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2018年11月18日
大谷石採掘場跡(地下神殿その2)
一昨年東京近郊の「地下神殿」(首都圏外郭放水路)に行き、それ以来同じく地下神殿と言われている大谷石採掘場跡(大谷石資料館)にも行ってみたいとずっと思っていたが、やっと先日の金曜日行ってきました。
行き方は車と電車とがあるが、電車で行きました。
東京からなら電車は新宿湘南ラインが速くて便利です。ただ同じ湘南ラインでも宇都宮線に乗らないと高崎線や籠原行では行けないので要注意です。
当日は、近頃秋にしては曇りが多い中、朝から快晴の絶好の天気でした。
昼前に宇都宮駅に着き、駅の観光案内でパンフレットをもらい、大谷観光一日乗車券(大人1750円)を買いました。この乗車券には両側に大谷石資料館入場券と大谷寺・大谷観音拝観券がついていている他、裏面には他の7箇所の各種観光施設で当券を見せるだけでそれぞれのサービスが受けられるというものです。
乗車券には宇都宮駅から終点の岩岳までの32のバス停が記入されており、途中のバス停での乗り降り自由ともなっておりお薦めです。
まずは直接大谷資料館へ直行です。
だんだん大谷石資料館に近づくと途中山全体が大谷石(凝灰岩)特有の穴ぼこだらけのゴツゴツした岩肌の山が幾つも現れてきます。
バス停から大谷資料館入り口までは少し距離があり、その道の片側は無料駐車場になっています。
以下写真とコメントです。
この駐車場の奥に この奥が資料館
地下神殿の入り口 神秘的な空間が先の方まで広がっている
地下神殿という感じ
拡大するとあの人の名前が 石の切り出し方
機械堀の跡 更に深い奥空間
平均気温は8℃だが、一日の変動意外と大きい ワインの展示・保管
長さ90X幅30X厚さ15pの角材を一本切り出すのにツルハシを4千回振るったそうだ
歴史展示室(1F入り口横) 大谷石と御影石と大理石の比較
大谷石の産地と種類 大谷石の構成鉱物と化学成分
大谷石誕生の歴史 大谷石地層
最近20~30歳台の若者が増えたのは「るろうに剣心」等最近の著名作の影響が大きいとされている。
さて
大谷資料館で「地下神殿」を十分堪能した後、地上の名所も訪問した。名所は沢山会ったのだが、足と時間の関係で3ヶ所だけになった。
・大谷景観公園は資料館から歩いて5分。大谷石がむき出して壁のようにそそり立つ。
・更に5分程で、810年に空海が開いたと伝わる大谷寺に着く。
本尊の千手観音は岩に直接彫られた日本最古級の石仏。
同じ場所にあるとは思えない裏庭の景色
・その近くには、戦後間もなく作られた高さ27mの平和観音像がある。
<追記>
実は行ったのは11月2日(金)だったのですが、翌日3日と翌々日4日の朝日新聞をみてちょっと驚きました。(なんというタイミング!!!)
