「12日・13日・14日、休ませていただきます」
昨日まで休みだったのか、ギリギリセーフだな、良かった、と思いつつ駐車場に車を停め、開店時間に合わせて店に行くものの、開く気配がありません。
あれ〜?14日まで休みだよね?今日は15日だから営業するんだよね?それとも予定が変わった?
と思って再度マジマジと看板を見ると、
「12日(月)・13日(火)・14日(水)、休ませていただきます」
はぁ?
これってひょっとして「12日・13日・14日、休み」ではなく
「月・火・水、休みます」って言いたかったのかぁ〜?
こ、これは恥ずかしい。この恥ずかしい看板を三日間も店の前に掲げていたのか?どんだけ火急の用だったんだよ(爆笑
と言うわけで気を取り直して、急遽近所で11時30分前からでも開いている店を探しました。
そう言えば、以前通りすがった時に11時過ぎにはすでに開いている店がありました。結構、老舗なのですが行ったことがなかった店だったので、そちらに向かうことに。
これが2店目の「梅公」です。
駐車場は店が入るビルの裏に2台分。駐車スペースが狭いので運転に自信のない方や大型の車に乗る方は要注意です。
早い時間なので席は空いていました。L字のカウンターは結構な席数が用意されています。壁に貼ってあるメニューはかなり多く、初めての店なので何を注文したらいいか戸惑い、店員さんに
「お勧めは?」
と尋ねたところ、返ってきた答えは
「どれもお勧めですけどねぇ〜」
なんかイヤ〜な予感がしました。店員さんは続けて、
「あっさりとかこってりとか、お好みによりますけど」
「あっさりだと?」
「醤油、塩、特製葱塩なんかお勧めです」
「じゃ、特製葱塩で」
お勧めを訊かれて「どれもお勧め」という店にはハズレが多いと昔から言われていますからねぇ。これはやっちまったかなぁ、と思ったのですが。
ところがさにあらず、なかなか美味しいラーメンでした。
塩ラーメンがベースですが、最初の一口は「うん、確かにあっさり」と思ったのですが食べ進むにつれて旨味がジワジワ染みてきます。最後の方は、逆にしょっぱいかな、と感じるくらい。魚介系の出汁がかなり効いています。とても独特な出汁、独特な味わいのスープでした。
麺は細縮れ麺。黄色い麺はありがちではありますが、スープとの相性も良く、量も十分でした。
特製葱塩と言うだけあって、極細の白髪葱と揚げ葱がてんこ盛り。スープの独特の味わいは、この葱の風味か、あるいは葱油が混ざっているのかもしれません。特に揚げ葱はとても香ばしくて、いいアクセントになります。
細割きメンマはちょっと控えめで、ラーメンの邪魔にならない程度。味玉は半分にカットしたものが1個分入ってます。チャーシューも3枚入っていて、これがホロホロトロトロで、スープを損なわない程度に味が入っていて美味しかったですね。青菜の苦みは、アクセントと捉えるか、バランスを崩すから不要と捉えるかは好みの問題かと思います。個人的には、なくても良かったかな。
トッピングも含めて、かなり豪華で凝ったラーメンですが、値段も850円なので妥当と言えば妥当かな。
初めて行きましたが、これだけ美味しいと壁一面に貼ってある他のメニューも気になります。特に「壷ラーメン」って何でしょう?食べているお客さんがいました、確かに「壷」からラーメンをすすっていました。う〜ん、異様な光景だけど気になる(笑
老舗だけあって密かな人気店のようです。私が退店する頃には、お昼前だというのにほぼ満席となっていました。周りが一方通行だらけな上に駐車場が少ないので、ハードルが高いですねぇ。
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