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2024年08月25日

ウマ娘 プリティーダービーを攻略し瞳の先にあるゴールを目指す 413周目 最強使い回し軍団

▼チャンピオンズミーティングDIRT。
ラウンド1、初日は5勝、5勝、4勝、3勝……

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意外なことに、17勝3敗という好成績。
しかも多くのレースで1.2.3着を独占した。


更には、初めて大逃げで勝利できた。
これまで大逃げには負けたこともなければ、大逃げで勝ったこともなかったので、意外だ。


まだはっきりとした分析、考察ができないが、今回は前脚質が強い気がするな。
まあ、後ろ脚質の追込デジタルでも勝てたけどね。彼女もまた、使い回しなのに。


15バ身リードの先頭の景色は、余りにもクリアだった。
本当に何にも無い。
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▼ダイナミックカメラは、個人的には微妙かな。
最初こそジョッキーカメラのようでうわーすげー!とテンションが上がったが、思いのほかスピード感がないんだよね。


ラストスパートも「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」のように強い加速感があるわけでもなく、ウマ娘の視野がカメラや競走馬より狭いため、差し、追込で他者を抜き去る疾走感も薄かった。


画面外のウマ娘に気づかぬまま、追い抜いてた…なんてこともあった。
視界の広いジョッキーカメラとは、そこが違うね。


それにやっぱり「ウマ娘」は可愛いウマ娘たちの姿を拝むゲームだから、いつまでもケツばかり眺めても、面白くないんだよね。


私は、彼女たちの耳の先から全身までを、舐め回すように見たいからね。


なのでやっぱり、縦画面が一番かな。




▼KFCウマさんぽ。
殆ど密着状態のメジロアルダンとネットオーダーしたら、コールスローを1つ増やされた。
「トレーナーさん。お野菜も食べないと、めっ。ですよ?」ってことでしょ?


……


やっぱり大好き青ハート
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▼お持ち帰りでは、こちらの姿を見つけ
頬を染め走り寄って来るマルゼンスキーが可愛すぎる。
これはサイゼリヤで喜ぶ彼女ならぬ、ケンタッキーフライドチキンで喜ぶ彼女。(ケンタッキーに喜んでる訳ではないが)
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ウマ娘によってトレーナーとの距離感が違うし、男女でもトレーナーの手が変わる。
流石のサイゲ。変態的なこだわりは、ついにトレーナーにも及んだ。


トレーナーのグラフィックが描かれたのは、これが初めてかな?
もっと線の細い青年(おじさん?)をイメージしていたが、思ったよりゴツイ男の手だった(笑)。




▼温泉での姿を確認したが、チケゾーの耳の緑が地毛だったことが衝撃。メンコの類だと思ってた。
ファンタジーなキャラでもないのに黒髪に非現実的な色が混じってるのは、初期キャラにしては変わったキャラクターデザインだ。どう解釈するのか?
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▼なぜかシンボリルドルフだけ、アクセサリーが外れていない。バグ?
私服では眼鏡をしていたことと、何か関係ある?
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▼タイキシャトルだけではなく、ヒシアマゾンも温泉から出かける時は、やはり私服に着替えていた。
また着替えるのはどうよ?と思わなくもないが、ちょっとした遠出の散歩をするなら、これが普通だ。
私も旅行先では、浴衣でいるのはせいぜい温泉の敷地内か、温泉街のみ。
なのでやはり、メジロアルダンのは浮いて見えるでしょ。


バグか仕様か、どちらだ?
バグなら、修正されるでしょ。
でも髪飾りは入浴後らしくしっかり外れてるので、わからないな。だってサイゲだし。
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▼素顔に近いウマ娘が見れて嬉しかったが、差がない子が多い。
でもゴルシは別人で衝撃だね。


こうして見ると……
3.5年でふと思ったが……もしかしてゴルシってカワイイ?
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▼久しぶりに温泉イベントを見返したが、やはりジョーダンの品のある入浴にはびっくりだね。
あれは多分、メジロラモーヌも同じグラフィックでしょ。


静かに湯につかるし、普段のジョーダンからは想像もできないでしょ。
解釈としては、ゴルシやエルコンドルパサーと同じグラフィックだからね。


サイゲは一体、ジョーダンの何を伝えたいんだ?






2024年08月24日

ウマ娘 プリティーダービーを攻略し瞳の先にあるゴールを目指す 412周目 ウマ娘3.5周年の日。3.5年で一番のブチギレ…

▼ウォイ!サイゲ!!サイゲサイゲサイゲ!!
サイゲエェェエエエエエエエエエエエッェエエエエエ!!!


ヴぉい!!
ヴぉエ!!(嘔吐)



お前どういう事だよ、どういう事なんだよマジで…
前回の攻略日記から、丁度1か月…


幾度となく育成を重ねたけど、完成0ってどういう事だよ!!


これまでも運が悪い事は何百回とあったけど…
記念すべき3.5年でのチャンミだというのに、本当に過去最悪だわ…
ギリギリで勝てそうなのが、コパノリッキーだけって…


そのリッキーでさえ、緑スキルはたったの3つ。金スキル1つでしょ。
もう訳が分からないよ。


「ウマ娘」というソシャゲを3.5年やって分かったのは、
「ウマ娘」というソシャゲと、
お前の事がまるで理解できない、…という事実だけだよ…サイゲ…


今回のチャンミは、もう本当に使い回しとデバフを投入するしかない。
だって他に選択肢がないんだから。仕方ない。


本当にすげえよ。
無駄な白スキルばかり継承して、★18も入れてる距離スキルを、ただの1個も継承しないとはな…


…はぁ…




▼………ストーリーイベント「夕映えは渚のJugend」は、確かにいい話だったよ?
でもそれはもうとっくに終わってんだよ!!


