新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2021年03月22日
テレビリモコンの修理(導電ゴム接点改良)はカバーさえ外せれば後は簡単だった。
現在はテレビも多機能化していてリモコンのボタンは普段使わないないものも沢山あります。
しかしスイッチとチャンネルと音量だけは毎回必ず触るため調子の悪くなるボタンも出てきても
不思議ではないのかもしれません。
我が家のダイニングのテレビのリモコンも長年使用した結果スイッチと特定のチャンネルで
一回の弱い押しでは効かないボタンが出てきました。
この状態で
しばらくの間我慢して使っていましたが、だんだん”効き”が悪くなり、何度も押したり
強く押す必要が出てきたので買い替えようと思って調べてみると純正品は意外と高いのです。
安い汎用リモコンもありますが当然専用リモコンと同じ機能はありません。
ただ
もう古くなったテレビに新品のリモコンを買うのも何だと思い調べてみると、
簡単に修理が出来そうだという事がわかりました。
やってみたらカバーを外すのがやや手ごわく(壊さないようという意味で)
少し手こずりましたが、これさえクリアすればあとは簡単な作業で直りました。
そもそも
なぜボタンの”効き””が悪くなったのかは、中を覗くと分かりますが
キー(ボタン)を押すことで、離れている接点が導電体(導電黒ゴム等)で橋渡しされ通電していた部分が
ホコリや摩耗、凹凸等により接触が悪くなり通電しなくなるためです。
従って通電を妨げるほこり汚れを取り除いて更に、より通電性の良いものを設置してやれば復活する
という筋書きです。
前置きが長くなりましたが、本論に入ります。
修理の方法を説明します。
手順は
0.不調ボタンを確認しておく。
1.工具類を準備し、作業場所を確保する。
3.エッジを破損しないようにカバーを外す。
(これが最も神経を使う。先にカッターナイフ等で狭い隙間を作っておくのもアリかと)
4.接点、内部を掃除する。(これだけで回復する場合もありますが、更に続けます)
5.アルミホイルに両面テープを貼っておく。
6.このアルミホイルからボタンの形に切り取る。
7.両面テープの離型紙を剥がし、ボタンに合わせて張り付ける。
8.元の蓋カバーを取り付ける
9.テレビでリモコンが復調していることを確認する。
尚今回は
ケースの蓋(プラスチックカバー)を外すのに、たまたま手元にあるものを使いましたが、
こじ開け専門用具というのがあることを後で見つけました。
これがあるともっと楽にカバーを外せたのではないかとも思っています。
是非事前に最適なものを入手されることをお勧めします。
以下順に写真で説明します
離型紙を剥がしアルミ箔をボタンの上に貼る。これを裏返して電子基板の上に装着する。
ボタンの付いたプラスチックカバー(上蓋)を取り付けて完成。
最後に
最近は、新型コロナ禍での巣ごもりの影響でテレビが大いに売れ(買い替えられ)ている
そうですが、リモコンだけ不調という人はぜひ修理トライしてみてください。
(もし壊れたら当初の予定通り?買い替えればいいわけですから)(汗)
最新機種(4KTV)は、今後4K番組が増えテレビがもう少し安くなってからでもいいような・・・
それで今後も修理できるものは修理して使うつもりです。
尚、今回対象としたリモコンは10年以上前のもので、たまたま不調になったりリモコンについて
内部および接点部分を調べたわけですが、同時期前後に購入していた他のリモコンに
ついても非常に気になってしまいました。接点だけに関してはPCのキーもです。
というわけで、今後手持ちの他のリモコンおよびPCキーボードのキーについても調べてみたいと
思っています。
しかしスイッチとチャンネルと音量だけは毎回必ず触るため調子の悪くなるボタンも出てきても
不思議ではないのかもしれません。
我が家のダイニングのテレビのリモコンも長年使用した結果スイッチと特定のチャンネルで
一回の弱い押しでは効かないボタンが出てきました。
この状態で
しばらくの間我慢して使っていましたが、だんだん”効き”が悪くなり、何度も押したり
強く押す必要が出てきたので買い替えようと思って調べてみると純正品は意外と高いのです。
安い汎用リモコンもありますが当然専用リモコンと同じ機能はありません。
ただ
