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2019年05月10日

てあそび。 レビュー感想 しじみがトゥルル

冴えない青年に突然できた彼女は学校でも有数の美少女・淵住さん。


「まさか!」「なんで!」と戸惑う彼におかまいなく積極的な彼女だがなぜかその興味は「手」しかなく…!?


うれしくてどきどきしてどうしようもなくもどかしい、「手」から始まる異色ラブコメ!


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約1年2か月ぶり、久しぶりの漫画レビュー…





本作は「もぐささん」シリーズ大竹利朋新連載なんだけど…





全く知りませんでした







検索しても殆ど出てこないんですが…


もしかしてこれが最初の感想ブログなんでしょうか…




今、これを読んでいる人も、9割以上そんな漫画あるの?だったりして…







私がもう漫画をほぼ読まなくなった事も言えるんだけど、連載が普段読まないとなりのヤングジャンプなんだよね(だから正確には、作者はヤンジャン漫画家ではなく、となジャン漫画家)


ヤンジャンは毎週欠かさず読んでいるので、1巻の広告で知った次第


ウェブ漫画なので、漫画へのアクセスが簡単なのはいいですね。



ネタバレが影響するタイプの漫画ではないので、ストーリーも、普通に紹介します












まず最初に嬉しかったのが、絵のクオリティが大幅に向上…というか、元に戻って、「もぐささん」初期に近い絵にリファインされたことだね。


もしかしたら制作環境を変えたのかも



作者が「もぐささんは食欲と闘う」の後に描いてた読み切りは絵が微妙なままだったが、大幅に修正されてる






大竹さんはなれたんだ…



スーパー作画人に…







特に、人物で一番描くのが難しいポイントは手だ、手を描かせればその人の画力が分かるとはよく言われるが、手がどのような構図でも綺麗。







ラブコメということもあり、勿論女の子の絵はとても可愛い
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ジャンルは、所謂フェチ漫画



「手」と書かれた物凄いデザインのヘアアクセサリーをつけたヒロインの淵住自体、明らかにフェチズムが元ネタだし、設定へのアプローチはシンプル




近いのは、「あいこら」だね。あの漫画にも手フェチのヒロインがいたが、やはり主人公の手に欲情していた









クラスの底辺、ヒエラルキー最下層を自他ともに認める主人公しじみくんが、何故かクラスの美少女の淵住に告白される


だが明らかに様子がおかしく、しじみはそんな彼女に翻弄される…


主人公ではなく、まるでその手に好意を寄せているかのようだ…


果たして彼女の本当の気持ちは…?




というのが大まかなベース






「そんなボクはまだ気付けない。淵住さんの本性に」


「この手首切り落として、持って帰りたいくらいだなぁ」







…と読者を煽ったり、ヤンデレっぽい入り方だが、実際には「もぐささん」と同じく、少し変わった人たちの青春グラフィティで、暗い要素はない








同じ作者なので当たり前だが、やはり「もぐささん」っぽさがある


授業中に隠れて手をつなぐのなんて、ステルス食いを連想させるし、しじみのキャラクター性やキャラデザインは、もぐさに近い
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前作ヒロインの雰囲気を、主人公に持ってきたわけだ









ストーリーはあっさりで、謎や伏線っぽいポイントも、かなりスピーディに回収されていく



特に、バックストーリーとしてキーと思われた、淵住が実は陰キャである点は、もっと後に告白すると思っていたね




打ち切り対策かもしれないが、ぐだぐだするよりは余程いい



陰キャだった彼女がどういう経緯で告白したか。どこでしじみの手を知ったか…後々やるのではないか







ヒロインはまだ1巻〜2巻にしては多めで、淵住以外にも、同じく主人公の手に好意を寄せていそうな撫川と橋爪を含め、既に3人いる(小山田も含めると4人かも)



ラブコメに絡みそうなのは撫川くらいだが、三角関係になるのかな。そのあたりも楽しみではある







恋愛かどうかも分からない状態なので、キスシーンとかは、まだないね。



淵住がしじみの手にキスしたり、しじみが淵住の唇に指を当てたり…


そのような手を使ったキャッキャウフフな疑似恋愛シーンがあるんだろうね








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感想(1件)