というのは、朝日新聞を見られた方は覚えておられる方も多いのではとおもいますが、翌日3日(土)の同紙には見出しで、「石の里」の巨大地下迷宮、変幻自在の活用術、と題して写真入りのかなり大きな(26x27cm)記事が出ていたのです。
内容は、オーサというスエーデン人女性の漫画家が朝日記者と一緒に訪れた時の記事です。大新聞の記者ですから、館長から直々に案内してもらっています。
概要
・採掘場跡地は広さ2万平方メートル
・大谷石は旧帝国ホテル(米国の建築家フランク・ロイド・ライトが設計)に採用され、123年の関東大震災でも壊れなかったため評価が高まった。(尚帝国ホテルは名古屋の明治村に移されています)(明治村は名古屋在住の時何回も行きました。お薦めです。)
・資料館がある石山は1919年から86年に採掘していたもので、資料館は約40年前に公開された。
・2013年に8万人だった観光客は年々増え昨年は40万人だった。
・全体の8割が若者で、その理由の一つは第二タイトル「変幻自在の活用術」にあるように、
若者が好きな各種の映画の撮影が行われていることや、結婚式にも利用されていること等。
・更に今年5月「大谷石文化」が文化庁の日本遺産に認定された後は中高年も増えている。
・・・・。
同記事中には、スウェーデン大使館で「漫画の国際交流」(11月19日〜30日)がある。詳しくは同紙ご参照ください。
実際に行ってみました。(スウェーデン大使館は六本木一丁目駅で降り、徒歩10分位で着きます。)
また
翌々日4日(日)には同紙の「視界良考」のコーナーで、「岩井ジョニ男さんと、@首都圏放水路」と題して大きな記事が出ていました。
ここは以前ブログに書きましたので、
こちらもよろしければご参照してください。
首都圏地下放水路「地下神殿」の概要
・施設の設立目的:長年洪水や浸水に悩まされてきた埼玉県東部の治水を担うこと。
・都心から車で1時間、河川敷の野原にぽつんとある「龍Q館」の地下にある。
・1993年から13年の歳月と2300億円を投じて完成した世界最大規模の放水路
・大きく3つの施設に別れている。
@立坑:5つの中小河川から水を吸いこむ。直径30m、高さ70m
A調圧水槽:吸い込んだ水を貯める。ここが通称「地下神殿」6階建てのビルに相当。
立坑と調圧水槽は直径10m、全長6.3kmのトンネルで繋がっている。
B排水機構:巨大ポンプで水を地上へ押上げ大きな江戸川へと流す
ここもテレビの「探検バクモン」やドラマや映画のロケで使われたことがある。
今後も地下神殿と呼ばれるものがあれば行ってみたい。
2020.9.9朝日新聞の記事より
(上記未記載分のみ追記)
大谷石は約1500万年前に火山灰などが海中に沈んで固まってできたとされる。
江戸時代に本格的な採掘が地域で始まった。
耐火性に優れ軽く柔らかくて加工しやすいため明治以後注目された。
”地下神殿”の大きさは東京ドーム半分ほど。気温は年平均7〜8度。
同館は79年に開館し採掘に使ったツルハシや機械、トロッコ、背負い子、戦時中の配置図などを展示していたが
知名度が急上昇したのは、映画や音楽映像などのロケ撮影に使われたのがきっかけ。
市内でフィルムコミッション事業を担当していた鈴木さんが2014年館長に就任後、次々と撮影を誘致し
SNSなどで広まった。
かつては日光東照宮のついでに訪れる程度だったがいまは最終目的地になった。
以上記事より抜粋。
なお
詳しくは下記サイトご参照。
大谷資料館
ウィキペディア
2020.9.9朝日新聞の記事より上記未記載分のみ追記
2016年11月10日
大幅に見学機会が広がった国の施設。
政府は2020年東京オリンピックの年には4000万人の訪日客を呼ぼうと新たな観光戦略を打ち出した。
それは今年3月発表した「明日の日本を支える観光ビジョンを策定し国の15の施設について一般向けの公開を拡大する」というもの。
これまでは時期や人数が限られていたが、各施設で段階的に公開範囲を広げている。
日本の歴史や文化が身近に感じられる施設が多く、しかも無料の場所も多い。
そこで今回は日経新聞が記載(10月1日)した「見学できる機会が広がった主な施設」をまとめてご紹介。
この秋は、もちろん秋以降も、大いに出かけて見ませんか。
<東京・関東圏>
●皇居(千代田区)、1日2回のコース参観が従来平日だけだったのが土曜日も実施。当日受付開始。
先着順、定員は1回300人から500人に増加。問い合わせ先は宮内庁。
