2018年02月19日
B栄養教育マネジメント【解説】
今日は、「栄養教育マネジメント」の問題の解説をします。
(1)質問票法は、質問数が多ければ多いほどよい。
(2)観察法は、被観察者の行動に観察の影響が及ばないよう配慮する。
(3)実測法は、1日調査でも個人の日常の食物摂取状況を把握できる。
(4)集団面接法は、国民健康・栄養調査で用いられる。
(5)既存資料として、人口動態統計のデータが活用できる。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。質問票法は、調査票や質問紙を用い言葉を介して回答者に問う方法で、
得られた結果を数量化してデータとして用いる。
短時間に多人数のデータを得ることができるが、質問数が多すぎると回答者の負担が大きくなり、
データ処理にも時間がかかる。
調査目的、対象者の特性を数などを考慮して、質問数を決める必要がある。
(2)正しい。
(3)誤り。実測法での1日調査では個人の日常の食物摂取状況は把握できない。
(4)誤り。国民健康・栄養調査では栄養摂取状況調査票を用いた質問紙法が用いられる。
(5)誤り。人口動態統計とは、出生・死亡・死産・婚姻・離婚に関わる統計調査であり、
食物摂取状況を調査するための既存データとしての活用性は極めて低い。
(1)準備(前提)要因ー栄養成分常時に関する法的整備の有無
(2)強化要因ー栄養成分表示を活用して減量に成功した人との交流の有無
(3)実現要因ー栄養成分表示の意味を理解している人の割合
(4)環境ー栄養成分表示の利用をサポートしている人の存在
(5)行動とライフスタイルー栄養成分表示を実施している飲食店数
【解説】…正答(2)
(1)誤り。栄養成分表示に関する法的整備の有無は、「政策アセスメント」である。
(2)正しい。
(3)誤り。栄養成分表示の意味を理解している人の割合は、「準備要因」である。
(4)誤り。栄養成分表示の利用をサポートする人の存在は、「強化要因」である。
(5)誤り。栄養成分表示を実施している飲食店数は、「実現要因」である。
(1)食塩摂取と血圧との関係を理解する。
(2)外食時に栄養成分表示を活用できるようにする。
(3)漬物を食べる会部数を1日1回にする。
(4)家庭に減塩しょう油を常備する。
(5)社員食堂の料理の味付けを薄味にする。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。学習目標である。
(2)誤り。学習目標である。
(3)正しい。
(4)誤り。環境目標である。
(5)誤り。環境目標である。
(1)フォーラムでは、学習者個人の特性を重視し、個別に問題を解決する。
(2)シンポジウムでは、立場の異なる講師から話を聞く。
(3)パネルディスカッションでは、学習者間で自由に討議をする。
(4)ブレインストーミングでは、学習者間で討議を行って結論を導く。
(5)ロールプレイでは、複数の講師が相互に討議を行う。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。フォーラムとは、ある話題を中心に説明した後、
質疑応答を交え聴衆が酸化して討議する形式であり、一斉学習である。
(2)正しい。
(3)誤り。パネルディスカッションは、司会者のもと、
1つのテーマについて立場や意見の異なるパネラー相互の意見交換の後、
聴衆との質疑応答を行うものであり、学習者間での自由な討議は行われない。
(4)誤り。ブレインストーミングは、結論を得ることは目的とはしない。
(5)誤り。ロールプレイは、あるテーマについて場面を設定し、
参加者のうち数人が即興で役割を演じるものである。
(1)経過評価ー居酒屋に行くのをやめた
(2)経過評価ー飲んだアルコールの量を記録し、提出した
(3)影響評価ー仕事が忙しいため、個人面接の日に来なかった
(4)影響評価ー健康診断の結果、肝機能の改善がみられた
(5)結果評価ー缶ビールのサイズが500mLから350mLになった
【解説】…正答(2)
(1)誤り。影響評価である。
(2)正しい。
(3)誤り。経過評価である。
(4)誤り。結果評価である。
(5)誤り。影響評価である。
(1)経過評価ーこの教育に投入した費用に見合った効果が得られたか否か
(2)結果評価ー朝食を食べる児童が増えたか否か
(3)影響評価ー好き嫌いなく食べる児童が増えたか否か
(4)結果評価ー不定愁訴を訴える児童が減少したか否か
(5)総合評価ー児童は、教員の話を理解して、主体的に取り組んだが否か
【解説】…正答(3)、(4)
(1)誤り。経済評価である。
(2)誤り。影響評価である。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)誤り。経過評価である。
(1)費用効果分析では、教育効果を金額に換算して評価を行う。
(2)費用効果分析では、異なるプログラムを比較分析できる。
(3)費用便益分析では、教育効果を生活の質に置き換えて評価を行う。
(4)費用効果分析では、教育効果を医療費の削減額から評価する。
(5)費用効果分析では、一定量の効果を得るために要した費用を算出する。
【解説】…正答(2)
(1)・(4)誤り。教育効果を医療費の削減額など金額に換算して評価を行うのは、費用便益分析である。
(2)正しい。
(3)誤り。教育効果を生活の質に置き換えて評価を行うのは、費用効用分析である。
(5)誤り。一定量の効果を得るために要した費用を算出するのは、飛行効果分析である。
Q1.食物摂取状況の情報収集に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)質問票法は、質問数が多ければ多いほどよい。
(2)観察法は、被観察者の行動に観察の影響が及ばないよう配慮する。
(3)実測法は、1日調査でも個人の日常の食物摂取状況を把握できる。
(4)集団面接法は、国民健康・栄養調査で用いられる。
(5)既存資料として、人口動態統計のデータが活用できる。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。質問票法は、調査票や質問紙を用い言葉を介して回答者に問う方法で、
得られた結果を数量化してデータとして用いる。
短時間に多人数のデータを得ることができるが、質問数が多すぎると回答者の負担が大きくなり、
