すごーく久しぶりに一丞へ。鰆出汁がウリのラーメン屋さん。麺匠玄龍のお弟子さんで、玄龍が移転した後の店で営業しています。こちらも開店からしばらく経つので「玄龍のお弟子さんの店」ではなく、「麺匠一丞」としての地位を確立しています。
お昼ちょっと前の訪問。人気店なので駐車場が空いていなければ他に行こうと思ったのですが、空いていたのでラッキーでした。待ち客もなく、すぐに店内へ。
カウンター4席、小上がり2卓の、必ずしもキャパが広いとは言えないお店。私の後に入ったお客さんで満席に。
メニューが多いので迷いました。今年の冬はあまり味噌ラーメンを食べていないので味噌ラーメンは食べたいし、しばらく来ないうちにメニューが増えていたのでオリジナルメニューも食べたいし。結果的に初志貫徹して味噌ラーメンにしました。味噌ラーメンもバリエーション豊富ですが、久々なので定点観測の意味もあってオーソドックスな味噌ラーメンにしました。900円。
前のお客さんとオーダーが被ったのか、味噌ラーメンは一気に作られたのでそれほど待たずに着丼。味噌ラーメン率、高いなぁ。辛味は別皿で提供。一丞の元が玄龍、玄龍の元が麺組と、いわゆる麺組DNAのお店なので、味噌ラーメンが麺組系であることは承知の上だし、それを期待しての訪問でした。それでも一丞らしさはしっかり出ていました。ビジュアル・スタイル・テイストは確かに麺組〜玄龍のそれですが、修行元に比べて重くない感じです。そこは鰆出汁の特徴なのでしょうか。あっさり軽めの印象で、味わいは酷似しているのに食べやすい味噌ラーメンに仕上がっています。炒め野菜がタップリなのも。黄色い中太麺がモッチリしているのも同じ。スープの味わいも同じなのですが、あっさり軽めの味わいで不思議な感じがしました。
半分食べて辛味を投入。麺組〜玄龍は「辛味噌」でしたが、一丞は「辛味」のみ。耳かき一杯分程度の量なのですが、劇的に味が変わってビックリ。単純に辛味がプラスされるだけで、ベースは変わらないので変化を味わえます。他の店だと「辛味噌」なので、辛味噌を溶くと辛味が追加されるだけでなく味も濃くなってしまうので、しょっぱくなってしまう店もありました。逆に辛味噌を溶く前提で作っている店は、ベースの味が薄くて物足りないケースもあります。それを考えると、辛味噌ではなく「辛味」のみを提供するのは正解なのかもしれません。
また鰆出汁を活かすためなのか、麺組〜玄龍に比べて油が少ないように感じました。こってり感がなく、実際夕方になっても胃もたれしませんでした。一丞の味噌ラーメン、侮れません。
大変満足しました。行きづらい立地ではありますが、また行きたいと思います。
店を出る頃には店外待ち、駐車場の空き待ちの車が路駐していました。やはり人気店ですね。でも路駐は近隣住民の迷惑になるし、ひいてはお店の迷惑になるので控えてほしいです。
10:30〜 火曜定休
仙台市太白区郡山4丁目14−13
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