評価B
70点


まだ序盤だが、かなり面白い。現在配信分を一気に読んでしまったな。


今後も勿論読んでいきますよ。更新が火曜なので、ウェブとはいえ漫画を火曜に読む感覚は、新しいですね











…ちなみに私が一番可愛いと思ったのは、このヒロイン…
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なんとただのモブ






撫川のように後々出てくると思えば、それもないようだ…






このシーンだけ見たら、明らかにヒロインやん…







2019年05月09日

雪しまく血 レビュー感想 ハム太郎

友達の代理として、登山オフ会に参加した主人公


何も知らずに参加したので、話を合わせるのに必死になりながらも、オフ会を楽しむ



だが晴天だった山の天気は、突然の猛吹雪に襲われる


一夜を山小屋で過ごすことになるが、ひとり、またひとりと何者かに殺害されていく…










シルエットのグラフィックは「かまいたちの夜」を思い起こさせるけど、ホラーサウンドノベルとはあるものの、テイストがリアルなのかファンタジーなのかが分からなかったので、それを考えることから始めた



つまりこの殺人は人為的な物でトリックがあるミステリなのか、心霊的な、なんでもありのホラーなのか…?
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ネタバレしてしまうと、完全に心霊だった




舞台は何も仕掛けが出来ないような簡素な山小屋だ。当たり前だ。



一瞬で大男を殺すとか、人体をぼきぼきに折って殺すだとか、不可能に決まっている。




作者もミステリなんて一言も言ってないので、本作はあくまでホラーなんだろう。


事実クリアしても、推理要素はなかった(ストーリーを考える要素はある)




…だが話はそこまで単純でもなく、心霊か人為か?についてやや面白いオチをつけたゲームだった。


これは読めなかったね





音楽も自作らしく、最初の殺人で流れる音楽はなかなか不気味だ。



終わってみればホラーではなくブラックな話だった



救われない、胸糞が悪い話が好きな人にはいいのではないかと






ネタバレ感想












犯人が幽霊であるメイと、人間であるハム太郎の共犯だとは…


幽霊と人間の共犯という発想はなかったね


それこそ、完全にファンタジーだ



メイが具体的に何をされたのかは明言されなかったが(エンディングコンプしたら、分かるのだろうか?)、ここはもっと文章化して、胸糞悪さを煽って欲しかった



本物のタカが実は何の悪意もなかったというオチは、納得だった。

でなければ、主人公の誘いに乗るわけがないからね。


タカはもしかして全部知ってたのかな?過去の過ちを認めて自ら山に来たんだろうか。



因果応報というなら、最後ショックのあまりフラフラになった主人公が車に轢かれて死亡…なんて結末だとよりブラックで良かったと思う







評価C
65点


短編ながらに伏線も張られてるし、昔ながらの正統派で、面白かったです。







10連休も終わり、新入社員の退職が相次いでるらしいですねえ…


休日数が倍増で、五月病患者も、倍増なんでしょう



世間では今時の若者はああだこうだ言う人たちがいるけど、コンビニの冷蔵庫に入るような馬鹿者は問題外として、私は若い人たちには本当に期待していますし、連休明けの倦怠感などに負けずに、頑張ってほしいですね。


寧ろ老害のほうが余程社会の邪魔者




そもそも10連休がある時点で、かなりのホワイト企業ですよ





2019年05月06日

赤異怪段 -アカイカイダン- レビュー感想 スウィッチ

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ホラーゲーム「アカイイカア」「アカイアクム」に続く、アカイシリーズ最新作


