新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2018年02月26日
C栄養疫学【解説】
今日は、「栄養政策」の問題を解説します。
(1)24時間食事思い出し法では、習慣的な食事内容の変更が生じやすい。
(2)秤量法は、他の調査結果の制度を評価する基準とされる。
(3)目安量法では、目安量と食品重量の標準化が必要である。
(4)食物摂取頻度調査法では、集団内での摂取量異のランク付けができる。
(5)陰膳法では、日本食品標準成分表に収載されていない食品を評価できる。
【解説】…正答(1)
(1)誤り。24時間食事思い出し法では、対象者がすでに摂取した前日の食事について
聴き取り調査を行うため、食事内容の変更は生じにくい。
(2)正しい。食事調査法の中での秤量法は制度が高く、
ゴールドスタンダードとして利用されることが多い。
(3)正しい。目安量法では、聴き取った目安量を食品重量に換算する際の基準が必要となる。
(4)正しい。食物摂取頻度調査法は、集団内における個人摂取量の相対的なランク付けを
行う場合に適する。
(5)正しい。陰膳法は、食品成分表を用いず、化学分析をし、
栄養素等摂取量を分析する食事調査法である。
(1)エネルギーの摂取不足の評価ー推定エネルギー必要量(EER)を下回る者の割合を算出
(2)栄養素の摂取不足の評価ー推定平均必要量(EAR)を下回る者の割合を算出
(3)栄養素の摂取不足の評価ー集団の摂取量の中央値と目安量(AI)を比較
(4)栄養素の過剰摂取の評価ー耐容上限量(UL)を上回る者の割合を算出
(5)生活習慣病の予防を目的とした評価ー目標量(DG)の範囲を逸脱する者の割合を算出
【解説】…正答(1)
(1)誤り。エネルギーの摂取不足の評価ー目標とするBMIを下回る者の割合を算出
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)正しい。
(1)個人の習慣的摂取量を真の値に近づけるためには、調査日数を増やす。
(2)集団の摂取量を真の値に近づけるためには、対象の人数を増やす。
(3)摂取量による集団内での個人のランクづけは、個人内変動が小さいほど正確である。
(4)集団の摂取量の系統誤差を小さくするためには、調査日数を増やす。
(5)集団の摂取量の偶然誤差を小さくするためには、対象の人数を増やす。
【解説】…正答(4)
(1)正しい。調査日数を増やすことで、個人内変動の影響を小さくすることができる。
(2)正しい。調査対象者を増やし平均値をとることで、摂取量の誤差を小さくすることができる。
(3)正しい。個人内変動が大きいほど、調査結果やその解釈に大きな影響が出る。
(4)誤り。調査日数を増やしたり、調査対象者を増やしたりしても、
系統誤差を小さくすることはできない。
(5)正しい。調査日数を増やしたり、調査対象者を増やして平均値をとったりすることで、
偶然誤差を小さくすることができる。
(1)60g
(2)80g
(3)95g
(4)100g
(5)115g
【解説】…正答(4)
(1)〜(3)・(5)誤り。
(4)正しい。この集団の平均エネルギー摂取量におけるたんぱく質摂取量の予測値は、
「y=0.03x+20」より、「0.03×2,000(kcal)+20=80(g)」となる。
残差が20gであるため、それを足すと、
Aさんの残差法によるエネルギー調整たんぱく質摂取量は100gとなる。
Q1.食事調査法に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)24時間食事思い出し法では、習慣的な食事内容の変更が生じやすい。
(2)秤量法は、他の調査結果の制度を評価する基準とされる。
(3)目安量法では、目安量と食品重量の標準化が必要である。
(4)食物摂取頻度調査法では、集団内での摂取量異のランク付けができる。
(5)陰膳法では、日本食品標準成分表に収載されていない食品を評価できる。
【解説】…正答(1)
(1)誤り。24時間食事思い出し法では、対象者がすでに摂取した前日の食事について
聴き取り調査を行うため、食事内容の変更は生じにくい。
(2)正しい。食事調査法の中での秤量法は制度が高く、
ゴールドスタンダードとして利用されることが多い。
(3)正しい。目安量法では、聴き取った目安量を食品重量に換算する際の基準が必要となる。
(4)正しい。食物摂取頻度調査法は、集団内における個人摂取量の相対的なランク付けを
行う場合に適する。
(5)正しい。陰膳法は、食品成分表を用いず、化学分析をし、
栄養素等摂取量を分析する食事調査法である。
Q2.集団における食事摂取量のデータを日本人の食事摂取基準(2015年版)を用いて評価した。評価の目的と方法の組合せである。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)エネルギーの摂取不足の評価ー推定エネルギー必要量(EER)を下回る者の割合を算出
(2)栄養素の摂取不足の評価ー推定平均必要量(EAR)を下回る者の割合を算出
(3)栄養素の摂取不足の評価ー集団の摂取量の中央値と目安量(AI)を比較
(4)栄養素の過剰摂取の評価ー耐容上限量(UL)を上回る者の割合を算出
(5)生活習慣病の予防を目的とした評価ー目標量(DG)の範囲を逸脱する者の割合を算出
【解説】…正答(1)
(1)誤り。エネルギーの摂取不足の評価ー目標とするBMIを下回る者の割合を算出
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)正しい。
Q3.食事調査における誤差に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)個人の習慣的摂取量を真の値に近づけるためには、調査日数を増やす。
(2)集団の摂取量を真の値に近づけるためには、対象の人数を増やす。
(3)摂取量による集団内での個人のランクづけは、個人内変動が小さいほど正確である。
(4)集団の摂取量の系統誤差を小さくするためには、調査日数を増やす。
(5)集団の摂取量の偶然誤差を小さくするためには、対象の人数を増やす。
【解説】…正答(4)
(1)正しい。調査日数を増やすことで、個人内変動の影響を小さくすることができる。
(2)正しい。調査対象者を増やし平均値をとることで、摂取量の誤差を小さくすることができる。
(3)正しい。個人内変動が大きいほど、調査結果やその解釈に大きな影響が出る。
(4)誤り。調査日数を増やしたり、調査対象者を増やしたりしても、
系統誤差を小さくすることはできない。
(5)正しい。調査日数を増やしたり、調査対象者を増やして平均値をとったりすることで、
偶然誤差を小さくすることができる。
Q4.ある集団の総エネルギー摂取量(x)とたんぱく質摂取量(y)の間に、y=0.03x+20の回帰式が成り立った。この集団の平均エネルギー摂取量は2,000kcalである。Aさんの残差法によるエネルギー調整たんぱく質摂取量を算出した。正しいのはどれか。1つ選べ。
ただし、Aさんのエネルギー摂取量は2,500kcal、たんぱく質摂取量は115gであり、上記の回帰式に代入すると残差が20gと計算されている。
ただし、Aさんのエネルギー摂取量は2,500kcal、たんぱく質摂取量は115gであり、上記の回帰式に代入すると残差が20gと計算されている。
(1)60g
(2)80g
(3)95g
(4)100g
(5)115g
【解説】…正答(4)
(1)〜(3)・(5)誤り。
(4)正しい。この集団の平均エネルギー摂取量におけるたんぱく質摂取量の予測値は、
「y=0.03x+20」より、「0.03×2,000(kcal)+20=80(g)」となる。
残差が20gであるため、それを足すと、
Aさんの残差法によるエネルギー調整たんぱく質摂取量は100gとなる。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
2018年02月25日
C栄養疫学【問題】
今日は、「栄養政策」について問題を出題します。
(1)24時間食事思い出し法では、習慣的な食事内容の変更が生じやすい。
(2)秤量法は、他の調査結果の制度を評価する基準とされる。
(3)目安量法では、目安量と食品重量の標準化が必要である。
(4)食物摂取頻度調査法では、集団内での摂取量異のランク付けができる。
(5)員善寳では、日本食品標準成分表に収載されていない食品を評価できる。
(1)エネルギーの摂取不足の評価ー推定エネルギー必要量(EER)を下回る者の割合を算出
(2)栄養素の摂取不足の評価ー推定平均必要量(EAR)を下回る者の割合を算出
(3)栄養素の摂取不足の評価ー集団の摂取量の中央値と目安量(AI)を比較
(4)栄養素の過剰摂取の評価ー耐容上限量(UL)を上回る者の割合を算出
(5)生活習慣病の予防を目的とした評価ー目標量(DG)の範囲を逸脱する者の割合を算出
(1)個人の習慣的摂取量を真の値に近づけるためには、調査日数を増やす。
(2)集団の摂取量を真の値に近づけるためには、対象の人数を増やす。
(3)摂取量による集団内での個人のランクづけは、個人内変動が小さいほど正確である。
(4)集団の摂取量の系統誤差を小さくするためには、調査日数を増やす。
(5)集団の摂取量の偶然誤差を小さくするためには、対象の人数を増やす。
(1)60g
(2)80g
(3)95g
(4)100g
(5)115g
次回、解説します。
Q1.食事調査法に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)24時間食事思い出し法では、習慣的な食事内容の変更が生じやすい。
(2)秤量法は、他の調査結果の制度を評価する基準とされる。
(3)目安量法では、目安量と食品重量の標準化が必要である。
(4)食物摂取頻度調査法では、集団内での摂取量異のランク付けができる。
(5)員善寳では、日本食品標準成分表に収載されていない食品を評価できる。
Q2.集団における食事摂取量のデータを日本人の食事摂取基準(2015年版)を用いて評価した。評価の目的と方法の組合せである。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)エネルギーの摂取不足の評価ー推定エネルギー必要量(EER)を下回る者の割合を算出
(2)栄養素の摂取不足の評価ー推定平均必要量(EAR)を下回る者の割合を算出
