今回は厳し目の内容を含みますので、不快に感じられる方もいらっしゃると思いますが素直な気持ちを表現したものです。
記事の感想、インプレッションは個人の主観に基づくものです。気分を害する可能性がある方はご遠慮ください。
ご了承いただける方のみ、続きをどうぞ。
なお「LEXUS MEETS…」では試乗前の誓約書に一部改正が入ってました。
事故には至らないものの、「危険運転」が見受けられたとのことです。2時間も枠があり「わ」ナンバーでもないため、自分所有のように扱うケースや違反・危険・暴走行為があったようですね。
試乗車は「ホワイトノーヴァガラスフレーク<083>」の「RC300 F SPORT」
マイナーチェンジ後のフロントフェイスはだいぶ見慣れてきましたが、前期モデルと比べるとやはり好みは分かれるでしょう。
新意匠の19インチアルミホイールとオレンジキャリパー&ブラックナットも似合っています!
ここは確実にかっこよくなった点と思います。
タイヤも専用とのことですが、(ブリヂストン POTENZA)でしたが細かい型番はチェック失念。
クリアランスランプは太くて均一に光るので、結構いい感じなんですけどね。
「RC300」(RC200t)に試乗したのは初めてですが、前期ターボモデル(IS・GS200t)にあった始動時のもっさり感もすっかり消えて、普通に乗りやすいです。アクセルを踏み込んでも欧州車のようなトルクフルな走りやサウンドがあるわけでもないですが、普通にいいです。
乗り心地も19インチタイヤの割に良好ですが、カタログのような走りの進化は一般道では味わえないですね。
なお、ボディ剛性がもともととても高いモデルなので街乗りでは全く不満なし。
可変ヘッドライトの「AHS」は非装備ですが、都市部走行であったことと、低速でのコーナリング時には、コーナリングLEDランプが作動するので視認性には問題ありませんでした。
ヘッドライト点灯状態。旧フォグランプ部分のベゼルはちょっと気になる・・・
素直に「かっこいい」とは言えないのは私だけではないはず・・・
今回はライト類をチェックするためあえて夜間試乗にしました。
一番気になるのは「アンビエントイルミネーション」の件。
今回からカタログからは消えているけど、「実はエンジン始動したら点くのでは?」と1%ほど希望を持っていたのですが、やはりアンビエントライトは「なし」・・・(設定でON/OFFがないことも確認)
ちなみに、インナードアドアベゼル上の「スリットLED」もないので本当に間接照明がないです。
もともとRCは「雰囲気」で乗るクルマですから、こういうのを省略するのはどうなんでしょうねぇ・・・
これ、知らずに契約した人はガッカリするんじゃないですかね。これを外すなんて誰一人想像しなかったと思いますが。
前期カタログにはしっかり主張していた特徴的な装備をあえて今回削除したので、カタログに外した理由でも書いといて下さい、トヨタさん。
「レクサスのおもてなしの一環として、ドライバーに配慮し、走りに集中していただくために、前期モデルにあった、LEDの間接照明で室内を照らすアンビエントイルミネーションを廃止しました。これにより消費電力が抑えられ、エコドライブにも寄与するとともに、漆黒の空間を実現し、室内のムーディな雰囲気をさらに高めました」とか。
新意匠となった、アナログ時計(LCと同じ)はイルミネーションがついていますが、LCとは違い手前にありますので、位置的にも少し照度が強い印象があります。どうせなら、これも廃止してはどうでしょうか?
また、足元照明はISベースなので、予想通り「電球」(T10型)でした。よって、走行中は消灯。
かつムーンルーフも非装着だったので、ホント走行中は「真っ暗」今時珍しいクルマです。
前期モデルと同様、コンソールボックス内にも照明がありません。
かなり不評と思われる「テールランプ」ですが、夜間の状態ではウィンカーを点灯しなければ、綺麗に均一に光るL字ランプはなかなかいい感じです。
ただ、BMWなどでもよく見るようなデザインですし、個性がまったくなく、正直なところ、「3〜4年古い」感じです。(もともとNXはこういう感じの光り方でしたしね)
そんな中、個性を出したいがために「変な場所に」ウィンカーを設置したのでしょうか。本当に残念です。
発売当時のレクサス RCカタログの謳い文句が懐かしい・・・
RCの特徴としてカタログでも取り上げられていたような部分が次々と変更されてしまい、なんか別のクルマになったような感があります。
試乗していても何故か、ネガティブな部分ばかりが気になってしまいました。(これが昼ならまた違うのでしょうが・・・)
■2時間弱の試乗まとめ (デザイン面は好みがあるので除く)
<良いと感じたところ>
・乗り心地は良くなっていて、快適さと適度なスポーティさを両立
・ロードノイズも適切な範囲
・カーブ、段差を乗り越えたときに感じる剛性感あるボディ。
・電子式ウィンカー
<改善を求めたいところ>
・アイドリングストップからの再始動の振動がかなり大きめで不快感あり。
・ブレーキを踏むのが軽いと「強く踏んで下さい」と警告が出る。(そんな強く踏む必要があるのか?)