タイトル路線を少し変え、「赤異怪段 -アカイカイダン-」として発表


怪談と階段から成る造語が、少し面白い








前2作が良かったので、新作には、かなりの期待を込めてプレイ。


タイトル画面とスタート演出がいきなり怖いので、次第にテンションは上がっていく。






まず目につく部分として、キャラデザがいいね。



巴と梅美は目がくりくりしてて可愛いし、光太も昔の少年漫画の主人公のようで、格好いい。




キャラデザが作者本人なのが、意外だった。前作は別の人が描いてたので、キャラ絵は描けないと思ってた。前作より好きな絵







特に梅美を気に入ったので、「青鬼」を踏襲したホラーの王道として、早々に死亡し敵になったのが、ちょっと悲しかったな。


少し梅美を操作する場面があるので、今回はダブル主人公かと思ったからね



そんな梅美がクリーチャー化するシーンのフォント演出とか、結構斬新じゃないかな
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ホラーゲームとしては、これまでに比べ、逃げる要素より、謎解き要素が高まった。

難しいというほどではないが、ヒントが少ない…または無いところもあるので、詰まる人はいるかもしれない










恒例の赤いクリーチャーは、今回も怖い(でもドット絵だと、ちょっとかわいい)
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上手い具合に閉じ込めるも、壁を壊して追ってきたのは、ブルっちゃったよ



この程よい恐怖感と緊張感は、最後まで続いたね





ストーリー要素はほぼなく、地下室で謎の赤い化物に追われ、脱出するまでの話だが、今回も謎が残ったな…





ネタバレ感想














心底感心したのが、タイトル画面に戻ってから、一瞬操作不能になり、クリーチャーが脅かしてくる演出



完全に想像の上をいかれた




巴がモノローグし暗転する場面、私は「ここでクリーチャーがわーっと脅かしにくるんだな」と確信していた


ところが何もないまま終わってしまった


次の暗転こそ来るだろうと、身構えていた


ところがまた、何もやってこない…






何だ今回演出薄いなー…



そう油断した矢先の脅かしだったので、強烈なボディブローを受けた



不意打ちを食らったプレイヤーは絶対に多いよね。間違いない








評価B+
75点



まさかの3作連続良作です。



2019年05月05日

未来に舞う蝶の色は レビュー感想 まもりたいまもられてる会えない時間もずっと

いやぁ…



兄妹って良いですね…







いや…




家族って良いですね…













主人公の少女「千坂和歌」は、子供の頃、自分の不注意で兄を亡くしてしまったこと。


そして、体の弱かった母までそのショックで後を追うように逝ってしまったことに、常に自責の念を感じていた
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9歳だった少女は16歳になっていたが、まだ罪悪感は拭えない。忘れる事ができない。


唯一の家族である父とも疎遠になってしまったが、内心自分を責めているのではないかと疑心暗鬼になる



そんな時、何かに導かれるように兄の亡くなった町へと行き、そして気が付いた時、和歌は9歳の姿に戻っていた…



そこであの日の、幼い兄の姿を目撃する…






和歌は決意した
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……

………




このストーリーの入り方、相当上手いね。



ゲームだけに限らず全ての物語は、序盤が本当に大事。



特にフリーゲームは無料と言う事もあって、たとえDLされても、興味が失せたプレイヤーは、物の数分で投げてしまう(レビューや感想が少ない理由として、クリアまでプレイした人間が、極端に少ないのではと思っている)







数カ月〜数年かけて必死に作ったゲームが、たった数分でゴミ箱に捨てられてしまう…


作者は土俵にすら上がれなかった訳だ。これでは余りに損をしている





だからこそ、本当に序盤が大事。




大事な事なので2回言いました








多くの作者が、あれ書きたいこれ書きたいと先走って世界観についての説明などから入りたがるが、自分がその作品で出来る2番目に面白いネタを持ってくる方が、ベスト(尚、1番はエンディング)。









…まあこれは、あくまで私がシナリオや小説を書く際に気をつけてるポイントなんで、各自、自由に作ればいいんだけど…(それが「フリゲ」だしね)




