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2019年01月27日
「めんたいぴりり」見てきました
親父の通院&診察時間を使っての鑑賞。時間帯が合う映画の中から選んだこの作品ですが、福岡県民で博多の人間じゃない私のホームディシジョンで「あり」でした。序盤から「博多版・松竹新喜劇」にお金を払う価値があるのか?って雰囲気から出演者の独特の個性を許容したあたりから入り込んでいきました。

ちょうとこの映画の中で明太子は最初、不味い、辛いなどと酷評されますがやがて博多を代表する食べ物になっていきます。そしてこの映画自体、そんな感じかな?





戦後、大陸から引き揚げてきた海の一家は中洲に食料品店"ふくのや"を構え、釜山で食べた思い出の惣菜、明太子を博多の名物にしようと奮闘する。しかしバカが付くほどのお人好しの店主、俊之は商売としてはなかなか軌道に乗らず、家族や従業員に苦労を掛け続ける。

それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】にはいります。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。

【感想:StartEnd】

この「めんたいぴりり」、福岡では舞台やドラマにもなりましたが、華丸さんのクセの強い演技に冒頭で席を立ちそうになりました(笑)。対して奥さん役の富田靖子や従業員の演技は無難な感じで余計に華丸さんの演技が目立ってしまう。そしてトドメが子役の女の子。門脇麦の子供のころかと思った(笑)。

しかし博多の人間にとっての“あるある”に乗っかりながらストーリーを追っていくと徐々に華丸さんの演技も入ってきましたし、相方の大吉さんが無理のある登場をしながらもその安定したやり取りを受け、気が付けば「めんたいぴりり・ワールド」に入り込みました。

そしてヤバかったのが所々で入り込む“これぞ映画”って感じの戦争シーンでのシリアスな話が、コミカルな俊之の明太子に懸ける執念の源を知りますが、この落差にはやられます。

で、よくよく考えるとこの映画も実話をもとにしたものではありますが、これと言った教訓めいたものもないまま身近な人情噺でしたので、こちらとしてもストーリーに過剰な期待が無かった、言い換えると妙な先読みとあるべき結末を要求しなかったから受け入れられたんでしょうねぇ。

まぁ、福岡県民以外にどれだけ受ける話か?って疑問もありますが、「良い映画」と思います。

【感想:End】

最後に。年末年始でお金を使いすぎたか、カードの支払いで結構苦しい(笑)。いやいや、昨年末に車の修理とメガネを新調したんですが、この先に車の保険料が…。

しばらく金欠が続くなぁ…。




めんたいぴりり|映画情報のぴあ映画生活

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