…今はもう、ハフバぁ!!
ハフバなののぉっぉ!!
俺は1カ月間ずっと、育成してたのぉおお!!



…で、なんでそんな長期間チャンミウマ娘を育成させておきながら、ロクに完成させねぇんだよ!!


今回も、全く距離適性を継承しない。サポカは完走しない。
もうめちゃくちゃ。
「ウマ娘」はめちゃくちゃ。


今度こそ!という気概でメジロアルダンを育成したが、
またしてもバ場適性も、距離適性も継承しなかった。2回とも金だったんだぜ?おかしいでしょ。


クラシック金、シニア金でも無理だ。
本当なら、最低でもどっちかが赤因子を継承するでしょ。
それが0とかマジでありえない。


…サイゲお前さぁ…?


絶対やってるよな?


私のチャンミ育成計画は、もう完全崩壊だよ。
リッキーは作れねえわ、マルゼンスキーは出せねえわ、デバフも無理だわで今回はもう、お手上げ。
繰り返すがガチで完成0なんてのは、史上初かもしれないよ。お前の所為でな、サイゲ。


こうなったら、3人全員が使い回しという、
史上かつてない構成で行く他ないかもしれないね。


サイゲ、お前の所為でね。
もう災難ったらないよ。
やれやれ今度のチャンミ…どうなるやら。




▼サイゲの蛮行はともかく、
遅ればせながらストーリーイベント「夕映えは渚のJugend」は素晴らしかった。
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これぞ「ウマ娘」のストイベだわ。
そもそもストイベの存在意義とは、
本編では語られなかったサイドストーリーを描く事にある
でしょ。


「夕映えは渚のJugend」はそこが完璧なんだよね。


ずっと謎だったファル子とフラッシュの馴れ初めに触れ、
ふたりがいかにお互いを大好きな友達なのかが、よくわかったよ。


そうそうそう、こういうのでいいんだよ。


ファル子がらみでダート3人娘の友情を描いたのもよかった。
2組の友情劇を堪能。


次もこの調子でよろしく頼む。




▼SR以上ガチャチケでマチタンSSR。
でも弱くないか?
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今の環境ではSSRとはいえないレベル。
金スキルつきSRでしょ。


ハフバ前のガチャでも、ダイヤSSR。
だが、これも弱くないか?
とてもSSRとは言えないレベル。
この2枚じゃデッキ強化にはならなかったな。
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▼今日は更新が大量だね。
まずは目玉ウマ娘の、ジェンティルドンナか。
超強いお馬さんということもあり、3.5周年に選ばれたんでしょ。
ヴィジュアルにも華があるし、3.5周年キーヴィジュアルのセンターにふさわしいからね。


4話までのウマ娘ストーリーも、とてもよかった。
もっと超然とした雰囲気に絶対的な自信を持った女性と思っていたら、
トレセン学園の強さを認めた、むしろ剛毅なる挑戦者だとは。
ヴィルシーナの影響で女王のイメージが強かっただけに、意外だ。
むしろこのために、ヴィルシーナを中等部設定にしたのかも。
自分に挑んでくる年下の女の子は、可愛いだろうからね。


4話ラストではトレーナーと打ち解け、頬を染める…このシーンの衝撃は大きかった。
剛毅なる貴婦人が突然女の子らしく可愛く微笑むとか、絶対に防げない王道の反則技でしょ。まいったね。


手の甲にキスなんて、洒落た事も要求する。やはり女王様。
このシナリオのトレーナーは、王子様タイプかな?
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おっぱいも大きいし、彼女には興味津々だ。
30単以内に引きたいが、試しに回したら8単目にゴールドシチーが出た。
やはりピックアップは、仕事をしない。
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▼待望のウマさんぽは、ケンタッキーフライドチキンとの謎コラボ。


マルゼンスキーとネットオーダーしたら
身を寄せ合ったまま悪戯っぽく手を添えられ、個数を増やされた。
これもう半分以上夫婦でしょ。


ニヤニヤ笑ってるが、ウマ娘ならこのくらいの食事量は普通だし、なんなら一般女性でも普通。
むしろトレーナーくんが気が利かない男でしょ。
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メジロアルダンとお食事すると、物珍しそうに可愛く食べる。
お嬢様はファーストフードなんて入らないって事?ケンタッキーを無礼るなよ。


でも大好き青ハート
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▼温泉で浴衣が実装。
3.5周年でまさかの実装。


でもちょっと不自然。
だってこれまで3年半も髪飾りを着けて入浴しては、着ていた私服のまま出てきたんだぜ?
今更はい浴衣ですよなんていわれても、困るでしょ。それに、どうもシーンに合わない。


メジロアルダンと旅を誓うシーンは、私服のほうがロマンティックだった。
浴衣だと所帯臭い(タイキシャトルだけはなぜか私服に戻る。バグ?)。
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オプションに設定が無いので、どうやら確定的な変更らしい。
いやー、私服のほうがよかったでしょ。


髪飾りだけ外せばいいんだよ。
その髪飾りもグラフィック上は外れてるが髪形が変わらないため、猶更変な違和感があるんだよね。
髪を下したタイキシャトルが拝めるかと、期待したのにね。


もっとはんなりになるかと思ったが、
マルゼンスキーはむしろ男前な着こなし(ところで着替えた下着はどうしたの?ちゃんと持ってるよね?ね?)。
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▼サークルポイントがトレーナーメダルに仕様変更。
サークルポイントが幾らあったかうっかり調べぬまま変更されてしまったが、
トレーナーメダルは91280だった。


クソデカコストとはいえ★3ガチャ4Rと交換できるとか、随分な太っ腹だ。
これから、月1回は★3を増やすチャンスがあるわけだ。


しかし出てきたのは、もう5回は引いているイナリワンだった。
ここまで出るキャラが多いと、未所持を当てるのは難しいね。
何より、私の所持数がそこそこ多い。


…更新が多すぎて、今日だけでは全部フォローしきれない。
つづきは明日のチャンミで、だね。



2024年08月14日

【急募】恋愛ゲームのテストプレイヤー レビュー感想 MajiでAIする5秒前

【急募】恋愛ゲームのテストプレイヤー

恋愛ゲームのテストプレイヤーを募集中!
面倒なことは一切なし!ただプレイするだけ!

