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2018年04月17日
国家試験解説「臨床栄養学(No.116)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(1)
(1)正しい。アドヒアランスとは、患者が治療に対して積極的に参加することである。
(2)誤り。バリアンスとは、クリニカルパスに示された基準から逸脱することである。
情報開示に対する患者の権利は、リスボン宣言で提言された。
(3)誤り。ターミナルケアとは、終末期患者(余命3〜6か月程度)に対する終末期医療のことである。
患者の重症度を判別して診療の優先度を決めることは、トリアージである。
(4)誤り。ノーマライゼーションとは、高齢者や障害者といった社会的弱者が疎外されることなく
誰もが社会の一員として、普通に生活できる社会が正常な姿であるとする考え方である。
治療の標準化を図るのは、クリニカルパスである。
(5)誤り。リスクマネジメントとは、リスクに関して、組織を指揮し管理する調整された活動であり、
偶発的または人為的な自己を発生させない予防策と、
万一事故が発生した場合の緊急時対応と再発防止体制が含まれる。
116.臨床栄養学に関わる用語とその説明の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)アドヒアランスー治療への患者の積極的な参加
(2)バリアンスー情報開示に対する患者の権利
(3)ターミナルケアー重症度の判別
(4)ノーマライゼーションー治療の標準化
(5)リスクマネジメントー障害者と健常者との共生
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)アドヒアランスー治療への患者の積極的な参加
(2)バリアンスー情報開示に対する患者の権利
(3)ターミナルケアー重症度の判別
(4)ノーマライゼーションー治療の標準化
(5)リスクマネジメントー障害者と健常者との共生
【解説】…回答(1)
(1)正しい。アドヒアランスとは、患者が治療に対して積極的に参加することである。
(2)誤り。バリアンスとは、クリニカルパスに示された基準から逸脱することである。
情報開示に対する患者の権利は、リスボン宣言で提言された。
(3)誤り。ターミナルケアとは、終末期患者(余命3〜6か月程度)に対する終末期医療のことである。
患者の重症度を判別して診療の優先度を決めることは、トリアージである。
(4)誤り。ノーマライゼーションとは、高齢者や障害者といった社会的弱者が疎外されることなく
誰もが社会の一員として、普通に生活できる社会が正常な姿であるとする考え方である。
治療の標準化を図るのは、クリニカルパスである。
(5)誤り。リスクマネジメントとは、リスクに関して、組織を指揮し管理する調整された活動であり、
偶発的または人為的な自己を発生させない予防策と、
万一事故が発生した場合の緊急時対応と再発防止体制が含まれる。
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2018年04月16日
国家試験解説「臨床栄養学(No.115)」
今日からは、「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(4)
(1)誤り。療養加算は介護報酬の一つであり、利用者の病状に応じて、
疾患治療の直接手段として主治医が発行する食事線に基づき、
厚生労働大臣が定める療養食の提供が行われた場合に算定できる。
入院基本料は、療養報酬の一つである。
(2)誤り。栄養マネジメント加算は、施設サービス費・地域密着型サービス費に加算できる。
居宅サービス費に加算できるものには、栄養改善加算がある。
(3)誤り。栄養サポートチーム加算は、入院基本料に加算できる。
入院時食事療養費(T)に加算できるのは、特別食加算と食堂加算である。
(4)正しい。栄養食事指導料は、厚生労働大臣が定める特別食を必要とする患者等に対して、
医師の指示に基づき管理栄養士(非常勤でも可)が栄養食事指導を行った場合に算定できる。
平成28年度診療報酬改定により、外来・入院・在宅患者訪問栄養食事指導の対象に、
