2018年08月12日
衣類乾燥機の修理
我が家の衣類乾燥機は昔に買った洗濯槽の上に設置するタイプです。
最近は洗濯槽との一体型の製品も多くなり、分離タイプは少数派になりました。
実は下の洗濯槽はこれまで何回か買い替え、最後は2年ほど前に買い替えたものです。
上下では年季的には随分差がありますが、乾燥機は基本的に湿った衣類をぐるぐる回転(持ち上げ・落下)させながらヒーターで温めた空気を送って(循環させて)乾燥させるだけで、若干の設定ボタンはありますが、
基本的にはシンプルなものなので、使えれば特に最新型にする必要は無いと思います。
(外観・スタイルは別として省エネ・乾燥効率で大きく違ってくれば考えなくてはいけませんが。)
そのシンプルな乾燥機が数年前とつい先日故障しました。
このブログで、2度の故障をまとめてご紹介したいと思います。
私は修理や改良を試行錯誤しながらするのが好きですが、
電気製品等の修理に関しての基本的な考えは、以下の通りです。
基盤等の(私にとって)ブラックボックスの部分は自己修理不可、
配線等の断線、接続不良等は可能性あり、
メカニカルな部分の故障は可能性あり、
部材の経年劣化だけなら交換で済むはず。
と
前置きが長くなりましたが、本論に入ります。
まず現在使用中の分離がた乾燥機の機種は東芝のEDC-40M(HS)(98年製)(古い!!)
1.買って数年後の1回目の故障の時は修理に来てもらいました。
2.その後今から3年前の2回目の故障は自分で修理してみました。
状況:しばらく調子悪い状況が続き、そしてある日突然スタートポタンを押してもランプは付くが
全く動かなくなった。
◯故障の第一原因はベルト切れであった。修理はベルトを更新し完了。
ベルトは幸い東急ハンズで同じ材質のもの(直径5mmのオレンジ色のポリウレタン丸紐)が買えたので
所定の長さに綺麗に切断し、両端面を熱融着し完了。(ただしバリ取りがやや困難)
熱融着の方法は、フローリング修理用電気コテの先端の平らな部分に両端面を30秒程ゆるく押し当てて
溶かした後、今度は急いで両端面同士を押し当てて熱融着させて、息を吹付け更に水につけて急冷する。
(通常のハンダコテなら中間の平らな部分を使用)
熱融着した部分は十分な引張強度があった。
このウレタンベルトは、毎日使うにもかかわらず分離もせず、なかなかのすぐれものである。
◯調子不良はヒーター回りのホコリの付着だったのかと思われる。
ホコリがヒーターの網目やスリット部分に多量付着していた。
掃除機ですべて吸い取り綺麗にすると復調した。
このヒーターの熱交換部分はホコリが溜まりやすいので数年に一度はカバーを開けて
掃除をする必要がある。
3.先日の故障
・故障の状況:
スタートボタンを押すと1分位回りその後ランプが付いたままの状態でストップする。
何度も同じ現象が生じた。
前回(3年前)はスイッチをいれても全く動かなかったが、こんかいはスイッチを入れると
約1分位動くというところが全く違った。
原因は不明であったが、前回と同様の手順で外枠や蓋を外し、調べた。
・原因と修理結果:
@裏のカバーを外すと、ベルトが外れていた。切れておらず再度かけ直すと正常に回った。
何かの原因でベルトが外れたらしい。
Aヒーター(熱交換部分)へのホコリの付着は全なかった。
・推定原因
結果的にはベルト外れであったが、完全に外れていたらもはや回らないはずなのに
何度も1分位は回り停まる現象が生じたのは、
恐らく(あくまで推定であるが)駆動プーリーには掛かり、ドラムの方には中途半端に掛かったまま
か、(ドラムカバーに接触?)した状態で暫く動いくが、センサーが異常を検知した。
分離型洗濯機本体の方は壊れたら修理してもらうか、新たに買うしかないが、
乾燥機の方は、動作原理、機構とも単純であるので、基盤以外の原因ならDIYで直せるのではないかと思われる。
ただし、本体の取り外し、運搬は2人が望ましい。
以上
尚、
修理開始から組み立て完了までの手順を詳しく記しますのでご参照。
(写真で木ねじと手順の管理のやり方は、特に灯油ストーブ等複雑な製品の分解修理の時には必須)
@本体(乾燥機)のアースを外し、コンセントを抜き、除水小ホースを外す
A本体を架台に固定しているネジを外す(この時マジックでネジと枠に印をつけておくといい)
B本体を食卓テーブル等作業が出来る場所に移す(重くて図体が大きいので二人で持つ)
(一人の時はテーブル椅子を近くにおいて一旦それに載せてからテーブルへ移動させるのが安全で楽)
Cドライバーで前面の木ねじをすべて外す(この時手順ごとにスマホで撮影しておくと組み立ての時に迷わない。また木ねじは小さな蓋付き容器に保存し、種類が違えば保存容器を変えるのがベター、メモをつければベスト)
D木ネジは、組み立てる時は特にそうだが、まず全体のネジを緩めてから、一本一本を確認しながら外すのがいい)
E修理後は逆の手順で組み立てる。
安全第一を旨として。
<関連写真>
扉を取り外し、更に全面カバーを取り外した
ヒーター部分
ヒーター部のカバーを外した。(この下に交換器がある)
裏側
裏カバーを外すと、ベルトが外れていた。
再度掛け直す
接着部分(簡単な接着だったのに、毎日重負荷にも拘わらず良く分離せずにいてくれている)
良好に作動
最近は洗濯槽との一体型の製品も多くなり、分離タイプは少数派になりました。
実は下の洗濯槽はこれまで何回か買い替え、最後は2年ほど前に買い替えたものです。
上下では年季的には随分差がありますが、乾燥機は基本的に湿った衣類をぐるぐる回転(持ち上げ・落下)させながらヒーターで温めた空気を送って(循環させて)乾燥させるだけで、若干の設定ボタンはありますが、
基本的にはシンプルなものなので、使えれば特に最新型にする必要は無いと思います。
(外観・スタイルは別として省エネ・乾燥効率で大きく違ってくれば考えなくてはいけませんが。)
そのシンプルな乾燥機が数年前とつい先日故障しました。
このブログで、2度の故障をまとめてご紹介したいと思います。
私は修理や改良を試行錯誤しながらするのが好きですが、
電気製品等の修理に関しての基本的な考えは、以下の通りです。
基盤等の(私にとって)ブラックボックスの部分は自己修理不可、
配線等の断線、接続不良等は可能性あり、
メカニカルな部分の故障は可能性あり、
部材の経年劣化だけなら交換で済むはず。
と
前置きが長くなりましたが、本論に入ります。
まず現在使用中の分離がた乾燥機の機種は東芝のEDC-40M(HS)(98年製)(古い!!)