※報酬は要相談

--------------------

…という広告を見たあなたがゲームを起動すると、現れたのはフランクな人工知能。
「サポートAI」を自称する彼(?)は、早速テストプレイを促してきます。

ゲームの攻略は一筋縄ではいきません。
時にはAIの力を借りつつ、テストプレイを進めていきましょう。

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▼フリーゲームの歴史は長く既に10000作品以上が存在するため
全く新しいものを作ることは難しいが、
「【急募】恋愛ゲームのテストプレイヤー」からは目新しさを感じたね。


プレイヤーが恋愛ゲームの主人公になるのではなく
テストプレイヤーを担当するというゲーム内ゲーム(メタ)と、
AIキャラクターが(本物のAIではなく台詞は固定)、攻略に導いてくれるというゲームシステム、構造が非常に面白かった。




▼シリアスシーンでも野暮なつっこみを入れてくるが、
いちいち画面上で煩いAIには笑わせてもらった。いいキャラしてるわ。
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折角ヒロインが頑張ってるシーンでも、「演出が鬱陶しかったらダブルクリックでカットできるぞ!」とか言ってる(笑)。


感覚としては、「死月妖花〜四月八日〜」の実況モードや、一部分が「ドキドキ文芸部」に近いかな。


しかし「【急募】恋愛ゲームのテストプレイヤー」は実況員がサポートAIのため、がちがちにプレイをサポートしてくる。そこが大きな違いだね。


時として攻略のための選択肢を増やしたり、システムの抜け穴を拡げる…
もうめちゃくちゃ(笑)。




▼だがそれだけにはとどまらず、意外にもストーリーが王道青春物語してた。
個性の違う複数の女の子たち(ヒロイン)と協力し、時にはいざこざもありながら、1つの目標に向かっていく…


非常にメタ要素が強いフリーゲームだが、このような根本的なストーリーの良さが無かったら、ただ少し設定が珍しいだけの色物で終わってしまったでしょ。


でもストーリー性が優れているから、本当に面白い恋愛ゲームのテストプレイヤーになれた気持ちなんだよね。


なかなかどうして、新しいゲームプレイ感覚だよ。




▼メタゲーのお約束とでもいうようにAIキャラクターにも秘密があり、この恋愛ゲームもただでは終わらない。


プレイヤーがヒロインを攻略した後には、一体なにが待ち構えているのか?
そもそも、ゲームキャラクターであるはずの彼女たちは、一体何者なのか?


プレイヤーに課せられた真の目的を、是非プレイヤーのあなたに解き明かして欲しいね。










評価B+
70点


メタ系恋愛ゲームは色々レビューしてきましたが、
本作もそれに負けず劣らず、面白いゲームでした。


絵も素材ではなく自作なので、
ちゃんとオリジナルの恋愛ゲームをテストプレイしてる気持ちになれましたね。


おすすめの良作です。








【フリゲレビューブログ小話】


▼ウディコンに気を取られていたら、ティラノゲームフェス2024が作品募集を始めていた。
随分とひっそりしていて、気づかなかった。


それもそのはず(?)、今回は運営による受賞作品発表を行わないそうだ。
「本年は運営による「グランプリ」や「部門賞」の選出は行われません。一方で作品が多くの方へ届くようなイベントやキャンペーンを強化予定です」との記載がある。


このルールはティラノゲームフェス2021と、同じだね。あの年はスポンサー賞のみだった。数年に1度の省エネ開催


スポンサー賞作品では、「わたしの素敵なおうじさま」、「恋に落ちてはいけない20分」、「ノアの審判」、「世界を破壊する魔法」は突出した良作だった。


当ブログでの受賞作品予想もあの時と同じように、「スポンサーでもないのに賞」として良作まとめを発表する予定。
ありもしないものを予想するのも微妙なので、個人的なおすすめ作品紹介になるかも。




▼第16回ウディコンも、いよいよ大詰め。
今大会は良作は多いが、名作は無かった印象。


グランプリはエントリー番号【2】『LIGHT OF MANA』が獲ると予想。


半分以上プレイしたけど、ベスト作品はエントリー番号【39】『鬼童-oniwarawa-』だね。
これは本当に面白かったよ。夢中でやったもん。


ウディコンに参加する層には昔ながらの人が多そうなので、かなり受けが良いんじゃないかな。
ドット絵の完成度が高くグラフィック評価も高得点がつくだろうし、トップ5には入ると予想。


結果発表が、楽しみだね。




▼先日レビューした「君のうさミミを鍋にしてたべたい!」


スパイである「キツネ」を犯人当てするシーン…
1度しか登場していないモブすらも犯人候補なのに、
事件の黒幕、真犯人だけが含まれていないことに再プレイで気づいた。


この時点で、勘のいいガキは黒幕に気づいたかも?


2024年08月05日

君のうさミミを鍋にしてたべたい! レビュー感想 Diary

【うさミミ学園SFミステリー】
隣の席の少女「美卯」はある日突然、謎の組織によってうさミミを生やされた!
更に主人公の少年「八十木」は、自分の謎の願望に置かされていることに気付く。
「彼女のうさミミを食べたい……!」

八十木は委員長の少女「大國」と協力し、進んでいく美卯のウサギ化を食い止めるため、謎の組織からのメッセージを解き明かしつつ、その追及を始める。
謎の組織の正体とは、食ミミ願望の行方は、そして美卯は元に戻れるのか――?