「がん、摂食・嚥下機能低下、低栄養」等の患者に対する治療食が含められた。
(5)誤り。平成28年度診療報酬改定により在宅患者訪問栄養食事指導料の算定要件が緩和され、
調理実技の指導は必須ではなくなった。
算定要件としては、医師の指示により、管理栄養士が患家を訪問し、患者の生活条件、
嗜好等を勘案した食品構成に基づく食事計画案または具体的な献立表を示した栄養食事指導を
患者またはその家族等に対して交付するとともに、当該指導箋に従い、
食事の用意や摂取等に対する具体的な指導を行うこととされている。
115.介護報酬、診療報酬に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)療養食加算は、入院基本料に加算できる。
(2)栄養マネジメント加算は、居宅サービス費に加算できる。
(3)栄養サポートチーム加算は、入院時食事療養費に加算できる。
(4)入院栄養食事指導料の算定対象に、がん患者が含まれる。
(5)在宅患者訪問栄養食事指導料の算定要件に、調理実技の指導が必須である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)療養食加算は、入院基本料に加算できる。
(2)栄養マネジメント加算は、居宅サービス費に加算できる。
(3)栄養サポートチーム加算は、入院時食事療養費に加算できる。
(4)入院栄養食事指導料の算定対象に、がん患者が含まれる。
(5)在宅患者訪問栄養食事指導料の算定要件に、調理実技の指導が必須である。
【解説】…回答(4)
(1)誤り。療養加算は介護報酬の一つであり、利用者の病状に応じて、
疾患治療の直接手段として主治医が発行する食事線に基づき、
厚生労働大臣が定める療養食の提供が行われた場合に算定できる。
入院基本料は、療養報酬の一つである。
(2)誤り。栄養マネジメント加算は、施設サービス費・地域密着型サービス費に加算できる。
居宅サービス費に加算できるものには、栄養改善加算がある。
(3)誤り。栄養サポートチーム加算は、入院基本料に加算できる。
入院時食事療養費(T)に加算できるのは、特別食加算と食堂加算である。
(4)正しい。栄養食事指導料は、厚生労働大臣が定める特別食を必要とする患者等に対して、
医師の指示に基づき管理栄養士(非常勤でも可)が栄養食事指導を行った場合に算定できる。
平成28年度診療報酬改定により、外来・入院・在宅患者訪問栄養食事指導の対象に、
「がん、摂食・嚥下機能低下、低栄養」等の患者に対する治療食が含められた。
(5)誤り。平成28年度診療報酬改定により在宅患者訪問栄養食事指導料の算定要件が緩和され、
調理実技の指導は必須ではなくなった。
算定要件としては、医師の指示により、管理栄養士が患家を訪問し、患者の生活条件、
嗜好等を勘案した食品構成に基づく食事計画案または具体的な献立表を示した栄養食事指導を
患者またはその家族等に対して交付するとともに、当該指導箋に従い、
食事の用意や摂取等に対する具体的な指導を行うこととされている。
2018年04月15日
国家試験解説「栄養教育論(No.114)」
今日の解説は「栄養教育論(問題番号100〜114)」です。
【解説】…回答(3)
(1)誤り。身近な人を介したソーシャルサポートの利用であり、個人間レベルの取り組みに該当する。
(2)誤り。個人の心理的要因に働きかけているため、個人内レベルの取り組みに該当する。
(3)正しい。大学による個人の認知に働きかける取り組みは、組織レベルの取り組みに該当する。
(4)誤り。学則による行動規制が、政策レベルの取り組みに該当する。
(5)誤り。地域のソーシャルキャピタルを用いた働きかけであり、
地域(コミュニティ)レベルの取り組みに該当する。
114.個人の健康行動に作用する要因を生態学的モデルで捉えると、個人内、個人間、組織、地域、政策といった多層のレベルがある。
大学生対象の適正飲酒の取り組みと、生態学的モデルの核レベルの組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)学生が、サークルの先輩から適度な飲酒量の話を聞いた。−個人内レベル
(2)学生が、配布された急性アルコール中毒に関するパンフレットを読んだ。−個人間レベル