でも、読書家としても知られ、作家としても多数の著書を持つ、某企業の会長も同じことを言っていた。


「最初の数ページを読んでつまらない本は、もう2度と開かない」…と




フリーゲームにもこのような側面があるのは、確かだと思います







漫画でも、新連載が最初からぐだぐだで10週打ち切りなんて、よくある事だ



この漫画いつ面白くなるの?って思ってたら打ち切られてたとか、誰もが思い当たる節があるだろう




作者がどれだけこの後面白くなるとか、まだ面白いネタがあると言ったところで、後の祭りだしね。











話を戻して、本作の解説。




ストーリーのコアは勿論、兄の死亡を回避する事


ジャンルは違うが「シャドウオブメモリーズ」など、昔からこういうゲームはあった



でも、兄の死亡の回避というのは建て前で、実際には兄妹愛、家族愛をテーマにした物語




なかなか感動的なストーリーで、一気にプレイしてしまった。



この題材や、泣けるゲームが好きなら、きっとハマる






特に、兄妹愛を真正面から、卑しさなしに描いた点が非常によかった


こういうテーマのゲームは大抵、近親相姦や兄妹なのに恋愛、欲情するシーンがあるものだが、徹頭徹尾兄妹愛なんだよな




お兄ちゃんのお嫁さんになる…

和歌は僕がお嫁にもらってあげる…


そんなシーンも、勿論なし







鮮やかな彩色のキャラデザは綺麗だし、OPとEDはムービー、EDにはオリジナル楽曲まである


ゲームとしてのクオリティは、どこをとっても高かったです





ネタバレ感想













青い蝶の正体とか、大和の見た未来の中身とか、分かってても感動してしまうな。




兄貴、良い奴すぎるよ…。


いや、良い兄すぎるよ…。





死亡シーンも変にドラマチックではなく、本当に自然と息絶えてるのが、リアルだったね。


最期の言葉が決め台詞…みたいなのも、ないし。



掴みどころがない秀才に見えて、おまけシナリオでは結構苦労人だったり、妙に人間味があった


本が好きなのも賢い子だからというより、友達がいなかったという、悲しい過去があるからだしね…



そんな大和がどのルートでも助からない。つまり和歌は目的を達成することができない…


迷ったのか最初から決めてたのかは不明だが、英断だ


安直に生き返ってたら、絶対この感動は無かったね







EDの巡音ルカの曲も、結構好きですね。正直、ボカロは本当に久々に聴きましたよ。


ミクじゃなくてルカを持ってくるところが面白いが、作者の趣味なのかな


まあ、ルカのイメージ蝶は、青ではないけど…


でも青い蝶をイメージしたボカロって、いないからなあ…










評価B
75点



プレイ時間は丁度良かったけど、もう少し兄貴との想い出の回想シーンがあれば、尚良かった。


語りだけでさらっと流されちゃうし。




良いゲームでしたね。


2019年05月04日

DieALoG レビュー感想 文字化け

まず最初に言っておきたい




この「DieALoG」、謎に包まれた場所で真実を見つける微ホラー探索ゲームとあるんだけど…




いや微ホラーじゃなくて、しっかりホラーだから!





微妙な程度だと思ってると、結構ブルっちゃうね。


クリアと関係ないポイントにも脅かし要素があるし、序盤は結構怖い。


中盤以降は、謎解きメインになるし、慣れるが。








本作が他のホラーゲームと少し違うのが、制限時間があること。
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これ結構珍しいんじゃないかなぁと思ってたんだけど、ストーリー設定にしっかり紐づけられてて、好印象だね


クリア後に改めて見直すと、オープニングから細かい伏線があって、納得だった









ゲームとしては謎解き探索がメインで、即死トラップが大量に張り巡らされているため、難易度は結構高い。


でも、時間無制限で死亡後即やり直しができるイージーモードもあり、親切な攻略メモも同梱されているので、最悪これを見ればクリア可能









謎の空間に閉じ込められた主人公は、自分のそっくりさんや血まみれの人形から意味深な台詞を聞きながら、徐々に真相に近づいていく



攻略の合間に、この世界の謎についても考えながらプレイすると、面白いかもしれない。


世界観については、作者が本作を作った動機にもなっているそうだ。










評価C
60点



前半は結構怖かったですね…


難点は、落下死亡ポイントが多過ぎる事でしょうか。


人形の軌道を追う謎解き、同じポイントを歩いても転落死したような…



2019年05月03日

ネバーランドの囚人たち レビュー感想 監獄島、たったふたりの脱獄劇

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時はまさに世紀末!!!