もう古くなったテレビに新品のリモコンを買うのも何だと思い調べてみると、
簡単に修理が出来そうだという事がわかりました。
やってみたらカバーを外すのがやや手ごわく(壊さないようという意味で)
少し手こずりましたが、これさえクリアすればあとは簡単な作業で直りました。
そもそも
なぜボタンの”効き””が悪くなったのかは、中を覗くと分かりますが
キー(ボタン)を押すことで、離れている接点が導電体(導電黒ゴム等)で橋渡しされ通電していた部分が
ホコリや摩耗、凹凸等により接触が悪くなり通電しなくなるためです。
従って通電を妨げるほこり汚れを取り除いて更に、より通電性の良いものを設置してやれば復活する
という筋書きです。
前置きが長くなりましたが、本論に入ります。
修理の方法を説明します。
手順は
0.不調ボタンを確認しておく。
1.工具類を準備し、作業場所を確保する。
3.エッジを破損しないようにカバーを外す。
(これが最も神経を使う。先にカッターナイフ等で狭い隙間を作っておくのもアリかと)
4.接点、内部を掃除する。(これだけで回復する場合もありますが、更に続けます)
5.アルミホイルに両面テープを貼っておく。
6.このアルミホイルからボタンの形に切り取る。
7.両面テープの離型紙を剥がし、ボタンに合わせて張り付ける。
8.元の蓋カバーを取り付ける
9.テレビでリモコンが復調していることを確認する。
尚今回は
ケースの蓋(プラスチックカバー)を外すのに、たまたま手元にあるものを使いましたが、
こじ開け専門用具というのがあることを後で見つけました。
これがあるともっと楽にカバーを外せたのではないかとも思っています。
是非事前に最適なものを入手されることをお勧めします。
以下順に写真で説明します
今回の不調TVリモコン(特にSWと1、4、5、6、7chと下部の一部) | 接着しているかのように隙間がない! |
手持ちの道具類(+−ドライバー)(シャレです) | 隙間を開けやや強引にこじ開ける |
開いたリモコンの各ボタンと電子部品基板の対応 | ボタンと基板の間の導電ゴムがあるシリコンゴムシート |
アルミ箔に両面テープを貼る | ボタンの大きさにカットし必要個数取る |
離型紙を剥がしアルミ箔をボタンの上に貼る。これを裏返して電子基板の上に装着する。
ボタンの付いたプラスチックカバー(上蓋)を取り付けて完成。
最後に
最近は、新型コロナ禍での巣ごもりの影響でテレビが大いに売れ(買い替えられ)ている
そうですが、リモコンだけ不調という人はぜひ修理トライしてみてください。
(もし壊れたら当初の予定通り?買い替えればいいわけですから)(汗)
最新機種(4KTV)は、今後4K番組が増えテレビがもう少し安くなってからでもいいような・・・
それで今後も修理できるものは修理して使うつもりです。
尚、今回対象としたリモコンは10年以上前のもので、たまたま不調になったりリモコンについて
内部および接点部分を調べたわけですが、同時期前後に購入していた他のリモコンに
ついても非常に気になってしまいました。接点だけに関してはPCのキーもです。
というわけで、今後手持ちの他のリモコンおよびPCキーボードのキーについても調べてみたいと
思っています。
2020年09月24日
風呂給湯栓のポタポタ水漏れ修理
2年ほど前我が家の風呂の給湯栓のつまみが外れ,その修復方法を紹介しました。(ここから)
その後は特に問題なく使えていましたが、最近給湯栓のつまみの根元からぽポタン、ポタンと
水漏れがするようになりました。
水量的には大したことはありませんが、外野(かみさん)がうるさい。
業者に頼めば簡単ですが、今回も先ずはダメ元の考えで自分で直してみることにしました。
とは言っても給湯栓の分解は初めてで、その仕組みの理解はともかく、
分解→Oリング取り付け、その他→組み立て→通水テストの繰り返しで、その都度元栓の開閉をしに行かねばならならず、結果的には前回よりはるかに時間も根気も掛かる”高難度”な修理でした。
しかし内容的には「劣化していた小さなOリング(パッキン)を交換しただけ」ということではありました。
ですから、もしまた漏れ出しても以降はOリングさえあれば段取りと片付けを含めても20分以内でできるでしょう。
今回の一連の作業でこの製品の故障修理に特有のやや難しかったところは
@給湯栓の分解(特にEリング外し)
A漏れの原因の特定