(3)入学式の季節に、全学部で急性アルコール中毒防止のガイダンスを行った。ー組織レベル
(4)大学構内での飲酒が、学則に全面的に禁止された。−地域レベル
(5)大学周辺の飲食店が、急性アルコール中毒防止のポスター提示に協力した。−政策レベル
大学生対象の適正飲酒の取り組みと、生態学的モデルの核レベルの組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)学生が、サークルの先輩から適度な飲酒量の話を聞いた。−個人内レベル
(2)学生が、配布された急性アルコール中毒に関するパンフレットを読んだ。−個人間レベル
(3)入学式の季節に、全学部で急性アルコール中毒防止のガイダンスを行った。ー組織レベル
(4)大学構内での飲酒が、学則に全面的に禁止された。−地域レベル
(5)大学周辺の飲食店が、急性アルコール中毒防止のポスター提示に協力した。−政策レベル
【解説】…回答(3)
(1)誤り。身近な人を介したソーシャルサポートの利用であり、個人間レベルの取り組みに該当する。
(2)誤り。個人の心理的要因に働きかけているため、個人内レベルの取り組みに該当する。
(3)正しい。大学による個人の認知に働きかける取り組みは、組織レベルの取り組みに該当する。
(4)誤り。学則による行動規制が、政策レベルの取り組みに該当する。
(5)誤り。地域のソーシャルキャピタルを用いた働きかけであり、
地域(コミュニティ)レベルの取り組みに該当する。
2018年04月14日
国家試験解説「栄養教育論(No.113)」
今日の解説は「栄養教育論(問題番号100〜114)」です。
【解説】…回答(3)
ランダム化比較対照試験は精度は高いが、栄養教育プログラムでは管貨車の学習の機会の不平等の点から、
プリグラムを実施しない対照群を設定することは難しい。
気管をずらして同じプログラムを実施する(交差方)などによって学習者への倫理的配慮が必要となる。
113.高校の水泳部監督から、部員全員の体組成を毎年モニタリングしているが、体格がよくならないと相談され、部員の体作りを目的とする栄養教育に初めて取り組むことになった。
栄養教育の評価デザインとして、実現可能性と精度から、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)平均体格の水泳部員1名をモデルケースとして栄養教育プログラムを実施し、
教育前後の体組成を比較する。
(2)水泳部員全員に栄養教育プログラムを実施し、教育前後の体組成を比較する。
(3)水泳部員全員に栄養教育プログラムを実施し、
教育前後の体組成の変化量を、前年同期間の部員全員の変化量と比較する。
(4)水泳部員全員を、栄養教育を行うグループと行わないグループにランダムに分け、
教育後にグループ間で体組成の変化量を比較する。
栄養教育の評価デザインとして、実現可能性と精度から、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)平均体格の水泳部員1名をモデルケースとして栄養教育プログラムを実施し、
教育前後の体組成を比較する。
(2)水泳部員全員に栄養教育プログラムを実施し、教育前後の体組成を比較する。
(3)水泳部員全員に栄養教育プログラムを実施し、
教育前後の体組成の変化量を、前年同期間の部員全員の変化量と比較する。
(4)水泳部員全員を、栄養教育を行うグループと行わないグループにランダムに分け、
教育後にグループ間で体組成の変化量を比較する。
【解説】…回答(3)
ランダム化比較対照試験は精度は高いが、栄養教育プログラムでは管貨車の学習の機会の不平等の点から、
プリグラムを実施しない対照群を設定することは難しい。
気管をずらして同じプログラムを実施する(交差方)などによって学習者への倫理的配慮が必要となる。
2018年04月13日
国家試験解説「栄養教育論(No.112)」
今日の解説は「栄養教育論(問題番号100〜114)」です。
【解説】…回答(1)・(2)
(1)・(2)正しい。プログラムの実施段階で行われる評価で、形成的評価に該当する。
(3)・(4)・(5)誤り。プログラムの最終段階で行われる評価で、総括的評価に該当する。
112.地域で、3回シリーズの調理を含む教室を実施した。
