2020年09月24日
風呂給湯栓のポタポタ水漏れ修理
2年ほど前我が家の風呂の給湯栓のつまみが外れ,その修復方法を紹介しました。(ここから)
その後は特に問題なく使えていましたが、最近給湯栓のつまみの根元からぽポタン、ポタンと
水漏れがするようになりました。
水量的には大したことはありませんが、外野(かみさん)がうるさい。
業者に頼めば簡単ですが、今回も先ずはダメ元の考えで自分で直してみることにしました。
とは言っても給湯栓の分解は初めてで、その仕組みの理解はともかく、
分解→Oリング取り付け、その他→組み立て→通水テストの繰り返しで、その都度元栓の開閉をしに行かねばならならず、結果的には前回よりはるかに時間も根気も掛かる”高難度”な修理でした。
しかし内容的には「劣化していた小さなOリング(パッキン)を交換しただけ」ということではありました。
ですから、もしまた漏れ出しても以降はOリングさえあれば段取りと片付けを含めても20分以内でできるでしょう。
今回の一連の作業でこの製品の故障修理に特有のやや難しかったところは
@給湯栓の分解(特にEリング外し)
A漏れの原因の特定
B最適なパッキン(Oリング)の入手、選定、設置
でした。
それでは早速実際に行った手順を写真と小文で説明して行きましょう。
最後に
今回の修理のポイントをできるだけ簡潔にまとめてみました。
給湯栓の構造は各社各様とは思いますが、同じような問題が生じて
自分で修理してみようという人の参考になれば幸甚です。
1.準備
・水漏れはどこからしているのか確認しておく
・水をある程度確保しておいたほうがいいかも(作業が始まったら水は使えなくなるため)
・必要な諸工具を準備する
必需品:大型モンキーレンチ(または自宅の水栓にあったサイズのレンチ)、ラジオペンチ、
望ましいもの:ピンセット(Oリング取り外し用、ニトリルゴムを傷つけないよう
にエッジを取る、またはプラスチック製が望ましい)、Eリング脱着用ペンチ
その他:一般工具類・材料等
3.作業の注意点
・作業に取り掛かる前に水道元栓を閉めておく。
・大型レンチで本体(湯温調整器)のねじを緩める時、最初は堅いのでゆっくり力を加えると
給湯パイプの根元を痛める恐れがあるので、金づちで瞬間的に力を加えたほうがいいと思う。
・本体を取り出した後は、本体の中にある湯量調整のついた部品はつまみ部分を回せばとれるが、
螺旋ねじのついた中心軸を取り出すには、これが中に入っていかないようにするEリングを
外す必要がある。このEリングの脱着用の専用工具がある。
代りの方法としては(足などで本体を固定しておいて)ラジオペンチの鋏の両先端を
Eリングの両端に当ててポンと力を加えると外すことができた。
取り付ける場合はペンチで挟めば簡単にできる。
(Eリングの脱着の方法については、サイトにいろいろ紹介されている。簡単な方法と専門的な解説をご参照)
あともう少し使い続けて、もしまた漏れ出したらもう一度修理し、
その次は新しい製品に取り換えて気分一新しようかなと思っているが・・・。
その後は特に問題なく使えていましたが、最近給湯栓のつまみの根元からぽポタン、ポタンと
水漏れがするようになりました。
水量的には大したことはありませんが、外野(かみさん)がうるさい。
業者に頼めば簡単ですが、今回も先ずはダメ元の考えで自分で直してみることにしました。
とは言っても給湯栓の分解は初めてで、その仕組みの理解はともかく、
分解→Oリング取り付け、その他→組み立て→通水テストの繰り返しで、その都度元栓の開閉をしに行かねばならならず、結果的には前回よりはるかに時間も根気も掛かる”高難度”な修理でした。
しかし内容的には「劣化していた小さなOリング(パッキン)を交換しただけ」ということではありました。
ですから、もしまた漏れ出しても以降はOリングさえあれば段取りと片付けを含めても20分以内でできるでしょう。
今回の一連の作業でこの製品の故障修理に特有のやや難しかったところは
@給湯栓の分解(特にEリング外し)
A漏れの原因の特定
B最適なパッキン(Oリング)の入手、選定、設置
でした。
それでは早速実際に行った手順を写真と小文で説明して行きましょう。
湯温調整レバー軸から水がポタポタ垂れている | 修理開始、最初少しだけドライバーでつまみカバーをこじ開ける |
つまみカバーを外す | つまみカバーと一体化して軸を回すプラ部品を外す |
本体以外の部品すべて取り外す | かなり堅いので一瞬で外す |
湯温調整部本体を取り外す | 本体外観 |
本体の外側のOリングを外して調べたが変形・劣化ない状態だった。 | 本体の全構成部品(最初の分解時写真を撮っておらず、その後の写真なのでゴムは新品) |
本体分解組み立ての要のEリング | 螺旋ネジ付の中心軸回転つまみ側のOリングを取り外して新品と比較した。変形しているのが良くわかる |
セットで購入したOリング群 | セットで購入したOリングは結局だめで、追加単品で購入したOリングが良かった |
丸印のOリングを取り付けた | 本体の組み立て完了 |
逆の手順で組み立てる | 組み立て完了後通水しても漏水しない。ヤッター! この後現在までポタ漏れしていない |
最後に
今回の修理のポイントをできるだけ簡潔にまとめてみました。
給湯栓の構造は各社各様とは思いますが、同じような問題が生じて
自分で修理してみようという人の参考になれば幸甚です。
1.準備
・水漏れはどこからしているのか確認しておく
・水をある程度確保しておいたほうがいいかも(作業が始まったら水は使えなくなるため)
・必要な諸工具を準備する
必需品:大型モンキーレンチ(または自宅の水栓にあったサイズのレンチ)、ラジオペンチ、
望ましいもの:ピンセット(Oリング取り外し用、ニトリルゴムを傷つけないよう
にエッジを取る、またはプラスチック製が望ましい)、Eリング脱着用ペンチ
その他:一般工具類・材料等
3.作業の注意点
・作業に取り掛かる前に水道元栓を閉めておく。
・大型レンチで本体(湯温調整器)のねじを緩める時、最初は堅いのでゆっくり力を加えると
給湯パイプの根元を痛める恐れがあるので、金づちで瞬間的に力を加えたほうがいいと思う。
・本体を取り出した後は、本体の中にある湯量調整のついた部品はつまみ部分を回せばとれるが、
螺旋ねじのついた中心軸を取り出すには、これが中に入っていかないようにするEリングを
外す必要がある。このEリングの脱着用の専用工具がある。
代りの方法としては(足などで本体を固定しておいて)ラジオペンチの鋏の両先端を
Eリングの両端に当ててポンと力を加えると外すことができた。
取り付ける場合はペンチで挟めば簡単にできる。
(Eリングの脱着の方法については、サイトにいろいろ紹介されている。簡単な方法と専門的な解説をご参照)
あともう少し使い続けて、もしまた漏れ出したらもう一度修理し、
その次は新しい製品に取り換えて気分一新しようかなと思っているが・・・。
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