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2015年05月14日
個人的備忘録。市役所の受付の仕事とは
どちらかというと私の備忘録的な要素が強い、市役所関連記事。
興味のある方だけご覧くださいましー。
市役所の受付からとった一枚。
朝は、到着したら自動ドア前にある鉄の扉を開け、自動ドアの設定をオートに。
あとは郵便受けをチェックして、PC付けたら人が来るのを待つ。
基本最初の30分はただ暇を持て余すという仕事でした(笑)
仕事内容、80%はCCAS(Centre Communal d'Action Sociale)関連。
CCASというのは、わかりやすく言うと経済的に困っている人を助けるサービスのひとつ。
ほとんどの人は、食費補助を受け取りに来ます。
完全予約制度で、みんな市役所の受付にやってくる。
そこで私が予約の時間、名前、担当者を確認し、CCASの担当者へ電話。
「じゃあその人を私のオフィスに呼んで」
といわれる場合と
「かけなおすから、その人にちょっと待ってもらってて」
となる場合があります。
1時間に5~6人来るのかしら?
これも日によってまちまち。
ただ私が働いたのが月初だったので、みんなが一斉に駆け込む時期だったらしい( ゚Д゚)
そして私が初めて一人で働いた月曜日
トラブル続発(笑)
RDVどうしても取りたいっていう人が来たり、
(無理だって言っても帰らない、ごねる。)
ダブルブッキングしてたり。
しかもね、そのダブルブッキングの人。
CCASの秘書に電話して新しいRDVを決めて、帰ってもらった瞬間
担当者から「○○さん私のオフィスに呼んで」と電話が入る…
はっ!??
テンパりつつも事情を説明すると「いや、でもその人私の担当だから!」
えええええええええええええええええええ。
結局、「さっき秘書に電話したらRDV変えてって言われてやったので、そっちで確認してもらえますか?もう帰ってしまったし…」と伝える。
だって私には予約を決める権利も変える権利も何もないんですもの。
どうやらスタッフが一人移動になり、それに伴うダブルブッキング
そのためCCASの皆さんも人の振り分けに悪戦苦闘しバタついていたとのこと。
で、これがやっと落ち着いたーと思っても、
「今日補助を出してもらわないと困るのよ!」的な奥様がかれこれ1時間近く私の目の前で粘る。
仕方ないので担当者に電話するも、「無理なものは無理。」
それを伝える→「でも今日じゃないと来れないのよ!」の一点張り。
説得を試みるも、無理。
最終的に責任者に電話をし事情を説明、何とかRDVを1週間早めてもらうことに成功。
ただ早めるための交換条件として、「なぜもともとのRDVの日に来れないのかを証明できる書類」を持ってくること、と伝える。
そしたらさーーーーーーーーーーーーーーー。
「そんな、書類を集めるなんて時間もかかるし無理よ!じゃあ前のRDVのままでいい!」
と怒って帰って行った…(笑)
アナタ、結局2時間近く粘ったのに…。
聞いた話だと、よくあることなんだとか。
粘れば何とかRDV取れるんじゃないか、という考えのもとの行動らしいっす。
皆さん生活かかってますからね。
そんなこんなで初日午前中が終了。
「あなた、本当にすごい日に当たるわねー普段はもっと静かだから安心して。」だって。
確かに、初日午前中以上に大変なことはありませんでしたわ…。
むしろ最初にいろんなケースがあったから、あとは比較的落ち着いていました。
CCAS以外の仕事は、あまりない。
議員さんとの面会予定がある人が、受付にやってきたり。
その時は議員秘書に電話し、「○○さん来てますよー」と言って待合室に行ってもらう。
仕事の9割が電話。
あとはたまーにリサイクル用の黄色いごみ袋を取りに来る人がいたり、
掲示物を貼りに行ったり。
落し物が見つかっていないか問い合わせが来たり。
そうそう、びっくりしたんですが、落し物って全部市役所に来るんですよ!!
日本だったら、警察ですよね?
フランスでも警察に届けていいんですけど、その警察に届いたやつも最終的に市役所に届く!!
これにはびっくりしたわー。
戸籍とか出生証明とかの行政書類に関しては
「Cité Administrativeに行ってください」と言って道案内するだけ。
しかし市役所の受付って、ほんといろんな人が来るし、いろんな電話がくる。
例えば
・市役所近くにある○○銀行に何度電話してもつながらないのよ!という電話。(市役所関係ないし!)
