2019年12月22日
皇居の紅葉と大嘗宮見おさめ
紅葉シーズンに合わせた秋恒例の皇居・乾通りの一般公開が11月30日に始まった。
公開のルートは、坂下門(東京駅側)から宮内庁庁舎前を通って乾門に抜ける約750メートルの並木道。
乾通りは平成の春にも通っていはいたが、令和初開催の今回は天皇ご即位後の大嘗祭の舞台となった
大嘗宮を見るのを主目的に行った。
大嘗宮の一般参観は21日から始まっていたが、いずれの公開期間も12月8日までだったので、
慌てて2日前に駆け込んだ。
朝9時ごろ私的に便利な有楽町線桜田門駅から歩いて坂下門に向かった。
当日は曇りでかなり肌寒い日ではあったが、多くの人達が来ていた。(団体が多かった)
坂下門に入る迄に荷物チェックとボディチェックを受け、皇居内に入ると、右回りの直接大嘗宮へ行く道とと乾通りの途中から入る2通りのルートがあった。一応紅葉も見ようと乾通りに進んだ。
曇天のせいか紅葉や黄葉は今一の感じではあった。(翌日は快晴だったので残念)
乾通りの途中から右折して蓮池濠に掛る橋を渡って皇居東御苑に入るとやや前方に大嘗宮が姿を現したが、
右回りのルートの始めのところまで戻るまでかなり歩かなければならなかった。
しかし途中竹や紅葉や江戸時代の遺跡等が見られ遠回りしたかいはあった。
最後やっと合流するような蚊形で大嘗宮に近づいた。
大嘗宮は江戸城の天守閣の横広場に砂を敷き詰められた中に、色々な役割を終えたいくつもの建屋があり、おごそかな雰囲気を漂わせていた。参観しながら、テレビで見たシーンを少し思い出そうとしたが、対応は全く判らず。ただ世紀の一瞬に立ち会えたという感じではあった。
以下皇居の秋と役割を終え取り壊される前の大嘗宮を少しの写真でご紹介します。
坂下門から入る 大嘗宮へは2つのルートがある
乾(いぬい)通りの紅葉を見ながら進む
モミジが鮮やかだった 途中から右折してお濠を渡り東御苑に入る。
途中にある各種の竹と説明パネル 大嘗宮入口目指して進む
大嘗宮入口目指して進む 先の方に大嘗宮が見えてきた
大嘗宮にほぼ到達 大嘗宮に沿って進んで行く
大嘗宮正門か?
大嘗宮とお別れ
大嘗宮を後に平川門へ向かう 説明パネル
尚、大嘗宮はその後取り壊されるが、資材は再利用するとされている。
平成の時は廃材の多くが焼却設備で燃やされたそうだが、今回は有効活用することにしたという。
大嘗宮の敷地の砂利や建物を囲った芝垣等は皇居内の庭園資材として再利用される予定。
主材である木材の一部は今回の大風で被害に遭った人に向けられるとも聞きこれはいいと思ったが、
有効利用という名目でバイオマス発電の燃料にされるとの記事もあった。
しかし発電の燃料としては非常にもったいないと感じた。
使用された木材は恐らく立派な物であったはずで、発電の燃料なら間伐材、建築廃材でも間に合うのだから。
ところで、
今回の一般公開は8日に終了したが、公開期間中(18日間)に約78万人が訪れたそうだ。
これは平成の時の約44万人を大きく上回った。
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