(3)栄養素の摂取不足の評価ー集団の摂取量の中央値と目安量(AI)を比較
(4)栄養素の過剰摂取の評価ー耐容上限量(UL)を上回る者の割合を算出
(5)生活習慣病の予防を目的とした評価ー目標量(DG)の範囲を逸脱する者の割合を算出
Q3.食事調査における誤差に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)個人の習慣的摂取量を真の値に近づけるためには、調査日数を増やす。
(2)集団の摂取量を真の値に近づけるためには、対象の人数を増やす。
(3)摂取量による集団内での個人のランクづけは、個人内変動が小さいほど正確である。
(4)集団の摂取量の系統誤差を小さくするためには、調査日数を増やす。
(5)集団の摂取量の偶然誤差を小さくするためには、対象の人数を増やす。
Q4.ある集団の総エネルギー摂取量(x)とたんぱく質摂取量(y)の間に、y=0.03x+20の回帰式が成り立った。この集団の平均エネルギー摂取量は2,000kcalである。Aさんの残差法によるエネルギー調整たんぱく質摂取量を算出した。正しいのはどれか。1つ選べ。
ただし、Aさんのエネルギー摂取量は2,500kcal、たんぱく質摂取量は115gであり、上記の回帰式に代入すると残差が20gと計算されている。
ただし、Aさんのエネルギー摂取量は2,500kcal、たんぱく質摂取量は115gであり、上記の回帰式に代入すると残差が20gと計算されている。
(1)60g
(2)80g
(3)95g
(4)100g
(5)115g
次回、解説します。
2018年02月24日
B栄養政策【解説】
今日は、「栄養政策」の問題を出題します。
(1)管理栄養士国家試験に合格した者は、厚生労働省に備える管理栄養士名簿に登録されて、
管理栄養士の免許を受けることができる。
(2)管理栄養士が管理栄養士免許証を破り、汚しまたは失ったときは、
所在地の都道府県知事が再交付を行う。
(3)管理栄養士が傷病者に対する療養のため必要な栄養指導を行うに当たっては、
医師の指導を受けなくてもよい。
(4)管理栄養士でなければ、管理栄養士またはこれに類似する名称を用いて
栄養指導等の業務を行ってはならない。
(5)管理栄養士を置かなければならない施設を定めている。
【解説】…正答(1)、(4)
(1)正しい。
(2)誤り。管理栄養士免許証の再交付は、厚生労働大臣が行う。
(3)誤り。主治の医師の指導を受けなければならない。
(4)正しい。
(5)誤り。栄養士法ではなく、健康増進法に規定されている。
(1)国民の健康増進の基本的な方針を定めるのは、内閣総理大臣である。
(2)健康診査の実施等に関する指針を定めるのは、都道府県知事である。
(3)栄養指導員の業務を行う者は、栄養士である。
(4)特別用途食品の収去を行う者は、食品衛生管理者である。
(5)食事摂取基準を定めるのは、厚生労働大臣である。
【解説】…正答(5)
(1)誤り。国民の健康増進の基本的方針を定めるのは、厚生労働大臣である。
(2)誤り。健康診査の実施等に関する指針を定めるのは、厚生労働大臣である。
(3)誤り。栄養指導員の業務を行う者は、医師または管理栄養士である。
(4)誤り。特別用途食品の収去を行う者は、食品衛生監視員である。
(5)正しい。
(1)根拠法ー地域保健法
(2)目的ー国民の食料供給計画策定
(3)実施者ー都道府県知事
(4)調査地区の選定ー厚生労働大臣
(5)費用負担ー調査対象地区を管轄する市町村
【解説】…正答(4)
(1)誤り。根拠法は健康増進法(第3章)である。
(2)誤り。国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料として、
国民の身体の状況、栄養摂取量及び生活習慣の状況を明らかにすることを目的とする。
(3)誤り。実施者は厚生労働大臣である。
(4)正しい。
(5)誤り。費用を負担するのは国である。
(1)厚生労働省と農林水産省の2省により策定された。
(2)食品ロスの低減に関する項目がある。
(3)摂取する脂肪の質に配慮するよう謳っている。
(4)穀類を毎食摂ることを推奨している。
(5)適正体重維持のため体重測定を推奨している。
【解説】…正答(1)
(1)誤り。文部科学省、厚生労働省、農林水産省の3省により策定された。
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)正しい。
(1)コマの上から順に、主食、主菜、副菜を示している。
(2)コマの軸は、水・お茶を示している。
(3)コマのヒモは、油脂・調味料を示している。
(4)主食の量的基準は、主材料の重量で示している。
(5)菓子・嗜好飲料の摂り方は、砂糖の重量で示されている。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。コマの上から順に、主食、副菜、主菜を示している。
(2)正しい。
(3)誤り。コマのヒモは、菓子・嗜好飲料を示している。
油脂・調味料は、イラストとして表現がされていない。
(4)誤り。主食の量的基準は、主材料の炭水化物量で示されている。
(5)誤り。菓子・嗜好飲料の摂り方は、「楽しく適度に」とコマのヒモの部分として示されている。
(1)9分野80項目の目標が設定されている。
(2)国民の健康の増進に関する基本的な方向の1つに「健康寿命の延伸と健康格差の縮小」がある。
(3)国民の健康の増進に関する基本的な方向の1つに「生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底」がある。
(4)COPDの認知度の向上として、80%の目標値が設定されている。
(5)ロコモティブシンドロームを認知している国民の割合の増加として、80%の目標値が設定されている。
【解説】…正答(1)
(1)誤り。健康日本21についての記述である。
健康日本21では5分野53項目の目標が設定されている。
(2)・(3)正しい。この他に国民の健康の増進に関する基本的な方針として、
「社会生活を大人無ために「必要な機能の維持及び向上」、
「健康を支え、守るための社会環境の整備」、
「栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する
生活習慣及び社会環境の改善」がある。
(4)正しい。「主要な生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底」のなかのCOPDの項目に、
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の認知度の向上として、80%の目標値が設定されている。
(5)正しい。「社会生活を大人無ために必要な機能の維持・工場」のなかの高齢者の健康の項目に、
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)を認知している国民の割合の増加として、
80%の目標値が設定されている。
(1)食育は、学校において実施することが最善であると規定されている。
(2)食育を推進するための活動は、あまねく全国において展開されなければならないと規定されている。
(3)食育と食料自給率向上との関係は、明文化されていない。
(4)食品関連事業者等に、国が推進する施策に協力することを義務付けている。
(5)食育推進会議の会長には、厚生労働大臣が充てられる。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。学校、家庭、保育所、地域その他あらゆる機会とあらゆる場で実施することが
最善であると規定されている。
(2)正しい。第4条に規定されている。
(3)誤り。食育を通じ、食料の需要と供給についての理解を深め、
生産者と消費者の交流等による農山漁村の活性化が食料自給率の向上につながると規定されている。
(4)誤り。食品関連事業者等は、国又は地方公共団体が実施する食育の推進に関する施策
その他の食育の推進に関する活動に協力するように努めるものと規定されている。
(5)誤り。食育推進会議は農林水産省に置かれ、その会長には、農林水産大臣が充てられる。
(1)家庭において食育を実践している国民の割合
(2)小学校における栄養教諭の配置数
(3)日本人の食事摂取基準を理解している国民の割合
(4)学校給食における国産の食材を使用する割合
(5)食料自給率の向上対策を実施している市町村の割合
【解説】…正答(4)
(1)〜(3)・(5)誤り。
(4)正しい。学校給食における国産の食材を使用する割合を、
現状値の77.3%から80%以上に増加することを目標値として掲げている。
(1)NCDsの予防と管理に関するグローバル戦略ー国連食糧農業機関(FAO)
(2)栄養に関するローマ宣言ー国連児童基金(UNICEF)
(3)持続可能な開発目標(SDGs)−国連開発計画(UNDP)
(4)フードバランスシートの作成ー国連世界食糧計画(WFP)
(5)ヘルシーピープル2020−世界保健機関(WHO)
【解説】…正答(3)
(1)誤り。正しくは、世界保健機関(WHO)である。
(2)誤り。正しくは、国連食糧農協機関(FAO)、世界保健機関(WHO)である。
(3)正しい。
(4)誤り。正しくは、国連食糧農協機関(FAO)である。
(5)誤り。正しくは、アメリカ保健福祉省である。
Q1.栄養士法に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)管理栄養士国家試験に合格した者は、厚生労働省に備える管理栄養士名簿に登録されて、
管理栄養士の免許を受けることができる。
(2)管理栄養士が管理栄養士免許証を破り、汚しまたは失ったときは、
所在地の都道府県知事が再交付を行う。
(3)管理栄養士が傷病者に対する療養のため必要な栄養指導を行うに当たっては、
医師の指導を受けなくてもよい。
(4)管理栄養士でなければ、管理栄養士またはこれに類似する名称を用いて
栄養指導等の業務を行ってはならない。
(5)管理栄養士を置かなければならない施設を定めている。
【解説】…正答(1)、(4)
(1)正しい。
(2)誤り。管理栄養士免許証の再交付は、厚生労働大臣が行う。
(3)誤り。主治の医師の指導を受けなければならない。
(4)正しい。
(5)誤り。栄養士法ではなく、健康増進法に規定されている。