子供によるヒャッハー!な犯罪が当たり前になった世界の物語!!




子供だけが収容される監獄島、通称ネバーランド!!



そこには凶悪犯罪者の子供が収容されるが、18才以上の人間は、誰もいない…




死刑が可能になる18才になると、大人たちに殺されるのであった…













この設定、面白いですね。序盤の掴みが、かなり良い。






主人公もまた、犯罪者。


両親とクラスメイトたちを殺し、ネバーランドへやってきた少年、ヨル。




飼い殺されるくらいならと、相棒のミノルとともに、脱獄を試みる。







ジャンルは、逃げ&探索&脱出ゲーム。



難易度は比較的イージーだが、初見殺し、即死トラップがかなり多いので、ゲームオーバー回数は結構重ねてしまった



番犬に追われている最中、…ここが最短ルートだと思ったコースを逃げてたら、倒れてきた石柱に圧し潰されて、死んだりね(笑)
















カットインを使ったシーンが多く、ストーリーはなかなかに読ませる


特に、虐めの描写がね…




えげつねェな…







そんな虐めの背景を含んだ、ヨルがネバーランドに来るまでの経緯…


自殺したくても出来なかった理由、クラスメイトを殺すことになった理由…



これら一連のストーリーでは、ある理由により自殺が出来なかったシーンが、一番印象的だった。






ネタバレ感想












学校の屋上を踏襲したように、監獄の屋上から海に飛び込むのが、なかなか洒落た演出だ



水面に天使の羽が浮いているので、死亡したと思いきや、無人島で無事生還…



助かったはいいが、追っても来るだろうし、子供ふたりで生きていけるのだろうか?



とてもハッピーエンドではないが、トゥルーエンドではあったのだろうな





タイトル画面から、ヨルとミノルが消え、ロゴカラーが変わる演出は面白いね。


クリア後にタイトル画面が変わる場合、普通キャラクターが追加されるものだけど、まさか消えるだなんてね



つまりふたりは、ちゃんと逃げ遂せたのだろうか




この演出込みで、なかなか良いエンディングだったんじゃないかな








評価C
60点


毒入りカレー事件って、林真須美を思い出しますねえ…



作者は意図してない(というか知らない)かもしれないけれど…




2019年05月01日

ハロウィンぶらっくないと レビュー感想 俺に武器を持たせたこと、後悔しやがれ

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その町のハロウィンの夜、子供が消える


ハロウィンを題材にした、ダークグロテスクホラー












作者はこれが初製作らしいが、本当に初めて?というくらいに上手かった



前から思ってたけど、近年は、1作目なのに上手い人が増えた



昔はもっと、露骨に習作っぽい短編が多かった
からね



テクニシャンの童貞と床上手の処女
の増加が喜ばしいね!