電話切れちゃうからかけなおしてよーといわれるもその後すぐ切れる。
・検事さんと面会したいんだけど、という方→トリビュナルへご案内
・まさかの学生の団体が「市役所にある○○を探せ!」みたいなアクティビティをしにくる
質問されるもわからず、結局自分たちで見つけてた(笑)
・違法駐車のせいで車が出れなくなった女性→警察に電話
・探偵のたまご?が研修中で質問したいとか言ってくる→私には無理。来週なら受付担当いるよと伝える
・ホームレスの人が泊まれる場所を探して訪れる→近くの救済施設を紹介
まー学ぶことがたっぷりありましたわ。
普段から「こういう時はどこに問い合わせたらいいんだろう?」っていうのを意識していたら
もっとスムーズに対応できたかなーという後悔。
あまりにも電話対応ばかりだったので、電話恐怖症は良くなったかな?
ただ仕事では躊躇も一切なく平気で電話できるのに、プライベートだとね。
甘えが出るよね。
うーん、フランスでフランス人のように働くにはまだまだ課題がいっぱいだっ!!
次、どんな仕事ができるかわからないけれど、
読み書きが苦手という点は必ず足枷になるので
早めに改善しないとなー。
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2015年05月13日
先日の特別公開×2、Vin d'honneur
市役所受付の話の前に、美術展示の特別公開のVin d'honneur(レセプションのようなもの)のお話を。
まずは以前、異常なまでの心配性&緊張症!?でもちらっと触れたVin d'honneur。
一人で準備をしたわけですが、当然ギャラリーのオーナーさん&奥様も早めに到着していたため
手伝ってもらえることに。
というかほとんどやることはなかったんですが、
この日天気が良かったので外でやることになったんです。
ただ、風がね…
それでワインボトルやジュースのボトルを置いて紙のテーブルクロスが飛ばないようにしてたんですが
一回だけ、強めの通り風がありましてね。。
そしたらオーナーの奥様、
「わかってたら布のテーブルクロス持ってきたのに…」
「言ってくれたらよかったのに…これじゃ飛んじゃうわ…」
と心配し始める。
そしたらギャラリーの奥にあった
「これがあるだけでも重さになるし、どうする、これかけちゃう?」と…。
ぶっちゃけ、見た目的にはあんまり…だったんですが、まー断りませんよね。
しかもテーブル2つあるうちの、1つ分だけ。
そして時間ちょい前にワインを注ぎ始めたら…
「いやいや、今注いだらぬるくなっちゃうでしょう!??」と。
それはもっともなんですが、すでに若干ぬるいし大して変わらない…(冷蔵庫なし)
「あーもう、知ってたらちゃんとクーラーボックス持ってきたのに。」
「ぬるいロゼっておいしくないわよね!?」
「こんなことならクーラーボックス持ってこればよかった…もう…」
あーーーーーーー。もう。そんなこと言われたって。
私だって確認したし、そこまでしなくていいって言われたし。
確かにぬるいロゼはおいしくないけど、地方行政には金がないのですよ。
で、みんなが到着する前に撮った一枚がこちら。
結局時間ぎりぎりまで待ってワインを注いだわけですが、
皆さんドリンク取りに来るまで結構おしゃべりしてて結果同じ…(笑)
最終的に「ぬるいロゼまずい」発言の奥様も、
「心配してたけど全然大丈夫ねー♪」と上機嫌。
ん?お調子者かっ?
まー私的には一安心でしたが。
そしてもう一つのVin d'honneurはいつもの美術展示室にて。
こちらはいつも展示室の管理人が準備するんですが、
もちろん私もお手伝い。
慣れてるので2人でやるとあっという間。
むしろ暇を持て余す。
今回は思ったよりもお客さんが来ていて一安心。
現在の展示は珍しく写真です。
普段は絵が多いから、ちょっと雰囲気も変わるし個人的にも好み。
そうして無事に特別公開も終了。
土日も展示室では特に問題もなく終了し、
「月曜から市役所受付だー」と気合を入れて帰宅途中
「ぺちゃっ」
ん…??
