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2018年02月16日
A栄養教育のための理論的基礎【問題】
今日は、「栄養教育のための理論的基礎」について問題を出題します。
(1)ヘルスビリーブモデルでは、病気への脅威の認識は罹患性と重大性からなる。
(2)トランスセオレティカルモデルの準備状態の低いステージでは、行動変容は起きにくい。
(3)生態学的モデルでは、行動に影響を与える要因を個人内要因に限定して捉えている。
(4)計画的行動理論における行動への意には、優しい人々からの期待も関連する。
(5)自己効力感を高めるには、自己の成功体験も有効とされる。
(1)仕事のストレスで、過食してしまった。
(2)昼食のチャイムが鳴ったので、弁当を食べた。
(3)朝食を食べたら妻が喜んだので、翌日も食べた。
(4)友人が野菜ジュースを飲んでいるのを見て、自分も飲んだ。
(5)食事制限をしても体重が減らないので、食事療法を中断した。
(1)上司から酒を勧められたときの断り方を練習させた。
(2)肥満から生活習慣病になった人が周囲にいないか、たずねた。
(3)家では野菜料理を中心とした食事にしてもらうよう、助言した。
(4)昼食に小さめの弁当を持って行くことを提案した。
(5)目標体重が達成できたときのごほうびを考えてあげた。
(1)リラクゼーション法について話し合ったーソーシャルスキルトレーニング
(2)食べたくなったら、3分間我慢してみることを勧めたー認知再構成
(3)よく食べる人の近く座らないよう、助言したー刺激統制
(4)菓子を勧められたときの断り方について練習したー反応妨害・拮抗
(5)食べ過ぎても、次の食事で調整すればいいと伝えたーストレスマネジメント
(1)「頑張っているのにうまく体重が減らないのですね」−共感的理解
(2)「つまり、あなたは、もっと体重を減らしたいのですね」−感情の明確化
(3)「つまり、あなたは、もっと体重を減らしたのですね」−開かれた質問
(4)「そのように、感じていらっしゃるのですね」−受容
(5)「なるほど」とうなずきながら、きくー傾聴
(1)「健康診断の結果をご覧になって、どう思われましたか。」
(2)「今日は、朝ごはんを召し上がりましたか。」
(3)「夕飯の時間は、いつも何時頃ですか。」
(4)「家族の方は、あなたの健康について、何かおっしゃっていますか。」
(5)「同僚から、飲みに誘われることは多いですか。」
(1)好きなお酒は、どのような種類ですか。
(2)お酒があると、つい飲んでしまいますか。
(3)お風呂上がりに、飲む習慣がありますか。
(4)イライラしているときに、飲みすぎますか。
(5)人から勧められると、つい飲んでしまいますか。
(1)市町村の離乳食教室に参加した女性が、友人に勧められたベビーフードの使用を断った。
(2)肥満予防教室の参加者が、自身が考案した低エネルギーレシピをインターネット上で公開した。
(3)食に関連したソーシャルキャピタルに関する講演を聞いた男性が、家族に内容を伝えた。
(4)嚥下障害の配偶者を持つ男性が、同じ境遇にある介護体験者の講話を聞いてエンパワメントされた。
(5)糖尿病教室の参加者が、教室終了後の自助集団(セルフヘルプグループ)を形成した。
(1)コンビニエンスストアが、健康に配慮した弁当を開発し販売する。
(2)スーパーマーケットが、健康的なメニューのレシピを配布する。
(3)外食店のホームページ上で、メニューの栄養成分を開示する。
(4)ボランティア団体が、高齢者への配食サービスを行う。
(5)管理栄養士が食事バランスガイドを用いた講習会を行う。
次回、解説します。
Q1.行動変容と行動科学に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)ヘルスビリーブモデルでは、病気への脅威の認識は罹患性と重大性からなる。
(2)トランスセオレティカルモデルの準備状態の低いステージでは、行動変容は起きにくい。
(3)生態学的モデルでは、行動に影響を与える要因を個人内要因に限定して捉えている。
(4)計画的行動理論における行動への意には、優しい人々からの期待も関連する。
(5)自己効力感を高めるには、自己の成功体験も有効とされる。
Q2.刺激ー反応理論に関する記述である。オペラント条件付けとして、正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)仕事のストレスで、過食してしまった。
(2)昼食のチャイムが鳴ったので、弁当を食べた。
(3)朝食を食べたら妻が喜んだので、翌日も食べた。
(4)友人が野菜ジュースを飲んでいるのを見て、自分も飲んだ。
(5)食事制限をしても体重が減らないので、食事療法を中断した。
Q3.トランスセオレティカルモデル(行動変容段階モデル)に基づき、減量を目的とした栄養教育を行った。無関心期(前熟考期)の人を対象とした支援に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)上司から酒を勧められたときの断り方を練習させた。
(2)肥満から生活習慣病になった人が周囲にいないか、たずねた。
(3)家では野菜料理を中心とした食事にしてもらうよう、助言した。
(4)昼食に小さめの弁当を持って行くことを提案した。
(5)目標体重が達成できたときのごほうびを考えてあげた。
Q4.体重コントロールを続けるうえで必要な対処法の支援と、行動変容技法の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)リラクゼーション法について話し合ったーソーシャルスキルトレーニング
(2)食べたくなったら、3分間我慢してみることを勧めたー認知再構成
(3)よく食べる人の近く座らないよう、助言したー刺激統制
(4)菓子を勧められたときの断り方について練習したー反応妨害・拮抗
(5)食べ過ぎても、次の食事で調整すればいいと伝えたーストレスマネジメント
Q5.栄養教育の面接の場における管理栄養士のことばと、カウンセリングの基本的態度・技術との組み合わせである。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)「頑張っているのにうまく体重が減らないのですね」−共感的理解
(2)「つまり、あなたは、もっと体重を減らしたいのですね」−感情の明確化
(3)「つまり、あなたは、もっと体重を減らしたのですね」−開かれた質問
(4)「そのように、感じていらっしゃるのですね」−受容
(5)「なるほど」とうなずきながら、きくー傾聴
Q6.栄養カウンセリングの初回面接における管理栄養士の質問である行動変容の準備性を確認する発言として、正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)「健康診断の結果をご覧になって、どう思われましたか。」
(2)「今日は、朝ごはんを召し上がりましたか。」
(3)「夕飯の時間は、いつも何時頃ですか。」
(4)「家族の方は、あなたの健康について、何かおっしゃっていますか。」
(5)「同僚から、飲みに誘われることは多いですか。」
Q7.飲酒に関する行動分析を行うための質問である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)好きなお酒は、どのような種類ですか。
(2)お酒があると、つい飲んでしまいますか。
(3)お風呂上がりに、飲む習慣がありますか。
(4)イライラしているときに、飲みすぎますか。
(5)人から勧められると、つい飲んでしまいますか。
Q8.栄養教育を受けたことが、組織づくりへと展開した事例に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)市町村の離乳食教室に参加した女性が、友人に勧められたベビーフードの使用を断った。
(2)肥満予防教室の参加者が、自身が考案した低エネルギーレシピをインターネット上で公開した。
(3)食に関連したソーシャルキャピタルに関する講演を聞いた男性が、家族に内容を伝えた。
(4)嚥下障害の配偶者を持つ男性が、同じ境遇にある介護体験者の講話を聞いてエンパワメントされた。