Q2.健康増進法に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)国民の健康増進の基本的な方針を定めるのは、内閣総理大臣である。
(2)健康診査の実施等に関する指針を定めるのは、都道府県知事である。
(3)栄養指導員の業務を行う者は、栄養士である。
(4)特別用途食品の収去を行う者は、食品衛生管理者である。
(5)食事摂取基準を定めるのは、厚生労働大臣である。
【解説】…正答(5)
(1)誤り。国民の健康増進の基本的方針を定めるのは、厚生労働大臣である。
(2)誤り。健康診査の実施等に関する指針を定めるのは、厚生労働大臣である。
(3)誤り。栄養指導員の業務を行う者は、医師または管理栄養士である。
(4)誤り。特別用途食品の収去を行う者は、食品衛生監視員である。
(5)正しい。
Q3.国民健康・栄養調査の実施に関する組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)根拠法ー地域保健法
(2)目的ー国民の食料供給計画策定
(3)実施者ー都道府県知事
(4)調査地区の選定ー厚生労働大臣
(5)費用負担ー調査対象地区を管轄する市町村
【解説】…正答(4)
(1)誤り。根拠法は健康増進法(第3章)である。
(2)誤り。国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料として、
国民の身体の状況、栄養摂取量及び生活習慣の状況を明らかにすることを目的とする。
(3)誤り。実施者は厚生労働大臣である。
(4)正しい。
(5)誤り。費用を負担するのは国である。
Q4.食生活指針に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)厚生労働省と農林水産省の2省により策定された。
(2)食品ロスの低減に関する項目がある。
(3)摂取する脂肪の質に配慮するよう謳っている。
(4)穀類を毎食摂ることを推奨している。
(5)適正体重維持のため体重測定を推奨している。
【解説】…正答(1)
(1)誤り。文部科学省、厚生労働省、農林水産省の3省により策定された。
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)正しい。
Q5.食事バランスガイドに関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)コマの上から順に、主食、主菜、副菜を示している。
(2)コマの軸は、水・お茶を示している。
(3)コマのヒモは、油脂・調味料を示している。
(4)主食の量的基準は、主材料の重量で示している。
(5)菓子・嗜好飲料の摂り方は、砂糖の重量で示されている。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。コマの上から順に、主食、副菜、主菜を示している。
(2)正しい。
(3)誤り。コマのヒモは、菓子・嗜好飲料を示している。
油脂・調味料は、イラストとして表現がされていない。
(4)誤り。主食の量的基準は、主材料の炭水化物量で示されている。
(5)誤り。菓子・嗜好飲料の摂り方は、「楽しく適度に」とコマのヒモの部分として示されている。
Q6.「健康日本21」に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)9分野80項目の目標が設定されている。
(2)国民の健康の増進に関する基本的な方向の1つに「健康寿命の延伸と健康格差の縮小」がある。
(3)国民の健康の増進に関する基本的な方向の1つに「生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底」がある。
(4)COPDの認知度の向上として、80%の目標値が設定されている。
(5)ロコモティブシンドロームを認知している国民の割合の増加として、80%の目標値が設定されている。
【解説】…正答(1)
(1)誤り。健康日本21についての記述である。
健康日本21では5分野53項目の目標が設定されている。
(2)・(3)正しい。この他に国民の健康の増進に関する基本的な方針として、
「社会生活を大人無ために「必要な機能の維持及び向上」、
「健康を支え、守るための社会環境の整備」、
「栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する
生活習慣及び社会環境の改善」がある。
(4)正しい。「主要な生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底」のなかのCOPDの項目に、
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の認知度の向上として、80%の目標値が設定されている。
(5)正しい。「社会生活を大人無ために必要な機能の維持・工場」のなかの高齢者の健康の項目に、
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)を認知している国民の割合の増加として、
80%の目標値が設定されている。
Q7.食育基本法に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)食育は、学校において実施することが最善であると規定されている。
(2)食育を推進するための活動は、あまねく全国において展開されなければならないと規定されている。
(3)食育と食料自給率向上との関係は、明文化されていない。
(4)食品関連事業者等に、国が推進する施策に協力することを義務付けている。
(5)食育推進会議の会長には、厚生労働大臣が充てられる。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。学校、家庭、保育所、地域その他あらゆる機会とあらゆる場で実施することが
最善であると規定されている。
(2)正しい。第4条に規定されている。
(3)誤り。食育を通じ、食料の需要と供給についての理解を深め、
生産者と消費者の交流等による農山漁村の活性化が食料自給率の向上につながると規定されている。
(4)誤り。食品関連事業者等は、国又は地方公共団体が実施する食育の推進に関する施策
その他の食育の推進に関する活動に協力するように努めるものと規定されている。
(5)誤り。食育推進会議は農林水産省に置かれ、その会長には、農林水産大臣が充てられる。
Q8.第3次食育推進基本計画における食育の推進に当たっての目標値が設定されている項目である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)家庭において食育を実践している国民の割合
(2)小学校における栄養教諭の配置数
(3)日本人の食事摂取基準を理解している国民の割合
(4)学校給食における国産の食材を使用する割合
(5)食料自給率の向上対策を実施している市町村の割合
【解説】…正答(4)
(1)〜(3)・(5)誤り。
(4)正しい。学校給食における国産の食材を使用する割合を、
現状値の77.3%から80%以上に増加することを目標値として掲げている。
Q9.公衆栄養関連計画とそれに関連する組織の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)NCDsの予防と管理に関するグローバル戦略ー国連食糧農業機関(FAO)
(2)栄養に関するローマ宣言ー国連児童基金(UNICEF)
(3)持続可能な開発目標(SDGs)−国連開発計画(UNDP)
(4)フードバランスシートの作成ー国連世界食糧計画(WFP)
(5)ヘルシーピープル2020−世界保健機関(WHO)
【解説】…正答(3)
(1)誤り。正しくは、世界保健機関(WHO)である。
(2)誤り。正しくは、国連食糧農協機関(FAO)、世界保健機関(WHO)である。
(3)正しい。
(4)誤り。正しくは、国連食糧農協機関(FAO)である。
(5)誤り。正しくは、アメリカ保健福祉省である。
2018年02月23日
B栄養政策【問題】
今日は、「栄養政策」について問題を出題します。
(1)管理栄養士国家試験に合格した者は、厚生労働省に備える管理栄養士名簿に登録されて、
管理栄養士の免許を受けることができる。
(2)管理栄養士が管理栄養士免許証を破り、汚しまたは失ったときは、
所在地の都道府県知事が再交付を行う。
(3)管理栄養士が傷病者に対する療養のため必要な栄養指導を行うに当たっては、
医師の指導を受けなくてもよい。
(4)管理栄養士でなければ、管理栄養士またはこれに類似する名称を用いて
栄養指導等の業務を行ってはならない。
(5)管理栄養士を置かなければならない施設を定めている。
(1)国民の健康増進の基本的な方針を定めるのは、内閣総理大臣である。
(2)健康診査の実施等に関する指針を定めるのは、都道府県知事である。
(3)栄養指導員の業務を行う者は、栄養士である。
(4)特別用途食品の収去を行う者は、食品衛生管理者である。
(5)食事摂取基準を定めるのは、厚生労働大臣である。
(1)根拠法ー地域保健法
(2)目的ー国民の食料供給計画策定
(3)実施者ー都道府県知事
(4)調査地区の選定ー厚生労働大臣
(5)費用負担ー調査対象地区を管轄する市町村
(1)厚生労働省と農林水産省の2省により策定された。
(2)食品ロスの低減に関する項目がある。
(3)摂取する脂肪の質に配慮するよう謳っている。
(4)穀類を毎食摂ることを推奨している。
(5)適正体重維持のため体重測定を推奨している。
(1)コマの上から順に、主食、主菜、副菜を示している。
(2)コマの軸は、水・お茶を示している。
(3)コマのヒモは、油脂・調味料を示している。
(4)主食の量的基準は、主材料の重量で示している。
(5)菓子・嗜好飲料の摂り方は、砂糖の重量で示されている。
(1)9分野80項目の目標が設定されている。
(2)国民の健康の増進に関する基本的な方向の1つに「健康寿命の延伸と健康格差の縮小」がある。
(3)国民の健康の増進に関する基本的な方向の1つに「生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底」がある。
(4)COPDの認知度の向上として、80%の目標値が設定されている。