栄養教育プログラムの形成的評価である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)開始前のスタッフ検収で、調理の難易度を確認した。
(2)初回の収支が赤字だったので、食材料費の妥当性を検討した。
(3)最終回の食材クイズで、学習内容の定着度を確認した。
(4)プログラム終了後に、参加者の家庭での実施状況を調べた。
(5)プログラム終了後に、年代別の出席率を算出した。
栄養教育プログラムの形成的評価である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)開始前のスタッフ検収で、調理の難易度を確認した。
(2)初回の収支が赤字だったので、食材料費の妥当性を検討した。
(3)最終回の食材クイズで、学習内容の定着度を確認した。
(4)プログラム終了後に、参加者の家庭での実施状況を調べた。
(5)プログラム終了後に、年代別の出席率を算出した。
【解説】…回答(1)・(2)
(1)・(2)正しい。プログラムの実施段階で行われる評価で、形成的評価に該当する。
(3)・(4)・(5)誤り。プログラムの最終段階で行われる評価で、総括的評価に該当する。
2018年04月12日
国家試験解説「栄養教育論(No.111)」
今日の解説は「栄養教育論(問題番号100〜114)」です。
【解説】…回答(1)
(1)正しい。計画を立案する上で必要な学習者のアセスメントに関する内容であり、企画評価に該当する。
(2)誤り。栄養指導期間中における学習者の知識の習得状況の把握は、経過評価に該当する。
(3)誤り。低栄養改善という結果目標に対する評価であり、結果評価に該当する。
(4)誤り。学習者の食スキルに対する評価であり、影響評価に該当する。
(5)誤り。経済評価とは、教育委に投入した費用を結果とともに分析し評価することであり、
学習者の食費の算出は経済評価に該当しない。
111.独居の後期高齢者に対し、低栄養改善を目的とした訪問栄養指導を行った。
実施記録内容と評価の種類の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)訪問前の電話の会話記録から、学習の準備性を確認した。−企画評価
(2)訪問時の記録から、会話内容の理解度を確認した。−影響評価
(3)訪問前後の体重の変化から、学習者の低栄養改善を確認した。−経過観察
(4)一緒に料理を作った時の記録から、学習の調理技術を確認した。−結果評価
(5)食料品の買い物の記録から、学習者のおおよその食費を確認した。ー経済評価
実施記録内容と評価の種類の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)訪問前の電話の会話記録から、学習の準備性を確認した。−企画評価
(2)訪問時の記録から、会話内容の理解度を確認した。−影響評価
(3)訪問前後の体重の変化から、学習者の低栄養改善を確認した。−経過観察
(4)一緒に料理を作った時の記録から、学習の調理技術を確認した。−結果評価
(5)食料品の買い物の記録から、学習者のおおよその食費を確認した。ー経済評価
【解説】…回答(1)
(1)正しい。計画を立案する上で必要な学習者のアセスメントに関する内容であり、企画評価に該当する。
(2)誤り。栄養指導期間中における学習者の知識の習得状況の把握は、経過評価に該当する。
(3)誤り。低栄養改善という結果目標に対する評価であり、結果評価に該当する。
(4)誤り。学習者の食スキルに対する評価であり、影響評価に該当する。
(5)誤り。経済評価とは、教育委に投入した費用を結果とともに分析し評価することであり、
学習者の食費の算出は経済評価に該当しない。
2018年04月11日
国家試験解説「栄養教育論(No.110)」
今日の解説は「栄養教育論(問題番号100〜114)」です。
【解説】…回答(3)
クライアントは「多忙で面接の時間が取れない」と話していることから、
最も短い時間で食事を記録できる写真撮影が、最も適切で強力が得られやすい選択肢といえる。
110.多忙で管理栄養士との面接の時間が取れないと話す、男性に対する減量のための支援である。