B最適なパッキン(Oリング)の入手、選定、設置
でした。
それでは早速実際に行った手順を写真と小文で説明して行きましょう。
最後に
今回の修理のポイントをできるだけ簡潔にまとめてみました。
給湯栓の構造は各社各様とは思いますが、同じような問題が生じて
自分で修理してみようという人の参考になれば幸甚です。
1.準備
・水漏れはどこからしているのか確認しておく
・水をある程度確保しておいたほうがいいかも(作業が始まったら水は使えなくなるため)
・必要な諸工具を準備する
必需品:大型モンキーレンチ(または自宅の水栓にあったサイズのレンチ)、ラジオペンチ、
望ましいもの:ピンセット(Oリング取り外し用、ニトリルゴムを傷つけないよう
にエッジを取る、またはプラスチック製が望ましい)、Eリング脱着用ペンチ
その他:一般工具類・材料等
3.作業の注意点
・作業に取り掛かる前に水道元栓を閉めておく。
・大型レンチで本体(湯温調整器)のねじを緩める時、最初は堅いのでゆっくり力を加えると
給湯パイプの根元を痛める恐れがあるので、金づちで瞬間的に力を加えたほうがいいと思う。
・本体を取り出した後は、本体の中にある湯量調整のついた部品はつまみ部分を回せばとれるが、
螺旋ねじのついた中心軸を取り出すには、これが中に入っていかないようにするEリングを
外す必要がある。このEリングの脱着用の専用工具がある。
代りの方法としては(足などで本体を固定しておいて)ラジオペンチの鋏の両先端を
Eリングの両端に当ててポンと力を加えると外すことができた。
取り付ける場合はペンチで挟めば簡単にできる。
(Eリングの脱着の方法については、サイトにいろいろ紹介されている。簡単な方法と専門的な解説をご参照)
あともう少し使い続けて、もしまた漏れ出したらもう一度修理し、
その次は新しい製品に取り換えて気分一新しようかなと思っているが・・・。
その後は特に問題なく使えていましたが、最近給湯栓のつまみの根元からぽポタン、ポタンと
水漏れがするようになりました。
水量的には大したことはありませんが、外野(かみさん)がうるさい。
業者に頼めば簡単ですが、今回も先ずはダメ元の考えで自分で直してみることにしました。
とは言っても給湯栓の分解は初めてで、その仕組みの理解はともかく、
分解→Oリング取り付け、その他→組み立て→通水テストの繰り返しで、その都度元栓の開閉をしに行かねばならならず、結果的には前回よりはるかに時間も根気も掛かる”高難度”な修理でした。
しかし内容的には「劣化していた小さなOリング(パッキン)を交換しただけ」ということではありました。
ですから、もしまた漏れ出しても以降はOリングさえあれば段取りと片付けを含めても20分以内でできるでしょう。
今回の一連の作業でこの製品の故障修理に特有のやや難しかったところは
@給湯栓の分解(特にEリング外し)
A漏れの原因の特定
B最適なパッキン(Oリング)の入手、選定、設置
でした。
それでは早速実際に行った手順を写真と小文で説明して行きましょう。
湯温調整レバー軸から水がポタポタ垂れている | 修理開始、最初少しだけドライバーでつまみカバーをこじ開ける |
つまみカバーを外す | つまみカバーと一体化して軸を回すプラ部品を外す |
本体以外の部品すべて取り外す | かなり堅いので一瞬で外す |
湯温調整部本体を取り外す | 本体外観 |
本体の外側のOリングを外して調べたが変形・劣化ない状態だった。 | 本体の全構成部品(最初の分解時写真を撮っておらず、その後の写真なのでゴムは新品) |
本体分解組み立ての要のEリング | 螺旋ネジ付の中心軸回転つまみ側のOリングを取り外して新品と比較した。変形しているのが良くわかる |
セットで購入したOリング群 | セットで購入したOリングは結局だめで、追加単品で購入したOリングが良かった |
丸印のOリングを取り付けた | 本体の組み立て完了 |
逆の手順で組み立てる | 組み立て完了後通水しても漏水しない。ヤッター! この後現在までポタ漏れしていない |
最後に
今回の修理のポイントをできるだけ簡潔にまとめてみました。
給湯栓の構造は各社各様とは思いますが、同じような問題が生じて
自分で修理してみようという人の参考になれば幸甚です。
1.準備
・水漏れはどこからしているのか確認しておく