▼フリーゲームだけに限らずプレイヤー、
読者を最も惹きつける要素の1つが「意外性」だが、
今後のフリーゲーム談義で「意外性」を語るなら、「君のうさミミを鍋にしてたべたい!」は外せない


…いやー、凄かった。
面白かった。
ドキドキした。
ハラハラした。
感動した。
…あまりにもシンプルな語彙だが、そのすべてが詰まっていた。




▼女の子の頭にうさ耳が生え、
それを食べたい!食べたい!と連呼する少年のバカゲーから、一転……いや一変というべきか……


まさかこんなシリアスで哲学的なストーリーになるとはね。
恐れ入ったよ。
そもそも、このタイトルを含めたギャグシーンのすべてが伏線で、終盤の謎解きに繋がっているとはね。
予想もできなかったよ。


結局のところ私が本作で予想できたのは、スパイである「キツネ」の正体まで。
これについては、完璧に解いた。


徹頭徹尾、まるっと全部お見通しだ!!!


私はこのような、言葉の綾を拾うのが得意なのかもしれないね。


でも、そこからの黒幕登場…そしてエンディング…
…これらのストーリーは、本当に意外性に満ち溢れていたよ。


…特に、組織がなぜヒロインの頭にうさ耳を生やしたのか?
組織の目的は、一体何なのか?


…という解については、全くの想定外だった。
しかしこれまでのストーリーを顧みると、
荒唐無稽なそれにも、一定の説得力を感じた。
改めて、凄いゲームだ。


繰り返すがタイトルや序盤のギャグ展開から、この流れは想像できなかった(ただでさえゲームクリアしても不明瞭だったり、説明不足に感じる部分もあるし)。




▼非常によくできた傑作フリーゲームだが、
一番の美点は、男女の友情を描いた事だと思ってるんだよ。


このゲーム、美少女キャラクターともいうべきヒロインが2人いて
いわゆる「ギャルゲー」っぽいんだけど、そうではないんだよね。


描かれるのは恋愛、ラブコメではなく、
徹頭徹尾なにかが不足していた人間の人生に、そっと寄り添う……という優しさなんだよね


主人公やヒロインは「好きだから」、「付き合いたい」、「性的な関係になりたい」などではなく、
ただただ相手の欠けたピースになるべく、行動するわけ。
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正直、参った。
完全に想定外のところから、2人の女性による女性特有のやさしさや厳しさが飛んできて、
ノーガードに強力な右ストレートを打ち込まれてしまった。製作者はオッサンかもしれないが


主人公が終盤、自分の生い立ちを語り赦しを請うシーン…ここは本作屈指の見所だ。
名シーンなので序盤のギャグ展開に投げ出さず、ぜひ最初の山場まではプレイして欲しい。











評価B+
75点


▼久しぶりに傑作フリーゲームが出たと確信しています。
ジャンルは学園青春ミステリですが、個人的には伏線や叙述トリックを用いた推理要素よりも男女の友情を描いた稀有な作品であることを評価しています。


終盤、2人のヒロインに主人公が〇〇されるシーンは、思わずマウスクリックする手が止まるほどでした。
そのくらいゲームが放つ、場の雰囲気に呑まれていました。


おすすめです。
多くの方に、是非遊んで頂きたいと思います。




▼余談ですが製作者の旧作である「転生したら記憶喪失でカレー屋だった件」から、ちょうど3年が経過しています。
…時の流れの速さには、日々驚くばかりですね。







【フリゲレビューブログ小話】


▼数年前に書いた「誰か助けて!クレイジーでサイコな女装男子に追われています!」レビュー感想がなぜか今になって急激に伸びているが、何があったのか?
XとYouTubeを検索した限りでは特に本作が話題になっていないため、原因不明。


検索エンジンから来ている人が多いようだが、海外のBangumi 番组计划やらで話題になったとか?




▼最近すぐに公開ゲームを削除する製作者が増えた…と以前記したが、
「同棲のすゝめ」までもが、既に消えていた。


製作者は公開時、削除時ともに何も発言していないが、何か問題があったのかな?


ユーザーレスポンスが殆どないままの公開終了となってしまった。
検索した限りではXで主婦という女性が感想を1つ…
YouTubeではVtuberが1つ…男性配信者が1つ実況動画をアップしただけに、終わってしまった。


どんでん返しを含むホラー作品という性質上、
多くの人の本作への感想が読みたかっただけに、残念だ。


「同棲のすゝめ」は隠れすぎた良作になってしまったね。





2024年07月24日

ウマ娘 プリティーダービーを攻略し瞳の先にあるゴールを目指す 411周目 サイレンススズカ「私のほうが速い」←言ってない。カルストンライトオ「私のほうが速い」←言ってる!?

▼史上最光速のストーリー!!!

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カルストンライトオ!
彼女の育成シナリオは素晴らしかった!



純粋に速さを!ただ速さのみを追い求めるライトオは、
トレーナーの支援だけではなく
ウマ娘ファンによる希望が活力となることに気づき、さらなる飛躍を遂げていく


究極に素直で実直のためエゴにさえ思えるライトオの物語は
ウマ娘の速さと肉体の限界を追い求める、アグネスタキオン…
規格外のスピードを持つがゆえ燃え尽きてしまった、サクラバクシンオー…
そして祖であるゴドルフィンバルブをも巻き込み、距離適性や世代を超え、一つの大きな渦となっていく




▼…いやー…ライトオシナリオは、久しぶりの大ヒットでしょ。
あまりにも面白過ぎる。


「ウマ娘」という競馬を題材にした作品群の物語としては、至上のひとこと。
ファンの応援がウマ娘の力になることも
ファンがウマ娘から希望を貰うことも、
現実の競馬とリンクしてるんだよね。


