2016年04月08日
頭部放射線治療初日〜母の日誌より〜
・・・母が綴っていた日誌・・・日誌と言っても手帳ですが、
母の想いが込められていて、感謝の念が伝わってきます。
母が末期の肺がんで他界してから3か月以上が経ち、
ようやく心に一区切りつける状態になったことを
実感できています。
と同時に、母の手記として保管してあった日誌の内容を
個人情報以外は編集することなく、出来る限りそのまま
お伝えすることで、よりリアルに母の状態を知っていただきたい
・・・そのような想いを込めて綴らせていただいています。
時に、文章構成がおかしな部分も出てきますが、それもまた
母が脳に何らかの影響を受けているともとれるかと思います。
そういった目線でも、母の日誌を見て頂けたら幸いです。
頭部放射線治療初日
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2/4日(水)
体温 朝36.4度 昼37.0度
今日は放射線治療初日。
放射線治療はすごく不安だったけど・・・治療時間は5分弱。
「気持ち悪くなったら教えてください」と先生に言われた・・。
今日は朝から耳の前と首の右側が時折痛む。
放射線治療直後から耳鳴り(キーン)がする。
今日はあまり調子が良くなかったのでシャワーはお休みした。
昼食後、娘が来てくれた。
熱が37.0度だった。
喉が凄く乾く・・・
ベッドでしばらく横になった。
夕方になると長男が来てくれた。
次男はお父さんを病院へ連れて行ってくれている。
今日もみんな本当にありがとう!
どんなにしてもすごいね!
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肺がんが脳に転移していた為に、肺がん治療よりも
頭蓋内腫瘍の摘出を優先した。
摘出後、続けて頭部に放射線を照射することで
脳内に残っているとみられる癌細胞を限りなくゼロに
近い状態にするために、「全脳照射」を選択。
全10回の放射線治療が始まったのでした。
1度の照射で浴びる放射線量は3Gy(グレイ)でした。
顔面に放射線を被爆しないように、石こうのような素材で
母専用のマスクが用意されている。
放射線治療中・・・あの空間自体が怖いのだと言っていた。
母はどんな想いで治療を受けていたのだろうか・・・。
この日誌は、母が退院するまで続いています。
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