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2014年05月01日

結婚式に欠かせないウズベキスタンの「プロフ」

ウズベキスタンの代表的な料理と言えばプロフ。
今回は、ウズベキスタンの「プロフと結婚式の関係」について紹介する。



結婚式
<ウズベキスタンの結婚式場>


プロフとは何か?

プロフはピラフに似た料理だと考えてもらって問題ない。ただ、プロフは米をバターで炒めることなく、具材と一緒に鍋で煮立たせて作る。ウズベキスタンでは日常的に食べられているが、結婚式などの行事にも欠かせない料理だ。



プロフ
<プロフ>


ウズベキスタンの結婚式では、500人くらい招待するのが普通。多い時で1000人になる。招待客の多さでその家柄が判断されるため、皆見栄を張って大勢招待するのだ。
(結婚式を見て回り、家柄を査定する暇なご近所のおばさんが存在する。余計なお世話である。)
そのため、結婚式に準備される食事は相当な量となる。



結婚式
<ウズベキスタンの結婚式のご馳走>


1000人も招待するなんて、いったい誰が招待されるのか?
親戚や友達などが招待されるが、ウズベキスタンの親戚の範囲はとても広い。私が参加したウズベク人の友人の結婚式では、
「花嫁の姉の夫の兄弟の娘」
も親戚として招待されていた。
招待客以外に、通りすがりの人も結婚式に参加する。
主に暇な若者、踊りたい人、タダ飯を食いたい人などである。




踊り
<結婚式で踊るウズベク人>










結婚式でプロフを作るのは男性の仕事。
私が招待されたウズベキスタンの結婚式では、プロフの材料として

羊が2頭殺され(特別な儀式による)
米100kg
にんじん100kg

が使われた。
これでも少ない方だ。



ちなみにプロフを作る際、米とにんじんは同量使うというのは、ウズベク人の常識である。多分。
肉は牛肉を使うこともある。(ウズベク人の大半はイスラム教徒のため、豚肉は使わない。)野菜はにんじん以外に、玉ねぎも使用する。



男性たちは結婚式の日の早朝から、大きな鍋でプロフを調理し、招待客にふるまう。しかし、普段から男性がプロフを作るかというと作らない。というか、料理をするのは女の仕事という風潮がある。

ぜひとも普段から作って頂きたいものである。










【関連記事】
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タグ:プロフ

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Asalhon(アサルホン) 日本人。 学生時代にウズベキスタンを旅行し、その料理に魅了されたのをきっかけにウズベク料理のブログを始める。 Facebookグループ「中央アジアの料理が好きじゃー!」の管理人。
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