(5)ロコモティブシンドロームを認知している国民の割合の増加として、80%の目標値が設定されている。
(1)食育は、学校において実施することが最善であると規定されている。
(2)食育を推進するための活動は、あまねく全国において展開されなければならないと規定されている。
(3)食育と食料自給率向上との関係は、明文化されていない。
(4)食品関連事業者等に、国が推進する施策に協力することを義務付けている。
(5)食育推進会議の会長には、厚生労働大臣が充てられる。
(1)家庭において食育を実践している国民の割合
(2)小学校における栄養教諭の配置数
(3)日本人の食事摂取基準を理解している国民の割合
(4)学校給食における国産の食材を使用する割合
(5)食料自給率の向上対策を実施している市町村の割合
(1)NCDsの予防と管理に関するグローバル戦略ー国連食糧農業機関(FAO)
(2)栄養に関するローマ宣言ー国連児童基金(UNICEF)
(3)持続可能な開発目標(SDGs)−国連開発計画(UNDP)
(4)フードバランスシートの作成ー国連世界食糧計画(WFP)
(5)ヘルシーピープル2020−世界保健機関(WHO)
次回、解説します。
Q1.栄養士法に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)管理栄養士国家試験に合格した者は、厚生労働省に備える管理栄養士名簿に登録されて、
管理栄養士の免許を受けることができる。
(2)管理栄養士が管理栄養士免許証を破り、汚しまたは失ったときは、
所在地の都道府県知事が再交付を行う。
(3)管理栄養士が傷病者に対する療養のため必要な栄養指導を行うに当たっては、
医師の指導を受けなくてもよい。
(4)管理栄養士でなければ、管理栄養士またはこれに類似する名称を用いて
栄養指導等の業務を行ってはならない。
(5)管理栄養士を置かなければならない施設を定めている。
Q2.健康増進法に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)国民の健康増進の基本的な方針を定めるのは、内閣総理大臣である。
(2)健康診査の実施等に関する指針を定めるのは、都道府県知事である。
(3)栄養指導員の業務を行う者は、栄養士である。
(4)特別用途食品の収去を行う者は、食品衛生管理者である。
(5)食事摂取基準を定めるのは、厚生労働大臣である。
Q3.国民健康・栄養調査の実施に関する組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)根拠法ー地域保健法
(2)目的ー国民の食料供給計画策定
(3)実施者ー都道府県知事
(4)調査地区の選定ー厚生労働大臣
(5)費用負担ー調査対象地区を管轄する市町村
Q4.食生活指針に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)厚生労働省と農林水産省の2省により策定された。
(2)食品ロスの低減に関する項目がある。
(3)摂取する脂肪の質に配慮するよう謳っている。
(4)穀類を毎食摂ることを推奨している。
(5)適正体重維持のため体重測定を推奨している。
Q5.食事バランスガイドに関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)コマの上から順に、主食、主菜、副菜を示している。
(2)コマの軸は、水・お茶を示している。
(3)コマのヒモは、油脂・調味料を示している。
(4)主食の量的基準は、主材料の重量で示している。
(5)菓子・嗜好飲料の摂り方は、砂糖の重量で示されている。
Q6.「健康日本21」に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)9分野80項目の目標が設定されている。
(2)国民の健康の増進に関する基本的な方向の1つに「健康寿命の延伸と健康格差の縮小」がある。
(3)国民の健康の増進に関する基本的な方向の1つに「生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底」がある。
(4)COPDの認知度の向上として、80%の目標値が設定されている。
(5)ロコモティブシンドロームを認知している国民の割合の増加として、80%の目標値が設定されている。
Q7.食育基本法に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)食育は、学校において実施することが最善であると規定されている。
(2)食育を推進するための活動は、あまねく全国において展開されなければならないと規定されている。
(3)食育と食料自給率向上との関係は、明文化されていない。
(4)食品関連事業者等に、国が推進する施策に協力することを義務付けている。
(5)食育推進会議の会長には、厚生労働大臣が充てられる。
Q8.第3次食育推進基本計画における食育の推進に当たっての目標値が設定されている項目である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)家庭において食育を実践している国民の割合
(2)小学校における栄養教諭の配置数
(3)日本人の食事摂取基準を理解している国民の割合
(4)学校給食における国産の食材を使用する割合
(5)食料自給率の向上対策を実施している市町村の割合
Q9.公衆栄養関連計画とそれに関連する組織の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)NCDsの予防と管理に関するグローバル戦略ー国連食糧農業機関(FAO)
(2)栄養に関するローマ宣言ー国連児童基金(UNICEF)
(3)持続可能な開発目標(SDGs)−国連開発計画(UNDP)
(4)フードバランスシートの作成ー国連世界食糧計画(WFP)
(5)ヘルシーピープル2020−世界保健機関(WHO)
次回、解説します。
2018年02月22日
A健康・栄養問題の現状と課題【解説】
今日は、「健康・栄養問題の現状と課題」の問題の解説をします。
(1)エネルギー摂取量は、減少した。
(2)食塩摂取量は、減少した。
(3)炭水化物エネルギー比率は、減少した。
(4)脂質は、豆類からの摂取割合が増えた。
(5)たんぱく質は、肉類からの摂取割合が増えた。
【解説】…正答(4)
(1)正しい。
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)誤り。脂質は、肉類や乳類からの摂取割合が増えた。
(5)正しい。
(1)食糧自給率向上の取り組みの一つとして、米の消費拡大に関する政策が展開されている。
(2)地産地消の推進により、フードマイレージは上昇する。
(3)食品ロス率とは、食べ残し廃棄量、過剰除去量、賞味期限切れなどで直接廃棄された食品量の合計の
食品使用量に占める割合である。
(4)食品廃棄物の飼料化を促進する活動を「スローフード」運動という。
(5)フードデザートとは、都心部や地方都市の中心市街地において食料品店が豊富な地域を指す。
【解説】…正答(1)、(3)
(1)正しい。
(2)誤り。地産地消の推進により、フードマイレージは低下する。
(3)正しい。
(4)誤り。スローフード運動は、その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動である。
(5)誤り。フードデザートは、大型の小売り店舗が郊外に展開するなどしたことから、
都心部・地方都市の中心市街地などにおいて地元食料品・日用品などが撤退した地域を指す。
(1)食料需給表は、総務省が作成する。
(2)純食料は、粗食料に歩留りをかけたものである。
(3)1人1日当たりの供給栄養量は、実際に摂取した栄養量と一致する。
(4)わが国で公表している食料自給率は、供給熱量ベースと生産額ベースの2種類である。
(5)わが国の供給熱量総合食料自給率(平成26年)は、64%である。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。食料自給表は、農林水産省は国連食糧農業機関(FAO)の手引きに準拠して、毎年度作成する。
(2)正しい。
(3)誤り。1人1日当たりの供給栄養量は、実際に摂取した栄養量と一致しない。
(4)誤り。供給熱量ベースと生産額ベース以外に品目別食料自給率や主食用穀物自給率なども
公表されている。
(5)誤り。わが国の供給熱量総合食料自給率(平成26年)は、39%である。
(1)肥満者数が、増加傾向にある。
(2)栄養不足者数は、アジア・太平洋地域が最も多い。
(3)主な微量栄養素欠乏は、ビタミンA、鉄、ヨウ素である。
(4)5歳未満次の死亡率が、上昇傾向にある。
(5)栄養の二重苦が発生している。
【解説】…正答(4)
(1)正しい。特に都市部で肥満者や慢性疾患患者が増加傾向にある。
(2)正しい。半分以上がアジア・太平洋地域に住み、約4分の1がサハラ砂漠以南のアフリカに住んでいる。
(3)正しい。
(4)誤り。5歳未満児の死亡率は、着実に減少している。
なお、地域間の栄養状態の比較に用いられる。
(5)正しい。開発途上国・先進国ともに、栄養転換により低栄養と過栄養の問題が混在している。
Q1.国民栄養調査からみた昭和50年から現在に至る食生活の変遷に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)エネルギー摂取量は、減少した。
(2)食塩摂取量は、減少した。
(3)炭水化物エネルギー比率は、減少した。
(4)脂質は、豆類からの摂取割合が増えた。
(5)たんぱく質は、肉類からの摂取割合が増えた。
【解説】…正答(4)
(1)正しい。
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)誤り。脂質は、肉類や乳類からの摂取割合が増えた。
(5)正しい。
Q2.食料と環境に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)食糧自給率向上の取り組みの一つとして、米の消費拡大に関する政策が展開されている。
(2)地産地消の推進により、フードマイレージは上昇する。
(3)食品ロス率とは、食べ残し廃棄量、過剰除去量、賞味期限切れなどで直接廃棄された食品量の合計の
食品使用量に占める割合である。