ハロウィンの夜、町から子供が消える…



主人公は調子に乗った所為で、化物に異空間へと拉致されてしまう



作者コメントの通りハロウィンは余り関係なく、また、ホラーゲームではあるが脅かし要素が少ないので、余り怖くない




激鬼ごっこゲームとあるように、クリーチャーから逃げる事と、謎解きがメインかな



主人公も何度もしつこい!しつこいんだよ!と言うが、本当にしつこく追ってくる(笑)。ちょっと頻度が高すぎるかもしれない




難易度は結構高いのだが、逃げイベントの前にはセーブ出来たり、回復ポイントが数多く存在したり、ユーザーフレンドリーな設計


しかも攻略メモが同梱されているので、それを頼れば、ゲームが苦手な人でもクリア出来ると思う







ホラーゲームは主人公が戦う力を持たない場合、本当に逃げるだけだが、本作は相棒のジャックが代りに戦ってくれる(守ってくれる)ので、そのお陰もある






このジャックが本当に良い奴で、有能な相棒なんだよな



逆に主人公は捻くれた少年で、そんなジャックのことを雑に扱い、信じようともしない。彼の成長もテーマのひとつとなっている



最初は本当にイキったガキだが、徐々に更生し、彼らに不思議な友情が芽生える








ストーリーも本当に後付け?というほどに、独特のテキストの間と、キャラクターの語り口で読ませる






ジャックの正体。何故最初主人公を助けなかったのか…


幽霊の正体、ピエロの正体、そしてこの異空間は何なのか…






…結末はベタだが、前記のようにテキストが上手いのでつい読んでしまう








グラフィックはドット絵芸が綺麗で、モーションも滑らか。



おばけたちが遊んでいるのは人間味があって可愛いし、ボスの殺人ピエロはいい感じに気持ち悪い





常にアヘ顔ダブルピースをしているほどには気持ち悪い
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この化物から主人公を守ってくれるジャック…


これは大変なことやと思うよ






ネタバレ感想











謎解き専門はネロだが、ラストだけはジャックにしか解けないというのが、悪趣味でニクイ演出だ





最初に見たのが、エンド2…


多くのプレイヤーがこれに行きつくんじゃない?




悲しい結末だが、バッドエンドというほどでもない気がする…


エンディングは4つだが、これは何エンドに該当するのだろうか…





次に見たのがエンド1、条件的にはこれがベストエンドの筈だが、それでもジャックは助からない…


だからパパママにブチギレられながらもまた、来年ジャックを助けに行く…



ネロの性格通り、妙に合理的な話だ


ネロのネーミングって、寝ろだろうしなあ…


本当にとんでもない奴や





殺人ピエロにモデルはいないようだが、このような実在事件を、テレビで見た覚えがあるな








評価C+
65点



先にも触れたように、本当に初作品か?というほどにはクオリティが高かったですね…


絵にも雰囲気があった



ひとりを救うチカラ レビュー感想 クリックひとつで救える命

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突如として意識を失った主人公。目を覚まし目撃したのは、柱に縛られた4人組



この中のひとりだけを救えるというが…









ブラックユーモアあふれる一作で、テイストはデスゲームや、脱出ゲームに近い






チカラにより、ロリ、イケメン、JK、おじいちゃんから誰かひとりを救うことができる





どのシナリオに行っても待っているのは破滅だが、これがなかなか面白かった




特にロリのルートが怖い

高橋留美子の人魚シリーズを思い出したが、不気味な怖さがあるね








エンディングは6つあり、エンド0は攻略に少し頭を使うかもしれない


このエンディングではある人物を救う(?)事になるが…



クリア後に、作者が(恐らくは意図的に)アップした、とある画像を見て、なるほど!と思った。ゲーム内容よりも寧ろそちらに感心してしまった










評価C
60点


絵も好きですね。


男性プレイヤーは絶対に最初ロリかJK、女性プレイヤーはイケメンを救けると思う(笑)


おじいちゃんを最初に助けたプレイヤーは、全体の1割以下と見ます(笑)























【おまけ】

「新約・帽子世界」は流石に面白いですねえ…
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作り込み、練り込みという定義では、これ以上のフリーゲームRPGは、そうは無いでしょう。



総評はクリア後にする予定ですが、暫定的にも、相当な良作です。





2019年04月30日

その恋、保留につき、 レビュー感想 保留にしておきたい気持ちに勝ってね

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部活仲間「小澄友香」に片思いしている「柳川幸介」は、その想いをひっそりと保留することを決めていた


ところが、恋愛応援委員会を名乗る怪しい連中に、その片思いが知られてしまい…








タイトルにふたつもが入ってて、ユニークだね。まさに保留だ。



コンセプトが「北へ。」の逆




まぁ……このゲームはね……




ちょっとプレイするだけでもかなりの力作だと分かり、第一印象は非常に良かった




多分ほぼ全部自作じゃないかな。絵や音楽は借りてくれば簡単だが、やっぱり自作ゲームというからには、自作してあると、それだけでも評価したくなるのが人情というもの



ラノベの挿絵のような美麗なイラスト、実写背景を使った色鮮やかな画面、UI、トラッドなギャルゲーオープニング…




どこを取ってもクオリティは高い(ただOPの曲名が「その恋、決定につき、」だが、決定したならじゃないのかとつっこみたい)