(5)糖尿病教室の参加者が、教室終了後の自助集団(セルフヘルプグループ)を形成した。
Q9.食環境整備には食物へのアクセス面の整備と情報へのアクセス面の整備がある。
食物へのアクセス面の整備として、正しいのはどれか。1つ選べ。
食物へのアクセス面の整備として、正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)コンビニエンスストアが、健康に配慮した弁当を開発し販売する。
(2)スーパーマーケットが、健康的なメニューのレシピを配布する。
(3)外食店のホームページ上で、メニューの栄養成分を開示する。
(4)ボランティア団体が、高齢者への配食サービスを行う。
(5)管理栄養士が食事バランスガイドを用いた講習会を行う。
次回、解説します。
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2018年02月15日
@栄養教育の概念【概念】
今日は、「栄養教育の概念」の問題の解説をします。
(1)障害調整生存年の短縮
(2)生活満足度の向上
(3)健康の維持・増進
(4)疾病の重症化予防
(5)食環境づくり
【解説】…正答(1)
(1)誤り。障害調整生存年数とは、理想的平均寿命からの質的乖離年数を示すものであり、
この期間が短いと健康で生存する期間が長いということになる。
保健・医療・福祉施策を考える上での目標となるが、栄養教育の目的・目標には該当しない。
*障害調整生存年数(DALYs)=損失生存年数+障害生存年数
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)正しい。
(1)減量の指導では、身体活動と食生活の両面の支援を行う。
(2)飲酒に関する指導では、アルコールには依存性があることを考慮して行う。
(3)睡眠に関する指導では、ストレス状態を考慮して行う。
(4)休養に関する指導では、時には気分を変えてレストラン等での外食を勧めてみる。
(5)喫煙者の減塩指導では、味覚が鋭敏になっていることを考慮して行う。
【解説】…正答(5)
(1)正しい。減量に成功するためには、食事療法と運動療法が必要である。
(2)・(3)正しい。
(4)正しい。身体的・精神的疲労の解消ため、日常とは異なる行動を行うことは有用である。
(5)誤り。喫煙者では、味覚が鈍麻する。
(1)糖尿病患者の食事づくり手である妻に、糖尿病交換表の使い方を教えるー一次予防
(2)学校の定期健康診断で肥満と判定された児童と保護者に、栄養相談を実施するー一次予防
(3)特定健康診査の結果、特定保健指導の対象となった人に、次年度の健診受診を勧めるー二次予防
(4)脳卒中で倒れた人に、片麻痺での援助なしに食事がしやすい食器を紹介するー二次予防
(5)親をがんで亡くしている人に、食生活とがんの関連について説明するー三次予防
【解説】…正答(3)
(1)誤り。二次予防である。
(2)誤り。二次予防である。
(3)正しい。
(4)誤り。三次予防である。
(5)誤り。一次予防である。親をがんで亡くしているということは、
がん発症に関する遺伝的要因を持っている可能性があること、
また食生活の類似品も考えられることから、食生活との関連を説明することで意識付けをし、
その発症防止を目指す。
(1)健康増進法ー市町村による栄養の指導
(2)食品衛生法ー都道府県による給食施設の栄養管理の実施に関する指導
(3)医療法ー管理栄養士による傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導
(4)食育基本法ー栄養教諭による学校給食を活用した食に関する指導
(5)高齢者の医療の確保に関する法律ー医療保険者による特定保健指導
【解説】…正答(1)、(5)
(1)正しい。健康増進法第17条第1項に基づく。
(2)誤り。健康増進法第18条第1項第2号に基づく。
(3)誤り。栄養士法第1条第2項に基づく。
(4)誤り。学校給食法第10条第1項に基づく。
(5)正しい。高齢者の医療の確保に関する法律第24条に基づく。
Q1.栄養教育の目的・目標に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)障害調整生存年の短縮
(2)生活満足度の向上
(3)健康の維持・増進
(4)疾病の重症化予防
(5)食環境づくり
【解説】…正答(1)
(1)誤り。障害調整生存年数とは、理想的平均寿命からの質的乖離年数を示すものであり、
この期間が短いと健康で生存する期間が長いということになる。
保健・医療・福祉施策を考える上での目標となるが、栄養教育の目的・目標には該当しない。
*障害調整生存年数(DALYs)=損失生存年数+障害生存年数
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)正しい。
Q2.食生活以外の生活習慣も視野にいれた栄養教育に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)減量の指導では、身体活動と食生活の両面の支援を行う。
(2)飲酒に関する指導では、アルコールには依存性があることを考慮して行う。
(3)睡眠に関する指導では、ストレス状態を考慮して行う。
(4)休養に関する指導では、時には気分を変えてレストラン等での外食を勧めてみる。
(5)喫煙者の減塩指導では、味覚が鋭敏になっていることを考慮して行う。
【解説】…正答(5)
(1)正しい。減量に成功するためには、食事療法と運動療法が必要である。
(2)・(3)正しい。
(4)正しい。身体的・精神的疲労の解消ため、日常とは異なる行動を行うことは有用である。
(5)誤り。喫煙者では、味覚が鈍麻する。
Q3.対象者の健康状態に応じた栄養教育と、疾病予防における一次・二次・三次予防に関する組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)糖尿病患者の食事づくり手である妻に、糖尿病交換表の使い方を教えるー一次予防
(2)学校の定期健康診断で肥満と判定された児童と保護者に、栄養相談を実施するー一次予防
(3)特定健康診査の結果、特定保健指導の対象となった人に、次年度の健診受診を勧めるー二次予防
(4)脳卒中で倒れた人に、片麻痺での援助なしに食事がしやすい食器を紹介するー二次予防
(5)親をがんで亡くしている人に、食生活とがんの関連について説明するー三次予防
【解説】…正答(3)
(1)誤り。二次予防である。
(2)誤り。二次予防である。
(3)正しい。
(4)誤り。三次予防である。
(5)誤り。一次予防である。親をがんで亡くしているということは、
がん発症に関する遺伝的要因を持っている可能性があること、
また食生活の類似品も考えられることから、食生活との関連を説明することで意識付けをし、
その発症防止を目指す。
Q4.栄養指導の関連法規とその内容の組合せである。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)健康増進法ー市町村による栄養の指導
(2)食品衛生法ー都道府県による給食施設の栄養管理の実施に関する指導
(3)医療法ー管理栄養士による傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導
(4)食育基本法ー栄養教諭による学校給食を活用した食に関する指導
(5)高齢者の医療の確保に関する法律ー医療保険者による特定保健指導
【解説】…正答(1)、(5)
(1)正しい。健康増進法第17条第1項に基づく。
(2)誤り。健康増進法第18条第1項第2号に基づく。
(3)誤り。栄養士法第1条第2項に基づく。
(4)誤り。学校給食法第10条第1項に基づく。
(5)正しい。高齢者の医療の確保に関する法律第24条に基づく。
2018年02月14日
@栄養教育の概念【問題】
今日は、「栄養教育の概念」について問題を出題します。
(1)障害調整生存年の短縮
(2)生活満足度の向上
(3)健康の維持・増進
(4)疾病の重症化予防
(5)食環境づくり
(1)減量の指導では、身体活動と食生活の両面の支援を行う。
(2)飲酒に関する指導では、アルコールには依存性があることを考慮して行う。
(3)睡眠に関する指導では、ストレス状態を考慮して行う。
