ダンガンアイランド攻略日記。
レビューでも感想でもなく、色々綴ります。
シリーズ作品のネタバレがあるので、このゲームを知らない人はサッパリな事、請け合い。
本編とは違いSLGになっているが、てっきり、ストーリーやキャラクターの素顔が垣間見えるストーリーだと思えば、通信簿イベントとか、本編の使い回しなんだね。
平和な島の筈なのに、なぜか捕まってる設定になってて、設定の齟齬が酷い(笑)
まぁ本編でも、閉じ込められて飢え死にしそうなのに食べ物に関するアイテムや会話が出たり、終盤なのに日向くんが左右田の事をまるで知らなかったりでガバガバだったけどねえ…
オマケだから気にするなというテキストが出るが、なんだかな…
まあオマケなんだけど(笑)
ミカンだ?貴様この野郎みたいなサイドストーリーや前日譚を期待してたんで、ただの
ギャルゲー&ホモゲーパートで肩透かし
早速、本編ではフォローできなかった、仲間たちの通信簿イベントでの親密度を上げたが、真昼が
物凄いチョロインで驚きだ
これもう半分超高校級のチョロインやろ出会いからして既に手厳しかったはずなのに、それは本当に冒頭だけで、ヒロインズで唯一、最初から日向くんに好意があるレベルだね
ヒロインポジションの七海や蜜柑さえ、最初はそこまで好意的じゃないのに…
それに日向くんの写真を欲しがったりして…
何に使ってるのかな?(ゲス顔)
このゲームで
唯一の真人間で、現実的なキャラクター
真昼だけは明確な恋愛感情で「大好きだよ」と言ってくれたのが、一番良かったな
貧体で顔がそばかすだらけだし、
丁度いいブス感あるかなり好きだ。
太腿もエッチだしな。
通信簿イベントは、2周目中盤でコンプリート。クラスメイトの意外な一面が見れて、面白かった
犯人、もしくは被害者になる前に誰を攻略していたかで、かなりイメージと情報量が変わるな。
白夜にしたって、通信簿イベントを攻略していれば、偽物であることがもう序盤で分かっちゃう
犯人、もしくは被害者に対する台詞は、通信簿イベント攻略の有無で変えるべきだったね。
ここまで親しくなった相手を平然と追い詰める日向くんは、やっぱり変だし
蜜柑の好きなものがトイレなのは、イジメられっ子だから、逃げ込める場所だった…ということか。それが好きな物とか、切ねぇ…
そんな蜜柑は、日寄子が
「ゲロブタ」「ゲロブタクソビッチ」と言ってた事がもう真実なんだろうな。恐らく記憶を失う前からこの呼び方だろう
前作のさやかもそうなんだけど、このシリーズは
シナリオライターが男性にしては、女性キャラがリアルだね男の漫画家やシナリオライターだとどうしても男に都合のいい、徹底的に美化された女が描かれるんだけど、寧ろ裏切ったり、逆走したキャラばかり。
蜜柑もソニアも非処女だし、ウンコに行くとか汚い話も、結構しつこい
小高和剛は、女に執着がないタイプなのかもな
もしくは、女が嫌いか
エンディングは一通り見たが、女性キャラだから恋愛というわけでもなく、
男性キャラだからホモというわけでもない唯吹に恋愛シーンが無かったのが残念。こういう
とても恋愛しそうにないキャラクターと恋愛するとどうなるか?ってのは面白そうなのに。
でも、他のヒロインの主題である恋愛を刹那的と切り捨て、テーマを「バンドメンバー」に絞ったのは、唯吹だけに出来る設定ではある
まあやっぱり、一番好きなヒロインだから真っ先に蜜柑から攻略したが…
こんなん蜜柑の股間の蜜柑汁もビショビショやろアイランドモードは殺人も学級裁判もない、ただの修学旅行だというのに
唐突にヤンデレ化した蜜柑の深い闇を全て受け止め、結婚の約束をした日向くん…
深い闇をより強い光で掻き消し、包み込んだ感じだ。
これは超高校級の希望
ついさっきまで病んでたのに、一瞬で我に返る蜜柑がリアルだ。人間って本当に想定外で嬉しい事を言われると、素に戻るからね
だが私は、日向くんは結婚の約束をするのではと思っていた