(4)食品廃棄物の飼料化を促進する活動を「スローフード」運動という。
(5)フードデザートとは、都心部や地方都市の中心市街地において食料品店が豊富な地域を指す。
【解説】…正答(1)、(3)
(1)正しい。
(2)誤り。地産地消の推進により、フードマイレージは低下する。
(3)正しい。
(4)誤り。スローフード運動は、その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動である。
(5)誤り。フードデザートは、大型の小売り店舗が郊外に展開するなどしたことから、
都心部・地方都市の中心市街地などにおいて地元食料品・日用品などが撤退した地域を指す。
Q3.フードバランスシート(食料需給表)に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)食料需給表は、総務省が作成する。
(2)純食料は、粗食料に歩留りをかけたものである。
(3)1人1日当たりの供給栄養量は、実際に摂取した栄養量と一致する。
(4)わが国で公表している食料自給率は、供給熱量ベースと生産額ベースの2種類である。
(5)わが国の供給熱量総合食料自給率(平成26年)は、64%である。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。食料自給表は、農林水産省は国連食糧農業機関(FAO)の手引きに準拠して、毎年度作成する。
(2)正しい。
(3)誤り。1人1日当たりの供給栄養量は、実際に摂取した栄養量と一致しない。
(4)誤り。供給熱量ベースと生産額ベース以外に品目別食料自給率や主食用穀物自給率なども
公表されている。
(5)誤り。わが国の供給熱量総合食料自給率(平成26年)は、39%である。
Q4.開発途上国の健康・栄養問題の現状に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)肥満者数が、増加傾向にある。
(2)栄養不足者数は、アジア・太平洋地域が最も多い。
(3)主な微量栄養素欠乏は、ビタミンA、鉄、ヨウ素である。
(4)5歳未満次の死亡率が、上昇傾向にある。
(5)栄養の二重苦が発生している。
【解説】…正答(4)
(1)正しい。特に都市部で肥満者や慢性疾患患者が増加傾向にある。
(2)正しい。半分以上がアジア・太平洋地域に住み、約4分の1がサハラ砂漠以南のアフリカに住んでいる。
(3)正しい。
(4)誤り。5歳未満児の死亡率は、着実に減少している。
なお、地域間の栄養状態の比較に用いられる。
(5)正しい。開発途上国・先進国ともに、栄養転換により低栄養と過栄養の問題が混在している。
2018年02月21日
A健康・栄養問題の現状と課題【問題】
今日は、「健康・栄養問題の現状と課題」について問題を出題します。
(1)エネルギー摂取量は、減少した。
(2)食塩摂取量は、減少した。
(3)炭水化物エネルギー比率は、減少した。
(4)脂質は、豆類からの摂取割合が増えた。
(5)たんぱく質は、肉類からの摂取割合が増えた。
(1)食糧自給率向上の取り組みの一つとして、米の消費拡大に関する政策が展開されている。
(2)地産地消の推進により、フードマイレージは上昇する。
(3)食品ロス率とは、食べ残し廃棄量、過剰除去量、賞味期限切れなどで直接廃棄された食品量の合計の
食品使用量に占める割合である。
(4)食品廃棄物の飼料化を促進する活動を「スローフード」運動という。
(5)フードデザートとは、都心部や地方都市の中心市街地において食料品店が豊富な地域を指す。
(1)食料需給表は、総務省が作成する。
(2)純食料は、粗食料に歩留りをかけたものである。
(3)1人1日当たりの供給栄養量は、実際に摂取した栄養量と一致する。
(4)わが国で公表している食料自給率は、供給熱量ベースと生産額ベースの2種類である。
(5)わが国の供給熱量総合食料自給率(平成26年)は、64%である。
(1)肥満者数が、増加傾向にある。
(2)栄養不足者数は、アジア・太平洋地域が最も多い。
(3)主な微量栄養素欠乏は、ビタミンA、鉄、ヨウ素である。
(4)5歳未満次の死亡率が、上昇傾向にある。
(5)栄養の二重苦が発生している。
次回、解説します。
Q1.国民栄養調査からみた昭和50年から現在に至る食生活の変遷に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)エネルギー摂取量は、減少した。
(2)食塩摂取量は、減少した。
(3)炭水化物エネルギー比率は、減少した。
(4)脂質は、豆類からの摂取割合が増えた。
(5)たんぱく質は、肉類からの摂取割合が増えた。
Q2.食料と環境に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)食糧自給率向上の取り組みの一つとして、米の消費拡大に関する政策が展開されている。
(2)地産地消の推進により、フードマイレージは上昇する。
(3)食品ロス率とは、食べ残し廃棄量、過剰除去量、賞味期限切れなどで直接廃棄された食品量の合計の
食品使用量に占める割合である。
(4)食品廃棄物の飼料化を促進する活動を「スローフード」運動という。
(5)フードデザートとは、都心部や地方都市の中心市街地において食料品店が豊富な地域を指す。
Q3.フードバランスシート(食料需給表)に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)食料需給表は、総務省が作成する。
(2)純食料は、粗食料に歩留りをかけたものである。
(3)1人1日当たりの供給栄養量は、実際に摂取した栄養量と一致する。
(4)わが国で公表している食料自給率は、供給熱量ベースと生産額ベースの2種類である。
(5)わが国の供給熱量総合食料自給率(平成26年)は、64%である。
Q4.開発途上国の健康・栄養問題の現状に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)肥満者数が、増加傾向にある。
(2)栄養不足者数は、アジア・太平洋地域が最も多い。
(3)主な微量栄養素欠乏は、ビタミンA、鉄、ヨウ素である。
(4)5歳未満次の死亡率が、上昇傾向にある。
(5)栄養の二重苦が発生している。
次回、解説します。
2018年02月20日
@公衆栄養の概念【問題・解説】
今日は、「公衆栄養の概念」の問題を出題します。
(1)疾病を有する者に対する治療の支援を第一の使命とする。
(2)集団を構成する個人は対象ではない。
(3)地球生態系への影響を考慮する。
(4)ヘルスプロモーションの考え方を重視する。
(5)ハイリスクアプローチでは、社会全体への働きかけを行う。
今回は、一問ですので、一緒に解説します。
【解説】…正答(3)、(4)
(1)誤り。集団の健康の維持・増進と疾病の予防を第一の使命とする。
(2)誤り。公衆栄養活動の主な対象は集団であるが、集団を構成する個人も対象となる。
(3)・(4)正しい。
(5)誤り。社会全体の働きかけを行うのは。ポピュレーションアプローチである。
Q1.公衆栄養活動の考え方に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)疾病を有する者に対する治療の支援を第一の使命とする。
(2)集団を構成する個人は対象ではない。
(3)地球生態系への影響を考慮する。
(4)ヘルスプロモーションの考え方を重視する。
(5)ハイリスクアプローチでは、社会全体への働きかけを行う。
今回は、一問ですので、一緒に解説します。
【解説】…正答(3)、(4)
(1)誤り。集団の健康の維持・増進と疾病の予防を第一の使命とする。
(2)誤り。公衆栄養活動の主な対象は集団であるが、集団を構成する個人も対象となる。
(3)・(4)正しい。
(5)誤り。社会全体の働きかけを行うのは。ポピュレーションアプローチである。
2018年02月19日
B栄養教育マネジメント【解説】
今日は、「栄養教育マネジメント」の問題の解説をします。
(1)質問票法は、質問数が多ければ多いほどよい。
(2)観察法は、被観察者の行動に観察の影響が及ばないよう配慮する。
(3)実測法は、1日調査でも個人の日常の食物摂取状況を把握できる。
(4)集団面接法は、国民健康・栄養調査で用いられる。
(5)既存資料として、人口動態統計のデータが活用できる。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。質問票法は、調査票や質問紙を用い言葉を介して回答者に問う方法で、
得られた結果を数量化してデータとして用いる。
短時間に多人数のデータを得ることができるが、質問数が多すぎると回答者の負担が大きくなり、
データ処理にも時間がかかる。
調査目的、対象者の特性を数などを考慮して、質問数を決める必要がある。
(2)正しい。
(3)誤り。実測法での1日調査では個人の日常の食物摂取状況は把握できない。
(4)誤り。国民健康・栄養調査では栄養摂取状況調査票を用いた質問紙法が用いられる。
(5)誤り。人口動態統計とは、出生・死亡・死産・婚姻・離婚に関わる統計調査であり、
食物摂取状況を調査するための既存データとしての活用性は極めて低い。
(1)準備(前提)要因ー栄養成分常時に関する法的整備の有無
(2)強化要因ー栄養成分表示を活用して減量に成功した人との交流の有無
(3)実現要因ー栄養成分表示の意味を理解している人の割合
(4)環境ー栄養成分表示の利用をサポートしている人の存在
(5)行動とライフスタイルー栄養成分表示を実施している飲食店数
【解説】…正答(2)
(1)誤り。栄養成分表示に関する法的整備の有無は、「政策アセスメント」である。
(2)正しい。
(3)誤り。栄養成分表示の意味を理解している人の割合は、「準備要因」である。
(4)誤り。栄養成分表示の利用をサポートする人の存在は、「強化要因」である。
(5)誤り。栄養成分表示を実施している飲食店数は、「実現要因」である。
(1)食塩摂取と血圧との関係を理解する。
(2)外食時に栄養成分表示を活用できるようにする。
(3)漬物を食べる会部数を1日1回にする。
(4)家庭に減塩しょう油を常備する。
(5)社員食堂の料理の味付けを薄味にする。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。学習目標である。
(2)誤り。学習目標である。
(3)正しい。