(4)休養に関する指導では、時には気分を変えてレストラン等での外食を勧めてみる。
(5)喫煙者の減塩指導では、味覚が鋭敏になっていることを考慮して行う。
(1)糖尿病患者の食事づくり手である妻に、糖尿病交換表の使い方を教えるー一次予防
(2)学校の定期健康診断で肥満と判定された児童と保護者に、栄養相談を実施するー一次予防
(3)特定健康診査の結果、特定保健指導の対象となった人に、次年度の健診受診を勧めるー二次予防
(4)脳卒中で倒れた人に、片麻痺での援助なしに食事がしやすい食器を紹介するー二次予防
(5)親をがんで亡くしている人に、食生活とがんの関連について説明するー三次予防
(1)健康増進法ー市町村による栄養の指導
(2)食品衛生法ー都道府県による給食施設の栄養管理の実施に関する指導
(3)医療法ー管理栄養士による傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導
(4)食育基本法ー栄養教諭による学校給食を活用した食に関する指導
(5)高齢者の医療の確保に関する法律ー医療保険者による特定保健指導
次回、解説します。
Q1.栄養教育の目的・目標に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)障害調整生存年の短縮
(2)生活満足度の向上
(3)健康の維持・増進
(4)疾病の重症化予防
(5)食環境づくり
Q2.食生活以外の生活習慣も視野にいれた栄養教育に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)減量の指導では、身体活動と食生活の両面の支援を行う。
(2)飲酒に関する指導では、アルコールには依存性があることを考慮して行う。
(3)睡眠に関する指導では、ストレス状態を考慮して行う。
(4)休養に関する指導では、時には気分を変えてレストラン等での外食を勧めてみる。
(5)喫煙者の減塩指導では、味覚が鋭敏になっていることを考慮して行う。
Q3.対象者の健康状態に応じた栄養教育と、疾病予防における一次・二次・三次予防に関する組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)糖尿病患者の食事づくり手である妻に、糖尿病交換表の使い方を教えるー一次予防
(2)学校の定期健康診断で肥満と判定された児童と保護者に、栄養相談を実施するー一次予防
(3)特定健康診査の結果、特定保健指導の対象となった人に、次年度の健診受診を勧めるー二次予防
(4)脳卒中で倒れた人に、片麻痺での援助なしに食事がしやすい食器を紹介するー二次予防
(5)親をがんで亡くしている人に、食生活とがんの関連について説明するー三次予防
Q4.栄養指導の関連法規とその内容の組合せである。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)健康増進法ー市町村による栄養の指導
(2)食品衛生法ー都道府県による給食施設の栄養管理の実施に関する指導
(3)医療法ー管理栄養士による傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導
(4)食育基本法ー栄養教諭による学校給食を活用した食に関する指導
(5)高齢者の医療の確保に関する法律ー医療保険者による特定保健指導
次回、解説します。
2018年02月13日
F食事設計と栄養・調理【解説】
今日は、「食品の生産・加工・保尊・流通と栄養」の問題の解説をします。
(1)れんこんの歯ざわりをよくするために、酢を入れる。
(2)たけのこのあくを除くために、唐辛子を入れる。
(3)さつまいもを軟らかくするために、みょうばんを入れる。
(4)カリフラワーの色を白くするために、重曹を入れる。
(5)わらびの色を良くするために、酢を入れる。
【解説】…正答(1)
(1)正しい。
(2)誤り。たけのこのあく抜きのためには米ぬかを加える。
唐辛子は米ぬかの臭いを消す目的などで加える。
(3)誤り。みょうばんは、煮くずれを防いだり、色鮮やかに仕上げたりする作用をもつ。
(4)誤り。カリフラワーを白くゆでるには、酢や小麦粉を加える。
(5)誤り。わらびを色よくゆでるためには重曹を加える。
(1)肉を長時間加水加熱すると、筋原線維たんぱく質がゼラチンとなる。
(2)豚脂は、牛脂よりも融け始める温度が高い。
(3)豚ロース肉のエネルギー減少量は、ゆでがフライパン焼きより小さい。
(4)ヒレ肉は、短時間の加熱料理より長時間の煮込み料理に適する。
(5)肉をしょうが汁に浸漬すると、プロテアーゼの作用により軟化する。
【解説】…正答(5)
(1)誤り。加熱によりゼラチンになるのは、肉基質たんぱく質のコラーゲンである。
(2)誤り。豚脂の融点は牛脂の融点よりも低い。
(3)誤り。ゆでると脂質がゆで汁に溶出するため、フライパン焼きよりもエネルギー減少量が大きい。
(4)誤り。ヒレ肉は脂質が少なく最もやわらかい部位なので、
グリルやステーキなどの短時間加熱に適している。
(5)正しい。
(1)ゆで時間では、ゆで水からの放射により食品を加熱する。
(2)蒸し加熱では、水蒸気の潜熱を利用して食品を加熱する。
(3)伝導伝熱による加熱では、高温の物体から放出される赤外線を食品が吸収する。
(4)電磁調理加熱では、食品自体を発熱させる。
(5)電子レンジ加熱では、加熱時間は食品の水分量に依存しない。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。ゆで加熱では、ゆで水の対流熱により食品を加熱する。
(2)正しい。潜熱とは、物質の温度変化ではなく、
物質の相の変化に必要とされる融解熱や気化熱のことである。
蒸し加熱では、水蒸気が水に変化するときに放出される凝固熱を利用している。
(3)誤り。赤外線などの電磁波で熱を伝えるのは、放射である。
伝導伝熱では、高温部から低温部へと原子間・分子間を振動などの運動エネルギーとして熱が伝わる。
(4)誤り。電磁調理加熱では鍋底を発熱される。
(5)誤り。電子レンジ加熱は食品中の水分子を振動させて摩擦熱を生じる方法なので、
その加熱時間は食品の水分量に依存する。
Q1.食材をゆでる時の添加材料とその目的に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)れんこんの歯ざわりをよくするために、酢を入れる。
(2)たけのこのあくを除くために、唐辛子を入れる。
(3)さつまいもを軟らかくするために、みょうばんを入れる。
(4)カリフラワーの色を白くするために、重曹を入れる。
(5)わらびの色を良くするために、酢を入れる。
【解説】…正答(1)
(1)正しい。
(2)誤り。たけのこのあく抜きのためには米ぬかを加える。
唐辛子は米ぬかの臭いを消す目的などで加える。
(3)誤り。みょうばんは、煮くずれを防いだり、色鮮やかに仕上げたりする作用をもつ。
(4)誤り。カリフラワーを白くゆでるには、酢や小麦粉を加える。
(5)誤り。わらびを色よくゆでるためには重曹を加える。
Q2.肉類の調理に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)肉を長時間加水加熱すると、筋原線維たんぱく質がゼラチンとなる。
(2)豚脂は、牛脂よりも融け始める温度が高い。
(3)豚ロース肉のエネルギー減少量は、ゆでがフライパン焼きより小さい。
(4)ヒレ肉は、短時間の加熱料理より長時間の煮込み料理に適する。
(5)肉をしょうが汁に浸漬すると、プロテアーゼの作用により軟化する。
【解説】…正答(5)
(1)誤り。加熱によりゼラチンになるのは、肉基質たんぱく質のコラーゲンである。
(2)誤り。豚脂の融点は牛脂の融点よりも低い。
(3)誤り。ゆでると脂質がゆで汁に溶出するため、フライパン焼きよりもエネルギー減少量が大きい。
(4)誤り。ヒレ肉は脂質が少なく最もやわらかい部位なので、
グリルやステーキなどの短時間加熱に適している。
(5)正しい。
Q3.加熱時間に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ゆで時間では、ゆで水からの放射により食品を加熱する。