・今どき600万円〜700万レンジのクルマで「ブレーキホールドなし」は正直キツイ。
・イルミネーション関係が廃止されたため、従来以上に車内が真っ暗でなにかと不便。
・F SPORT専用メーターがどのモードでも代わり映えがしない
・ATの変速スピード(パドルシフト使用)が遅い
・パーキングに入れたあとの「足踏み」
・後席にドリンクホルダーや収納がない(「F」のを流用してもいいのでは)
<雑感>
・マイナーチェンジでは限られた予算の中、インパクトのある改良をする必要があるのは当然理解できるのですが、今回の改良がクーペ好きな方やレクサスRC[前期]のオーナーの望む内容になっているとは思えませんでした。
・走行性能的には十分な仕上がりと思うのですが、少し乗ってわかる「凄さ」、「変わった感」が感じられません。(一言で言うと印象が残らない)
走りを重視するなら他のブランドの方が更に洗練されているでしょうし、レクサスが得意とする快適性や機能性についてはほとんど進化がないのは不思議です。
・価格もそれなりに上昇したのですが、どこにコストを掛けたのかがわからない、なんとも不思議なマイナーチェンジ。
(謳い文句の「ガレージから路上へゆっくりと走り出すその瞬間から、RC独自の走りを実感・・・」は残念ながら感じられず。)
・企画・開発責任者の方は、自分が稼いだお金でこのクルマを購入しようと思うのでしょうか?胸を張って、自信を持ってリリースしたのでしょうか?(それならば、もっと公式サイトやカタログでもその魅力を伝えないと!「ダイレクトですっきりとしたフィーリング」と主張してもねぇ・・・前期オーナーが悔しがるような、「乗り換えたい!」と思うような内容になっているでしょうか。
・RCFのマイナーチェンジが実に不安
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コメントありがとうございます。
ホント、RCは疑問の残るマイナーチェンジでしたね。
メーカーサイトや販売店、自動車メディアでもほとんどPRされていませんし、すごく不憫でなりません。
デザインの好き嫌いもありますが、クーペとして欲しくなるような魅力的な改良がほとんどされなかったのが残念です。
走りは相当良くなったそうですが、試乗レベルではほとんどわからず。(ボディ剛性など、もともとかなり良かったのもありますし)
RCは未だに街なかでは目を惹く1台ですが、新型RCがそうかというと、トヨタブランドの車みたいになってしまったのが残念です。でもとにかくアンビエントイルミの廃止は本当にショックで・・・本当に一体なぜなんだ!と開発陣の方に伺いたいです。
これで時期RCが設定されなかったら・・・悲しすぎますね。
初めてコメントさせて頂きます。前期RC350 F SPORT(ラディアントレッド)オーナーです。
時々BLOGは意見させて頂いております。真新しく豊富な情報で、質・量ともに楽しませて頂いており、いつも"すごいなあ"と思わされております。
MC後のRCですが・・・とにかく全くの同感です。実車確認も試乗(300h F SPORT)もしましたが、前期オーナーとして(そして前期仕様が大好きな一ファンとして)「何故これで販売に至ったのか・・・??」と非常に疑問でした。(※念のためですが、私はかなりのレクサスファンです)
走りは若干の質感向上(試乗は300h, 自分のクルマは350なので単純比較はできませんが)やドア開閉音など、小さな改善点は認められたものの、RCが持つべき商品の魅力が半減していると思わざるを得ませんでした。まさにご指摘されている通り、アンビエントライト等、意味不明な廃止があり、折角"レクサス初の装備"としてRCに搭載したそれを、しかも正直もう少し明るくても良いかな?と思えるものを態々無くして今時夜真っ暗なクルマにしてしまうなんて、何と勿体ないことかと思いました。仰る通りクーペは、その雰囲気や世界観が非常に大事だと思います。色彩や輝度を調整できるように進化させても良いと思ってた程ですから(笑)
そして、何よりもルックス。これはとにかく個人の好みの問題ですが、RCらしさが失われたというか、獲物を狙う猛獣の様な目つきで無くなってしまったのは本当に残念です。良くも悪くも、”万人受けしやすいイイ子ちゃん”に成り下がってしまいました(笑) RCはクーペである以上元々数は売れないでしょうから、万人受けなど最初から不要で、寧ろ”カッケ〜”と人を振り向かせるようなルックスをしてなくてはならないキャラクターだと思います。それはレクサスのブランド価値を引き上げるはずと思うのですが。尻切れトンボみたいに短いLポジションライトは、いくら均一発光でも個人的には幻滅でした。。お尻のウィンカーも謎なデザインで、中途半端にLCスタイルに近づけてティアドロップ風にしたのかもしれませんが、当初持ち合わせていたRCスタイルをスポイルしてしまっています。
全体的に、完全に個人の主観ではありますが、もっと良いRCの進化のさせ方はあったはずと思います。自分はまだ前期RCを可愛がっていきたいと思います(笑)
思いを汲み取っていただきありがとうございます。
やはり否定的な記事や意見はなかなか難しいもので、特にMC後のRCの購入を決めていた方にとっては気分を悪くされたと思いますが、やはり今までのレクサス車と比べると今回のRCのマイナーチェンジにはがっかりを通り越して・・・。
特に内装の質感については明らかに見劣りする部分があり、そういう部分はライバル車にあわせなくても・・・と思います。
動力性能や官能性能ではまだまだメジャーなライバルを凌駕するのは難しい(追いつくことはできてもすぐ抜かれる)ですから、レクサスならではの質感や静粛性の追求、使い勝手の面、こまやかなおもてなし、など日本人や日本文化の優れた部分をクルマづくりにも生かしてほしいですね。
今回のRCのMCはサラリーマン的な「とりあえずこなしました」的な改良に思えてなりませんし、(実際はそうでなかったとしても)少なからずユーザーがそう思ってしまうような改良になっているのはブランドイメージ的にも良くないと思いますね。
次はドル箱モデル、「RX」のマイナーチェンジですが、これが果たしてどうなるか。
売れ筋モデルですし、日本車では最上級のSUVモデルといえますので、その名に恥じない改良をしてほしいものです。
LCのマイナーチェンジモデルは、RCの方向性からいくとかなり心配ですねぇ。
確かに、2010年ごろからのレクサス(いわゆる第2世代)はコストカットがひどかったですよね。2005年発売のISは確かに価格的には大きく差があるGSやSCとも違う個性と十分な質感がありましたね。スピーカー素材の件は懐かしいですね〜!