・水をある程度確保しておいたほうがいいかも(作業が始まったら水は使えなくなるため)
・必要な諸工具を準備する
必需品:大型モンキーレンチ(または自宅の水栓にあったサイズのレンチ)、ラジオペンチ、
望ましいもの:ピンセット(Oリング取り外し用、ニトリルゴムを傷つけないよう
にエッジを取る、またはプラスチック製が望ましい)、Eリング脱着用ペンチ
その他:一般工具類・材料等
3.作業の注意点
・作業に取り掛かる前に水道元栓を閉めておく。
・大型レンチで本体(湯温調整器)のねじを緩める時、最初は堅いのでゆっくり力を加えると
給湯パイプの根元を痛める恐れがあるので、金づちで瞬間的に力を加えたほうがいいと思う。
・本体を取り出した後は、本体の中にある湯量調整のついた部品はつまみ部分を回せばとれるが、
螺旋ねじのついた中心軸を取り出すには、これが中に入っていかないようにするEリングを
外す必要がある。このEリングの脱着用の専用工具がある。
代りの方法としては(足などで本体を固定しておいて)ラジオペンチの鋏の両先端を
Eリングの両端に当ててポンと力を加えると外すことができた。
取り付ける場合はペンチで挟めば簡単にできる。
(Eリングの脱着の方法については、サイトにいろいろ紹介されている。簡単な方法と専門的な解説をご参照)
あともう少し使い続けて、もしまた漏れ出したらもう一度修理し、
その次は新しい製品に取り換えて気分一新しようかなと思っているが・・・。
2020年03月17日
洗面所の天井の換気扇の修理
10年以上使っている我が家の洗面所の天井の換気扇が遂に故障した。
これまでも異音が発生するようになったら、ファンに着いたホコリを取れば少し静かになるので
これを繰り返してきたが、遂にスイッチをいれても動かなくなってしまった。
そこで今回はファンと換気扇収納内部を徹底的に掃除したところ大量のホコリが溜まっていた。
これらを徹底的に取り除き、更にモーター軸にも注油することで静かな回転を取り戻すことが出来た。
我が家の洗面所は脱衣場を兼ねまた洗濯機を置いているため、脱いだり着たりする時や洗濯物を扱う時に発生した繊維くずが、長年に亘りファンだけでなくその奥ににも侵入し、固着・蓄積し、また長年の使用により、モーター軸の油が切れたということだろう。
これでしばらくは順調に動いてくれるはずだ。
以下その時の経緯・状況を書き留めておきます。
天井換気扇の分解掃除される方ご参考になれば幸甚です。
換気扇は基本的にモーターと羽だけのシンプルな製品なので掃除と注油で十分のはずなので
今回は一度換気扇全体を取り外して(降ろして、椅子に座ってテーブルの上で)
徹底的に掃除をしてみようと思っていたのだが、
何かが引っかかっていて全体をどうしても取り出せ(外せ)なかった。
それで踏み台(家庭用脚立)に登った状態で作業しなければならなかった。
したがって以下の点でやりにくい作業ではあった。
・脚立(踏み台)に乗って少し高く不安定な状態で上を向いての作業
・ホコリが落下しないように(顔にかからない様に)掃除機で吸い取りながらの作業
・道具の取り替えにいちいち脚立から降りる必要があった。
(工事作業者が使用している様にズボンベルトに挟んでおくという手もあったかも)
・換気扇の中が暗い(洗面所の天井照明ONでも)ので作業箇所のLEDライトによるポイント照明が必要
(ヘッドライトは照準がやや難しい)
・モーター軸を上向きにしての注油(スポイド使用で対処)
・カメラ(スマホ)で撮影(これは普通不要だが)しながらの作業
天井作業は扇風機の分解掃除とは大違いであった。
<準備品>
・シート、家庭用脚立(踏み台)、掃除機、+ドラバー(先端が磁石)、LEDランプ、ヘッドライト、
メガネ又はゴーグル(ホコリが目に入らないため)、ラジオペンチ、等
<作業>(写真で説明)
天井の換気扇 | 取り外プラスチックカバー |
プラスチックカバーのない本体外観 | 全体カバー(金属)を外し |
全体カバーを取りし | ファンカバーを外す |
取り外したしたファン(ブラシ処理でも固着したゴミは取れてない) | ファン取り出し後の内部状況 |
固定ネジを外すモーターを方向け軸に注油 | スポイドで注油 |
注油後モーターを元の位置に固定 | 洗浄したファン取り付け |
ファンカバーを取り付けコードを整える | プラスチックのフタをして完了 |
<ホコリチェック>