(4)誤り。環境目標である。
(5)誤り。環境目標である。
(1)フォーラムでは、学習者個人の特性を重視し、個別に問題を解決する。
(2)シンポジウムでは、立場の異なる講師から話を聞く。
(3)パネルディスカッションでは、学習者間で自由に討議をする。
(4)ブレインストーミングでは、学習者間で討議を行って結論を導く。
(5)ロールプレイでは、複数の講師が相互に討議を行う。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。フォーラムとは、ある話題を中心に説明した後、
質疑応答を交え聴衆が酸化して討議する形式であり、一斉学習である。
(2)正しい。
(3)誤り。パネルディスカッションは、司会者のもと、
1つのテーマについて立場や意見の異なるパネラー相互の意見交換の後、
聴衆との質疑応答を行うものであり、学習者間での自由な討議は行われない。
(4)誤り。ブレインストーミングは、結論を得ることは目的とはしない。
(5)誤り。ロールプレイは、あるテーマについて場面を設定し、
参加者のうち数人が即興で役割を演じるものである。
(1)経過評価ー居酒屋に行くのをやめた
(2)経過評価ー飲んだアルコールの量を記録し、提出した
(3)影響評価ー仕事が忙しいため、個人面接の日に来なかった
(4)影響評価ー健康診断の結果、肝機能の改善がみられた
(5)結果評価ー缶ビールのサイズが500mLから350mLになった
【解説】…正答(2)
(1)誤り。影響評価である。
(2)正しい。
(3)誤り。経過評価である。
(4)誤り。結果評価である。
(5)誤り。影響評価である。
(1)経過評価ーこの教育に投入した費用に見合った効果が得られたか否か
(2)結果評価ー朝食を食べる児童が増えたか否か
(3)影響評価ー好き嫌いなく食べる児童が増えたか否か
(4)結果評価ー不定愁訴を訴える児童が減少したか否か
(5)総合評価ー児童は、教員の話を理解して、主体的に取り組んだが否か
【解説】…正答(3)、(4)
(1)誤り。経済評価である。
(2)誤り。影響評価である。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)誤り。経過評価である。
(1)費用効果分析では、教育効果を金額に換算して評価を行う。
(2)費用効果分析では、異なるプログラムを比較分析できる。
(3)費用便益分析では、教育効果を生活の質に置き換えて評価を行う。
(4)費用効果分析では、教育効果を医療費の削減額から評価する。
(5)費用効果分析では、一定量の効果を得るために要した費用を算出する。
【解説】…正答(2)
(1)・(4)誤り。教育効果を医療費の削減額など金額に換算して評価を行うのは、費用便益分析である。
(2)正しい。
(3)誤り。教育効果を生活の質に置き換えて評価を行うのは、費用効用分析である。
(5)誤り。一定量の効果を得るために要した費用を算出するのは、飛行効果分析である。
Q1.食物摂取状況の情報収集に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)質問票法は、質問数が多ければ多いほどよい。
(2)観察法は、被観察者の行動に観察の影響が及ばないよう配慮する。
(3)実測法は、1日調査でも個人の日常の食物摂取状況を把握できる。
(4)集団面接法は、国民健康・栄養調査で用いられる。
(5)既存資料として、人口動態統計のデータが活用できる。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。質問票法は、調査票や質問紙を用い言葉を介して回答者に問う方法で、
得られた結果を数量化してデータとして用いる。
短時間に多人数のデータを得ることができるが、質問数が多すぎると回答者の負担が大きくなり、
データ処理にも時間がかかる。
調査目的、対象者の特性を数などを考慮して、質問数を決める必要がある。
(2)正しい。
(3)誤り。実測法での1日調査では個人の日常の食物摂取状況は把握できない。
(4)誤り。国民健康・栄養調査では栄養摂取状況調査票を用いた質問紙法が用いられる。
(5)誤り。人口動態統計とは、出生・死亡・死産・婚姻・離婚に関わる統計調査であり、
食物摂取状況を調査するための既存データとしての活用性は極めて低い。
Q2.地域において、栄養成分表示を参考にする人を増加させる取り組みを計画している。プリシード・プロシードモデルに基づいて行うアセスメントの項目と、その内容の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)準備(前提)要因ー栄養成分常時に関する法的整備の有無
(2)強化要因ー栄養成分表示を活用して減量に成功した人との交流の有無
(3)実現要因ー栄養成分表示の意味を理解している人の割合
(4)環境ー栄養成分表示の利用をサポートしている人の存在
(5)行動とライフスタイルー栄養成分表示を実施している飲食店数
【解説】…正答(2)
(1)誤り。栄養成分表示に関する法的整備の有無は、「政策アセスメント」である。
(2)正しい。
(3)誤り。栄養成分表示の意味を理解している人の割合は、「準備要因」である。
(4)誤り。栄養成分表示の利用をサポートする人の存在は、「強化要因」である。
(5)誤り。栄養成分表示を実施している飲食店数は、「実現要因」である。
Q3.栄養教育の目標には、学習目標、行動目標、環境目標、結果(アウトカム)目標がある。結果目標を「血圧の低下」と設定した男性会社員の栄養教育において、本人が設定する行動目標に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)食塩摂取と血圧との関係を理解する。
(2)外食時に栄養成分表示を活用できるようにする。
(3)漬物を食べる会部数を1日1回にする。
(4)家庭に減塩しょう油を常備する。
(5)社員食堂の料理の味付けを薄味にする。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。学習目標である。
(2)誤り。学習目標である。
(3)正しい。
(4)誤り。環境目標である。
(5)誤り。環境目標である。
Q4.栄養教育を行う学習形態の特徴に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)フォーラムでは、学習者個人の特性を重視し、個別に問題を解決する。
(2)シンポジウムでは、立場の異なる講師から話を聞く。
(3)パネルディスカッションでは、学習者間で自由に討議をする。
(4)ブレインストーミングでは、学習者間で討議を行って結論を導く。
(5)ロールプレイでは、複数の講師が相互に討議を行う。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。フォーラムとは、ある話題を中心に説明した後、
質疑応答を交え聴衆が酸化して討議する形式であり、一斉学習である。
(2)正しい。
(3)誤り。パネルディスカッションは、司会者のもと、
1つのテーマについて立場や意見の異なるパネラー相互の意見交換の後、
聴衆との質疑応答を行うものであり、学習者間での自由な討議は行われない。
(4)誤り。ブレインストーミングは、結論を得ることは目的とはしない。
(5)誤り。ロールプレイは、あるテーマについて場面を設定し、
参加者のうち数人が即興で役割を演じるものである。
Q5.肝機能障害を有するアルコール多飲者に対して実施した栄養教育の評価の種類を、その内容の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)経過評価ー居酒屋に行くのをやめた
(2)経過評価ー飲んだアルコールの量を記録し、提出した
(3)影響評価ー仕事が忙しいため、個人面接の日に来なかった
(4)影響評価ー健康診断の結果、肝機能の改善がみられた
(5)結果評価ー缶ビールのサイズが500mLから350mLになった
【解説】…正答(2)
(1)誤り。影響評価である。
(2)正しい。
(3)誤り。経過評価である。
(4)誤り。結果評価である。
(5)誤り。影響評価である。
Q6.小学校において「望ましい食生活で健康な毎日を送ろう」を目的に栄養教育を実施した。評価の種類と内容について、正しい組合せのはどれか。2つ選べ。
(1)経過評価ーこの教育に投入した費用に見合った効果が得られたか否か
(2)結果評価ー朝食を食べる児童が増えたか否か
(3)影響評価ー好き嫌いなく食べる児童が増えたか否か
(4)結果評価ー不定愁訴を訴える児童が減少したか否か
(5)総合評価ー児童は、教員の話を理解して、主体的に取り組んだが否か
【解説】…正答(3)、(4)
(1)誤り。経済評価である。
(2)誤り。影響評価である。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)誤り。経過評価である。
Q7.栄養教育における経済的評価に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)費用効果分析では、教育効果を金額に換算して評価を行う。
(2)費用効果分析では、異なるプログラムを比較分析できる。
(3)費用便益分析では、教育効果を生活の質に置き換えて評価を行う。
(4)費用効果分析では、教育効果を医療費の削減額から評価する。
(5)費用効果分析では、一定量の効果を得るために要した費用を算出する。
【解説】…正答(2)
(1)・(4)誤り。教育効果を医療費の削減額など金額に換算して評価を行うのは、費用便益分析である。
(2)正しい。
(3)誤り。教育効果を生活の質に置き換えて評価を行うのは、費用効用分析である。
(5)誤り。一定量の効果を得るために要した費用を算出するのは、飛行効果分析である。
2018年02月18日
B栄養教育マネジメント【問題】
今日は、「栄養教育マネジメント」について問題を出題します。
(1)質問票法は、質問数が多ければ多いほどよい。
(2)観察法は、被観察者の行動に観察の影響が及ばないよう配慮する。
(3)実測法は、1日調査でも個人の日常の食物摂取状況を把握できる。
(4)集団面接法は、国民健康・栄養調査で用いられる。
(5)既存資料として、人口動態統計のデータが活用できる。
(1)準備(前提)要因ー栄養成分常時に関する法的整備の有無
(2)強化要因ー栄養成分表示を活用して減量に成功した人との交流の有無