(2)蒸し加熱では、水蒸気の潜熱を利用して食品を加熱する。
(3)伝導伝熱による加熱では、高温の物体から放出される赤外線を食品が吸収する。
(4)電磁調理加熱では、食品自体を発熱させる。
(5)電子レンジ加熱では、加熱時間は食品の水分量に依存しない。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。ゆで加熱では、ゆで水の対流熱により食品を加熱する。
(2)正しい。潜熱とは、物質の温度変化ではなく、
物質の相の変化に必要とされる融解熱や気化熱のことである。
蒸し加熱では、水蒸気が水に変化するときに放出される凝固熱を利用している。
(3)誤り。赤外線などの電磁波で熱を伝えるのは、放射である。
伝導伝熱では、高温部から低温部へと原子間・分子間を振動などの運動エネルギーとして熱が伝わる。
(4)誤り。電磁調理加熱では鍋底を発熱される。
(5)誤り。電子レンジ加熱は食品中の水分子を振動させて摩擦熱を生じる方法なので、
その加熱時間は食品の水分量に依存する。
2018年02月12日
F食事設計と栄養・調理【問題】
今日は、「食品の生産・加工・保尊・流通と栄養」について問題を出題します。
(1)れんこんの歯ざわりをよくするために、酢を入れる。
(2)たけのこのあくを除くために、唐辛子を入れる。
(3)さつまいもを軟らかくするために、みょうばんを入れる。
(4)カリフラワーの色を白くするために、重曹を入れる。
(5)わらびの色を良くするために、酢を入れる。
(1)肉を長時間加水加熱すると、筋原線維たんぱく質がゼラチンとなる。
(2)豚脂は、牛脂よりも融け始める温度が高い。
(3)豚ロース肉のエネルギー減少量は、ゆでがフライパン焼きより小さい。
(4)ヒレ肉は、短時間の加熱料理より長時間の煮込み料理に適する。
(5)肉をしょうが汁に浸漬すると、プロテアーゼの作用により軟化する。
(1)ゆで時間では、ゆで水からの放射により食品を加熱する。
(2)蒸し加熱では、水蒸気の潜熱を利用して食品を加熱する。
(3)伝導伝熱による加熱では、高温の物体から放出される赤外線を食品が吸収する。
(4)電磁調理加熱では、食品自体を発熱させる。
(5)電子レンジ加熱では、加熱時間は食品の水分量に依存しない。
次回、解説します。
Q1.食材をゆでる時の添加材料とその目的に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)れんこんの歯ざわりをよくするために、酢を入れる。
(2)たけのこのあくを除くために、唐辛子を入れる。
(3)さつまいもを軟らかくするために、みょうばんを入れる。
(4)カリフラワーの色を白くするために、重曹を入れる。
(5)わらびの色を良くするために、酢を入れる。
Q2.肉類の調理に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)肉を長時間加水加熱すると、筋原線維たんぱく質がゼラチンとなる。
(2)豚脂は、牛脂よりも融け始める温度が高い。
(3)豚ロース肉のエネルギー減少量は、ゆでがフライパン焼きより小さい。
(4)ヒレ肉は、短時間の加熱料理より長時間の煮込み料理に適する。
(5)肉をしょうが汁に浸漬すると、プロテアーゼの作用により軟化する。
Q3.加熱時間に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ゆで時間では、ゆで水からの放射により食品を加熱する。
(2)蒸し加熱では、水蒸気の潜熱を利用して食品を加熱する。
(3)伝導伝熱による加熱では、高温の物体から放出される赤外線を食品が吸収する。
(4)電磁調理加熱では、食品自体を発熱させる。
(5)電子レンジ加熱では、加熱時間は食品の水分量に依存しない。
次回、解説します。
2018年02月11日
E食品の生産・加工・保存・流通と栄養【解説】
今日は、「食品の生産・加工・保存・流通と栄養」の問題の解説をします。
(1)油脂に含まれる不飽和脂肪酸の一部を水素添加した油である。
(2)不飽和脂肪酸の二重結合は、一部シス型となり酸化安定性が高くなる。
(3)バターやマヨネーズの原料として用いられる。
(4)一般に室温及びフライ時の酸化安定性が低い。
(5)魚油では、水素添加によって魚臭を除去することができる。
【解説】…正答(1)、(5)
(1)正しい。
(2)誤り。天然の不飽和脂肪酸の二重結合はほとんどがシス型であるが、
硬化油製造の際の水素添加により、一部トランス型となる。
硬化油の酸化安定性が高いのは、水素添加により不飽和度が低下するからである。
(3)誤り。硬化油はマーガリンやショートニングの原料となる。
バターの原料である乳歯同は、すでに飽和度が高い油脂であり、水素添加の対象とはならない。
マヨネーズの製造には一般にサラダ油が用いられる。
(4)誤り。硬化油は酸化安定性が高い。
(5)正しい。魚油に水素を添加すると、酸化による不快臭の発生が抑制される。
(1)果糖の製造ーβ‐グルカナーゼ
(2)チーズの製造ーα‐アミラーゼ
(3)転化糖の製造ーインベルターゼ
(4)混濁果汁の清澄化ーレンニン
(5)肉の軟化ーカタラーゼ
【解説】…正答(3)
(1)誤り。果糖の製造にはイムリなーぜやグルコースイソメラーゼが用いられる。
β‐グルカナーゼは、酵母エキスを製造したり、ビールのろ過効率を向上させたりする酵母である。
(2)誤り。チーズ製造に使われる酵素はキモシンなどである。
α‐アミラーゼはでんぶんの糖化や水あめ製造に利用される。
(3)正しい。スクロースをインベルターゼで加水分解すると転化糖が得られる。
(4)誤り。混濁果汁の清澄化にはペクチナーゼを用いる。
(5)誤り。肉の軟化にはプロテアーゼが関与する。
カタラーゼは、殺菌や漂白のために使用した過酸化水素の除去に利用される。
(1)分岐アミノ酸では、側鎖で反応が進む。
(2)反応の初期にポリフェノールオキシダーゼが関与する。
(3)反応の終期にアマドリ転移反応が起こる。
(4)水分活性が0.2以下で起こりやすい。
(5)亜硫酸は、反応を抑制する。
【解説】…正答(5)
(1)誤り。分岐アミノ酸の側鎖にはアミノ基はないので、アミノカルボニル反応は起こらない。
(2)誤り。アミノカルボニル反応は、その過程で酵素が関与しない非酵素的褐変の1つである。
(3)誤り。アマドリ転移反応は、アミノカルボニル反応の初期に起こる。
(4)誤り。アミノカルボニル反応は、水分活性0.2以下ではほとんど起こらない。
水分活性0.65〜0.85の中間水分食品で起こりやすい。
(5)正しい。亜硫酸は、カルボニル化合物に結合して褐変を抑制する。
(1)乾燥では、食品中の自由水を増加させる。
(2)酢漬けでは、pHを上昇させる。
(3)塩漬けでは、結合水を増加させる。
(4)MA包装では、包装内の二酸化炭素濃度を低下させる。
(5)氷温貯蔵では、食品中の水を凍結させる。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。乾燥により自由水は減少する。
(2)誤り。酢によってpHは低下する。
(3)正しい。食塩が保水剤となって自由水を拘束し、結合水を増加させる。
(4)誤り。MA包装の内部は、低酸素、高二酸化炭素状態である。
(5)誤り。氷温貯蔵とは、氷結合付近ながら食品を凍結させない程度の温度で保存する方法である。
(1)TFS缶はブリキ缶よりも、内容物中の溶存酸素量による缶内面の腐蝕を起こしやすい。
(2)ラミネートフィルムは、各種のプラスチックやアルミ缶などを貼り合わせ、
それぞれの欠点を補ったフィルムである。
(3)レトルトパウチ食品は缶詰よりも低温で殺菌するため、品質が良好である。
(4)ガラスビンを構成する成分は食品成分と化学反応を起こしやすいので注意を要する。
(5)プラスチック包装材と容器は軽量、安価で熱接着性に優れているが、酸、アルカリ、
塩類に不安定である。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。ブリキ缶に比べ、TSF缶は内面の腐蝕を起こしにくい。
ブリキ缶はスズメッキ鋼板、TSF缶はクロムメッキ鋼板である。
(2)正しい。
(3)誤り。レトルトパウチ食品の加熱殺菌条件は115〜120℃で、缶詰の殺菌処理条件よりも高温である。
