ある意味、とても有名なお店です。
何が有名かというと、
「店がボロボロ」
「看板も暖簾もない」
「やっているか閉まっているかは『営業中』の小さな札のみ」
「だけど行列店」
「初めて行く人には、なかなか見つけられない」
久々の訪問となりました。この建物が、よく震災に耐えたなぁと感心してしまいます。
店内のレイアウトも使っている什器・備品も、震災前と同じ。どうせ滅茶滅茶になったのを片付けるんなら、新しいテーブルや椅子にすればいいのに・・・
あえてこのレトロな雰囲気を維持しているのかな?
訪問は2時近かったにもかかわらず、ほとんど満席。相席させていただき、待っている間にも出ては入りの繰り返し。常に、ほぼ満席の状態。人気は健在でした。
メニューも相変わらず、2つだけ。ラーメンと、ラーメンと半カレーのセット。
以前、セットをいただいた事がありますが、カレーが意外に辛くて美味しかったですね。今の胃袋ではセットを収めるのに不安があったので今回はラーメンのみにしました。
ラーメンもまたお店の雰囲気と同様、昔ながらのオーソドックスなラーメン。郷愁を感じます(笑
あっさり目の優しいスープ。澄んだスープではなく若干濁っています。出汁はなんだろう?魚介だけではないように感じます。鶏かな?まぁ私の舌は全然アテになりませんけど(笑
麺はストレートの細麺。若干堅めで、後半もくたびれることなく美味しくいただけます。
トッピングは小さなチャーシュー、刻み葱、メンマ、海苔、ホウレンソウ、ゆで卵半分。そうです、ここは煮卵ではなく「ゆで卵」なのです。
するりとイケますが全体の量も申し分なく、美味しくいただきました。
最近のラーメンのように「特徴的」でもなければ、都市部のラーメンのように「個性的で抜群に美味しい」わけではありませんが、万人に支持され安心して食べられる「普通の美味しいラーメン」であること、そしてずっと変わらない事が、行列になるほどの人気の秘密なのかもしれません。
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