今回の一連の作業で吸い取ったホコリを調べてみました。
掃除機を開けてみると | こんなに溜まっていました。これではね。 |
<試運転結果>
非常に静かに動くようになった。
<今後の参考>(作業にあたっての注意事項や工夫すること)
・踏み台(脚立)に乗っての作業なので、安定した作業ができるもの
・目にゴミが入らないように注意。メガネかゴーグル。
・上向き作業の為、首や腕が痛くなるので、休憩しながらやるのが安全。
・作業ポイントの照明はヘッドライトかLEDランプでの工夫が必要
・ドライバーでネジを外す時落としやすいので先が磁石となっているドライバーは必須
・ファンに固着したホコリはブラシだけでは意外と取れにくい。外して洗剤洗浄も。
最後に
諸悪(大変さ)の根源は高所(踏み台上)での上向き作業。全体が取り外せれば簡単なのだが。
2018年11月27日
洗濯機異常音の応急処置
洗濯機の脱水時の異音・振動発生に対し、身近な品物による応急処置でなんとか良くなりましたので
ご参考までにご紹介します。
(異音がしていても、それほどひどくなく、純正部品を入手して正式に修理したい人は
最後に参考サイトを紹介していますので、そちらを御覧ください。)
我が家の洗濯機は7年前に買った日立のビートウオッシュシリーズの全自動縦型のものですが、
少し前から脱水時にゴトゴト音がするようになりました。
最近その音が特にひどくなり、ちょっと耐えられないくらいの音が発生するようになりました。
異音発生の現象をよく見ると、脱水時外側の洗濯槽が本体の箱に不均等に当たっているのです。
つまり脱水槽/洗濯槽が偏心回転している為でした。
修理して使い続けるか、いっそ買い換えるか判断に迷う使用年数です。
製造年2011年で調べてみると部品保存年数も7年で限度でした。
私は修理が好きでこれまでも家電他各種小物から中物までいろいろ直してきたので、
大物である洗濯機もトライして見ようと思いました。
だめなら、失敗したら買えばいい、いう考えで。
しかしこのトライは本当はかなりリスクの高いことなのですね。
なぜなら、洗濯機は毎日使うもので、もし壊したら、すぐ注文してもすぐには配送してもらえず数日掛かるからです。その間の対策が問題。(家族から大ブーイングの可能性大)
我が家のように2階置きの場合、サイズが若干大きくなると洗濯機を折返しの階段で運び上げれるかどうかも含めて。
先ず洗濯機の状況をよく見てみました。
付属の丸いプラスチックの水準器を所定の置き場に置いて調べてみると、丸い空気が手前側に来ていました。
つまり本体の手前側が上がって傾いていたのです。洗濯機の外観からは殆どわかりません。
そこで洗濯機を手前に大きく傾けて足元を調べると4本の足に敷いていていたゴムの台座の奥側の一つが外れていました。
我が家の洗濯機の設置はフローリング床に直置きではなく、水対策のプラスチックのパンの中に置いているので振動防止としてゴムの台座を使用していたのです。
しかしゴム台座を元に戻して本体を水平にしても、脱水時の音は変わりませんでした。
それで、洗濯機の水槽の最上部枠の前後左右の動き(遊び)を調べてみると、前後で非常に大きく違い、後ろには大きく動き、前には少ししか動きません。つまり回転時、偏心して水槽の上部の縁が手前の箱に当たって音が出ていたのです。左右の遊びも左が大きく右が小さいという状況でした。
水槽の動きが(遊び)が前後・左右で同じではなかった
異音の直接の原因は水槽受けかごの外周枠が本体の箱に当たることです。
しかしその原因(根本原因)がよくわからなかったので、洗濯機を倒して底を見てみると円周の周りに直径5cm位の円筒状のものが4個あり、それが水槽を吊り下げて振動を吸収しているもの(ダンパー)でした。
そのダンパーを引っ張って見ると案の定4個に大きな差がありました。
洗濯機を倒して底から見ると4個のダンバーが見える
つまり立てた状態でいうと、奥の2個は強く(正常)手前の2個は弱く(差がある)なっていました。
これで洗濯槽と壁の隙間に大きな違いがでているのが理解できました。
本来なら、そのダンパー部品を取り寄せて交換すればいいのでしょうが、応急処置ということで、弱くなっているダンパーの補強をすることにしました。
そこで
まず、
・水浸しを防ぎ、床を傷めないようなシートをしく。(1000円位で買えるキャンプマット等がお薦め。)