缶詰の中には、低pHの果物缶のように100℃以下で殺菌処理されるものもある。
(4)誤り。ガラスは、耐熱・耐薬品性に優れ、食品成分と化学反応を起こしにくいのが特徴である。
(5)誤り。プラスチックは、酸、アルカリ、塩類に安定である。
Q1.硬化油に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)油脂に含まれる不飽和脂肪酸の一部を水素添加した油である。
(2)不飽和脂肪酸の二重結合は、一部シス型となり酸化安定性が高くなる。
(3)バターやマヨネーズの原料として用いられる。
(4)一般に室温及びフライ時の酸化安定性が低い。
(5)魚油では、水素添加によって魚臭を除去することができる。
【解説】…正答(1)、(5)
(1)正しい。
(2)誤り。天然の不飽和脂肪酸の二重結合はほとんどがシス型であるが、
硬化油製造の際の水素添加により、一部トランス型となる。
硬化油の酸化安定性が高いのは、水素添加により不飽和度が低下するからである。
(3)誤り。硬化油はマーガリンやショートニングの原料となる。
バターの原料である乳歯同は、すでに飽和度が高い油脂であり、水素添加の対象とはならない。
マヨネーズの製造には一般にサラダ油が用いられる。
(4)誤り。硬化油は酸化安定性が高い。
(5)正しい。魚油に水素を添加すると、酸化による不快臭の発生が抑制される。
Q2.食品の加工とそれに関与する酵素の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)果糖の製造ーβ‐グルカナーゼ
(2)チーズの製造ーα‐アミラーゼ
(3)転化糖の製造ーインベルターゼ
(4)混濁果汁の清澄化ーレンニン
(5)肉の軟化ーカタラーゼ
【解説】…正答(3)
(1)誤り。果糖の製造にはイムリなーぜやグルコースイソメラーゼが用いられる。
β‐グルカナーゼは、酵母エキスを製造したり、ビールのろ過効率を向上させたりする酵母である。
(2)誤り。チーズ製造に使われる酵素はキモシンなどである。
α‐アミラーゼはでんぶんの糖化や水あめ製造に利用される。
(3)正しい。スクロースをインベルターゼで加水分解すると転化糖が得られる。
(4)誤り。混濁果汁の清澄化にはペクチナーゼを用いる。
(5)誤り。肉の軟化にはプロテアーゼが関与する。
カタラーゼは、殺菌や漂白のために使用した過酸化水素の除去に利用される。
Q3.アミノカルボニル反応に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)分岐アミノ酸では、側鎖で反応が進む。
(2)反応の初期にポリフェノールオキシダーゼが関与する。
(3)反応の終期にアマドリ転移反応が起こる。
(4)水分活性が0.2以下で起こりやすい。
(5)亜硫酸は、反応を抑制する。
【解説】…正答(5)
(1)誤り。分岐アミノ酸の側鎖にはアミノ基はないので、アミノカルボニル反応は起こらない。
(2)誤り。アミノカルボニル反応は、その過程で酵素が関与しない非酵素的褐変の1つである。
(3)誤り。アマドリ転移反応は、アミノカルボニル反応の初期に起こる。
(4)誤り。アミノカルボニル反応は、水分活性0.2以下ではほとんど起こらない。
水分活性0.65〜0.85の中間水分食品で起こりやすい。
(5)正しい。亜硫酸は、カルボニル化合物に結合して褐変を抑制する。
Q4.食品の保存に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)乾燥では、食品中の自由水を増加させる。
(2)酢漬けでは、pHを上昇させる。
(3)塩漬けでは、結合水を増加させる。
(4)MA包装では、包装内の二酸化炭素濃度を低下させる。
(5)氷温貯蔵では、食品中の水を凍結させる。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。乾燥により自由水は減少する。
(2)誤り。酢によってpHは低下する。
(3)正しい。食塩が保水剤となって自由水を拘束し、結合水を増加させる。
(4)誤り。MA包装の内部は、低酸素、高二酸化炭素状態である。
(5)誤り。氷温貯蔵とは、氷結合付近ながら食品を凍結させない程度の温度で保存する方法である。
Q5.食品の包装に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)TFS缶はブリキ缶よりも、内容物中の溶存酸素量による缶内面の腐蝕を起こしやすい。
(2)ラミネートフィルムは、各種のプラスチックやアルミ缶などを貼り合わせ、
それぞれの欠点を補ったフィルムである。
(3)レトルトパウチ食品は缶詰よりも低温で殺菌するため、品質が良好である。
(4)ガラスビンを構成する成分は食品成分と化学反応を起こしやすいので注意を要する。
(5)プラスチック包装材と容器は軽量、安価で熱接着性に優れているが、酸、アルカリ、
塩類に不安定である。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。ブリキ缶に比べ、TSF缶は内面の腐蝕を起こしにくい。
ブリキ缶はスズメッキ鋼板、TSF缶はクロムメッキ鋼板である。
(2)正しい。
(3)誤り。レトルトパウチ食品の加熱殺菌条件は115〜120℃で、缶詰の殺菌処理条件よりも高温である。
缶詰の中には、低pHの果物缶のように100℃以下で殺菌処理されるものもある。
(4)誤り。ガラスは、耐熱・耐薬品性に優れ、食品成分と化学反応を起こしにくいのが特徴である。
(5)誤り。プラスチックは、酸、アルカリ、塩類に安定である。
2018年02月10日
E食品の生産・加工・保存・流通と栄養【問題】
今日は、「食品の生産・加工・保存・流通と栄養」について問題を出題します。
(1)油脂に含まれる不飽和脂肪酸の一部を水素添加した油である。
(2)不飽和脂肪酸の二重結合は、一部シス型となり酸化安定性が高くなる。
(3)バターやマヨネーズの原料として用いられる。
(4)一般に室温及びフライ時の酸化安定性が低い。
(5)魚油では、水素添加によって魚臭を除去することができる。
(1)果糖の製造ーβ‐グルカナーゼ
(2)チーズの製造ーα‐アミラーゼ
(3)転化糖の製造ーインベルターゼ
(4)混濁果汁の清澄化ーレンニン
(5)肉の軟化ーカタラーゼ
(1)分岐アミノ酸では、側鎖で反応が進む。
(2)反応の初期にポリフェノールオキシダーゼが関与する。
(3)反応の終期にアマドリ転移反応が起こる。
(4)水分活性が0.2以下で起こりやすい。
(5)亜硫酸は、反応を抑制する。
(1)乾燥では、食品中の自由水を増加させる。
(2)酢漬けでは、pHを上昇させる。
(3)塩漬けでは、結合水を増加させる。
(4)MA包装では、包装内の二酸化炭素濃度を低下させる。
(5)氷温貯蔵では、食品中の水を凍結させる。
(1)TFS缶はブリキ缶よりも、内容物中の溶存酸素量による缶内面の腐蝕を起こしやすい。
(2)ラミネートフィルムは、各種のプラスチックやアルミ缶などを貼り合わせ、
それぞれの欠点を補ったフィルムである。
(3)レトルトパウチ食品は缶詰よりも低温で殺菌するため、品質が良好である。
(4)ガラスビンを構成する成分は食品成分と化学反応を起こしやすいので注意を要する。
(5)プラスチック包装材と容器は軽量、安価で熱接着性に優れているが、酸、アルカリ、
塩類に不安定である。
次回、解説します。
Q1.硬化油に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)油脂に含まれる不飽和脂肪酸の一部を水素添加した油である。
(2)不飽和脂肪酸の二重結合は、一部シス型となり酸化安定性が高くなる。
(3)バターやマヨネーズの原料として用いられる。
(4)一般に室温及びフライ時の酸化安定性が低い。
(5)魚油では、水素添加によって魚臭を除去することができる。
Q2.食品の加工とそれに関与する酵素の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)果糖の製造ーβ‐グルカナーゼ
(2)チーズの製造ーα‐アミラーゼ
(3)転化糖の製造ーインベルターゼ
(4)混濁果汁の清澄化ーレンニン
(5)肉の軟化ーカタラーゼ
