあえず、色々突っ込みたい所もあるけど、総合的に、まあまあ面白かったので、10点中7点です。
ちなみに、この映画の国王夫妻は実在した人物!!
King George V & Queen Mary's 。
今のイギリス女王、あの有名で偉大なQUEEN ELIZABETH!エリザベス女王陛下の、祖父と祖母にあたる昔の王様と王妃様です。
いらない恋愛要素が多いかな。
あとあのボイラー壊したバカはクビになってほしい。
ああいうゴミはいらない。
謝罪するのはキッチンメイドの恋人に対してじゃなくご主人様にだろ!
ほんと頭おかしすぎる。これ見てると使用人の管理も屋敷の管理も大変ですね。
Downton Abbey はずっと母と観てましたので今回も楽しみにしてました。
私もずっとあの王室執事?の男性が悪い奴と思ってたんですが…
結局なんだったんだろう。
第二版もありそうな予感がしますね!
TOMはやっぱり、あの出会ったばかりの女と結婚するのかな?
なんだか応援する気になれませんね。
でも第二版もあったら絶対観ます。