短距離を盛り上げてきた先輩、サクラバクシンオーの再生ストーリーでもあるし、
ゴドルフィンバルブを重要キャラクターにすることで、
「永遠」に速さを追い求めることに、また別の意味が生まれる。
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いつかライトオが引退してしまっても
競馬というブラッドスポーツと同じく
想いを継承したウマ娘が、どこまでも、いつまでも走り続ける…


…「ウマ娘」は、時折「永遠」というテーマを掲げる。
最も印象的なメジロアルダンは、トレーナーとの恋愛というニュアンスが強かった。
ライトオは、メジロでいえばブライトに近いかな。


しかしトレーナーとならどこまでも限界を超え走り続けられると信じて疑わないところが、また愚直すぎて素敵だ。




▼ライトオのキャラクター性も最高におもしれー女で、真顔が通用しなかった。
彼女相手には、つい破顔一笑してしまう。
どこまでもおもしれー女だ。


だがふとした時には女の子らしい一面を、
トレーナーである俺にだけは見せてくれることが嬉しかった。


バレンタインデートでは、
彼女の速すぎる愛と告白を体感した…
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…クリスマスもともに過ごし、
いつもより積極的な彼女の真意を聞くことができた…
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…そしてご両親を交え、
俺たちふたりの未来を話し合うことになった…
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………





これはもう、俺とライトオの結婚は光を超えた愛とスピードで成されるでしょ









▼ウマ娘ストーリーを読み「絶対に逃せない」と強く思ったが、
23単で彼女を迎え入れることができた。
20単はオーバーしたが、30単以内なら許容範囲だ。
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これにて、ウマ娘を100人獲得。「伝説のスカウト」を入手した。
ライトオがNO.100ということもあり、キリも気分もいい。


★3重複も含めればとっくに100人を超えているが(120人くらい)、
それでも長い旅路の道中、1つの大きな成果を果たせた。素直に嬉しい。
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尚、今回の育成では自分でも驚異的な引きの強さを発揮し、
8回連続で回復70を引き当てた。これほど「テーブルに乗った」を体感したのは、初めて。
URAなので無意味だが、今度はぜひ新シナリオで頼むよ。









▼そんな新シナリオ…前回の攻略日記から、10回ほど育成した。


話は少し溯り、無料ガチャ最終日に理事長SSRを引いた。
ギリギリ間に合った。
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早速使ったら、余りの強さに驚愕。
無凸でさえ、これ1枚で世界が変わる


育成1回目で、あっさりUF9が完成。
スイープがやだやだしなかったら、UE1を超えたかもしれない。


その後はUF6→UE1と、たったの3回で前シナリオの最高地点に並んでしまった…。
…新シナリオは強い。強すぎる。またしても急激なインフレ。


話によると、理事長SSRは短期間で上方修正されたらしい。
当初は食材が、たったの3つしか貰えなかったそうだが……少なすぎ(笑)。
Rならまだしも、SSRでそれはないわ。


…しかしテンポの悪さは相変わらずで、とてもやる気にならない。
LOH用の育成をしたが、距離も芝も継承しなかった。
普段ならやり直すが、この手間と時間的コストでは、とても作り直す気にならない。
…よって、強いウマ娘を作れるからといって、今後の主軸にするかはわからない。そのくらい面倒。


そもそもウマ娘たちのパーソナルを壊すストーリーに、違和感があるんだよね。
料理が下手なキングヘイローも、ここでは料理名人になってしまうからね。
お菓子づくりが下手なのに甲斐甲斐しくチョコを作ってくれたプリンセスまでもが、パティシエ名人。
それでは、バレンタインがあざとく見えてしまうでしょ(病弱キャラがUAFやってたのも、違和感があったのに)。







▼おつぎは、サポカイベントについて。


性能も高いが……良すぎた……余りにも。
理事長は間違いなく、「ウマ娘」史上最良の友人。


緑の悪魔…運動音痴…不審者…婚活おばさん…挨拶しない女…筋肉お化け…レズ……
彼女たちもいい奴だったけど、
理事長は初めて見返りや損得関係なく付き合ってくれた、本当の友人だわ。
たづなやライトハローを「卑しい」というと可愛いが、所詮は下心や恋愛だからね


労いにはかつてない慈愛があり、ラストも温泉宿ではなくレース場に赴き(とっておきの場所がレース場なのは読めた。マルゼンのイケイケスポットと同じ流れだし)、これからもまた出かけようと誓う……
ふたりの友情と交流は続く。美しい終わり方。




「どうか君の心の隅にも置いておいてくれ」と優しく微笑む理事長には
いつものアホなイメージはなく、大人の女性の素顔にドキっとしてしまった。
フラワーのサポカイベントの通り、「お姉さん」だわ。
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どうもシナリオを通した新たなイメージとして、理事長は導き手であり、「先生」だと思った。
理事長ではあるが、実質「校長先生」だ。
これまで見せていた姿から受けるイメージも、変わったね。


…でも、海外進出を促される話は蛇足だったな。
俺は日本のレースを愛してるんだよ。理事長も、そうでしょ?


それに日本の競バはレベルが高いし、ホームなら海外の強豪にも負けないでしょ。
凱旋門賞は難関だが、ジャパンカップでもフランス勢には1度も負けていないからね。

2024年07月17日

鬼童-oniwarawa- レビュー感想 このロリコンどもめ!

バス停で居眠りをしていた主人公
眠りから覚めると いつの間にか
見知らぬ森の中にいた
晴れているのに雨が降りしきる森の中
石階段を上った先にあったものは――

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▼いやー死んだ死んだ!
とにかく死んだ!



今時こんなフリゲあるぅ?というほど死んだ


そんな第16回ウディコンエントリー番号【39】、「鬼童-oniwarawa-」………


このフリゲは怖い!