パっと見の画面や、UIは、第一印象を決定づける要素なので、重要なんだよね。


以前「俺たちのギャルゲ」でもここに清涼感があると評したが、こういう「雰囲気が良い」ってのは、なかなか演出するのが難しい


「雰囲気が良い」というのはそもそも感覚的な物なので、具体的にどこが良いと挙げられる人は少ないだろう


この店雰囲気が良いね、でも具体的には?


答えられる人は、あまりいない









モブ以外フルボイスで、キャラクターにマッチしてる。


そして主人公も喋る(誤字脱字、読み間違えは結構あったが、ボイス部分の修正は難しそうだ)






この中でどれが一番印象的かというと、音楽が良かった。


聴いたら誰もがすぐわかるように、実在の楽曲アレンジ


「げっと☆おん」同様…和の、癒し系の雰囲気があって好きだな。曲数の少なさだけが惜しい


担当は「夢の続きをあの海で」の作者



今後、知名度格差的に、「夢の続きをあの海で」の作者というより「その恋、」の作曲担当というほうで認識されると予想する







マイナスファクターは、処理が非常に重い事。


ウィンドウが2つ出たり、キャラクターの目だけが残る現象も起こった。



フリゲのいいところは一般PCゲームほどにはPCスペックを必要としないことだが、本作は低スペックPCだと動作環境は非常に悪い


重いようなら、PC設定を変えるといいと思う









メインストーリーは、ヒロインに片思いこそすれ告白を保留している主人公が、いきなり出てきた変な女子たちに、それを暴露されそうになるという、古典的なドタバタラブコメ




マップをクリックし任意のストーリーを選ぶ。進め方によって出てくるエピソードが変わる。



時には交互に攻略しつつ先に進める…



全42話だが、1話数分で、テンポは非常に良い。どこからでもリスタートできるので、セーブファイルが少なくても問題はない




前記したように、片思いの相手としてメインヒロインの小澄がいるが、他のヒロインのルートもある。どの話も面白かった。



だが、設定上のためか、残念ながら恋愛関係にはならない






ではストーリーネタバレ感想。尚、記載順は攻略順









・天神晶子ルート



態度はでかいが胸は小さい、貧乳女王様





他のヒロインにはないキスシーンがあるので、ある意味、一番恋愛っぽい





20話まで進めたところでいきなり10話以上もカットされて驚いたのだが、ここからが天神ルートの始まり


エリート校では家柄が自慢になるが、一般校ではそんなものよりイケメンの彼氏がいるほうがステータスになるとか、妙にリアルな設定だ





天神が恋愛素人ではなく、キスは経験していたり、やる事はやってるのが、妙にリアルだ。シナリオ担当は恐らく女性ではないか



こういうシナリオは男ユーザーがいかにも嫌いそうだが、私は自分でも奇妙なくらいの女悩なのだろうか、全く抵抗がない。




これまで小澄小澄だった幸介があっさり天神に掌を返すので、何か理由付けが欲しかったな。小澄の事は恋心ではなく恩人だった、みたいな



まぁ最終的にはやっぱり小澄が好きという流れだけどね



「終わり、」という表現が奇妙だが、まだ彼らの物語はどこかで続いてる、ということなのかもね…










・姪浜舞ルート



私服でも水着でも、おっぱいを隠す無能






教室に入ると舞が天神と濃厚なキスをしているという、いきなりの展開…


そしてレズだと暴露される…



だがそれは嘘で、女の子が好きなのではなく、男の子に異性として見られることに苦手意識があるというパターン



男女間の友情は成立するか?がテーマで、恋愛要素がなく、小澄にいたっては登場すらしない


友達ですらないから、友情の成立はNOというオチのつけかたは上手かったな。



ちなみに私は、男女間の友情は成立する派。するでしょ当然。寧ろしないのは女同士の友情








・企救丘ルート



ホモっぽくない、貴重な親友キャラ




不思議な力はあれど、ここまで露骨に心霊ネタを出してくるとは思わなかった



企救丘は良い奴で、そして純粋な男だった



幸介、親友の秘密をぺらぺら喋り過ぎじゃない?








