スズキの栄養と効能と旬の時期: 食材の栄養の効能や食べ方など、扱い方を学び料理上手に！

2015年05月14日

スズキの栄養と効能と旬の時期

　スズキは夏の白身魚の代表です。スズキは出世魚であり、成長するまでは冬は沿岸、春は内湾夏には河をさかのぼり住処を変えていきます。そのために海でとれた魚でありながら川魚特有の臭みがすることがあります。そのために氷水に浸ける洗いをすることもあります

　脂質は少なくタンパク質が多めで淡白であり肉質が柔らかいのが特徴です。消化にも良いので病中や高齢者の方に食べやすい食材でもあります。天然物のスズキのほうが養殖のものほど太っていませんが美味しいです。

スズキの栄養素と効能
・鉄分：貧血や冷え性の予防改善に必要不可欠な栄養素です。
・EPA：コレステロールの低下や抗血栓作用はDHAより効果が高いです。癌予防。アトピー性の皮膚炎、喘息などのアレルギー症状を緩和する効能があります。
・DHA：神経機能の維持、脳細胞の発達・活性化に関わっており、老人性認知証の予防に効果的な栄養素です。EPAと同様に癌予防、コレステロールの低下作用、アレルギー症状を緩和する効能があります。
・カリウム：体内の塩分濃度を調節してくれるので、高血圧の予防する効能があります。エネルギーの代謝も滑らかにします。
・ビタミンB1：糖質をエネルギーに変える栄養素なので、取りすぎた糖分が脂肪として蓄えられるのを緩和してくれる効能があるのでダイエットに効果的です。
・ビタミンB2：髪の毛、肌、爪、粘膜の美しさと健康維持に効果的な栄養素です。
・ビタミンD：カルシウムの吸収を補助してくれる働きがあります。

スズキの選び方
　スズキは大きくなるにつれ脂がのっていて美味しいので、太っていて尾も大きい方が良いです。エラの赤色が綺麗で目が濁ってなく透き通っているものを選びます。

スズキの食べ方
　新鮮なものはお刺身にするのが良いです。和食では塩焼きや煮付けにし、フランス料理ではムニエルやポワレなどの料理にされるのが多いです。ビタミンB郡は皮に多く含まれているので皮も残さず食べることをオススメします(*^_^*)

スズキの洗いの方法とコツ
　薄く切った身を氷水入れると余分な脂とアクが抜けてプリプリになります。ただし水に浸けすぎると旨みが抜けて台無しになってしまいます。浸す時間は１０分くらいです。そのくらい時間が経てば身は浮いてきます。ただし洗いに適したスズキはとても新鮮なものに限ります。

スズキの旬の時期
　一般にはスズキの旬の時期は６～８月とされています。しかし、秋から初冬の西日本のスズキは産卵のために脂がのっていて美味しいです。

スズキの成長過程の名前
・５cm前後：ヒカリゴ
・１０cm前後：コッパ
・３５cm前後：フッコ
・６０cm以上：スズキ
・１００cm以上：大太郎（オオタロウ）

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posted by 胡桃割り人形 at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚

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