(3)実現要因ー栄養成分表示の意味を理解している人の割合
(4)環境ー栄養成分表示の利用をサポートしている人の存在
(5)行動とライフスタイルー栄養成分表示を実施している飲食店数
(1)食塩摂取と血圧との関係を理解する。
(2)外食時に栄養成分表示を活用できるようにする。
(3)漬物を食べる会部数を1日1回にする。
(4)家庭に減塩しょう油を常備する。
(5)社員食堂の料理の味付けを薄味にする。
(1)フォーラムでは、学習者個人の特性を重視し、個別に問題を解決する。
(2)シンポジウムでは、立場の異なる講師から話を聞く。
(3)パネルディスカッションでは、学習者間で自由に討議をする。
(4)ブレインストーミングでは、学習者間で討議を行って結論を導く。
(5)ロールプレイでは、複数の講師が相互に討議を行う。
(1)経過評価ー居酒屋に行くのをやめた
(2)経過評価ー飲んだアルコールの量を記録し、提出した
(3)影響評価ー仕事が忙しいため、個人面接の日に来なかった
(4)影響評価ー健康診断の結果、肝機能の改善がみられた
(5)結果評価ー缶ビールのサイズが500mLから350mLになった
(1)経過評価ーこの教育に投入した費用に見合った効果が得られたか否か
(2)結果評価ー朝食を食べる児童が増えたか否か
(3)影響評価ー好き嫌いなく食べる児童が増えたか否か
(4)結果評価ー不定愁訴を訴える児童が減少したか否か
(5)総合評価ー児童は、教員の話を理解して、主体的に取り組んだが否か
(1)費用効果分析では、教育効果を金額に換算して評価を行う。
(2)費用効果分析では、異なるプログラムを比較分析できる。
(3)費用便益分析では、教育効果を生活の質に置き換えて評価を行う。
(4)費用効果分析では、教育効果を医療費の削減額から評価する。
(5)費用効果分析では、一定量の効果を得るために要した費用を算出する。
次回、解説します。
Q1.食物摂取状況の情報収集に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)質問票法は、質問数が多ければ多いほどよい。
(2)観察法は、被観察者の行動に観察の影響が及ばないよう配慮する。
(3)実測法は、1日調査でも個人の日常の食物摂取状況を把握できる。
(4)集団面接法は、国民健康・栄養調査で用いられる。
(5)既存資料として、人口動態統計のデータが活用できる。
Q2.地域において、栄養成分表示を参考にする人を増加させる取り組みを計画している。プリシード・プロシードモデルに基づいて行うアセスメントの項目と、その内容の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)準備(前提)要因ー栄養成分常時に関する法的整備の有無
(2)強化要因ー栄養成分表示を活用して減量に成功した人との交流の有無
(3)実現要因ー栄養成分表示の意味を理解している人の割合
(4)環境ー栄養成分表示の利用をサポートしている人の存在
(5)行動とライフスタイルー栄養成分表示を実施している飲食店数
Q3.栄養教育の目標には、学習目標、行動目標、環境目標、結果(アウトカム)目標がある。結果目標を「血圧の低下」と設定した男性会社員の栄養教育において、本人が設定する行動目標に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)食塩摂取と血圧との関係を理解する。
(2)外食時に栄養成分表示を活用できるようにする。
(3)漬物を食べる会部数を1日1回にする。
(4)家庭に減塩しょう油を常備する。
(5)社員食堂の料理の味付けを薄味にする。
Q4.栄養教育を行う学習形態の特徴に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)フォーラムでは、学習者個人の特性を重視し、個別に問題を解決する。
(2)シンポジウムでは、立場の異なる講師から話を聞く。
(3)パネルディスカッションでは、学習者間で自由に討議をする。
(4)ブレインストーミングでは、学習者間で討議を行って結論を導く。
(5)ロールプレイでは、複数の講師が相互に討議を行う。
Q5.肝機能障害を有するアルコール多飲者に対して実施した栄養教育の評価の種類を、その内容の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)経過評価ー居酒屋に行くのをやめた
(2)経過評価ー飲んだアルコールの量を記録し、提出した
(3)影響評価ー仕事が忙しいため、個人面接の日に来なかった
(4)影響評価ー健康診断の結果、肝機能の改善がみられた
(5)結果評価ー缶ビールのサイズが500mLから350mLになった
Q6.小学校において「望ましい食生活で健康な毎日を送ろう」を目的に栄養教育を実施した。評価の種類と内容について、正しい組合せのはどれか。2つ選べ。
(1)経過評価ーこの教育に投入した費用に見合った効果が得られたか否か
(2)結果評価ー朝食を食べる児童が増えたか否か
(3)影響評価ー好き嫌いなく食べる児童が増えたか否か
(4)結果評価ー不定愁訴を訴える児童が減少したか否か
(5)総合評価ー児童は、教員の話を理解して、主体的に取り組んだが否か
Q7.栄養教育における経済的評価に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)費用効果分析では、教育効果を金額に換算して評価を行う。
(2)費用効果分析では、異なるプログラムを比較分析できる。
(3)費用便益分析では、教育効果を生活の質に置き換えて評価を行う。
(4)費用効果分析では、教育効果を医療費の削減額から評価する。
(5)費用効果分析では、一定量の効果を得るために要した費用を算出する。
次回、解説します。
2018年02月17日
A栄養教育のための理論的基礎【解説】
今日は、「栄養教育のための理論的基礎」の問題の解説をします。
(1)ヘルスビリーブモデルでは、病気への脅威の認識は罹患性と重大性からなる。
(2)トランスセオレティカルモデルの準備状態の低いステージでは、行動変容は起きにくい。
(3)生態学的モデルでは、行動に影響を与える要因を個人内要因に限定して捉えている。
(4)計画的行動理論における行動への意には、優しい人々からの期待も関連する。
(5)自己効力感を高めるには、自己の成功体験も有効とされる。
【解説】…正答(3)
(1)正しい。
(2)正しい。
(3)誤り。生態学的モデルでは、行動に影響を与える要因を個人内に限定せず、包括的に捉えている。
(4)正しい。
(5)正しい。
(1)仕事のストレスで、過食してしまった。
(2)昼食のチャイムが鳴ったので、弁当を食べた。
(3)朝食を食べたら妻が喜んだので、翌日も食べた。
(4)友人が野菜ジュースを飲んでいるのを見て、自分も飲んだ。
(5)食事制限をしても体重が減らないので、食事療法を中断した。
【解説】…正答(3)、(5)
(1)・(2)・(4)誤り。先行刺激による行動のみで、行動後の結果を伴っていない。
(3)正しい。行動後、望ましい結果が加えることで行動頻度が増えた例である。
(5)正しい。行動後、望ましい結果が加わらないことで行動頻度が減った例である。
(1)上司から酒を勧められたときの断り方を練習させた。
(2)肥満から生活習慣病になった人が周囲にいないか、たずねた。
(3)家では野菜料理を中心とした食事にしてもらうよう、助言した。
(4)昼食に小さめの弁当を持って行くことを提案した。
(5)目標体重が達成できたときのごほうびを考えてあげた。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。社会技術訓練(ソーシャルスキルトレーニング)であり、
実行期(行動期)の人に適する支援である。
(2)正しい。環境への再評価であり、無関心期(前熟考期)の人に適する支援である。
(3)誤り。行動への働きかけに関する支援であり、準備期〜実行期(行動期)の人に適する支援である。
(4)誤り。行動への働きかけに関する支援であり、準備期〜実行期(行動期)の人に適する支援である。
(5)誤り。強化のマネジメントであり、実行期(行動期)の人に適する支援である。
(1)リラクゼーション法について話し合ったーソーシャルスキルトレーニング
(2)食べたくなったら、3分間我慢してみることを勧めたー認知再構成
(3)よく食べる人の近く座らないよう、助言したー刺激統制
(4)菓子を勧められたときの断り方について練習したー反応妨害・拮抗
(5)食べ過ぎても、次の食事で調整すればいいと伝えたーストレスマネジメント
【解説】…正答(3)
(1)誤り。「ストレスマネジメント」に該当する。
(2)誤り。「反応妨害・拮抗」に該当する。
(3)正しい。
(4)誤り。「ソーシャルスキルトレーニング」に該当する。
(5)誤り。「認知再構成」に該当する。
(1)「頑張っているのにうまく体重が減らないのですね」−共感的理解
(2)「つまり、あなたは、もっと体重を減らしたいのですね」−感情の明確化
(3)「つまり、あなたは、もっと体重を減らしたのですね」−開かれた質問
(4)「そのように、感じていらっしゃるのですね」−受容
(5)「なるほど」とうなずきながら、きくー傾聴
【解説】…正答(3)
(1)正しい。
(2)正しい。
(3)誤り。はい、いいえのいずれかに回答が限定されており、「閉ざされた質問」に該当する。
(4)正しい。
(5)正しい。
(1)「健康診断の結果をご覧になって、どう思われましたか。」
(2)「今日は、朝ごはんを召し上がりましたか。」
(3)「夕飯の時間は、いつも何時頃ですか。」
(4)「家族の方は、あなたの健康について、何かおっしゃっていますか。」
(5)「同僚から、飲みに誘われることは多いですか。」
【解説】…正答(1)
(1)正しい。
(2)〜(5)誤り。(2)・(3)は対象者の食行動について、
(4)・(5)は対象者の食環境についてのアセスメントである。
対象者の行動変容の準備性を確認した上で、これらについても聞き取りを行い、
健康紅藻の獲得につなげるカウンセリングを行っていくことが望ましい。
(1)好きなお酒は、どのような種類ですか。
(2)お酒があると、つい飲んでしまいますか。
(3)お風呂上がりに、飲む習慣がありますか。
(4)イライラしているときに、飲みすぎますか。
(5)人から勧められると、つい飲んでしまいますか。
【解説】…正答(1)
