2015年03月02日
超訳百人一首 うた恋い
お久しぶりです!長らく放置致しました
ついに3月…はやい、はやいですね…
しかし春も感じられるこの頃
まだ寒いですが、暖かい日も
出てきましたね、
ということで。こちら。
『超訳百人一首 うた恋い』

春→恋
安直ですね。笑
しかもこちらの作品あまり
暖かい春の恋物語では
無い気がしてきた…笑
百人一首の中から
いくつかピックアップして
その歌の背景となる
詠んだ人物の周りの出来事等を
分かりやすく漫画にして
いるものです
発売された当初は
ちょっとしたブームにも
なったような気がするのですが…?
古典、苦手〜だなんて方も
まぁ、一度。
百人一首、これって恋の歌が多い割に、
ちょっと軽いと感じたりする面が
あったりするんですよね…
しかし、よくよく考えてみれば
「愛している」という言葉一つとっても
しかるべき文脈の中で使われれば十分
人の胸を打つ言葉になりえます
一方で「愛している」という言葉だけに注目すると
割と陳腐な言葉になっているかもしれません
百人一首の歌を、その歌だけでなく、
その歌の詠まれた文脈をしっかりと見た上で
とてつもない意訳をすることで、理解してみよう
そんな趣旨の漫画です。
正直、ただの恋愛漫画としても楽しめるんじゃないでしょうか
さすがに現代の恋愛とは、いろいろと異なりますが……
伊勢物語のモデルとして知られる在原業平……
伊勢物語では「かのまめ男」なんて書かれていましたが
この漫画の中では、色男も色男。
源氏物語の作者として知られる紫式部は
かなりコンプレックスの塊で、引っ込み思案
(うた恋3で描かれる清少納言と対照的で、そこも面白かったり)
そんな彼女が、宮仕えをしながら、ずっと会えない親友との
再開を思っていたが……
当時の女性の、男尊女卑社会の中での苦悩がひしひしと伝わるお話
他、ツンデレが居たり、叶わなかった恋があったりと……
かなり内容盛りだくさん。でも、どちらかというと悲しいお話の方が
多いような気がしますね……
やはりあの時代、自由恋愛という訳にもいかなかったのでしょうか。
恋愛漫画としてさらっと楽しむもよし
古典常識を身につけるための、息抜き程度の勉強道具にするもよし
これを機にひとつふたつ好きな和歌を覚えてしまうもよし
なかなか楽しみ方にバリエーションのありそうな作品です
一つ一つのお話は短いので
気軽にまずは一つめの物語から
いかがでしょうか?

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