・次に水道の栓を締め、水道接続部品を外して、アース線、電線プラグを抜いておきます。
(その他、付属部品を外し、排水ホースを緩めておきます)
・そして重い本体を注意しながら傾け、完全に横にします。
・底から見ると四隅に丸いものが見えます。これが数ミリの鉄の棒で吊るされた直径約4cm位、長さ10cm位の円筒ダンパーです。
・4隅の各ダンパーを引っ張ってみると、奥側のダンパーは固く、手前側のダンパーは甘く(緩く)なっていました。この緩みが、水槽の傾き(前後の動き・遊び)の差の原因だったのです。
・時間に余裕があれば、ここに使われているダンパーの部品をネットで調べて買えばいいと思いますが、緊急ですので、手近なもので間に合わせます。(事後の調査結果ですが、ネットでは売ってないようです。)
・ハンズでバネを探しましたが、適当なものがなく(大型ホームセンターではあるかもしれませんが)、取り敢えず思いついたのは、自転車の荷紐ゴムです。これを3~4本程束ねて(細ければ4~5本)、25~30cm位の長さにして、元々付いている金属の引掛け部を本体奥の引っ掛け用に、またステンレス針金で手前の部分の引掛け用に作ります。
使った材料(バネは未使用)
・理想は正常なダンパーの強さに合わせることですが、まずは適当にするしか方法がありません。(上記の本数と長さで調節)
・難しいのはダンパーを釣っている金属の隙間に片方の引っ掛け金具を掛けるのと、
手前の円筒ダンパーにもう一つの引っ掛け金具を固定する方法です。
私は、LEDライトで照らしながら、引っ掛け部の根本を細く長い棒の先にテープ等で仮止めして、奥の金属の隙間に引っ掛け金具を引っ掛けました。一発で成功しないと肩や腕が痛くなってきますが、諦めずにやるしかありません。(他にいい方法があるのかもしれませんが)
・また手前の方の引っ掛け方は、ダンパーを止めている部材に直接引っ掛ける方法と、ダンバーの底のプラスチック部品に固定する方法があります。
後者は滑りにくく柔らかい輪(金属の輪は不可)を掛けてそれに引っ掛け金具を固定する方法がありますが、
これでだめなら
最期の手段ですが、ハンダゴテで直径の両端に穴を開けそこにステンレス針金を通し引っ掛け金具を固定する方法です。(私はこの方法を使いました。買い替えまでの一時しのぎとして)
・ゴム紐で修正したダンバーを正常なダンパーと比べて強度がほぼ同じなら一応終了です。
・最期に洗濯機を元に戻し、台座に正確に載せ、水平を確認し、水道栓をつなぎ、アースや電線コード、排水管を元の状態に戻したら完了です。
・早速適当な洗濯物を濡らして入れて、脱水だけの試運転します。
・問題なければ、適当な量の洗濯物をいれて通常の洗濯をします。
脱水時の音と振動が殆ど気にならない程静かになりました。
ヤッター!成功です。
夜間も気になりません。
まとめとしては以下の通りです。
1.日頃の注意事項としては
1)水平状態になっているかを定期的にチェックしておく。
傾いてれば、台座の改良をして水平を保っておく。
2)脱水時に偏心回転しないように大物洗濯物はなるべく広げて分散させて水槽に入れる。
2.脱水時、偏心回転による異音が生じたときは
1)本体の傾きを水準器で調べ、傾いているようなら足の高さを調整して水平にする。
(足ネジの調整又は専用の丸ゴム台座、又は凹凸の平ゴムの使用)
2)水槽の上の円形の枠の動きを調べ、左右・前後の動き(遊び)が異なっているようなら
ダンパーの補強をする。
原因は、大きく動く方のダンパーが故障又は緩くなっているためであり、適当なバネで補強する。
3)大きな異音・振動はなくなっても、あくまで応急処置ですので早めにメーカーに修理を依頼、又は買い替える。
といったところでしょうか。
以上自分で応急対策を実施してみようと思う方のご参考まで。
その後、
ゴムバンドによる前述の応急処置をしてから現在(2019.1.31)まで良好に運転できています。
応急修理後直ぐに、専用の部品(吊り具)を2セット(4本)買いましたが、まだ使っていません。
やることはわかっているので、振動が大きくなったら現在の応急部品と交換しようと思っています。
ただし
異音発生していても、まだ余裕があり、純正部品を入手してきちんとやりたい人は
この応急修理ではなく、以下のサイトを参照にして、きちんとした修理をお勧めします。
参考サイト1.