Q3.アミノカルボニル反応に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)分岐アミノ酸では、側鎖で反応が進む。
(2)反応の初期にポリフェノールオキシダーゼが関与する。
(3)反応の終期にアマドリ転移反応が起こる。
(4)水分活性が0.2以下で起こりやすい。
(5)亜硫酸は、反応を抑制する。
Q4.食品の保存に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)乾燥では、食品中の自由水を増加させる。
(2)酢漬けでは、pHを上昇させる。
(3)塩漬けでは、結合水を増加させる。
(4)MA包装では、包装内の二酸化炭素濃度を低下させる。
(5)氷温貯蔵では、食品中の水を凍結させる。
Q5.食品の包装に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)TFS缶はブリキ缶よりも、内容物中の溶存酸素量による缶内面の腐蝕を起こしやすい。
(2)ラミネートフィルムは、各種のプラスチックやアルミ缶などを貼り合わせ、
それぞれの欠点を補ったフィルムである。
(3)レトルトパウチ食品は缶詰よりも低温で殺菌するため、品質が良好である。
(4)ガラスビンを構成する成分は食品成分と化学反応を起こしやすいので注意を要する。
(5)プラスチック包装材と容器は軽量、安価で熱接着性に優れているが、酸、アルカリ、
塩類に不安定である。
次回、解説します。
2018年02月09日
D食品の表示と規格基準【解説】
今日は、「食品の表示と規格基準」の問題の解説をします。
(1)天然色素は表示しなくてもよい。
(2)複数の甘味料は一括して「甘味料」として表示できる。
(3)加工助剤として使用した添加物は表示が免除される。
(4)ビタミンCを酸化防止の目的で使用した場合は、表示しなくてもよい。
(5)プロピレングリコールは、「品質保持剤」という用途名を併記しなければならない。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。食品添加物の全てについて、原則的に表示しなければならない。
(2)誤り。甘味料は一括名による表示はできない。
甘味料は用途名と物質名の併記が必要である。
(3)正しい。表示免除となるのは、加工助剤の他に、栄養強化、キャリーオーバー、バラ売り、
小包装の場合である。
(4)誤り。ビタミンCを酸化防止剤として使用した場合は用途名と物質名を併記しなければならない。
また、酸味料として使用した場合は一括名で表示できる。
なお、栄養強化の目的で使用した場合には表示は免除される。
(5)誤り。品質保持剤の目的で使用した食品添加物は、用途名を併記する必要はない。
(1)分別流通管理をしていない非遺伝子組み換え作物は、「遺伝子組換え不分別」の表示が省略できる。
(2)遺伝子組換え大豆を原料とするしょう油は、遺伝子組換え食品の表示が義務づけられている。
(3)表示義務の対象となっている作物を原材料とする食品であっても、
その原材料の食品に占める重量が5%未満のものは、表示が省略できる。
(4)遺伝子組換えトウモロコシを主原料とするコーン油は、
遺伝子組換え食品の表示が義務づけられている。
(5)非遺伝子組換え大豆を原料とした豆腐は、「非遺伝子組換え食品」の表示が義務づけられている。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。「遺伝子組換え不分別」の表示は省略できない。
(2)・(4)誤り。しょう油やコーン油など、組換えられた遺伝子やその遺伝子によって産生された
たんぱく質が加工工程で除去・分解され、製品に残っていないものには表示義務がない。
(3)正しい。
(5)誤り。「遺伝子組換えでない」「遺伝子組換えでないものを分別」の表示は任意である。
(1)特定保健用食品の許可基準は、食品衛生法に基づいている。
(2)錠剤型、カプセル型をしていない食品であることが求められる。
(3)「高コレステロール血症のリスクを低減する」との表示が許可されている。
(4)安全性を評価するヒト試験は、消費者庁が行う。
(5)規格基準型特定保健用食品は、消費者庁事務局の審査で許可される。
【解説】…正答(5)
(1)誤り。許可基準は健康増進法に基づいている。
(2)誤り。錠剤やカプセルの形態をとる食品も対象である。
(3)誤り。疾病リスク低減表示が認められているのは、
「若い女性のカルシウム摂取が将来の骨粗鬆症のリスクを低減」と
「女性の葉酸摂取が胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを低減」の2つのみである。
(4)誤り。安全性及び効果の調査審議などは、内閣府の消費者委員会と食品安全委員会が行う。
(5)正しい。
(1)特定用途食品の1つである。
(2)錠剤やカプセル形状のものも対象である。
(3)分岐アミノ酸は、栄養機能食品の関与成分である。
(4)消費者庁による個別審査を受けた食品である。
(5)栄養機能表示が認められる。
【解説】…正答(2)、(5)
(1)誤り。栄養機能食品は保健機能食品の1つであり特別用途食品ではない。
もう1つ保健機能食品である特定保健用と食品特別用途食品にも含まれる。
(2)正しい。通常の食品形態をとるものに加え、錠剤やカプセルも含まれる。
ただし、カリウムは過剰摂取のリスクを回避するため、錠剤、カプセル剤等を対象外とする。
(3)誤り。栄養機能食品の対象となるのは、ビタミン13種類、ミネラル6種類、n-3径脂肪酸である。
(4)誤り。栄養機能食品は個別審査を受ける必要はなく、国が定められた規格基準を満たしていればよい。
(5)正しい。
Q1.食品添加物の表示に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)天然色素は表示しなくてもよい。
(2)複数の甘味料は一括して「甘味料」として表示できる。
(3)加工助剤として使用した添加物は表示が免除される。
(4)ビタミンCを酸化防止の目的で使用した場合は、表示しなくてもよい。
(5)プロピレングリコールは、「品質保持剤」という用途名を併記しなければならない。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。食品添加物の全てについて、原則的に表示しなければならない。
(2)誤り。甘味料は一括名による表示はできない。
甘味料は用途名と物質名の併記が必要である。
(3)正しい。表示免除となるのは、加工助剤の他に、栄養強化、キャリーオーバー、バラ売り、
小包装の場合である。
(4)誤り。ビタミンCを酸化防止剤として使用した場合は用途名と物質名を併記しなければならない。
また、酸味料として使用した場合は一括名で表示できる。
なお、栄養強化の目的で使用した場合には表示は免除される。
(5)誤り。品質保持剤の目的で使用した食品添加物は、用途名を併記する必要はない。
Q2.遺伝子組換え食品の表示に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)分別流通管理をしていない非遺伝子組み換え作物は、「遺伝子組換え不分別」の表示が省略できる。
(2)遺伝子組換え大豆を原料とするしょう油は、遺伝子組換え食品の表示が義務づけられている。
(3)表示義務の対象となっている作物を原材料とする食品であっても、
その原材料の食品に占める重量が5%未満のものは、表示が省略できる。
(4)遺伝子組換えトウモロコシを主原料とするコーン油は、
遺伝子組換え食品の表示が義務づけられている。
(5)非遺伝子組換え大豆を原料とした豆腐は、「非遺伝子組換え食品」の表示が義務づけられている。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。「遺伝子組換え不分別」の表示は省略できない。
(2)・(4)誤り。しょう油やコーン油など、組換えられた遺伝子やその遺伝子によって産生された
たんぱく質が加工工程で除去・分解され、製品に残っていないものには表示義務がない。
(3)正しい。
(5)誤り。「遺伝子組換えでない」「遺伝子組換えでないものを分別」の表示は任意である。