アクションホラーADVでここまで怖い体験をしたのは、久しぶりだよ。
しかも今風のホラー演出が一切なく、
古き良き時代のフリーゲーム的にビックリ系で勝負してるのが、凄い。


前にも出した話題だが、最近のホラーゲームって、ジャンプスケアばっかりだからね。
でかでかと怖い画像を表示させて、ぎゃーーっ!!みたいなね。


でも「鬼童-oniwarawa-」はゲームが進むたび位置が変わっている死体が徐々に迫ってきたり、
オブジェクトが突然動いたりといった原始的なホラーであることが、令和では却って斬新だね。
2Dドットといい、古き良き時代のフリーゲームが好きな人なら、大好物でしょ。




▼レトロゲーム的に、主人公が全く喋らないのもよかった。
思考すらほとんどない。


そもそも「鬼童-oniwarawa-」のストーリーには謎が多く、説明が殆どない。
いきなり始まって、いきなり終わる。


主人公は物を語ってくれない上に台詞のあるキャラクターがいないため(アーカイブと、回想のみ)、
プレイヤーが真相を解き明かすスタイルだ。


これも昔懐かしいフリーゲームライクで、好きなタイプだ。
最近のゲームは、キャラクターがペラペラと喋り過ぎるからね。


ストーリーの途中で、恐らくはとても切ない事が起こったと解釈できるところがあるんだけれど、
その答えに行きついてしまった時、何も言えなくなってしまった。


こういうのも、キャラクターが物言わぬレトロゲームならではの面白さだよね。
誰も何かを解説してくれない(ただし私が見たのはエンド2なので、ベストエンドでキャラが突然喋り出す、といった演出ならあるかもしれない)。




▼ホラーゲームとしての特徴はそれ以外だと……
最初に書いた通り、今時ありえないほどの死にゲーであることでしょ。
本当によく死ぬ。


クリアまで、30回は死んだ(笑)。


初見殺しが滅茶苦茶に多いし、分かっていても、死んでしまう。理不尽に近い物もある。
提灯で照らされた範囲以外の敵が見えないという特性も、それを手伝ってる。
ノーゲームオーバークリアは、まず無理だと思った方がいい。




▼反面、謎解きは比較的簡単かな。
攻略メモも同梱されているので、サクサク進むでしょ。


クリアまで70分だったが、非常に濃密なゲームプレイだったね。


RPGの見るだけのムービーや
ノベルゲームの読むだけの文章のように受動的ではなく、
本当にほぼ100%が能動的なゲームプレイだからね。


指先と知恵を駆使するゲーム性の塊で、
これぞプレイヤーが作品世界に介入できる、「ゲーム作品」さ。








評価B+
75点


というわけでウディコン作品レビュー2本目は、
エントリー番号【39】、「鬼童-oniwarawa-」でした。


今のところ、今回のウディコン作品で一番気に入ってます。
面白かった!



ウディコンは見た感じ参加者の年齢が高そうな印象を受けるので、
このゲームもそれなりに高評価、高得点を得るんじゃないかな。


難しいステージもある故、攻略の爽快感は格別。
このトラディショナル和風ホラーを、是非あなたにも攻略して欲しい。


私はエンディングコンプのため、引き続きプレイします。




▼他にも「鬼童-oniwarawa-」のライバルになりそうなホラーでは、
エントリー番号【35】、「グッドバイ」をプレイ。こちらも非常に怖かった。


映像系ゲームだが、ジャンプスケアやグロ画像を使わずに、精神的な怖さを演出するとはまたすごい。


でもオチに弱さを感じた。
最後、友達が人形の顔になって歌い出す……そのほうが強烈な印象を残せたと思う。


製作者としては意図がないと見せかける意図があったのかもしれないが、
意図がないと見せかける意図と見せかける意図があってもよかったんじゃないかな。


私の言うようなラストにしたら、明確なホラーゲームになってしまうけどね。
なにか得体のしれない物を作りたかったのかな。
ストーリーも、よくあるネットの都市伝説系だし。

2024年07月15日

怨御霊 -URAMITAMA- レビュー感想 良い女より癖の強い女に惹かれる事って、ないか?

キャンプに行くことになった大学生4人組。
しかし、雨が降り始めてしまい、車は故障で動かなくなってしまった。
雨宿りのために訪れた不気味な屋敷。姿を消す仲間、奇妙な住人、迫りくる化物。そして、屋敷に隠された過去とは……。




怯える彼らに、怪しい影が忍び寄る。

1_compressed.jpg










▼ウディコンレビュー1発目は、「怨御霊 -URAMITAMA-」
説明には記載がないが、「祟女 -TATARIME-」の続編だね。


冒頭から懐かしいキャラクターたちが登場して、驚いたよ。



でも…

電波系ラブコメホラーだった前作と違い、
…意外な事に、今作はまさかの感動路線。



変態電波ストーカー女の恋愛劇がまさかの王道ホラーになったことに、びっくりだよ。


ストーリーは、前作より大幅にパワーアップしたかな。
ボリュームも前作の数倍で、クリアまで1時間以上かかった。


黒幕の過去と動機は、ベタだが切ないね。
〇〇といえども、女性だものな。寂しいでしょ。






▼伏線回収は丁寧だしラストのブラックユーモアも
エンディングへの伏線をオープニングに張るというベタな手法に、完全に騙された。


…騙されたというか、伏線を忘れてただけなんだけど(笑)。
ああ、そうきたか……と。


ヒロインのミサオは、本当ブレないな、と。
ホラー、感動、恋愛、ミステリー……いろいろな要素を盛り込んだストーリーだったが、やっぱり最後は電波







▼謎解きは簡単で、ヒントがあるので詰まる事はないでしょ。
快適にプレイできた。
探索ホラーゲームは、サクサクが命。


エンド3だけは、発見できないプレイヤーがいるかもしれないね。










評価B
70点


前作の内容が会話シーンで比較的自然に解説されるため、
「祟女 -TATARIME-」を未プレイでも、問題なくストーリーを理解できるでしょう。


クオリティは正統進化したが、電波ヒロインは全くブレていませんでしたね。


全裸にウディタでボカしが入ってるシーンは、爆笑しました(笑)。
とどのつまり「怨御霊 -URAMITAMA-」も、電波女の恋愛物語だったのかも?