とっっっ…鳥のフンだ…
ズボンに直撃…
人生初の鳥のフン直撃…
もうね、鳥のフンを食らった衝撃とタイミングの良さ(市役所受付開始の前日)、
頑張れと言われているような、
「お前何やっても無駄だよ諦めな」とでも言われているような(笑)
でも、ほら、フランスだと左足で犬のフンを踏むと運がイイって言うじゃん!?
じゃあ左足に直撃したのもラッキーだってことにしてもいいのかな!??
そっか、ってことはこのタイミングで鳥のフンをくらう私ってめっちゃラッキーなんだ!
と、一時的にテンション上がりましたが、もちろんそのあと現実に戻りましたわ…(笑)
ほんと、いろんなことが一度にありすぎた5月頭でした。
みんな、夕方の鳥のフンには気を付けて!!(笑)
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2015年05月11日
【ライティング】旅行関連記事がアップされましたー!
2015年05月08日
何とか無事に終わった市役所の受付。
熟睡できない1週間。
市役所の受付バイトは、今朝の午前中で無事に終わりを告げました。
あーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何事もなくてよかった(笑)
いや、ネタはたくさんあるんですよ。それは次回ご紹介しますね。
月曜日8時-17時、受付は1日中私だけ。
火曜日から木曜日、朝8時から13時半(13時半に別の受付担当の人と入れ替わる)
そんなスケジュール。
時間数にすると大したことないんですけどね。
朝は8時までに市役所につけば良いんですが
心配性だから7時半に行って市役所を開けてオロオロ(笑)
受付にいる間中、緊張で手汗と足汗がすごい。
先に言ったもん勝ちだ!と思って議員秘書やほかの部署の皆さんに
「緊張しまくってるんですよー」って言いまくったおかげで気にかけてもらう作戦大成功。
それにパートナーが市役所受付で働いたことがあったので、
業務内容やアドバイスをたくさんしてくれました。
そしてほかの同僚にも「よろしく」と言ってくれたお蔭もあって、みんな気軽に話してくれる。
電話する先々でも「あら、新しい人?よろしくねー」なんて声をかけてもらえたり。
人に救われた日々でした。
それにブログにコメント下さったもんこさんや、
直接メールなどでやり取りをしてくれた友人、ブログ仲間(←勝手に命名。w)
みんなの声に助けられました。
あっ、ちなみに仕事内容自体は難しくもなんともなく、
・電話対応
・市関連の書類掲示
・他部署に来た人の名前を聞き、秘書や担当者に電話→場所案内
そのくらい??
モンリュソン市は市役所、MairieのほかにCité administrativeというのがあって、
手続き関係はすべてそちらで行われます。
だから市役所自体には議員さんの部屋と2つの部署(CCAS、Mission locale)しかないんです。
そのため、来所した方の半分は「Cité administrativeに行ってくださいねー」と案内するだけ。
結局、受付にいた時間の1/3、いや半分?は暇だったんです。
(でも大体みんな同じタイミングで来所&電話なので一時的にバタバタする)
ただ次どんな人が来るかわからないし、どんな質問されるかわからない。
別にわからなかったらほかの部署に電話して聞けばいい話なんですが、変にプレッシャーで。
フランスだから「臨時職員なんですーわかりません。」で済むことも多いんですが、
(というかそれで済ませていいと受付担当の人にも言われたw)
そこは日本人の性格上、できることは最大限やるスタンス、いたるところに電話して確認を取って喜ばれたり。
うん、やっぱり人と関わりあえる仕事って楽しい。
もちろんめっちゃ理不尽なことで怒鳴られもしましたが、そんなのフランスではよくあることで。
100%、きっちり対応できたかというとそうではないかもしれないけれど、
最善を尽くすことで、頑張って仕事しているということが伝わったようでよかった。
とにかくこの1週間、大きな問題なく過ごせて良かったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
そして同僚がいるという職場での仕事、やっぱり一人で働くのとはわけが違う。
学ぶことも多かったし、仲良くなった人もいるし、
すごく価値のある時間でした。
貴重な機会をくれた人事のみなさん。
不慣れながらも助けてくれた市役所のみなさん。
そして応援してくれたすべての人へ。
有難う。
さぁて今夜はパートナーの現・同僚たちと我が家で持ち寄りディナーだーっ♪
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