Q3.特定保健用食品に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)特定保健用食品の許可基準は、食品衛生法に基づいている。
(2)錠剤型、カプセル型をしていない食品であることが求められる。
(3)「高コレステロール血症のリスクを低減する」との表示が許可されている。
(4)安全性を評価するヒト試験は、消費者庁が行う。
(5)規格基準型特定保健用食品は、消費者庁事務局の審査で許可される。
【解説】…正答(5)
(1)誤り。許可基準は健康増進法に基づいている。
(2)誤り。錠剤やカプセルの形態をとる食品も対象である。
(3)誤り。疾病リスク低減表示が認められているのは、
「若い女性のカルシウム摂取が将来の骨粗鬆症のリスクを低減」と
「女性の葉酸摂取が胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを低減」の2つのみである。
(4)誤り。安全性及び効果の調査審議などは、内閣府の消費者委員会と食品安全委員会が行う。
(5)正しい。
Q4.栄養機能食品に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)特定用途食品の1つである。
(2)錠剤やカプセル形状のものも対象である。
(3)分岐アミノ酸は、栄養機能食品の関与成分である。
(4)消費者庁による個別審査を受けた食品である。
(5)栄養機能表示が認められる。
【解説】…正答(2)、(5)
(1)誤り。栄養機能食品は保健機能食品の1つであり特別用途食品ではない。
もう1つ保健機能食品である特定保健用と食品特別用途食品にも含まれる。
(2)正しい。通常の食品形態をとるものに加え、錠剤やカプセルも含まれる。
ただし、カリウムは過剰摂取のリスクを回避するため、錠剤、カプセル剤等を対象外とする。
(3)誤り。栄養機能食品の対象となるのは、ビタミン13種類、ミネラル6種類、n-3径脂肪酸である。
(4)誤り。栄養機能食品は個別審査を受ける必要はなく、国が定められた規格基準を満たしていればよい。
(5)正しい。
2018年02月08日
D食品の表示と規格基準【問題】
今日は、「食品の表示と規格基準」について問題を出題します。
(1)天然色素は表示しなくてもよい。
(2)複数の甘味料は一括して「甘味料」として表示できる。
(3)加工助剤として使用した添加物は表示が免除される。
(4)ビタミンCを酸化防止の目的で使用した場合は、表示しなくてもよい。
(5)プロピレングリコールは、「品質保持剤」という用途名を併記しなければならない。
(1)分別流通管理をしていない非遺伝子組み換え作物は、「遺伝子組換え不分別」の表示が省略できる。
(2)遺伝子組換え大豆を原料とするしょう油は、遺伝子組換え食品の表示が義務づけられている。
(3)表示義務の対象となっている作物を原材料とする食品であっても、
その原材料の食品に占める重量が5%未満のものは、表示が省略できる。
(4)遺伝子組換えトウモロコシを主原料とするコーン油は、
遺伝子組換え食品の表示が義務づけられている。
(5)非遺伝子組換え大豆を原料とした豆腐は、「非遺伝子組換え食品」の表示が義務づけられている。
(1)特定保健用食品の許可基準は、食品衛生法に基づいている。
(2)錠剤型、カプセル型をしていない食品であることが求められる。
(3)「高コレステロール血症のリスクを低減する」との表示が許可されている。
(4)安全性を評価するヒト試験は、消費者庁が行う。
(5)規格基準型特定保健用食品は、消費者庁事務局の審査で許可される。
(1)特定用途食品の1つである。
(2)錠剤やカプセル形状のものも対象である。
(3)分岐アミノ酸は、栄養機能食品の関与成分である。
(4)消費者庁による個別審査を受けた食品である。
(5)栄養機能表示が認められる。
次回、解説します。
Q1.食品添加物の表示に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)天然色素は表示しなくてもよい。
(2)複数の甘味料は一括して「甘味料」として表示できる。
(3)加工助剤として使用した添加物は表示が免除される。
(4)ビタミンCを酸化防止の目的で使用した場合は、表示しなくてもよい。
(5)プロピレングリコールは、「品質保持剤」という用途名を併記しなければならない。
Q2.遺伝子組換え食品の表示に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)分別流通管理をしていない非遺伝子組み換え作物は、「遺伝子組換え不分別」の表示が省略できる。
(2)遺伝子組換え大豆を原料とするしょう油は、遺伝子組換え食品の表示が義務づけられている。
(3)表示義務の対象となっている作物を原材料とする食品であっても、
その原材料の食品に占める重量が5%未満のものは、表示が省略できる。
(4)遺伝子組換えトウモロコシを主原料とするコーン油は、
遺伝子組換え食品の表示が義務づけられている。
(5)非遺伝子組換え大豆を原料とした豆腐は、「非遺伝子組換え食品」の表示が義務づけられている。
Q3.特定保健用食品に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)特定保健用食品の許可基準は、食品衛生法に基づいている。
(2)錠剤型、カプセル型をしていない食品であることが求められる。
(3)「高コレステロール血症のリスクを低減する」との表示が許可されている。
(4)安全性を評価するヒト試験は、消費者庁が行う。
(5)規格基準型特定保健用食品は、消費者庁事務局の審査で許可される。
Q4.栄養機能食品に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)特定用途食品の1つである。
(2)錠剤やカプセル形状のものも対象である。
(3)分岐アミノ酸は、栄養機能食品の関与成分である。
(4)消費者庁による個別審査を受けた食品である。
(5)栄養機能表示が認められる。
次回、解説します。
2018年02月07日
C食品の安全性【解説】
今日は、「食品の安全性」についての問題の解説をします。
(1)リスク分析の3要素は、リスク評価、リスク管理、リスクコミュニケーションである。
(2)リスク評価は、危害要因判定、曝露評価、リスク判定からなる。
(3)リスクコミュニケーションとは、関係者の間で情報や意見をお互いに交換することである。
(4)わが国においてリスク評価は、消費者庁が行う。
(5)わが国においてリスク管理は、行政の責務である。
【解説】…正答(4)
(1)・(2)正しい。
(3)正しい。リスクコミュニケーション実施にあたっての全体調整は消費者庁が担当する。
(4)誤り。リスク評価は食品安全委員会が行う。
(5)正しい。環境省、農林水産省、厚生労働省、その他の行政機関が行う。
(1)細菌によってヒスチジンからヒスタミンが生成する反応は脱炭酸反応である。
(2)10℃を増殖至適温度とする微生物を中温度という。
(3)食品の水分活性は、腐敗・変敗の速度に関係する。
(4)偏性好気性菌は関与しない。
(5)揮発性塩基窒素の判定法は、ATPの分解を指標とする。
【解説】…正答(1)、(3)
(1)正しい。
魚介類に含まれるヒスチジンは、細菌のもつ脱炭酸酵素により脱炭酸されてヒスタミンになる。
(2)誤り。中温度の増殖至適温度は30〜40℃である。
10℃を増殖至適温度とする微生物は低温菌である。
(3)正しい。食品中の自由水が微生物の生育に利用されるので、水分活性が高いほど増殖速度が増す。
(4)誤り。増殖に酵素を必要とする偏性好気性菌の中に、腐敗・変敗に関与する微生物は多く存在する。
(5)誤り。ATP分解物を指標とするのはK値の判定法であり、
揮発性塩基窒素の判定法では、たんぱく質の分解産物を指標とする。
なお、揮発性塩基窒素とは、たんぱく質食品の分解によって生じる
アンモニアやアミン類のことを指す。
(1)ブドウ球菌の毒素は100℃30分の加熱で分解される。
(2)潜伏期は感染型の方が毒素型より短い。
(3)カンピロバクターは低温菌である。
(4)ボツリヌス菌は嫌気性菌である。
(5)病原大腸菌は芽胞を形成する。
【解説】…正答(4)