…しかしホラーゲームとしても程々の怖さがありますし、
伏線を張り巡らせたミステリー風ストーリーも面白かったです。
人骨トリックはドット絵をメタ的に使っており、驚きました(こういうゲームの人骨のドット絵は、〇を〇ていないのが普通でしょう)。


ウディコン作品が多くて、最初に何をやるか目移りしてしまう…


…そんな方は、「怨御霊 -URAMITAMA-」からやってみては?

2024年07月14日

同棲のすゝめ レビュー感想 孤独な女子大生の恋心と、彼女を癒す彼君。同棲のリアリティ

スクリーンショット (1568)_compressed.jpg







▼うわーっ!
めちゃくちゃ面白い!
久しぶりのヒット!





久々にアイディアの勝利!
主人公「私」とその同棲相手「彼君」の恋の結末が……気になって気になって!……仕方なかった!


それがまさか、こんな終わり方だとは!
こんなの見せられちまったら、もうなんも言えねえ!



そのくらいインパクトが強いラストシーンだ


思わず「うわぁ…あぁうわぁ…」と困惑する。
これで完結かよ、とも。






▼「同棲のすゝめ」の何が良いかって、
一見するとこんな話はありえない!というファンタジーに見えて、
実は「誰の身にも起こり得る同棲カップルの物語」であり、
「誰の身にも、既に起こっているかもしれない物語」であるという、リアリティが面白いんだよね



だって自分の人生にこんな出来事が起きているかなんて、確認のしようがないもの


この瞬間「同棲のすゝめ」をレビューしている私にだって、現在進行形で起こっているかもしれないからね






▼新生活が上手くいかなくて、彼君に依存し始めた私…
しかし友達ができた途端、彼君への態度が雑になる…


同棲相手だというのに、会話の減る2人…


しかし私の生活は破綻し、彼君への依存が再開…





そんな不安定な女性の変化も、リアリティがあって面白かった






▼一番の見所は、私と彼君のキスシーンかな。
彼君の良いところと悪いところを語り、「そういうところも、全部好きだよ…」と真っ赤になってキス。
女の子特有の可愛さ。


私はこれがファーストキスだろうし、世界一ピュアなキスといえるんじゃないか(なんか急に「FF10」みたいなこと言い始めたな)。













評価B+
75点

地の文はほぼなく、大半が同棲カップルである私と彼君の会話劇。
しかし私には、彼君には言えない秘密が…


私だけではなくやんちゃな彼君にも意外性があり、
2人が最後まで〇〇〇ことのない、世にも奇妙な恋愛ストーリーが面白かった!
絵もシンプルで可愛いし、おすすめの良作だね。


ゲームよりも、コントに向いてるシナリオかもね。


「アイディアの勝利!」なんてわざとらしく「!」までつけて絶賛したが(しかも赤字で)、ゲームでは珍しいというだけで、近いネタやコピペを知ってるので。



だが先入観は捨て、ぜひプレイして欲しい!



【フリゲ雑談】第16回ウディコン開幕。今大会のファーストインプレッションは…

▼第16回WOLF RPGエディターコンテスト(ウディコン)が始まった。


ざーっと揃った出展作品を見て思ったのは……なんか長編、多くない?
 

いつも、こんな風だった?
ウディコンは短期間で数十作品をユーザー審査する企画なので長編は不利になるし、
ましてやそれを、何作もプレイできないんだけどね…


『箱庭ドールメーカー』は10時間、
『雪山道』なんてプレイ時間 :初見で10〜20時間の見込み(作者の知識で3時間)とあるからね。
どっちもかなり面白そうだけど、流石に後回しかな(私ならその10時間で1時間作品を10作。または2時間作品を5作やる)。


第15回では1位『SIBLINGS』は20分〜、
2位『文無し行商人の遺跡探索』は2時間〜、
3位『不屈のスペラ』は3時間とだいたいこのあたりのプレイタイムが、「ニーズ」じゃないかな。


1つの作品を残すコンテストとはいえ自由創作がフリゲの醍醐味なんだから、好きに作ればいいんだけどね。



▼なのでサクっと、短編2作品を攻略。
なかなか面白かった。


初日のナンバーワンは、『鶏空を舞う』かな。
個性が素晴らしい。


ウディタでフライト系ゲームは初めてプレイした気がする。
このジャンルのフリゲそのものが珍しい。
私なら、オリジナリティに満点近くつける。



▼いま攻略してるのは、どこかで聞いたタイトルの『勇者不適伝』
作者の前作、前々作がよかったからね。


「人類と魔族の共存を目指す和解型RPG」という、いかにも光と闇を感じるジャンルが既に面白そうだ。


何かと問題作(?)を作ってくれる製作者だが、今回もやってくれそうな香りが、序盤からプンプンする。
チュートリアル戦闘で、いきなり敵を回復できるんだよね。このインパクトは、強かった。
あ、本当に和解型なんだな、って思った。


主人公の兄が魔王になってたりするんだろうか?
ストーリーもかなり面白そうだ。



▼1位予想を今回もやるので、ご期待頂きたい。
これまで何度も1位作品を的中させたように、今回も当てたい。


まだ出揃ってないので、これからの話だけどね。



▼ウディコンには、今回も不参加という形で参加する。


馴れ合い抜きでしっかりと製作者ではなく「作品」をレビューできる人が多いウディコンは、私のような不参加者でも、安心してレビュー感想が読めるのも嬉しい。


どんなレビュー感想が寄せられ、
どのような評価点がつけられたか……
受賞作品発表(ランキング)と同じくらい、それも楽しみ。



▼今年も、面白そうなフリゲが目白押しだよね。


さてそれでは、引き続きやっていこうかな。


2024年07月07日

クリエイターズ・デスゲーム レビュー感想 誰もプレイしてくれないと言っても100DLはされてるんでしょ?それって100人が遊んでくれてるって事で、十分凄い事じゃん。その人たち大事にしなよ

