日本人はやってしまいがち!旅行中にお腹を壊さないために気をつけるべきコト!
もうすぐ年末年始のお休み。この期間に旅行する人も多いのではないだろうか。今日はウズベク人の友達から聞いた旅行先でお腹を壊さない方法を紹介しよう。でもこれはウズベキスタンに限らず、どの国に旅行しても応用が利く方法なので、ぜひ実践してみてほしい。
ウズベキスタンに旅行する日本人はとにかくお腹を壊す人が多い。「生水や水道水をそのまま飲まない」「生野菜ではなく、調理した野菜を食べる」「手洗い、うがいをする」などなど、かなり気をつけていても、お腹の調子を悪くしてしまう日本人が大勢いる。そんな日本人を観察してきたウズベク人の友達が、日本人が良くする変な習慣を指摘した。
日本人は「三角食べ」をする
日本人は、ごはん、おかず、汁物を少しずつ順繰りに食べる「三角食べ」という食べ方をする。和食でこの食べ方をするのは問題ないのだが、旅行先でもこの食べ方をすることが、実はお腹を壊す原因となっている。ウズベク人の友達曰く「そんな食べ方をすれば、ウズベク人でもお腹を壊すよ!」だそうだ。
汁物でご飯やおかずを押し流すような食べ方を慣れない旅行先での食事でも行うと、咀嚼の回数が減って唾液の分泌も減り、きちんと消化されにくくなるので、油っこい料理や、香辛料たっぷりの料理を食べる時は、三角食べを避けよう。
日本人は前菜→スープ→メイン→デザートの順番を守らない
ウズベキスタンの家でご飯を食べるときは、食卓を豪華に見せるために、数々の果物やナッツ、チョコレート菓子などが、食事がはじまる前からテーブルに並べられることが多い。また、レストランでもサービスの果物が先に運ばれてくることがある。でも、これらのデザートに先に手をつけてはならない。ちょっとのどが渇いたからスイカをがぶり!小腹がすいたからチョコレートを1つ…、と食べてしまいがちだが、やめていただきたい。デザートを食前に食べたり、あるいは食事中につまむのは、現地人でもやらないことだ。
また、レストランでメイン料理をいきなり注文して、その後しめにスープを飲む日本人をたまに見かけるが、食べる順番はコース料理の順番を守った方が、胃への負担が一番軽くて済む。まずは前菜、そしてスープでウォーミングアップしてから、メイン料理、最後にデザートという順番を必ず守ってほしい。
ちなみに、コース料理と同じ順番でウズベキスタンでは料理が出されるの?と意外に思われる方が多いかもしれないが、これはロシアの影響によって、ソ連時代に根付いたものだ。ちなみに、コース料理というと、フランス料理のイメージが強いため、フランス起源のものだと思われているが、実はコース料理の本家本元はロシア!フランスはそれまで全ての料理を一度にテーブルにのせていたのだが、ロシアのように順番に出すやり方を見習ったのだ。
嘘だと思ったら、『世界を食べよう!東京外国語大学の世界料理』(東京外国語大学出版)のロシア料理の章を読んでみてほしい。ここに沼野恭子先生がロシア式給仕法について、詳しく書いている。
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この本は、世界の色々な地域の料理のうんちくが書かれているだけでなく、料理のレシピも現地の作り方をそのまま載せていて、かなり本格的な「食」エッセイとなっている。読んでいるだけで世界の料理とその食文化の匂いがぷんぷん薫ってくるような、今までにない新しい切り口の本で、発売からわずか1カ月半足らずで、第2版の増版が決まるほど、今売れに売れているそうだ。しかも前ページカラーなのに、2,000円でお釣りがくる価格設定となっていて、かなりお得感がある。残念ながら、中央アジアの料理についてはほとんど記述がないが、中央アジア料理を食べたい方は、ぜひ私のブログの過去の生地をご参照頂きたい。
最後のまとめだが、これから旅行して、世界を食べようとしている方は、次の3点を必ず実践して頂きたい。
- @三角食べをしない
- A前菜→スープ→メイン→デザートの順番を守る
B『世界を食べよう!』を読む
私は今年の年末年始は、『世界を食べよう!』からのお気に入りのレシピ「ギナタアンビロビロ」を作ろうと思う。「ギナタアンビロビロってどんな料理?」と思った方、ぜひこの本をお買い求め頂き、一緒に年末年始ビロビロしよう。
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