(1)誤り。ブドウ球菌自体は熱に弱いが、独℃エンテロトキシンは耐熱性であり、
100℃30分の加熱では分解されない。
(2)誤り。潜伏期は一般に、毒素型の方が感染型よりも短い。
毒素型食中毒には、ブドウ球菌や嘔吐型セレウス菌による食中毒のように潜伏期が短いものが多い。
(3)誤り。カンピロバクターは25℃では増殖できず、増殖至適温度が31〜46℃であるので、
中温菌に分類される。
(4)正しい。ボツリヌス菌は偏性嫌気性のグラム陽性桿菌である。
(5)誤り。大腸菌は芽胞を形成しない。
(1)食品の加熱では妨げない。
(2)人から人への感染はない。
(3)原因食品として生カキが多い。
(4)ウイルスは食品中で増殖する。
(5)ウイルスは冷凍により死滅する。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。85℃1分以上の加熱で不活性化するので、食品の加熱で予防できる。
(2)誤り。人から人へ感染する。
感染者の糞便や嘔吐物などからの汚染によっても起こる。
(3)正しい。原因物質は二枚貝、特に生カキが多い。
汚染された水や非加熱食品と介したものも多い。
(4)誤り。ウイルスは食品中では増殖せず人の腸管内で増殖する。
(5)誤り。低温での生存するので冷蔵・冷凍では死滅しない。
(1)アニサキスー海産魚
(2)トキソプラズマー鶏肉
(3)回虫ー淡水魚
(4)肝吸虫ー豚肉
(5)有棘顎口虫ー野菜
【解説】…正答(1)
(1)正しい。アニサキスは、さば、たら、いかなどの海産魚に存在する。
(2)誤り。トキソプラズマは、豚や羊の肉から感染する。
(3)誤り。回虫は、その卵が付着した野菜や水を介して感染する。
(4)誤り。肝吸虫は、フナやコイなどの淡水魚に存在する。
(5)誤り。有棘顎口虫は、どじょうやライギョなどの淡水魚に存在する。
(1)残留農薬基準値は、農薬の種類にかかわらず同じである。
(2)残留農薬基準値は、農薬の1日摂取許容量と同じである。
(3)特定農薬は、ポジティブリストの制度の対照である。
(4)動物用医薬品は、ポジティブリスト制度の対象である。
(5)残留基準値の定めのない農薬は、ポジティブリスト制度の対象外である。
【解説】…正答(4)
(1)誤り。個別の残留基準値が設定された農薬では、それぞれの基準値は同一ではない。
(2)誤り。残留基準値は、1日摂取許容量に食品の推定摂取量を加味して定められる。
(3)誤り。特定農薬はポジティブリスト制度の対象外である。
(4)正しい。
(5)誤り。「対象外物質」に指定されていないすべての農薬が対象となる。
個別の残留基準値が定められていない農薬は一律基準に従う。
Q1.食品の安全確保対策に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)リスク分析の3要素は、リスク評価、リスク管理、リスクコミュニケーションである。
(2)リスク評価は、危害要因判定、曝露評価、リスク判定からなる。
(3)リスクコミュニケーションとは、関係者の間で情報や意見をお互いに交換することである。
(4)わが国においてリスク評価は、消費者庁が行う。
(5)わが国においてリスク管理は、行政の責務である。
【解説】…正答(4)
(1)・(2)正しい。
(3)正しい。リスクコミュニケーション実施にあたっての全体調整は消費者庁が担当する。
(4)誤り。リスク評価は食品安全委員会が行う。
(5)正しい。環境省、農林水産省、厚生労働省、その他の行政機関が行う。
Q2.食品の腐敗・変敗に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)細菌によってヒスチジンからヒスタミンが生成する反応は脱炭酸反応である。
(2)10℃を増殖至適温度とする微生物を中温度という。
(3)食品の水分活性は、腐敗・変敗の速度に関係する。
(4)偏性好気性菌は関与しない。
(5)揮発性塩基窒素の判定法は、ATPの分解を指標とする。
【解説】…正答(1)、(3)
(1)正しい。
魚介類に含まれるヒスチジンは、細菌のもつ脱炭酸酵素により脱炭酸されてヒスタミンになる。
(2)誤り。中温度の増殖至適温度は30〜40℃である。
10℃を増殖至適温度とする微生物は低温菌である。
(3)正しい。食品中の自由水が微生物の生育に利用されるので、水分活性が高いほど増殖速度が増す。
(4)誤り。増殖に酵素を必要とする偏性好気性菌の中に、腐敗・変敗に関与する微生物は多く存在する。
(5)誤り。ATP分解物を指標とするのはK値の判定法であり、
揮発性塩基窒素の判定法では、たんぱく質の分解産物を指標とする。
なお、揮発性塩基窒素とは、たんぱく質食品の分解によって生じる
アンモニアやアミン類のことを指す。
Q3.細菌性食中毒に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ブドウ球菌の毒素は100℃30分の加熱で分解される。
(2)潜伏期は感染型の方が毒素型より短い。
(3)カンピロバクターは低温菌である。
(4)ボツリヌス菌は嫌気性菌である。
(5)病原大腸菌は芽胞を形成する。
【解説】…正答(4)
(1)誤り。ブドウ球菌自体は熱に弱いが、独℃エンテロトキシンは耐熱性であり、
100℃30分の加熱では分解されない。
(2)誤り。潜伏期は一般に、毒素型の方が感染型よりも短い。
毒素型食中毒には、ブドウ球菌や嘔吐型セレウス菌による食中毒のように潜伏期が短いものが多い。
(3)誤り。カンピロバクターは25℃では増殖できず、増殖至適温度が31〜46℃であるので、
中温菌に分類される。
(4)正しい。ボツリヌス菌は偏性嫌気性のグラム陽性桿菌である。
(5)誤り。大腸菌は芽胞を形成しない。
Q4.ノロウイルス食中毒に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)食品の加熱では妨げない。
(2)人から人への感染はない。
(3)原因食品として生カキが多い。
(4)ウイルスは食品中で増殖する。
(5)ウイルスは冷凍により死滅する。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。85℃1分以上の加熱で不活性化するので、食品の加熱で予防できる。
(2)誤り。人から人へ感染する。
感染者の糞便や嘔吐物などからの汚染によっても起こる。
(3)正しい。原因物質は二枚貝、特に生カキが多い。
汚染された水や非加熱食品と介したものも多い。
(4)誤り。ウイルスは食品中では増殖せず人の腸管内で増殖する。
(5)誤り。低温での生存するので冷蔵・冷凍では死滅しない。
Q5.寄生虫とその関連食品の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)アニサキスー海産魚
(2)トキソプラズマー鶏肉
(3)回虫ー淡水魚
(4)肝吸虫ー豚肉
(5)有棘顎口虫ー野菜
【解説】…正答(1)
(1)正しい。アニサキスは、さば、たら、いかなどの海産魚に存在する。
(2)誤り。トキソプラズマは、豚や羊の肉から感染する。
(3)誤り。回虫は、その卵が付着した野菜や水を介して感染する。
(4)誤り。肝吸虫は、フナやコイなどの淡水魚に存在する。
(5)誤り。有棘顎口虫は、どじょうやライギョなどの淡水魚に存在する。
Q6.残留農薬等のポジティブリスト制度に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)残留農薬基準値は、農薬の種類にかかわらず同じである。
(2)残留農薬基準値は、農薬の1日摂取許容量と同じである。
(3)特定農薬は、ポジティブリストの制度の対照である。
(4)動物用医薬品は、ポジティブリスト制度の対象である。
(5)残留基準値の定めのない農薬は、ポジティブリスト制度の対象外である。
【解説】…正答(4)
(1)誤り。個別の残留基準値が設定された農薬では、それぞれの基準値は同一ではない。
(2)誤り。残留基準値は、1日摂取許容量に食品の推定摂取量を加味して定められる。
(3)誤り。特定農薬はポジティブリスト制度の対象外である。
(4)正しい。
(5)誤り。「対象外物質」に指定されていないすべての農薬が対象となる。
個別の残留基準値が定められていない農薬は一律基準に従う。