こう言ってはなんですが、久兵衛にしても本竈にしても、ある程度のステータスを確立しているし、無難なので結構食べてきましたから、正直言って食傷気味。なくなるからと言って慌てて食べに行くほどのものでもないかなぁ、という感じだったので、最後のお別れをしないまま月が開けてしまいました。
中華そば、限定で出た時は煮卵が載っていたとは言え850円。う〜ん、高い。まさかこの値段でレギュラーメニューにするつもりじゃないだろうなぁ、と思っていたら、700円での販売。まだ高いけど、許容範囲かな?この値段で出せるなら、限定の時の850円はなんだったんだ?イヴェント価格か?ちょっと納得いかないなぁ。
などと、どうでもいいことを思いつつ、レギュラーメニューとなった中華そばをいただきに行きました。
相変わらずの人気店、駐車場に入るのにも一苦労です。出口から入る不届きな車もあり、空腹もあってイラっときていました(笑
でも入店してからは提供までが早かったので、ちょっと機嫌が直りました。他のオーダーがつけ麺や汁なしが多かったみたいで、茹で時間がかかっていたからみたいです。太麺になっても、それでも中華そばの方が茹で時間が短くて済むのか?
その麺ですが、限定の時と同じように平打ちの太縮れ麺。固めの茹で上がりで弾力があり、噛みしめると麺の旨味が広がります。これはこれで面白い麺です。個人的にはもうちょっと柔目でもいいかな。
スープは煮干し全開、醤油ガッチリの個性的なスープ。これはかなり強烈です。煮干しが効き過ぎてエグミさえ感じます。醤油もカドが立っていて、結構しょっぱめ。でも、これでバランスを取っているのかもしれません。好きな人はハマる味?出汁も醤油も個性が強いようなので、これを組み伏せるのは並大抵の努力では無理でしょうね。
トッピングはチャーシュー・メンマ・葱・海苔。オーソドックスですが、中華そばを名乗るならナルトもほしかったな。メンマは細割きメンマで、麺と区別が付かない太さ。チャーシューはしっとりしていて噛み応えのあるタイプですが、あまり存在感を感じません。海苔も凡庸。
う〜ん。いろいろ工夫して努力してメニューとして確立したんだろうけど、個性が強すぎて「ラーメン」を外してまでレギュラーメニューにする価値はあったんだろうか?よほど思い入れがあったのかもしれないけど、ラーメンの方が万人向けで食べやすかったし、奇をてらわないし肩の力が抜けていました。
中華そばは、ちょっと頑張りすぎな印象。700円の中華そばって、誰が喜ぶんだろう?500円出せば「中華そば」と呼ばれるメニューを食べられる店は沢山あります。もちろん、巷の中華そばとは一線を画した「中華そば」ではありますが、「中華そば」として食べたいか、というと疑問が残ります。
いい材料を使って原価はかかっているのでしょうけれど「中華そば」を名乗るのであれば、あと100円せめて50円は安くしないと。
美味しかったし気に入ったけど、値段とコンセプトを考えるとラーメンを外して中華そばってのは正解だったのか、かなり気になります。
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