最近はNXの話題ばかりですっかり失念しておりましたが、今回は密かに2021年9月1日に年次改良されて「RC」に追加された、レクサスの新ボディカラー「チタニウムカーバイドグレー」について。
以前、以下の記事でグレー系の登場について予想をしておりましたが、正式に「RC」(RC300/RC300h/RC350)に新グレー系のボディカラーが設定されました。
▼レクサス2021年 改良予定車をざっとまとめて予想してみる!(2021/5/24)
http://www.namaxchang.com/article/481660854.html
2020年の新型ISで設定された「ソニックイリジウム」、「ソニッククロム」に続く新カラーで、新型「NX」においては新規カラーの投入がありませんので、ニュースリリースもなく投入された珍しいケースといえます。
公式サイトの「カラーシミュレーション」にも登場。ただ、ちょっと解像度が低く、のっぺりとした印象になっているのが残念です。
チタニウムカーバイドグレー<18L>
RCへのボディカラー追加に関して、公式なニュースリリースはされておりませんが、カタログも一部更新されております。
ボディカラー解説ページでも、「チタニウムカーバイドグレー」は専用の文言が追加されています。
https://lexus.jp/models/rc/
また、その他の車種と同様、エアコンシステムに「ナノイーX」が採用され、より快適性が増しています。
(もともと充電用USB端子が設けられていないので、他車種で順次採用されている「USB Type-C」の採用は見送りの模様)
その他の改良は行われていないようですので、トヨタ自動車のニュースリリースの基準には達していない微細な改良、ということなのかもしれません。
さて、この「チタニウムカーバイドグレー」ですが、見るからにパールやガラスフレーク、ソニック技術を使用したものではなく、「ソリッド系のカラー」と思います。「これ、どこかで見たカラーだな?」・・・というのはそのとおりで、おそらく北米専用車「IS500」のローンチエディションで使用されている「インコグニトウ」(Incognito)と同一ではないかと推定されます。
もともと、北米専用車のIS500 ローンチエディションで専用ボディカラー採用ということで、他車種への採用は想像できましたが、流用第一弾が兄弟車の「RC」であるのは自然の流れなのかもしれませんね。
https://pressroom.lexus.com/vehicle/2022-lexus-is-500-f-sport-performance/
さて、北米ではまだ「Incognito」のカラーコードが発表されていないようですが、後日正式発売された際のカラーコードが<18L>であれば、「チタニウムカーバイドグレー」=「インコグニトウ」と証明されるかと思います。
また、今回日本版レクサス「RC」(2022年モデル)での「チタニウムカーバイドグレー」は”F SPORT”専用カラーとなっています。
このことから、今後他車種においても”F SPORT”専用カラーとして設定されることも十分考えられます。
また、引き続き好調なセールスを記録する新型「IS」ですが、もしかすると更に市場の要望が高まれば「IS500」の日本導入という可能性も考えられます。
その際のカラーとして「チタニウムカーバイドグレー」を温存するということも考えられます。
レクサス「NX」ご契約者の皆様から寄せられた情報では、予想以上にグレー系の「ソニッククロム」の人気が高まっています。スポーティイメージを高める「チタニウムカーバイドグレー」についても、今後、人気の定番カラーとなるか、その他の車種展開が楽しみです。
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