癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

頭部手術後の放射線治療が始まった。

今回の放射線治療専用に繕った防護マスクを装着して、
「かま」と言われる放射線治療用の機器へ身をゆだねる母。

1回の放射線照射時間・・・放射線治療時間は5分間。
たったの5分、去れど5分である。
初回の放射線治療を難なく終えた母は、こうつぶやいた。

「耳鳴りがする」と・・・果たして気のせいか・・・放射線治療の反応か・・・

午前中の治療だったこの日は朝食はもちろんのこと、昼食も完食できた。

しかしながら、夕食まえになると吐き気を催した母。

放射線治療後、約6時間くらいで副作用症状反応が強く出るらしい。

医師の説明は、時に母を怖気づけてしまう。


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吐き気もほぼ予告時間通りに発生したところをかんがみると、気持ちの問題もあるかも？と思える。

子供のころ、歯医者さんに行く前になると決まってお腹が痛くなるような気分になったことを思い出す。

予告通り・・・それほどまでに放射線治療の副作用は確実なもので、過去の統計上はたまた医学的な見地

で仰ってくださったのであろうか？

去る2011年の大震災で身近な問題となった放射能・放射線問題・・・母に当てられたのは同じ放射線。

レントゲン写真を撮る程度の線量とは格が違う。

状況としては、頭部全体に被爆したのと同じことになるのだろうか・・・？

考えれば考えるほど恐ろしくなってくる・・・治療をしてもらっているのにも関わらず・・・。


副作用症状に合わせて医師が薬を処方してくれるのだが、気休め程度なのではないだろうか？？

当然のこととは思いますが、脱毛の症状はまだです。

明日も放射線治療は続きます。

全10回なので、あと9回照射。

土日は病院が休みになるので、実質14日ほど掛けての治療計画となっているのです。

耐え抜いて欲しいと願う。


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