2014年12月21日
サンタクロースっているんでしょうか?
さてさて、本日は…
クリスマス当日にご紹介しようかな、
とも思ったのですが
もしかしてクリスマスプレゼントに
ぴったりかも、ということで…
東 逸子 (イラスト) 中村 妙子 (翻訳)
『サンタクロースっているんでしょうか?』
この絵本は、実際に
アメリカのニューヨーク・サン新聞という
新聞の社説に載った記事なのだそうです
約100年前程に
ことの発端は、
何てことはない、よくある
親子の会話から
当時8歳の少女が
お父さんに
サンタクロースっているの?
と訪ねたのです
理由はこれも良くあることで
学校の友達が
サンタクロースなんて
いないよ!
と言った為
お父さんは、ここで
サン新聞に尋ねてみればいい
サン新聞が
サンタクロースがいると
言うんなら
そりゃ間違いなく
いるんだろう、と
答えをかわします笑
しかし、そうして
少女は本当に
サン新聞に手紙を送り
それに答えることに
なったのが
論説委員のフランシス・チャーチ
(Francis Church/1839-1906)氏
でした
こうして、1897年9月21日
後世に伝えられるような
名文が新聞の社説にのります
ヴァージニア、それは
友だちの方がまちがっているよ。
そんな言葉からはじまる
暖かい言葉
サンタクロースが
いないですって?
とんでもない!
フランス・チャーチ氏の
思いやりと、知性溢れる
素敵な文章
サンタクロースを
見た人がいない
それがどうして
サンタクロースが
いない、っていう
証拠になるの?
そんな問いかけを
しながら
大切なものが
目に見えないという
ことを、暗に伝えながら
しかし、8歳の
ヴァージニアに
ちゃんと分かるように
丁寧に、伝えているんですね
じつはね、ヴァージニア、
サンタクロースはいるんだ。
愛とか思いやりとかいたわりとかが
ちゃんとあるように、
サンタクロースもちゃんといるし、
愛もサンタクロースも、
ぼくらにかがやきをあたえてくれる。
サンタクロースについて
はぐらかしたり
煙に巻くようなことは一切せず
「サンタクロースはいるんだ」
ときっぱり言い切ってくれる
それも、こんな素敵な
納得できるような理由をつけて
言い切ってくれる
ヴァージニアは
どんなにか
嬉しかったでしょう
この日サン新聞を見た
子ども達は一様に
サンタクロースの存在を
疑うことなく
信じられるようになったでしょうし
大人達は
心が温かくなって
大切なことを
見つめ直せたのでしょう
こんなに素敵な文章を
書ける人って
本当に尊敬します
サンタって本当に
いるの?
そう真剣な目で
問いかける子に、
こんなクリスマスプレゼントも
悪くないと思う訳です
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