もうこのくらい
アレな女には、結婚くらいしか処方箋がないだろうし
IFとはいえ、ふたりの希望に満ちた結末のお陰で、悲惨な末路だった本編の溜飲が下がった
…でも…
アイランドモードもゲームオチなんだよなあ…
折角希望あるエンディングなんで、現実世界で目を覚ました時にも、仲睦まじい関係だといんだが…
ダンガンロンパIFも読了。文章力は普通だが、ボリュームもあり、意外にも面白かった。作者が別人なのに再現度が高い
戦刃むくろを完全に冷徹な鉄面皮。感情の欠片もないと思ってたので、想定外に感情的、かつ、面白いキャラクターで驚いたな
しかも苗木くんに片思いしていたとは…
でも、この設定自体は、ちょっと後付けっぽいよね。死の直前に「苗木…く…」と呟いて事切れる…みたいなシーンがひとつでもあればまだ納得出来たけど、匂わせるシーンすらなかったし
モノクマの言ってた、そんな苗木くんの好きな相手とは誰だったのだろうね。響子かさやかしか選択肢がないが、
大穴でさくらも有り得る本編では殺し合いをしていたメンバーが、IFでは共闘する事がアツすぎた。
特に
さやかを殺した桑田が、まさかさやかを守る役割とはね…
クラスメイトたちは本来みんな親友の筈だから、その一面が垣間見えたのはよかったね
さやかの告白したいこととか、また全員学園に戻ってくるとか、唐突に出てきた記憶を戻す方法とか、回収せずに、打ち切り漫画みたいな結末なのが惜しい
ラストシーンも、本文だと苗木くんの隣にむくろがいそうなのに、ムービーだと後ろのほうにいたり(笑)
これは本編の絵の使い回しだから、おかしなことになっちゃったんだな
でもおまけにしては上出来だった
スーパーダンガンロンパ2IFも書いてくれないかしら…
アニメも見る気はないし「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」もプレイする気はなかったのでネタバレを見たら、
このシリーズの世界はメタフィクション、架空の世界というオチらしい
つまり
「ダンガンロンパ」「スーパーダンガンロンパ2」そのものがゲーム内ゲームであったという結末…
評価が低い事は知っていたが、
やらかしちゃったんだね。
世界観を一新したのなら前シリーズは切り離すべきだし、ノブクマじゃない時点で、モノクマも出すべきじゃなかった
「ゲームオチは必要だったし、メタフィクションではないので問題ない」と書いたのだが、続編でまさかそのオチを使っていたとは大問題だ
感動路線でもなんでもない「スターオーシャン3」でさえあれだけ叩かれたのに、1度積み上げた世界観を壊しちゃうと、もうシリーズは再起できないね。「サモンナイト」もそうだった
他にもシモネタの過剰な多さなども叩かれているようだが、確かにシモネタは滑ってた
感動してるところのスタッフロールに「えろい人」というふざけたクレジットがされていたのも萎えたし、前記した女性キャラがトイレに行くネタもしつこく、スタッフは空気を読めないところがある
クライマックス推理の説明文も、滑ってたし…
でも、1話で主人公が犯人。実はメンバーのひとりが本物の主人公だった…と言う叙述トリックで主人公を交代させるのは面白い。それにゲームでは見た事がないパターンだ
シリーズ初の女性主人公に期待した層に不評だったようだが、
「ダンロン」はあくまで推理ゲームなので、これはアリだろう。
キャラクタービジネスを展開しているが、本来はキャラクターゲームではない
あくまで推理やストーリーを楽しむゲームだ
「ダンロン2」は黒幕が記憶を失っている主人公。主人公や仲間たちの正体は敵側の人間というオチだし、元々ヒロインが誰か分からない仕掛けなので、そのトリックが派生しただけ
…というわけで、これにて長かった「ダンロン2」のプレイは、終わり。
PSP以降のゲームでは間違いなくトップクラスの名作でした。
「さよなら絶望学園」ならぬ、さよなら「ダンガンロンパ」