(1)誤り。好きなお酒の種類を尋ねても、「刺激ー反応ー結果」の連鎖は明らかにならない。
(2)〜(5)正しい。「刺激ー反応ー結果」の連鎖を明らかにするための質問
(行動分析を行うための質問)である。
(1)市町村の離乳食教室に参加した女性が、友人に勧められたベビーフードの使用を断った。
(2)肥満予防教室の参加者が、自身が考案した低エネルギーレシピをインターネット上で公開した。
(3)食に関連したソーシャルキャピタルに関する講演を聞いた男性が、家族に内容を伝えた。
(4)嚥下障害の配偶者を持つ男性が、同じ境遇にある介護体験者の講話を聞いてエンパワメントされた。
(5)糖尿病教室の参加者が、教室終了後の自助集団(セルフヘルプグループ)を形成した。
【解説】…正答(5)
(1)誤り。個人の行動選択に関することであるので、組織づくりにはあたらない。
(2)誤り。インターネットでレシピを公開することは、
不特定多数の人々に情報を提供していることになるが、組織づくりとはいえない。
(3)誤り。個人とその家族との関係の中で情報提供を行っている段階であり、組織づくりには至ってない。
(4)誤り。個人レベルのエンパワメントであり、組織づくりには至っていない。
(5)正しい。
(1)コンビニエンスストアが、健康に配慮した弁当を開発し販売する。
(2)スーパーマーケットが、健康的なメニューのレシピを配布する。
(3)外食店のホームページ上で、メニューの栄養成分を開示する。
(4)ボランティア団体が、高齢者への配食サービスを行う。
(5)管理栄養士が食事バランスガイドを用いた講習会を行う。
【解説】…正答(1)、(4)
(1)正しい。
(2)誤り。健康的なメニューのレシピを配布するのは情報へのアクセス面の整備である。
(3)誤り。メニューの栄養成分を開示するのは情報へのアクセス面の整備である。
(4)正しい。
(5)誤り。食事バランスガイドを用いた講習会を行うのは情報へのアクセス面の整備である。
Q1.行動変容と行動科学に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)ヘルスビリーブモデルでは、病気への脅威の認識は罹患性と重大性からなる。
(2)トランスセオレティカルモデルの準備状態の低いステージでは、行動変容は起きにくい。
(3)生態学的モデルでは、行動に影響を与える要因を個人内要因に限定して捉えている。
(4)計画的行動理論における行動への意には、優しい人々からの期待も関連する。
(5)自己効力感を高めるには、自己の成功体験も有効とされる。
【解説】…正答(3)
(1)正しい。
(2)正しい。
(3)誤り。生態学的モデルでは、行動に影響を与える要因を個人内に限定せず、包括的に捉えている。
(4)正しい。
(5)正しい。
Q2.刺激ー反応理論に関する記述である。オペラント条件付けとして、正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)仕事のストレスで、過食してしまった。
(2)昼食のチャイムが鳴ったので、弁当を食べた。
(3)朝食を食べたら妻が喜んだので、翌日も食べた。
(4)友人が野菜ジュースを飲んでいるのを見て、自分も飲んだ。
(5)食事制限をしても体重が減らないので、食事療法を中断した。
【解説】…正答(3)、(5)
(1)・(2)・(4)誤り。先行刺激による行動のみで、行動後の結果を伴っていない。
(3)正しい。行動後、望ましい結果が加えることで行動頻度が増えた例である。
(5)正しい。行動後、望ましい結果が加わらないことで行動頻度が減った例である。
Q3.トランスセオレティカルモデル(行動変容段階モデル)に基づき、減量を目的とした栄養教育を行った。無関心期(前熟考期)の人を対象とした支援に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)上司から酒を勧められたときの断り方を練習させた。
(2)肥満から生活習慣病になった人が周囲にいないか、たずねた。
(3)家では野菜料理を中心とした食事にしてもらうよう、助言した。
(4)昼食に小さめの弁当を持って行くことを提案した。
(5)目標体重が達成できたときのごほうびを考えてあげた。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。社会技術訓練(ソーシャルスキルトレーニング)であり、
実行期(行動期)の人に適する支援である。
(2)正しい。環境への再評価であり、無関心期(前熟考期)の人に適する支援である。
(3)誤り。行動への働きかけに関する支援であり、準備期〜実行期(行動期)の人に適する支援である。
(4)誤り。行動への働きかけに関する支援であり、準備期〜実行期(行動期)の人に適する支援である。
(5)誤り。強化のマネジメントであり、実行期(行動期)の人に適する支援である。
Q4.体重コントロールを続けるうえで必要な対処法の支援と、行動変容技法の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)リラクゼーション法について話し合ったーソーシャルスキルトレーニング
(2)食べたくなったら、3分間我慢してみることを勧めたー認知再構成
(3)よく食べる人の近く座らないよう、助言したー刺激統制
(4)菓子を勧められたときの断り方について練習したー反応妨害・拮抗
(5)食べ過ぎても、次の食事で調整すればいいと伝えたーストレスマネジメント
【解説】…正答(3)
(1)誤り。「ストレスマネジメント」に該当する。
(2)誤り。「反応妨害・拮抗」に該当する。
(3)正しい。
(4)誤り。「ソーシャルスキルトレーニング」に該当する。
(5)誤り。「認知再構成」に該当する。
Q5.栄養教育の面接の場における管理栄養士のことばと、カウンセリングの基本的態度・技術との組み合わせである。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)「頑張っているのにうまく体重が減らないのですね」−共感的理解
(2)「つまり、あなたは、もっと体重を減らしたいのですね」−感情の明確化
(3)「つまり、あなたは、もっと体重を減らしたのですね」−開かれた質問
(4)「そのように、感じていらっしゃるのですね」−受容
(5)「なるほど」とうなずきながら、きくー傾聴
【解説】…正答(3)
(1)正しい。
(2)正しい。
(3)誤り。はい、いいえのいずれかに回答が限定されており、「閉ざされた質問」に該当する。
(4)正しい。
(5)正しい。
Q6.栄養カウンセリングの初回面接における管理栄養士の質問である行動変容の準備性を確認する発言として、正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)「健康診断の結果をご覧になって、どう思われましたか。」
(2)「今日は、朝ごはんを召し上がりましたか。」
(3)「夕飯の時間は、いつも何時頃ですか。」
(4)「家族の方は、あなたの健康について、何かおっしゃっていますか。」
(5)「同僚から、飲みに誘われることは多いですか。」
【解説】…正答(1)
(1)正しい。
(2)〜(5)誤り。(2)・(3)は対象者の食行動について、
(4)・(5)は対象者の食環境についてのアセスメントである。
対象者の行動変容の準備性を確認した上で、これらについても聞き取りを行い、
健康紅藻の獲得につなげるカウンセリングを行っていくことが望ましい。
Q7.飲酒に関する行動分析を行うための質問である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)好きなお酒は、どのような種類ですか。
(2)お酒があると、つい飲んでしまいますか。
(3)お風呂上がりに、飲む習慣がありますか。
(4)イライラしているときに、飲みすぎますか。
(5)人から勧められると、つい飲んでしまいますか。
【解説】…正答(1)
(1)誤り。好きなお酒の種類を尋ねても、「刺激ー反応ー結果」の連鎖は明らかにならない。
(2)〜(5)正しい。「刺激ー反応ー結果」の連鎖を明らかにするための質問
(行動分析を行うための質問)である。
Q8.栄養教育を受けたことが、組織づくりへと展開した事例に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)市町村の離乳食教室に参加した女性が、友人に勧められたベビーフードの使用を断った。
(2)肥満予防教室の参加者が、自身が考案した低エネルギーレシピをインターネット上で公開した。
(3)食に関連したソーシャルキャピタルに関する講演を聞いた男性が、家族に内容を伝えた。
(4)嚥下障害の配偶者を持つ男性が、同じ境遇にある介護体験者の講話を聞いてエンパワメントされた。
(5)糖尿病教室の参加者が、教室終了後の自助集団(セルフヘルプグループ)を形成した。
【解説】…正答(5)
(1)誤り。個人の行動選択に関することであるので、組織づくりにはあたらない。
(2)誤り。インターネットでレシピを公開することは、
不特定多数の人々に情報を提供していることになるが、組織づくりとはいえない。
(3)誤り。個人とその家族との関係の中で情報提供を行っている段階であり、組織づくりには至ってない。
(4)誤り。個人レベルのエンパワメントであり、組織づくりには至っていない。
(5)正しい。
Q9.食環境整備には食物へのアクセス面の整備と情報へのアクセス面の整備がある。
食物へのアクセス面の整備として、正しいのはどれか。1つ選べ。
食物へのアクセス面の整備として、正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)コンビニエンスストアが、健康に配慮した弁当を開発し販売する。
(2)スーパーマーケットが、健康的なメニューのレシピを配布する。
(3)外食店のホームページ上で、メニューの栄養成分を開示する。
(4)ボランティア団体が、高齢者への配食サービスを行う。
(5)管理栄養士が食事バランスガイドを用いた講習会を行う。
【解説】…正答(1)、(4)
(1)正しい。
(2)誤り。健康的なメニューのレシピを配布するのは情報へのアクセス面の整備である。
(3)誤り。メニューの栄養成分を開示するのは情報へのアクセス面の整備である。
(4)正しい。
(5)誤り。食事バランスガイドを用いた講習会を行うのは情報へのアクセス面の整備である。