今回は、簡易パンフレット(リーフレット)に基づいてレポートさせていただきます。
なお、一部雑誌等では、同時に「RCF」もマイナーチェンジされるように報道されていますが、10月には「RCF」のマイナーチェンジは行われません。
なお、現在「RC・現行モデル」はオーダーストップ中ですので、必然的にマイナーチェンジ後モデルでの納車されます。
拡大図
レクサスRCマイナーチェンジに関しては、8月末に、レクサスから公式ニュースリリースがあったばかり。
当ブログでもレポートさせていただいております。
■ようやく登場! LEXUS RC 初のMCモデル!(2018/8/30)
http://www.namaxchang.com/article/461397373.html?1535975852
賛否両論あるマイナーチェンジのデザインについては好みが分かれそうですが、リーフレットでの画像は公開されたCG画像に比べ、幾分良さそうに思います。とはいえ、やはりテールランプには違和感がありありですが・・・これは実車待ちか?
イメージカラーとして、新色(NXで先行採用済)「スパークリングメテオメタリック」<8X9>が登場しています。
ハイブリッドモデル(RC300h)にもオレンジブレーキキャリパー&大口径ブレーキローターの設定があるのはスポーティイメージの強いRCには朗報です!
そして、なぜか「ディーラーオプション」がPRされています。(これは、同時に、マイナーチェンジに伴う「機能的な向上」があまりないことを意味しますね・・・)レクサスES,UXにも採用予定の、「プロジェクションカーテシイルミ」が目新しいところです。これは、おそらく既存のレクサス車にも適用できるのではと思います)
外観で大きく変わったのは前後ヘッドランプ。
3眼フルLEDヘッドランプに関しては、”version.L"に標準装備、"F SPORT"と"標準"グレードにメーカーオプション設定と、マイナーチェンジ前と同じパターンです。なお、通常のLEDヘッドランプでもウィンカーはLEDが採用されています。
ただ、残念なことに、(予想はされていましたが)フル3眼LEDヘッドランプを選択しても、アダプティブハイビームシステム(AHS)へのアップグレードは行われません。
レクサスESにはLSと同等の先進的な「上下2段式アダプティブハイビームシステム」、レクサスUXにも「アダプティブハイビームシステム」が搭載される中、レクサスRCは、通常の「ハイビームシステム」に留まります。ベース車両のISが未対応であるため止むを得ないのでしょうが、これは如何なものでしょうか・・・?
テールランプは当然フルLEDランプです。後退灯もLED化されていますが、ウィンカー点灯状態は明らかにされていません。(「涙袋」部分がオレンジ色でなく、クリアカラーであったのはまだ救いかもしれません)
ボディカラーは全11色。
RCではあまり見かけなかった「プラチナムシルバーメタリック」<1J4>が消滅しています。
一方、「ブラック」<212>はまだ残っています。
「ネープルスイエローコントラストレイヤリング」<5C1>はメーカーオプションです。
インテリアカラーは ”F SPORT”で4色。
ブラックは継続採用ですが、その他の3色は入れ替わってしまいました。他の車種もそうですが、スポーティモデルの内装色は「黒」、「白」、「赤」、「黒×アクセントカラー」というのが定番となってきましたね。
目玉はやはり「ブラック×アクセントマスタードイエロー」ですね!
・ブラック → ブラック
・ダークローズ → フレアレッド
・クローブ → 消滅
→(新)ブラック&アクセントマスタードイエロー
→(新)ホワイト
その他のグレードは以下の通り。
実質的にRC専用カラーだった、ライトグレー系の「ムーンストーン」が消滅してしまいました。
ダークローズはF SPORTでは消滅しましたが、”標準”、"version.L"で残ることとなりました。
・ブラック → ブラック
・クローブ → クローブ
・トパーズブラウン → オーカー
・ムーンストーン → 消滅
→ (新)ダークローズ
なお、オーナメントパネルでは、”F SPORT”に「ダークグレーヘアライン」がメーカーオプションで加わるのみで、ほとんど変更がありません。
最後に、デザインの変更点を除き、ざっとマイナーチェンジに伴う主な変更点(予想)をまとめてみました。
<主な改良点(予想)>
・17インチアルミホイール&タイヤ廃止、18インチ化(意匠変更)
・19インチアルミホイール意匠変更
・全車「AVS」(減衰力可変ダンパー)+スポーツサスペンション装備
・LEDコーナリングランプ標準装備(LEDフォグランプ廃止)
・ドアミラー意匠変更(LS・LCと共通)
・アナログクロック「GPS」時刻補正対応
・”F SPORT”にブラックステンレス ウィンドウモール採用
・”F SPORT”に新インテリアパネル「ダークグレーヘアライン」採用
・”F SPORT”に新19インチアルミホイール&新開発タイヤ設定
・RC300h”F SPORT”に、ローター大口径化&オレンジブレーキキャリーパーの設定(MOP)
・セキュリティ強化(セルフパワーサイレン)
・ヘルプネット機能強化
17インチホイールが廃止され、全車18インチタイヤ以上を履き、サスペンションもスポーツサスペンションに一本化されるなど、よりスポーティ路線に舵を切るようです。(全グレード「”F SPORT”」と同等のパフォーマンスがあると考えて良さそうです)漏れ伝わってくる話を聞く限り、走りの基本性能はかなり向上したようで、走行フィーリングについては、セダンの「IS」ベースとは思えないぐらい変化しているとか。
とはいえ、前期モデルオーナーが買い替えしたくなるような変更かというと・・・?
昨年にアップデートされた「10.3インチワイドディスプレイ」の採用は初期オーナーには魅力とは思いますが。
今回のマイナーチェンジでコストのかかる大きなハードウェアの変更は行われていないようですし、ISやCT・GSと同様、「LSS+」やクリアランスソナー等の安全装備・運転支援装備も旧タイプのままで進化していません。
レクサスISと同様、次期モデル登場まで、このままほとんど手が入らずモデル廃止を迎えそうな予感です。(北米および日本の現在の販売台数では、LCが登場した今、次期モデルの開発も絶望的な状況に思います)
その意味では、このデザインが好きであれば、まさに買い!でしょう。(おそらく今後の大きな改良はない)
今回のマイナーチェンジで、限られた改良コストのほとんどを目に見えない走行性能部分に費やした・・・と思いたいですね。
RCに関しては詳細情報入り次第またレポートさせていただきたいと思います。
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手頃なサイズのクーペはぜひ残して欲しいところですが、世界的な需要が減少している(と思われる)中、クーペはごく一部の高価格帯にシフトしてしまいそうな気がしています。
結局、IS・GSクラスのカブリオレモデルは発売されませんでしたし・・・(次期モデルも望み薄)
なんとかラインナップは広げて欲しいところですが・・・
売れなくても作り続ける、ブランドをしての信頼感を得るためにも必要なことでしょうね。