●迎賓館赤坂璃宮(港区)、国の賓客をもてなす為の施設。クロマツが並ぶ前庭は自由に入れるが、本館・主館は
事前申し込み制と当日受け付け(定員4000名)がある。別館は事前申し込み制(同120名)
本館・主館、別館は有料。
これまでは夏の10日間のみの内部一般公開だったが、4月からは支障がない範囲で通年公開になった。
見学コースは複数ある。
館内は、公式晩餐会が催される「花鳥の間」、表敬訪問や首脳会談が行われる「朝日の間」など、
贅を尽くした非日常空間が広がる。本館の外には、噴水や記念植樹木や盆栽が美しい主庭もある。
問い合わせは内閣府。
●日本銀行(中央区)、本館建物の外観を見学する予約不要の枠を新設(ただし館内見学は予約制)。
経済・金融についての講座が付いた見学会もあるのでお金について学べる。
本館は明治中期の西洋式建築物として重要文化財に指定。
壁や柱のデザインが美しい旧営業場や108年間使われてきた地下金庫エリア、
資料展示室が見どころ。昨年リニューアルされた貨幣博物館もある。
●首都圏外郭放水路(埼玉県春日部市)、一人から参加出来る見学会の定員を1回50人に倍増。
毎月土曜日にも個人見学会を実施。個人見学会の申込みは28日前からネットか電話で。
無料で冒険気分が味わえると家族連れに人気がある。江戸川と中川、大落古利根川に挟まれた低平地の
地下50mに約6.3kmに亘って建設された放水路は河川の水が溢れそうになった時に地下に取り込み
トンネルを通して江戸川に放流する役割を持つ。
一人から参加出来る見学会では、模型や動画を使って流域の洪水を軽減する仕組みをスタッフが解説。
その後巨大な超厚水槽を実際に見学する。巨大な柱と荘厳な雰囲気はまるで地下宮殿の様だ。
近くには洪水やかwについても学べる地底探検ミュージアム「龍Q館」(無料)が設置されている。
●鴨場(千葉県市川市、埼玉県越谷市)、宮内庁が管理する狩場の一般向けの見学会を年10回ほど志向
(従来は地元住民のみ対象)、来年2,3月分の見学会の募集を今年11月頃に予定。
<京都・大阪地区>
●京都迎賓館(京都市)、2005年海外からの賓客を迎えるために数多くの電灯的技能を活かして建設された
和の空間。西陣織や蒔絵、漆などの伝統的技能を活用した丁度品が見どころ。
各部屋を係員の案内付きでめぐるツアー(定員1日750人)などを可能な限り通年で実施(従来は10日間だった)
申込みは内閣府ホームページから。
●京都御所(京都市)、一般公開(予約不要、入園者数制限なし)の期間を大幅に拡充。
土日も含めて通年で見学可能に。入場は皮脂側の清所門から。問い合わせは宮内庁。
●仙洞御所・桂離宮・修学院離宮(同)、定員制のコースを日曜日も実施(従来は平日・土曜のみ)。
当日受付を開始。当日受付は角施設で。問い合わせは宮内庁。
●造幣局本局(大阪市)、人気の貨幣工場は先着順で当日受け付けも開始(従来は平日・土曜日のみ)。
ガイドの開設を聴きながら金属から硬化が作られていく過程を見学できる。
構内には貨幣の歴史、製造工程、造幣局の役割などを知ることが出来る博物館もある。
博物館は土日祝日も原則開館になった。国内外の貴重な貨幣約4000点が展示されている。
問い合わせ先は独立行政法人造幣局へ。
<中部地区>
●スーパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市)、事前予約生の一般見学者向けの開放日(約400日)を創設する予定。
決まり次第ホームページに記載。
ただし各施設とも、各種都合により一般公開をしない日があるのでご注意を。
政府が訪日客増大のために進めている施設開放サービスですが、
その前に日本人自身が大いに楽しんでおきましょう。
聞かれたり、話題になったリした時のためにも。
あなたも、どこかに出かけて見ませんか。
私は皇居にはほぼ毎年1月2日一般参賀に行っていますが、迎賓館には、まだ前庭にしか入ったことがありません。
今後是非、迎賓館の本館・主庭、別館を第一目標として、その他の施設にも行って見たいと思っています。
それは今年3月発表した「明日の日本を支える観光ビジョンを策定し国の15の施設について一般向けの公開を拡大する」というもの。
これまでは時期や人数が限られていたが、各施設で段階的に公開範囲を広げている。
日本の歴史や文化が身近に感じられる施設が多く、しかも無料の場所も多い。