『ここに集められた人は全員、世間にバレたらクリエイター人生が即終了するような【炎上スキャンダル】を抱えてま〜す♡』

建物に閉じ込められた、6人の男女。
謎の暴露系Vtuber・暗罪もえによって、他人の罪の証拠品を集めて炎上させる【断罪ゲーム】に参加させられてしまう。





――生き残れるのは、1人だけ。

スクリーンショット (1499)_compressed.jpg













▼まずデスゲームで賭けるものが命ではなく、クリエイター生命という設定がかなり新しい。


フリーゲーム制作者の主人公を筆頭に、
イラストレーター、歌い手、舞台脚本家、
小説家、作曲家
がメインキャラクターとして登場し、
彼らの悪事を握っている暴露系Vtuberが、デスゲーム主催者として登場。


この時点でかなり引きが強いが(特にアマチュア創作者には)、
デスゲームで負けると悪事を世間にバラされ、クリエイターとしての死が待っているとは面白い。


しかも主催者は単なる暴露系YouTuberなので、特に何かをするわけではない。
ただ登録者1000000人のアカウントで、彼らの悪事を暴くだけ。


デスゲームやネット探偵そのものを皮肉った、実にいい設定



…と煽りながらも少しネタバレすると、
強硬策でこれだけの人間を騙し、集めた主催者が、たったそれだけで済ますわけがない。


デスゲームで負けたクリエイターは、閉じ込められた部屋に火を放たれ、文字通り「炎上」によって死を迎える


デスゲームお約束の「良い人」もいるため、命懸けのゲームはなかなかにスリリングだった。
こんな良い奴等がいったいどのような悪事に手を染めたのか?


…という興味により、常にプレイ意欲は高かった








▼個人的に面白かったのは、主人公が徹頭徹尾「弱い人間」だったことだね。
デスゲーム系主人公は頭がキレたりメンタルが強靭だったりと人並外れた特長があるものだが、この主人公は本当に、ただの凡人に等しい。


推理力は平凡だし、議論もあまり強くない。
体も小さく、喧嘩も弱い。


すぐ周りに流されるし、メンタルも弱い。


それに、童t




……


どうもこのあたりの「弱さ」に感情移入できるか否か、
否のケースならイラついてしまうかでも「クリエイターズ・デスゲーム」への評価が決まりそうだが、
私としてはこんな主人公も人間味があっていいと思った。


主人公以外の人物がどれも天才的に成功しているため比較もあるだろうが、
才能に溢れた面々を相手取った時の「持たざる者」の動きは、これが精一杯だろうからね。
ここでもし天才的な推理力を発揮したら、却って不自然でストーリーの都合に無理矢理動かされてしまったでしょ


なので私は、この愛すべき凡人を気に入ってるよ


凡人といっても主人公が動かないことには話が進まないので最低限は出来るし、
議論では死に近づく容疑者を淡々と追い詰めるアパシーな部分も持っているので、何かの天才ではありそうだけどね







▼ゲームのコアはデスゲームを通じて「クリエイター」について考えることだと思うが、
自分の創作が自分の中だけでは完結せず、他人にどう影響を与えるかがクローズアップされていた。
そこが他作品との違い。


つまりクジラックス作品がロリではなく「ロリコン」を描いたのと同じように、
「クリエイターズ・デスゲーム」もまた、タイトル通り創作ではなく「創作者」がテーマの作品だと。


誰にでも音楽や映像作品に影響されたり救われた経験があるだろうから、
本作はむしろクリエイター以外にも刺さるんじゃないかな(ただしそれらの消費者が創作者志望かは全くの別問題なので、すなわち本作の世界観と価値観が当てはまるかも別問題)。


「電映の子」などはクリエイターの主観視点が強かったが、
「クリエイターズ・デスゲーム」は多角的にクリエイターとユーザー側の事情を描写していたね。
「創作」にも、もう1歩踏み込んだ作品じゃないかな









▼デスゲーム系としては非常にシンプルで攻略難易度も低いが、
ある日付だけ〇〇〇〇〇が無かったりと、真相への伏線もしっかり張られており、
推理ゲームとしての面白さもあった。


グラフィックはドット絵までもが細かいし、
DV被害者の日記は、凄くリアルだったな。
舞台装置、小道具にまでこだわったゲームだ。


どれをとっても、大変によく出来た良作。
是非お勧めしたい









評価B+
70点


TRUEまで90分くらい。濃密な面白さ。


数々の問題提起は、定番ながら興味深かったね。
才能あるクリエイターなら、人間性はどうでもいいのか?とかね。
いいわけないに決まってるでしょ。



キャラクターは、舞台脚本家とイラストレーターが好きかな。
まあどっちも、クリエイターとしてやらかしてるんだけどね。


ちなみに本作の有料版には、全員生還エンドと、個別エンドが存在するらしい。
…全員生還というか…そもそも死刑執行されたクリエイターは、本当に死んだのかな?


死体は誰にも確認されてない…
黒幕の正体が〇〇だった以上、生存の可能性もありそう。


だとしたら全員生還エンドは…デスゲーム被害者が出ないというより、「実は生きてました」パターン…?
デスゲームの後では絶対に信頼を築けないほど関係性が壊れたキャラもいるから、不自然さも残るけどね。


気になるし面白かったので、有料版も購入するつもりです(禁止でしょうし、ネタバレレビューの予定はありません。お前も買え)。


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