とりあえずサブタイトルを「さらばSAWシリーズ」とでもしましょうか。

　ココのところサボリがちだったので今日は2本立て。本来なら11月中に見に行きたかった映画ですが、とうとう12月になってやっと見た映画。しかし内容については･･･恒例の【感想：Start】〜【感想：End】にネタバレの恐れがありますんでご注意を。

【感想：Start】

　えぇ〜っと･･･何と言っていいでしょうか、結論から言ってオススメの映画とは言えません。あくまでも個人的な意見ですが、シリーズモノってそれぞれを完全に単体で見て面白いようだったら単に看板だけを借りた単発モノ、かと言ってシリーズ全部を見ていないと分からないようだとこれはカルト映画。そしてSAWシリーズは“完璧な”カルト映画に成り下がってしまいました。

　かつて「ツインピークス」が迷走し、結末を迎える前にソッポを向かれたように、私もそろそろ「SAWシリーズ」から脱落しそうです。

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　確かに話は若干軌道修正されそうに感じた部分はありましたが、やっぱり「残虐ゲーム」を羅列しただけの「SAW4」と大差なく、一つ一つのゲームに要求される決断と覚悟、絶望の中から大きな犠牲を払い「生」を勝ち取るための強靭な精神力を試すはずのゲームが、ただ淡々と繰り広げられるだけで観ているほうも「ふぅ〜ん、どうせクリアするんでしょ？」って感じでこちらも淡々と流してしまいました。

　結局、上映時間が終わったから映画も終わったって感じ。余韻も何もなく、単に次なる「SAW6」に繋げただけの映画と評したらいいでしょうか。

　「SAW4」の感想で書こうとしかかってやめた表現がありますが、今回は書きましょう。「SAW5」が作られたことで「SAW2」〜「･･･4」をひっくるめて駄作（ってか、蛇足）になっちゃったって様に思えます。そして「･･･6」が出来たとして、「SAW」まで悪影響を受けないか？と。

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【感想：End】

　一部の「SAWファン」は「･･･5」を評価している人もいますが、（シリーズの）延命のための謎作りかと思える内容は、いただけません。人間の心理にウィエイトを置いた「SAW」で感じた（絶望を味わうための）「感情移入」が出来ないシリーズ作品は「看板を借りただけの･･･」って表現が的確なのでは？

　ちょっと厳しいかな？

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