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2019年11月11日
「ターミネーター:ニュー・フェイト」見てきました
映画のシリーズは長く続くと例外なくカルト化していく。「スタートレック」を筆頭に「スターウォーズ」「ハリーポッター」などなど、シリーズを知るからこそ来る面白みは、同時に途中から参戦してくるファンを拒否するかのような作りになってしまうのは仕方のない事かもしれません。

かくしてこの「ターミネーター」シリーズも例外にもれず、映画館に来てたのはオッサン率が異常に高かったのが印象的でした。





普通、ここで簡単なあらすじを書いて導入とするのですが…今回は一切ナシ。というのも、私自身オープニングでちょっとショックな入り方をしたんで、それを前提としたその後の展開を書くのはやめておきます。まぁ、今回はリンダ・ハミルトンがシリーズに復帰と同時に私好みの美少年だったものの、見る影もなくなったエドワード・ファーロングは…?って話で(笑)。出演の噂はあったのですが、チョイ役でも出てたっけ?

ちょこっとだけ書くとしたら…「エイリアン3」の出だしで「エイリアン2」の感動のエンディングをぶち壊して始まった感覚に似てるってとこかな?

それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】にはいります。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。

【感想:Start】

今回、「ターミネーター2の正当な続編」と銘打っている時点で「…3」以降が失敗したって言ってるも同然。しかも無理やりターミネーター2の続編っぽく軌道修正しようとした「ターミネーター:新起動/ジェニシス」のスタンスに至っては何だったんだ?って感じ(笑)。

確かにシリーズを通して誰が見ても「…3」は完全に失敗作でしたし、完全にネームバリューだけで映画作りをしていたシリーズの謗りを受けても仕方ないでしょう。そして残念ながら本作もオープニングからサラ・コナー登場の辺りまで、完全にターミネーター2の焼き直しって感じでしたし、この映画単体での評価が非常に難しい出来でした。

まぁ、ストーリーにはあまり触れずに書くとして、それでもサラ・コナーに感情移入して彼女の人生を想像してみると、本当に終わりのない戦いを続けてきた、そして最後は(ちょいネタバレ)ジョンに対して行おうとし叶わなかった戦士としての教育をダニーに行う決意と、そして幼い頃のグレースを目にした時の思いを考えると、あまりにも重いというか…。

とは言え、やっぱりタイムリープ系のお話ですし、ご都合主義なカール(?)の心変わりやらはちょっと辟易としましたが、やっぱりネームバリュー頼りの映画を支えちゃってるんでしょうねぇ、私みたいな人間が。

う〜ん…はっきり言ってストーリーに触れないことを割り引いても、ここに書くことが思った以上に少ないって事がこの映画に対する評価の全てでしょうねぇ。70点くらいかなぁ…。

【感想:End】

最後に。これまた同窓会っぽい懐古主義的な映画ですが「ドクター・スリープ」は見に行きたい。私が中学のころに見に行った「シャイニング」の40年後を描いたってところで、こちらも前作の董襲ってのが目に見えていますが、当時はあまり「怖い」という感覚はなかったものの精神的にやられていたらしく極端に食欲が落ちたのを覚えています。

その頃に比べてイロイロと擦れて来たし、どうしてもスケールダウンしてしまうんでしょうが…あっ、やっぱりネームバリューで安易なリメイクなり続編を支える層になってるわ!




ターミネーター:ニュー・フェイト|映画情報のぴあ映画生活


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