一番影響を受けたが現行ISと思いますので、次期ISはなんとか同セグメントをリードする革新性を併せ持ってデビューしてほしいものです。
確かに安全装備についてもトヨタは初期に誤りをしてしまい、安全装備で儲けようとしたのか、SタイプとPタイプに分けたおかげで他車と相当差がついてしまい、アップデートもなかなか進まず安全装備の充実までずいぶん時間がかかりましたね。
レクサスなんて2005年当時からプリクラッシュセーフティシステムやレーダークルーズコントロール、クリアランスソナー、バックモニター等を備えていたにもかかわらず・・・残念です。
なるほど、FR系はエンジン自体がアップデートされているのですね。
そういえば、まだ新型クラウン、公道試乗していなかったです。。。。
レンタカーでは高くてなかなか乗る気がしませんし、時期を逸した感があります。(残念)
まさに元オーナーらしい愛のあるレビューですね。私もレクサス好きだからこそ、最近のコストダウン感がハンパない車作りが腹立たしいです。
ここ数年のトヨタは業績好調なのに、なぜこんなことをするのか全くわかりません。内装の上質感は若者ウケしないから、少しでもケチっておいた方がいいとでも思っているのでしょうか。
なんか最近のトヨタ、レクサスはやたらとスポーティアピールばかりしていて、一部の1000万円超えの車以外は内外ともデザインが安っぽくなったと思います。
棘がある言い方になりますが、
こういった事を平然と行ってくるところが所謂、
「所詮トヨタだから」に繋がってくるのではないでしょうか。
レクサスは高嶺の花であり、高級車だったはずですが、最近はプラモデルの延長の様なデザインにトヨタ以下の装備と目に余るところが増え過ぎたように感じます。
RCFくらいまででしょうか。
それ以降はなんとも金儲けの匂いしかしません。
その中でもLCは魅力ある車だと思いますのでMCで今回のRCの様な事にならない事を祈ってます。
なまっくすさんの様な方が意見を発信し、販売店からもレクサス幹部に伝わるようになって欲しいです。
レクサスって「おもてなし」で始まりましたよね。更にトヨタ車や他社に先駆けて先進技術・安全装備を積極的に展開するブランドと認識していました。
ですが、最近は明らかなコストカットが目につきますし、他社のコンパクトカーでさえ装備しているモノが無かったりしますね。安全装備も積極的とは言えませんし、、、
レクサスオーナーって多少価格が上がろうと、イイものが欲しくて、いいクルマに乗ってる感を常に感じていたくて選んでいるのだと思います。「本物のおもてなし」をする気持ちがあるならば、今回のようなコストカットはなかったと思います。
幹部の方には、新型Aクラスを目にして刺激を受けて欲しいです。
20系ISはVerLに乗っていたのですが、ステンレススカッフイルミネーションが標準でしたし、主査の方のこだわりで標準のオーディオはマクレビを選択する必要がないものでした。現行ISではVerLでもスカッフイルミはOP。F Sportのオーナメントパネルはフェイク。
そもそも、レクサスのオーナメントパネルに××調があってはならないと思います。本アルミ、本杢をどのグレードにも採用するのが当然だと思うのです。フェイク、大嫌いです。
「微笑むプレミアム」の頃の方が良かった、と言われないように意識改革をしてもらいたいです。エントリーとかフラッグシップと言う意識を変え、全ての車種に先進装備を充実させ、安全装備は全車にSafetySystem+Aを装備する位の気概でいかないといつまで経ってもドイ勢の後追いになってしまうと思います。頑張ってほしいです。長文失礼しました。
良くなっているようですね。