そこで今回は日経新聞が記載(10月1日)した「見学できる機会が広がった主な施設」をまとめてご紹介。
この秋は、もちろん秋以降も、大いに出かけて見ませんか。
<東京・関東圏>
●皇居(千代田区)、1日2回のコース参観が従来平日だけだったのが土曜日も実施。当日受付開始。
先着順、定員は1回300人から500人に増加。問い合わせ先は宮内庁。
●迎賓館赤坂璃宮(港区)、国の賓客をもてなす為の施設。クロマツが並ぶ前庭は自由に入れるが、本館・主館は
事前申し込み制と当日受け付け(定員4000名)がある。別館は事前申し込み制(同120名)
本館・主館、別館は有料。
これまでは夏の10日間のみの内部一般公開だったが、4月からは支障がない範囲で通年公開になった。
見学コースは複数ある。
館内は、公式晩餐会が催される「花鳥の間」、表敬訪問や首脳会談が行われる「朝日の間」など、
贅を尽くした非日常空間が広がる。本館の外には、噴水や記念植樹木や盆栽が美しい主庭もある。
問い合わせは内閣府。
●日本銀行(中央区)、本館建物の外観を見学する予約不要の枠を新設(ただし館内見学は予約制)。
経済・金融についての講座が付いた見学会もあるのでお金について学べる。
本館は明治中期の西洋式建築物として重要文化財に指定。
壁や柱のデザインが美しい旧営業場や108年間使われてきた地下金庫エリア、
資料展示室が見どころ。昨年リニューアルされた貨幣博物館もある。
●首都圏外郭放水路(埼玉県春日部市)、一人から参加出来る見学会の定員を1回50人に倍増。
毎月土曜日にも個人見学会を実施。個人見学会の申込みは28日前からネットか電話で。
無料で冒険気分が味わえると家族連れに人気がある。江戸川と中川、大落古利根川に挟まれた低平地の
地下50mに約6.3kmに亘って建設された放水路は河川の水が溢れそうになった時に地下に取り込み
トンネルを通して江戸川に放流する役割を持つ。
一人から参加出来る見学会では、模型や動画を使って流域の洪水を軽減する仕組みをスタッフが解説。
その後巨大な超厚水槽を実際に見学する。巨大な柱と荘厳な雰囲気はまるで地下宮殿の様だ。
近くには洪水やかwについても学べる地底探検ミュージアム「龍Q館」(無料)が設置されている。
●鴨場(千葉県市川市、埼玉県越谷市)、宮内庁が管理する狩場の一般向けの見学会を年10回ほど志向
(従来は地元住民のみ対象)、来年2,3月分の見学会の募集を今年11月頃に予定。
<京都・大阪地区>
●京都迎賓館(京都市)、2005年海外からの賓客を迎えるために数多くの電灯的技能を活かして建設された
和の空間。西陣織や蒔絵、漆などの伝統的技能を活用した丁度品が見どころ。
各部屋を係員の案内付きでめぐるツアー(定員1日750人)などを可能な限り通年で実施(従来は10日間だった)
申込みは内閣府ホームページから。
●京都御所(京都市)、一般公開(予約不要、入園者数制限なし)の期間を大幅に拡充。
土日も含めて通年で見学可能に。入場は皮脂側の清所門から。問い合わせは宮内庁。
●仙洞御所・桂離宮・修学院離宮(同)、定員制のコースを日曜日も実施(従来は平日・土曜のみ)。
当日受付を開始。当日受付は角施設で。問い合わせは宮内庁。
●造幣局本局(大阪市)、人気の貨幣工場は先着順で当日受け付けも開始(従来は平日・土曜日のみ)。
ガイドの開設を聴きながら金属から硬化が作られていく過程を見学できる。
構内には貨幣の歴史、製造工程、造幣局の役割などを知ることが出来る博物館もある。
博物館は土日祝日も原則開館になった。国内外の貴重な貨幣約4000点が展示されている。
問い合わせ先は独立行政法人造幣局へ。
<中部地区>
●スーパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市)、事前予約生の一般見学者向けの開放日(約400日)を創設する予定。
決まり次第ホームページに記載。
ただし各施設とも、各種都合により一般公開をしない日があるのでご注意を。
政府が訪日客増大のために進めている施設開放サービスですが、
その前に日本人自身が大いに楽しんでおきましょう。
聞かれたり、話題になったリした時のためにも。
あなたも、どこかに出かけて見ませんか。
私は皇居にはほぼ毎年1月2日一般参賀に行っていますが、迎賓館には、まだ前庭にしか入ったことがありません。
今後是非、迎賓館の本館・主庭、別館を第一目標として、その他の施設にも行って見たいと思っています。