食事内容のモニタリングとして、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)定期的に、1日分の食事記録をファクシミリで送ってもらう。
(2)定期的に、1 日の食事内容を電話で聞き取る。
(3)定期的に、1日分の食事の写真をスマートフォンで送ってもらう。
(4)定期的に、ホームページ上の半定量食物摂取頻度調査に入力してもらう。
食事内容のモニタリングとして、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)定期的に、1日分の食事記録をファクシミリで送ってもらう。
(2)定期的に、1 日の食事内容を電話で聞き取る。
(3)定期的に、1日分の食事の写真をスマートフォンで送ってもらう。
(4)定期的に、ホームページ上の半定量食物摂取頻度調査に入力してもらう。
【解説】…回答(3)
クライアントは「多忙で面接の時間が取れない」と話していることから、
最も短い時間で食事を記録できる写真撮影が、最も適切で強力が得られやすい選択肢といえる。
2018年04月10日
国家試験解説「栄養教育論(No.109)」
今日の解説は「栄養教育論(問題番号100〜114)」です。
【解説】…回答(1)・(4)
(1)正しい。箸のサイズの種類を増やすことで、正しく箸を使うという児童の行動変容が容易になり、
ねらいに合った環境目標といえる。
(2)誤り。環境目標ではなく、行動目標に該当する。
(3)誤り。地場産物を活用した献立を増やしても、
正しく箸を使うという児童の行動変容にはつながりにくく、ねらいに合った環境目標とはいえない。
(4)正しい。上級生から学ぶ機会を設けることで、正しく箸を使う1年生の増加が期待でき、
ねらいに合った環境目標といえる。
(5)誤り。環境目標ではなく、学習目標に該当する。
109.小学校において、1年生が正しく箸を使えるようになることをねらいとした、食に関する指導を実施することとなった。
ねらいに合った環境目標である。
正しいものはどれか。2つ選べ。
(1)ランチルームに置く、箸のサイズの種類を増やす。
(2)自宅でも、正しく箸を使う児童を増やす。
(3)給食で、地場産物を活用した献立を増やす。
(4)縦割り給食で、1年生に箸の持ち方を教える上級生を増やす。
(5)箸の使い方のマナーを、知っている児童を増やす。
ねらいに合った環境目標である。
正しいものはどれか。2つ選べ。
(1)ランチルームに置く、箸のサイズの種類を増やす。
(2)自宅でも、正しく箸を使う児童を増やす。
(3)給食で、地場産物を活用した献立を増やす。
(4)縦割り給食で、1年生に箸の持ち方を教える上級生を増やす。
(5)箸の使い方のマナーを、知っている児童を増やす。
【解説】…回答(1)・(4)
(1)正しい。箸のサイズの種類を増やすことで、正しく箸を使うという児童の行動変容が容易になり、
ねらいに合った環境目標といえる。
(2)誤り。環境目標ではなく、行動目標に該当する。
(3)誤り。地場産物を活用した献立を増やしても、
正しく箸を使うという児童の行動変容にはつながりにくく、ねらいに合った環境目標とはいえない。
(4)正しい。上級生から学ぶ機会を設けることで、正しく箸を使う1年生の増加が期待でき、
ねらいに合った環境目標といえる。
(5)誤り。環境目標ではなく、学習目標に該当する。
2018年04月09日
国家試験解説「栄養教育論(No.108)」
今日の解説は「栄養教育論(問題番号100〜114)」です。
【解説】…回答(3)
(1)適切でない。支援の優先度が高い人を把握し、災害に備えることは重要なことではあるが、
地域のソーシャルキャピタルを高める上で最も適切な働きかけとはいえない。
(2)適切でない。個人のエンパワメント(自己管理能力)を高めるための働きかけであり、
地域のソーシャルキャピタルを高める働きかけには該当しない。
(3)適切。災害時の協調行動を用意にする住民同士の信頼関係の構築が期待できる働きかけである。
(4)適切でない。救援物質の搬入ルートを確認し、問題点があれば地域での再検討を行い
災害に備えることは重要なことではあるが、
地域のソーシャルキャピタルを高める上で最も適切な働きかけとはいえない。