データ処理にも時間がかかる。
調査目的、対象者の特性を数などを考慮して、質問数を決める必要がある。
(2)正しい。
(3)誤り。実測法での1日調査では個人の日常の食物摂取状況は把握できない。
(4)誤り。国民健康・栄養調査では栄養摂取状況調査票を用いた質問紙法が用いられる。
(5)誤り。人口動態統計とは、出生・死亡・死産・婚姻・離婚に関わる統計調査であり、
食物摂取状況を調査するための既存データとしての活用性は極めて低い。
Q2.地域において、栄養成分表示を参考にする人を増加させる取り組みを計画している。プリシード・プロシードモデルに基づいて行うアセスメントの項目と、その内容の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)準備(前提)要因ー栄養成分常時に関する法的整備の有無
(2)強化要因ー栄養成分表示を活用して減量に成功した人との交流の有無
(3)実現要因ー栄養成分表示の意味を理解している人の割合
(4)環境ー栄養成分表示の利用をサポートしている人の存在
(5)行動とライフスタイルー栄養成分表示を実施している飲食店数
【解説】…正答(2)
(1)誤り。栄養成分表示に関する法的整備の有無は、「政策アセスメント」である。
(2)正しい。
(3)誤り。栄養成分表示の意味を理解している人の割合は、「準備要因」である。
(4)誤り。栄養成分表示の利用をサポートする人の存在は、「強化要因」である。
(5)誤り。栄養成分表示を実施している飲食店数は、「実現要因」である。
Q3.栄養教育の目標には、学習目標、行動目標、環境目標、結果(アウトカム)目標がある。結果目標を「血圧の低下」と設定した男性会社員の栄養教育において、本人が設定する行動目標に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)食塩摂取と血圧との関係を理解する。
(2)外食時に栄養成分表示を活用できるようにする。
(3)漬物を食べる会部数を1日1回にする。
(4)家庭に減塩しょう油を常備する。
(5)社員食堂の料理の味付けを薄味にする。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。学習目標である。
(2)誤り。学習目標である。
(3)正しい。
(4)誤り。環境目標である。
(5)誤り。環境目標である。
Q4.栄養教育を行う学習形態の特徴に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)フォーラムでは、学習者個人の特性を重視し、個別に問題を解決する。
(2)シンポジウムでは、立場の異なる講師から話を聞く。
(3)パネルディスカッションでは、学習者間で自由に討議をする。
(4)ブレインストーミングでは、学習者間で討議を行って結論を導く。
(5)ロールプレイでは、複数の講師が相互に討議を行う。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。フォーラムとは、ある話題を中心に説明した後、
質疑応答を交え聴衆が酸化して討議する形式であり、一斉学習である。
(2)正しい。
(3)誤り。パネルディスカッションは、司会者のもと、
1つのテーマについて立場や意見の異なるパネラー相互の意見交換の後、
聴衆との質疑応答を行うものであり、学習者間での自由な討議は行われない。
(4)誤り。ブレインストーミングは、結論を得ることは目的とはしない。
(5)誤り。ロールプレイは、あるテーマについて場面を設定し、
参加者のうち数人が即興で役割を演じるものである。
Q5.肝機能障害を有するアルコール多飲者に対して実施した栄養教育の評価の種類を、その内容の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)経過評価ー居酒屋に行くのをやめた
(2)経過評価ー飲んだアルコールの量を記録し、提出した
(3)影響評価ー仕事が忙しいため、個人面接の日に来なかった
(4)影響評価ー健康診断の結果、肝機能の改善がみられた
(5)結果評価ー缶ビールのサイズが500mLから350mLになった
【解説】…正答(2)
(1)誤り。影響評価である。
(2)正しい。
(3)誤り。経過評価である。
(4)誤り。結果評価である。
(5)誤り。影響評価である。
Q6.小学校において「望ましい食生活で健康な毎日を送ろう」を目的に栄養教育を実施した。評価の種類と内容について、正しい組合せのはどれか。2つ選べ。
(1)経過評価ーこの教育に投入した費用に見合った効果が得られたか否か
(2)結果評価ー朝食を食べる児童が増えたか否か
(3)影響評価ー好き嫌いなく食べる児童が増えたか否か
(4)結果評価ー不定愁訴を訴える児童が減少したか否か
(5)総合評価ー児童は、教員の話を理解して、主体的に取り組んだが否か
【解説】…正答(3)、(4)
(1)誤り。経済評価である。
(2)誤り。影響評価である。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)誤り。経過評価である。
Q7.栄養教育における経済的評価に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)費用効果分析では、教育効果を金額に換算して評価を行う。
(2)費用効果分析では、異なるプログラムを比較分析できる。
(3)費用便益分析では、教育効果を生活の質に置き換えて評価を行う。
(4)費用効果分析では、教育効果を医療費の削減額から評価する。
(5)費用効果分析では、一定量の効果を得るために要した費用を算出する。
【解説】…正答(2)
(1)・(4)誤り。教育効果を医療費の削減額など金額に換算して評価を行うのは、費用便益分析である。
(2)正しい。
(3)誤り。教育効果を生活の質に置き換えて評価を行うのは、費用効用分析である。
(5)誤り。一定量の効果を得るために要した費用を算出するのは、飛行効果分析である。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7265055
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック