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2018年02月13日

F食事設計と栄養・調理【解説】

今日は、「食品の生産・加工・保尊・流通と栄養」の問題の解説をします。


Q1.食材をゆでる時の添加材料とその目的に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)れんこんの歯ざわりをよくするために、酢を入れる。
(2)たけのこのあくを除くために、唐辛子を入れる。
(3)さつまいもを軟らかくするために、みょうばんを入れる。
(4)カリフラワーの色を白くするために、重曹を入れる。
(5)わらびの色を良くするために、酢を入れる。


【解説】…正答(1)
(1)正しい。
(2)誤り。たけのこのあく抜きのためには米ぬかを加える。
   唐辛子は米ぬかの臭いを消す目的などで加える。
(3)誤り。みょうばんは、煮くずれを防いだり、色鮮やかに仕上げたりする作用をもつ。
(4)誤り。カリフラワーを白くゆでるには、酢や小麦粉を加える。
(5)誤り。わらびを色よくゆでるためには重曹を加える。


Q2.肉類の調理に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)肉を長時間加水加熱すると、筋原線維たんぱく質がゼラチンとなる。
(2)豚脂は、牛脂よりも融け始める温度が高い。
(3)豚ロース肉のエネルギー減少量は、ゆでがフライパン焼きより小さい。
(4)ヒレ肉は、短時間の加熱料理より長時間の煮込み料理に適する。
(5)肉をしょうが汁に浸漬すると、プロテアーゼの作用により軟化する。


【解説】…正答(5)
(1)誤り。加熱によりゼラチンになるのは、肉基質たんぱく質のコラーゲンである。
(2)誤り。豚脂の融点は牛脂の融点よりも低い。
(3)誤り。ゆでると脂質がゆで汁に溶出するため、フライパン焼きよりもエネルギー減少量が大きい。
(4)誤り。ヒレ肉は脂質が少なく最もやわらかい部位なので、
   グリルやステーキなどの短時間加熱に適している。
(5)正しい。


Q3.加熱時間に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)ゆで時間では、ゆで水からの放射により食品を加熱する。
(2)蒸し加熱では、水蒸気の潜熱を利用して食品を加熱する。
(3)伝導伝熱による加熱では、高温の物体から放出される赤外線を食品が吸収する。
(4)電磁調理加熱では、食品自体を発熱させる。
(5)電子レンジ加熱では、加熱時間は食品の水分量に依存しない。


【解説】…正答(2)
(1)誤り。ゆで加熱では、ゆで水の対流熱により食品を加熱する。
(2)正しい。潜熱とは、物質の温度変化ではなく、
   物質の相の変化に必要とされる融解熱や気化熱のことである。
   蒸し加熱では、水蒸気が水に変化するときに放出される凝固熱を利用している。
(3)誤り。赤外線などの電磁波で熱を伝えるのは、放射である。
   伝導伝熱では、高温部から低温部へと原子間・分子間を振動などの運動エネルギーとして熱が伝わる。
(4)誤り。電磁調理加熱では鍋底を発熱される。
(5)誤り。電子レンジ加熱は食品中の水分子を振動させて摩擦熱を生じる方法なので、
   その加熱時間は食品の水分量に依存する。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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