1.買って数年後の1回目の故障の時は修理に来てもらいました。
2.その後今から3年前の2回目の故障は自分で修理してみました。
状況:しばらく調子悪い状況が続き、そしてある日突然スタートポタンを押してもランプは付くが
全く動かなくなった。
◯故障の第一原因はベルト切れであった。修理はベルトを更新し完了。
ベルトは幸い東急ハンズで同じ材質のもの(直径5mmのオレンジ色のポリウレタン丸紐)が買えたので
所定の長さに綺麗に切断し、両端面を熱融着し完了。(ただしバリ取りがやや困難)
熱融着の方法は、フローリング修理用電気コテの先端の平らな部分に両端面を30秒程ゆるく押し当てて
溶かした後、今度は急いで両端面同士を押し当てて熱融着させて、息を吹付け更に水につけて急冷する。
(通常のハンダコテなら中間の平らな部分を使用)
熱融着した部分は十分な引張強度があった。
このウレタンベルトは、毎日使うにもかかわらず分離もせず、なかなかのすぐれものである。
◯調子不良はヒーター回りのホコリの付着だったのかと思われる。
ホコリがヒーターの網目やスリット部分に多量付着していた。
掃除機ですべて吸い取り綺麗にすると復調した。
このヒーターの熱交換部分はホコリが溜まりやすいので数年に一度はカバーを開けて
掃除をする必要がある。
3.先日の故障
・故障の状況:
スタートボタンを押すと1分位回りその後ランプが付いたままの状態でストップする。
何度も同じ現象が生じた。
前回(3年前)はスイッチをいれても全く動かなかったが、こんかいはスイッチを入れると
約1分位動くというところが全く違った。
原因は不明であったが、前回と同様の手順で外枠や蓋を外し、調べた。
・原因と修理結果:
@裏のカバーを外すと、ベルトが外れていた。切れておらず再度かけ直すと正常に回った。
何かの原因でベルトが外れたらしい。
Aヒーター(熱交換部分)へのホコリの付着は全なかった。
・推定原因
結果的にはベルト外れであったが、完全に外れていたらもはや回らないはずなのに
何度も1分位は回り停まる現象が生じたのは、
恐らく(あくまで推定であるが)駆動プーリーには掛かり、ドラムの方には中途半端に掛かったまま
か、(ドラムカバーに接触?)した状態で暫く動いくが、センサーが異常を検知した。
分離型洗濯機本体の方は壊れたら修理してもらうか、新たに買うしかないが、
乾燥機の方は、動作原理、機構とも単純であるので、基盤以外の原因ならDIYで直せるのではないかと思われる。
ただし、本体の取り外し、運搬は2人が望ましい。
以上
尚、
修理開始から組み立て完了までの手順を詳しく記しますのでご参照。
(写真で木ねじと手順の管理のやり方は、特に灯油ストーブ等複雑な製品の分解修理の時には必須)
@本体(乾燥機)のアースを外し、コンセントを抜き、除水小ホースを外す
A本体を架台に固定しているネジを外す(この時マジックでネジと枠に印をつけておくといい)
B本体を食卓テーブル等作業が出来る場所に移す(重くて図体が大きいので二人で持つ)
(一人の時はテーブル椅子を近くにおいて一旦それに載せてからテーブルへ移動させるのが安全で楽)
Cドライバーで前面の木ねじをすべて外す(この時手順ごとにスマホで撮影しておくと組み立ての時に迷わない。また木ねじは小さな蓋付き容器に保存し、種類が違えば保存容器を変えるのがベター、メモをつければベスト)
D木ネジは、組み立てる時は特にそうだが、まず全体のネジを緩めてから、一本一本を確認しながら外すのがいい)
E修理後は逆の手順で組み立てる。
安全第一を旨として。
<関連写真>
扉を取り外し、更に全面カバーを取り外した
ヒーター部分
ヒーター部のカバーを外した。(この下に交換器がある)
裏側
裏カバーを外すと、ベルトが外れていた。
再度掛け直す
接着部分(簡単な接着だったのに、毎日重負荷にも拘わらず良く分離せずにいてくれている)
良好に作動
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7987335
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック