アカモク（ぎばさ）の下処理と栄養の効能について: 食材の栄養の効能や食べ方など、扱い方を学び料理上手に！

2015年03月30日

アカモク（ぎばさ）の下処理と栄養の効能について

　アカモクとは秋田ではポピュラーな食材である海藻の仲間です。「ぎばさ」とも呼ばれ、ノンカロリーにもかかわらずワカメと同程度の栄養価があるとされています。海藻独特の臭みやクセがないので食べ方は同じでもメカブよりも食べやすいです(*´▽｀*)アカモクの栄養はヌルヌル成分による体臭や口臭を抑える効能があるのが魅力です

カロリーは１００g当たり１９キロカロリーです。

　北海道から九州まで広く分布していて、地域により呼び名は様々です。秋田県のように昔から食べている地方もあればただの漁獲の邪魔者として扱っている地方もあります。しかし、体にいいだけでなく赤潮などの植物プランクトンの増殖を抑えてくれるので私たちだけでなく海の環境まで整えてくれるとってもお利口さんな食材です

欠点といえば市場での流通が乏しく通販でないと購入するのが難しいこと

アカモクの栄養と効能
・フコダイン：ぎばさのネバネバ成分であり食物繊維の一種です。気になる口臭体臭を軽減してくれたり、今の時期の辛い悩みである花粉症などアレルギー症状の緩和する効能があります。整腸作用もあり便秘や肥満の予防や改善にも効果があります。

・ビタミンK：骨からカルシウムが溶け出してしまうのを抑える効能があるので骨粗鬆症予防の効果がある栄養素です。

・ポリフェノール：悪玉コレステロールの増殖を抑制する効能があります。

その他のわかっているアカモクの効能
・美肌効果（美白、ニキビ予防、皮膚の老化予防、紫外線によるダメージの軽減）
・コラーゲンの分解酵素であるマトリックスプロテアーゼの活動を抑えてくれます。
・抗アレルギー作用。
・動脈硬化の予防。
・肥満の改善や予防。
・エイズウイルスの増殖を抑える。

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アカモクの下処理
①ザルに入れ塩揉みしたらそのまま流水で洗います。
②沸騰したお湯で一分間茹でます。鮮やかな緑色になったら流水で冷やして、ミキサーなどで細かくします。
③水を切ったら容器に入れて保存します。

アカモクの食べ方
　ぎばさの食べ方はメカブと同じ料理方法と思って良いです。ポン酢や醤油、三杯酢などをかけて食べます。それをご飯にかけて食べてもいいですし、海藻サラダにしても良いですし、お味噌汁の具にしても美味しいです(*^^*)

アカモクの保存方法
　下処理したぎばさを容器に入れ冷蔵庫で保存する場合は２、３日が賞味期限となります。冷凍保存すれば２～３ヶ月もたせることができます。

アカモクの別名
・山陰地方→新馬草
・山形県→ギバンソウ
・新潟県→ナガモ

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posted by 胡桃割り人形 at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 海藻

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