108.災害を想定して、校区ごとに防災ネットワークを設立することになった。
地域のソーシャルキャピタルを高めるための、管理栄養士の働きかけに関する記述である。
最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)校区ごとに、災害時に支援の優先度が高い人を把握する。
(2)自分の身は自分で守れるように、非常食の確保を促す。
(3)避難所運営訓練で、住民による炊き出しを指導する。
(4)校区外からの、救援物資の搬入ルートを確認する。
地域のソーシャルキャピタルを高めるための、管理栄養士の働きかけに関する記述である。
最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)校区ごとに、災害時に支援の優先度が高い人を把握する。
(2)自分の身は自分で守れるように、非常食の確保を促す。
(3)避難所運営訓練で、住民による炊き出しを指導する。
(4)校区外からの、救援物資の搬入ルートを確認する。
【解説】…回答(3)
(1)適切でない。支援の優先度が高い人を把握し、災害に備えることは重要なことではあるが、
地域のソーシャルキャピタルを高める上で最も適切な働きかけとはいえない。
(2)適切でない。個人のエンパワメント(自己管理能力)を高めるための働きかけであり、
地域のソーシャルキャピタルを高める働きかけには該当しない。
(3)適切。災害時の協調行動を用意にする住民同士の信頼関係の構築が期待できる働きかけである。
(4)適切でない。救援物質の搬入ルートを確認し、問題点があれば地域での再検討を行い
災害に備えることは重要なことではあるが、
地域のソーシャルキャピタルを高める上で最も適切な働きかけとはいえない。
2018年04月08日
国家試験解説「栄養教育(No.107)」
今日の解説は「栄養教育論(問題番号100〜114)」です。
【解説】…回答(5)
(1)誤り。直面している問題に対する新しい適応の方法を探したりする努力を通じて
ストレスを克服しようとしており、問題焦点コーピングに該当する。
(2)・(4)誤り。ストレッサーで生じた感情を統制する行為を通じてストレスを軽減しようとしており、
情動焦点コーピングに該当する。
(3)誤り。問題行動を起こす状況を認識し、問題行動を起こさないよう対処法を検討しようとしており、
問題焦点コーピングに該当する。
(5)正しい。(2)・(4)の解説参照。
107.ストレスマネジメントには、問題焦点コーピングと情動焦点コーピングがある。
仕事の忙しさがストレスとなり暴飲暴食になってしまうと話す、肥満の単身男性のストレスマネジメントである。
正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。
(1)肥満でない同僚から話を聞く。−情動焦点コーピング
(2)気晴らしに趣味の時間を持つ。−問題焦点コーピング
(3)どんな日に食べ過ぎてしまうか、考える。−情動焦点コーピング
(4)職場以外では、仕事のことを考えないようにする。−問題焦点コーピング
(5)家族に悩みを聞いてもらう。−情動焦点コーピング
仕事の忙しさがストレスとなり暴飲暴食になってしまうと話す、肥満の単身男性のストレスマネジメントである。
正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。
(1)肥満でない同僚から話を聞く。−情動焦点コーピング
(2)気晴らしに趣味の時間を持つ。−問題焦点コーピング
(3)どんな日に食べ過ぎてしまうか、考える。−情動焦点コーピング
(4)職場以外では、仕事のことを考えないようにする。−問題焦点コーピング
(5)家族に悩みを聞いてもらう。−情動焦点コーピング
【解説】…回答(5)
(1)誤り。直面している問題に対する新しい適応の方法を探したりする努力を通じて
ストレスを克服しようとしており、問題焦点コーピングに該当する。
(2)・(4)誤り。ストレッサーで生じた感情を統制する行為を通じてストレスを軽減しようとしており、
情動焦点コーピングに該当する。
(3)誤り。問題行動を起こす状況を認識し、問題行動を起こさないよう対処法を検討しようとしており、
問題焦点コーピングに該当する。
(5)正しい。(2)・(4)の解説参照。