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2016年06月09日

恐れおののく患者に抗がん剤治療を勧めるべきか

問題の抗がん剤治療
やはり抗がん剤の恐怖は計り知れない。
テレビや映画でもすっかりおなじみと言っても過言ではないくらいに
「知名度」は高い。
特にドキュメンタリー番組でとりあげられる「患者さん」の密着取材や
再現VTRなどはとても「リアル」で、苦しんでいる様子や症状が伝わってくる。
中でも一番辛そうな印象を受けたのが「白血病患者さん」です。
抗がん剤の副作用で頭髪はもちろんのこと、眉毛なども抜け落ちている。

何よりも「吐き気・嘔吐」の症状が辛そうに映る。
日に日に体はやせ細り、体毛は抜け落ち、表情は歪んでいる印象がとても強い。
おそらくは、母にも近いイメージがあったと思います。

「体がボロボロになってまで生きたくない」とぽつりとつぶやいたのを覚えている。
おそらく母の本音だろうと、心で受け止め、返す言葉はありませんでした。

受けて欲しい家族の気持ちと、本人を尊重したい気持ち
迷っている、恐怖を感じている、そんな母の感情がびりびりと伝わってくる。
母はステージ4だが、「治療を受けられる」ステージ4なのである。

ステージ4で治療の施しようがなく、余命だけを告げられて「モルヒネ投与」のみ=末期がん
の患者さんやそのご家族の方たちから見れば「幸せ」なのだと思います。
個人差があり、効くか効かないかわからないのが「抗がん剤治療」。

受けると決めたのは母本人でした。
決めた後も表情はこわばっていて恐れおののいている。
すべては生きる為の選択・・・受けるしかないと・・・母。
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じんましん発生で「水入り」も、無事に終了
感動的なシーンでした。
抗がん剤治療開始前日に一時帰宅した母は、病院に戻る時間が近づくにつれて
落ち着きをなくし、緊張でウロウロしていた。
母と二人きりになった時に、私は母をそっと抱きしめて一言、
「大丈夫・・・俺がついてるから」とくさいセリフ・・・
その直後、母はトイレに逃げ込み、一人号泣したのでした。

次の朝、突然発生した「じんましん」の影響で、抗がん剤投与は1週間延長になり、
昨日の感動はどこへやら??といった感じでした。

結局母は、予定通り抗がん剤を投与し、全6クールを完了しました。
副作用も比較的軽度で済みました。
効果はと言いますと、投与中はがんの進行を食い止めることが出来ました。

ただ、言い方をかえますと、腫瘍が小さくなるなど効果が見えた治療も
最後の最後に効果がなくなり、元に戻ってしまいました。
母はこれを機に、抗がん剤の治療を停止しました。
そして、その後のがんの進行速度は加速したようにも感じました。

理科の実験とは訳が違いますが、まず受けてみるのも考え方の一つと思います。
しかしその反面で、抗がん剤治療以外の道も残されていることも忘れないで
頂きたいと感じています。
考え方は10人十色・・・それは優秀なお医者様も同様です。
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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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