・小澄友香ルート




プレイヤーの多くが最後にやりそうな、後回し系メインヒロイン





主人公とヒロインの過去を払拭し、恋に踏み切るという成長ストーリーでもある



幸介が初っ端から電話越しに告白してしまうのだが、小澄にはこれが聴こえていて、ずっと知らないフリをしている…


そう予想したが、わざわざ電話の音を演出に使っておきながら、聴き取れてなかったという流れが逆に意外だ





メインにしては結構駆け足で、小澄の家庭環境や親の事が、かなりフワっとしたまま終わってしまったのは残念。主人公の怪我もまさか不思議パワーで完治してしまうとは…



でも間違いなくこの中で一番ラブコメ、青春していたな


保留という、このゲームのコンセプトにも忠実だった










キャラデザ、キャラクター性は天神、小澄、舞…


シナリオも天神、小澄、舞の順でお気に入り





フルコンプすると、続編「その恋、暫定につき、」に続くとのこと




薬院和子のルートが無いのだが(集合イラストにもいないし、エンブレムも無いので、まあスルーだとは思っていたが)、まさか正体も分からず仕舞いだとは…


主人公の幼馴染で、大野城の関係者ではないかな


彼女も結構頑張ってた筈なのに、最終話で主人公が完全に無視してるのは、酷かったな(笑)










評価B+
75点


面白かったです。



続編がどんなゲームになるか不明だが、主人公やヒロインは続投なんでしょうかねえ…





幸介はもう小澄と付き合ってるので、新主人公で、和子や新キャラがヒロインになるんだろうか



それとも、各ヒロインのエンドが「、」なので、その続きだろうか


ともかく楽しみですね



今から配信まで、全裸待機、しています



2019年04月29日

さようならサヨナラ レビュー感想 こいついつも死んでんな

「子守唄を貴方に…」のサークルの新作。体験版だけ公開されていたが、この度、完成版配信



オカルト研究部の女部長、環静楓を取り巻く、ホラーゲームならぬ、オカルトゲーム










オカルト部が舞台



マイナーな活動なので勿論部員は少なく、主人公、環先輩、明らかにホモの幼馴染の清明、この3人だけ






1回目のプレイで、早々に環先輩がかなりどうでもいい理由で死んだことにびっくりしたのだが、どうやら本作はメインエンド以外全てバッドエンドらしい(クリア後に確認したが、説明文にもそうある)




プレイ感覚としては、死亡フラグをへし折る系ゲームに近い







普通にプレイしていると、環はもう本当にスペランカー並に簡単に死ぬ







巨人小笠原並に簡単に死亡する






押すなよ!絶対押すなよ!みたいな「あ、この後死ぬんだ…」と分かる振りまである



なので、プレイヤーは何とかしてそれを回避しようと模索する






基本的には消去法で攻略出来るが、セーブポイントが固定で、失敗したらそこからやり直さないといけないので、その意味では少し難しいかもしれない(ラストだけはやり直し可能)







成功すると、先輩が部室にやってくる。


この瞬間は結構間を溜めてくるので、緊張感があった(笑)
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ストーリーはオカルティックで、オカルトに関する雑学などがあり、最後は心霊物特有のヌっとした空気感のまま、謎を残して終わる




事件の黒幕は〇〇だと思うが、それは明かされなかった…





キャラクターイラストは上手で、先輩も可愛いヒロインだった…(巨乳だしな)




オカルト好きなので、私は結構楽しめたな。


この分野に興味があるか、ヒロインを可愛いと思うなら、プレイしてみるといいかもしれない








評価C
60点


先輩の親父とは、結局会わなかったね。露骨な前フリだと思ったけど。


残された謎は、エンドリストを埋めれば、何か分かるのだろうか…?


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