参考サイト2.
◆スマイルゼミ◆中学生向け通信教育
◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ通信教育 【幼児コース】
その後の状況
ご参考までにご紹介します。
(異音がしていても、それほどひどくなく、純正部品を入手して正式に修理したい人は
最後に参考サイトを紹介していますので、そちらを御覧ください。)
我が家の洗濯機は7年前に買った日立のビートウオッシュシリーズの全自動縦型のものですが、
少し前から脱水時にゴトゴト音がするようになりました。
最近その音が特にひどくなり、ちょっと耐えられないくらいの音が発生するようになりました。
異音発生の現象をよく見ると、脱水時外側の洗濯槽が本体の箱に不均等に当たっているのです。
つまり脱水槽/洗濯槽が偏心回転している為でした。
修理して使い続けるか、いっそ買い換えるか判断に迷う使用年数です。
製造年2011年で調べてみると部品保存年数も7年で限度でした。
私は修理が好きでこれまでも家電他各種小物から中物までいろいろ直してきたので、
大物である洗濯機もトライして見ようと思いました。
だめなら、失敗したら買えばいい、いう考えで。
しかしこのトライは本当はかなりリスクの高いことなのですね。
なぜなら、洗濯機は毎日使うもので、もし壊したら、すぐ注文してもすぐには配送してもらえず数日掛かるからです。その間の対策が問題。(家族から大ブーイングの可能性大)
我が家のように2階置きの場合、サイズが若干大きくなると洗濯機を折返しの階段で運び上げれるかどうかも含めて。
先ず洗濯機の状況をよく見てみました。
付属の丸いプラスチックの水準器を所定の置き場に置いて調べてみると、丸い空気が手前側に来ていました。
つまり本体の手前側が上がって傾いていたのです。洗濯機の外観からは殆どわかりません。
そこで洗濯機を手前に大きく傾けて足元を調べると4本の足に敷いていていたゴムの台座の奥側の一つが外れていました。
我が家の洗濯機の設置はフローリング床に直置きではなく、水対策のプラスチックのパンの中に置いているので振動防止としてゴムの台座を使用していたのです。
しかしゴム台座を元に戻して本体を水平にしても、脱水時の音は変わりませんでした。
それで、洗濯機の水槽の最上部枠の前後左右の動き(遊び)を調べてみると、前後で非常に大きく違い、後ろには大きく動き、前には少ししか動きません。つまり回転時、偏心して水槽の上部の縁が手前の箱に当たって音が出ていたのです。左右の遊びも左が大きく右が小さいという状況でした。
水槽の動きが(遊び)が前後・左右で同じではなかった
異音の直接の原因は水槽受けかごの外周枠が本体の箱に当たることです。
しかしその原因(根本原因)がよくわからなかったので、洗濯機を倒して底を見てみると円周の周りに直径5cm位の円筒状のものが4個あり、それが水槽を吊り下げて振動を吸収しているもの(ダンパー)でした。
そのダンパーを引っ張って見ると案の定4個に大きな差がありました。
洗濯機を倒して底から見ると4個のダンバーが見える
つまり立てた状態でいうと、奥の2個は強く(正常)手前の2個は弱く(差がある)なっていました。
これで洗濯槽と壁の隙間に大きな違いがでているのが理解できました。
本来なら、そのダンパー部品を取り寄せて交換すればいいのでしょうが、応急処置ということで、弱くなっているダンパーの補強をすることにしました。
そこで
まず、
・水浸しを防ぎ、床を傷めないようなシートをしく。(1000円位で買えるキャンプマット等がお薦め。)
・次に水道の栓を締め、水道接続部品を外して、アース線、電線プラグを抜いておきます。
(その他、付属部品を外し、排水ホースを緩めておきます)
・そして重い本体を注意しながら傾け、完全に横にします。
・底から見ると四隅に丸いものが見えます。これが数ミリの鉄の棒で吊るされた直径約4cm位、長さ10cm位の円筒ダンパーです。
・4隅の各ダンパーを引っ張ってみると、奥側のダンパーは固く、手前側のダンパーは甘く(緩く)なっていました。この緩みが、水槽の傾き(前後の動き・遊び)の差の原因だったのです。
