2019年11月30日
迎賓館(東京)訪問記
以前当ブログの「大幅に広がった国の施設」の記事の中で、赤坂迎賓館を取り上げていた。
その後一度中庭には入った事があったものの本館に入れず、次は是非内部の見学をしたいと思っていた。
そこで全て(本館と別館と中庭)の予約を2ヶ月前に入れ当選したので、昨日11月29日午後から出かけた。
今日は昨日と打って変わっていい天気。寒いが雲一つない完全快晴だ。良かった。
テレビでは日本を訪れる賓客を天皇陛下や総理大臣がもてなす場面を見られたりするが、
一部のみで豪華そうだなと思うだけで、良く解らないし、また全体は見れない。
そこで今回良く見ておこうと意気込んで出かけた。
先ず四谷駅(JR,地下鉄)で降りて歩いて約7分。大勢の人が押し寄せていた。
大多数は当日の団体旅行者の様だ。予約の人は別ルートで入場でき、少し気持ちが良かった。
本館は博物館ではなく、現実に接遇に使われていて予定がない時のみ一般開放されているので
そこは当然建物と人の安全に注意がはらわれているはずだ。
チケットを買う前に、荷物検査を受けた。ただ一般参賀の様な厳しさではなかったが、
日本庭園と和風別館を見るには、小グループ(10人前後)で一人解説者が付いて案内して貰えるシステムになっている。
その為予定時間(申込時に決めた)前に噴水池の横に集まり注意を受けたあと引率されて進んで行く。
順序は、日本庭園→和風別館「遊心亭」(各部屋の中にスリッパで入る)→日本庭園の順で案内された。
見学は事前に申し込んでいた和風別館の見学を先にそれから本館の順で行った。
日本庭園までは自由に写真を撮れたが、遊心亭内(後の本館も)は撮影禁止だったので、内部の状況は
サイトをご参照ください。
遊心亭の室内では、安倍首相夫妻がトランプ米大統領夫妻等の賓客をもてなす映像が流れていた。
(後の本館もそうだが、2ヶ月前に写真やビデオが全面最新版に更新されているので、安倍首相の画像が多かった)
和風別館では、家屋の中で靴を脱ぐ習慣の無い外国人に靴を脱がせるの苦労したらしく、結局畳の上をスリッパで歩いて貰うようになったとの解説には、他の例も含め文化の違いを克服するいろいろご苦労が関係者にあったと思わされた。
四谷駅から迎賓館を目指す | 当日申し込み者の列 |
本館裏側正面 | 前方に噴水が見えてきた |
見事に整列された花カンラン | 本館裏庭の噴水池 |
ガイドの後を和風別館遊心亭へ | 説明を聞きながら遊心亭を眺める |
遊心亭の池に黄金で長鰓のすごい鯉がいた | 演壇を飾る待機中の盆栽達 |
英賓客記念植樹
この後
和風別館遊心亭を後にし、本命の本館に向かった。
本館への入場は正面からではなく端の入り口から入ることになっている。
本館内は、説明が聴けるレシーバーを装着して、各場所での説明ポイントを聞きながら見学した。
普通に見るだけでは気付かない部分が見れたり詳しい説明が聴けるのが良かった。
レシーバーはぜひ借りて聞きながら見て廻るのがお勧めです。
本館内は撮影禁止なので、それぞれの本館内の写真は参考サイトから借用した。
正面玄関 | 朝日の間 |
彩鸞の間 | 羽衣の間 |
花鳥の間
<参考サイト>
〇迎賓館赤坂離宮 一般公開ガイド
〇迎賓館赤離宮
〇赤坂離宮歴史(これまでの歩みと天井・壁画修復の詳細)
◎迎賓館 赤坂離宮本館
◎迎賓館赤坂離宮別館 游心亭(ゆうしんてい)
・参観概要
・一般公開ガイド
夕暮れの本館前広場 | 前庭にある表示板 |
<感想>
今回念願の本館内に入ることが出来、各豪華絢爛な天井、壁、床、調度品を見ることが出来満足した。
これまで、外国の賓客のおもてなしを歴代の首相や天皇陛下がされている場面をテレビでは見てきたが、
その現場に入ることが出来、しばし其の当時の雰囲気に浸れたような気がした。
昔は入れなかったのが入れるようになったので、まだ行かれたことの無い方には絶対お勧めです。
非日常の世界に浸って下さい。
事前申し込みが必要ですが、日本様式のおもてなしが行われる和風別館の方も同時に見られたいいと思います。
次は京都の迎賓館を見てみたい。
京都迎賓館
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