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ますこ
1年間フランス・オルレアン大学語学留学 フランスに魅せられて2012年ワーキングホリデーにて再渡仏 その後フランス人パートナーとPACS そして2014年3月、Vie privée et familialeを取得。 2016年10月に結婚しました。 現在オーベルニュ地方在住、市役所関連機関にてCDDで働いてます。 ライティング業務はお休み中。 フランスでのリアルな生活やフランス旅行に役立つ情報 そして在宅ライティングに関することをご紹介します♪
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posted by fanblog

2015年05月14日

個人的備忘録。市役所の受付の仕事とは





どちらかというと私の備忘録的な要素が強い、市役所関連記事。

興味のある方だけご覧くださいましー。

20150507_081957_resized.jpg
市役所の受付からとった一枚。




朝は、到着したら自動ドア前にある鉄の扉を開け、自動ドアの設定をオートに。

あとは郵便受けをチェックして、PC付けたら人が来るのを待つ。

基本最初の30分はただ暇を持て余すという仕事でした(笑)




仕事内容、80%はCCAS(Centre Communal d'Action Sociale)関連。


CCASというのは、わかりやすく言うと経済的に困っている人を助けるサービスのひとつ。

ほとんどの人は、食費補助を受け取りに来ます。

完全予約制度で、みんな市役所の受付にやってくる。

そこで私が予約の時間、名前、担当者を確認し、CCASの担当者へ電話。

「じゃあその人を私のオフィスに呼んで」

といわれる場合と

「かけなおすから、その人にちょっと待ってもらってて」

となる場合があります。


1時間に5~6人来るのかしら?

これも日によってまちまち。

ただ私が働いたのが月初だったので、みんなが一斉に駆け込む時期だったらしい( ゚Д゚)




そして私が初めて一人で働いた月曜日

トラブル続発(笑)

RDVどうしても取りたいっていう人が来たり、
(無理だって言っても帰らない、ごねる。)

ダブルブッキングしてたり。

しかもね、そのダブルブッキングの人。

CCASの秘書に電話して新しいRDVを決めて、帰ってもらった瞬間

担当者から「○○さん私のオフィスに呼んで」と電話が入る…


はっ!??

テンパりつつも事情を説明すると「いや、でもその人私の担当だから!」

えええええええええええええええええええ。

結局、「さっき秘書に電話したらRDV変えてって言われてやったので、そっちで確認してもらえますか?もう帰ってしまったし…」と伝える。

だって私には予約を決める権利も変える権利も何もないんですもの。


どうやらスタッフが一人移動になり、それに伴うダブルブッキング

そのためCCASの皆さんも人の振り分けに悪戦苦闘しバタついていたとのこと。



で、これがやっと落ち着いたーと思っても、

「今日補助を出してもらわないと困るのよ!」的な奥様がかれこれ1時間近く私の目の前で粘る。


仕方ないので担当者に電話するも、「無理なものは無理。」

それを伝える→「でも今日じゃないと来れないのよ!」の一点張り。

説得を試みるも、無理。



最終的に責任者に電話をし事情を説明、何とかRDVを1週間早めてもらうことに成功。

ただ早めるための交換条件として、「なぜもともとのRDVの日に来れないのかを証明できる書類」を持ってくること、と伝える。


そしたらさーーーーーーーーーーーーーーー。


「そんな、書類を集めるなんて時間もかかるし無理よ!じゃあ前のRDVのままでいい!」

と怒って帰って行った…(笑)

アナタ、結局2時間近く粘ったのに…。


聞いた話だと、よくあることなんだとか。



粘れば何とかRDV取れるんじゃないか、という考えのもとの行動らしいっす。

皆さん生活かかってますからね。



そんなこんなで初日午前中が終了。

「あなた、本当にすごい日に当たるわねー普段はもっと静かだから安心して。」だって。


確かに、初日午前中以上に大変なことはありませんでしたわ…。

むしろ最初にいろんなケースがあったから、あとは比較的落ち着いていました。






CCAS以外の仕事は、あまりない。

議員さんとの面会予定がある人が、受付にやってきたり。

その時は議員秘書に電話し、「○○さん来てますよー」と言って待合室に行ってもらう。


仕事の9割が電話。

あとはたまーにリサイクル用の黄色いごみ袋を取りに来る人がいたり、

掲示物を貼りに行ったり。

落し物が見つかっていないか問い合わせが来たり。



そうそう、びっくりしたんですが、落し物って全部市役所に来るんですよ!!

日本だったら、警察ですよね?

フランスでも警察に届けていいんですけど、その警察に届いたやつも最終的に市役所に届く!!

これにはびっくりしたわー。






戸籍とか出生証明とかの行政書類に関しては

「Cité Administrativeに行ってください」と言って道案内するだけ。



しかし市役所の受付って、ほんといろんな人が来るし、いろんな電話がくる。

例えば

・市役所近くにある○○銀行に何度電話してもつながらないのよ!という電話。(市役所関係ないし!)
 電話切れちゃうからかけなおしてよーといわれるもその後すぐ切れる。

・検事さんと面会したいんだけど、という方→トリビュナルへご案内

・まさかの学生の団体が「市役所にある○○を探せ!」みたいなアクティビティをしにくる
 質問されるもわからず、結局自分たちで見つけてた(笑)

・違法駐車のせいで車が出れなくなった女性→警察に電話

・探偵のたまご?が研修中で質問したいとか言ってくる→私には無理。来週なら受付担当いるよと伝える

・ホームレスの人が泊まれる場所を探して訪れる→近くの救済施設を紹介


まー学ぶことがたっぷりありましたわ。

普段から「こういう時はどこに問い合わせたらいいんだろう?」っていうのを意識していたら

もっとスムーズに対応できたかなーという後悔。


あまりにも電話対応ばかりだったので、電話恐怖症は良くなったかな?

ただ仕事では躊躇も一切なく平気で電話できるのに、プライベートだとね。

甘えが出るよね。


うーん、フランスでフランス人のように働くにはまだまだ課題がいっぱいだっ!!

次、どんな仕事ができるかわからないけれど、

読み書きが苦手という点は必ず足枷になるので

早めに改善しないとなー。





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