・時間に余裕があれば、ここに使われているダンパーの部品をネットで調べて買えばいいと思いますが、緊急ですので、手近なもので間に合わせます。(事後の調査結果ですが、ネットでは売ってないようです。)
・ハンズでバネを探しましたが、適当なものがなく(大型ホームセンターではあるかもしれませんが)、取り敢えず思いついたのは、自転車の荷紐ゴムです。これを3~4本程束ねて(細ければ4~5本)、25~30cm位の長さにして、元々付いている金属の引掛け部を本体奥の引っ掛け用に、またステンレス針金で手前の部分の引掛け用に作ります。
使った材料(バネは未使用)
・理想は正常なダンパーの強さに合わせることですが、まずは適当にするしか方法がありません。(上記の本数と長さで調節)
・難しいのはダンパーを釣っている金属の隙間に片方の引っ掛け金具を掛けるのと、
手前の円筒ダンパーにもう一つの引っ掛け金具を固定する方法です。
私は、LEDライトで照らしながら、引っ掛け部の根本を細く長い棒の先にテープ等で仮止めして、奥の金属の隙間に引っ掛け金具を引っ掛けました。一発で成功しないと肩や腕が痛くなってきますが、諦めずにやるしかありません。(他にいい方法があるのかもしれませんが)
・また手前の方の引っ掛け方は、ダンパーを止めている部材に直接引っ掛ける方法と、ダンバーの底のプラスチック部品に固定する方法があります。
後者は滑りにくく柔らかい輪(金属の輪は不可)を掛けてそれに引っ掛け金具を固定する方法がありますが、
これでだめなら
最期の手段ですが、ハンダゴテで直径の両端に穴を開けそこにステンレス針金を通し引っ掛け金具を固定する方法です。(私はこの方法を使いました。買い替えまでの一時しのぎとして)
・ゴム紐で修正したダンバーを正常なダンパーと比べて強度がほぼ同じなら一応終了です。
・最期に洗濯機を元に戻し、台座に正確に載せ、水平を確認し、水道栓をつなぎ、アースや電線コード、排水管を元の状態に戻したら完了です。
・早速適当な洗濯物を濡らして入れて、脱水だけの試運転します。
・問題なければ、適当な量の洗濯物をいれて通常の洗濯をします。
脱水時の音と振動が殆ど気にならない程静かになりました。
ヤッター!成功です。
夜間も気になりません。
まとめとしては以下の通りです。
1.日頃の注意事項としては
1)水平状態になっているかを定期的にチェックしておく。
傾いてれば、台座の改良をして水平を保っておく。
2)脱水時に偏心回転しないように大物洗濯物はなるべく広げて分散させて水槽に入れる。
2.脱水時、偏心回転による異音が生じたときは
1)本体の傾きを水準器で調べ、傾いているようなら足の高さを調整して水平にする。
(足ネジの調整又は専用の丸ゴム台座、又は凹凸の平ゴムの使用)
2)水槽の上の円形の枠の動きを調べ、左右・前後の動き(遊び)が異なっているようなら
ダンパーの補強をする。
原因は、大きく動く方のダンパーが故障又は緩くなっているためであり、適当なバネで補強する。
3)大きな異音・振動はなくなっても、あくまで応急処置ですので早めにメーカーに修理を依頼、又は買い替える。
といったところでしょうか。
以上自分で応急対策を実施してみようと思う方のご参考まで。
その後、
ゴムバンドによる前述の応急処置をしてから現在(2019.1.31)まで良好に運転できています。
応急修理後直ぐに、専用の部品(吊り具)を2セット(4本)買いましたが、まだ使っていません。
やることはわかっているので、振動が大きくなったら現在の応急部品と交換しようと思っています。
ただし
異音発生していても、まだ余裕があり、純正部品を入手してきちんとやりたい人は
この応急修理ではなく、以下のサイトを参照にして、きちんとした修理をお勧めします。
参考サイト1.
参考サイト2.
◆スマイルゼミ◆中学生向け通信教育
◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ通信教育 【幼児コース】
その後の状況