2018年02月08日
「デトロイト」見てきました
本日、所用で仕事が休みで空き時間を使い見に行ってきました。結論から書いてしまいますが、あらゆる意味で重い映画でしたが、社会的な内容とか暴力的表現をもって「重い」と言っているわけではありません。正直言って相性ってのもあるでしょうが…私はあまり合いませんでした。
1967年アメリカのデトロイトで起きた黒人による暴動事件に端を発し、黒人に対して白人警官が銃を発砲した事件を題材にしたこの映画。厳戒態勢の中、黒人による白人警官に対する不満から質の悪いいたずらで事件が大きくなっるストーリーですが…個人的には何とも言えない内容。
これ、以前にも何本かの映画でも表現した「批判を受け付けない」タイプの映画で、某映画紹介サイトでも絶賛したり他人事ではないなどの書き方をしている人を多く見かけます。これ、「いやいや、他人事ですが」と書こうものなら意識が低いとか言われそうですが、これこそが「批判を…」とカテゴライズしてしまう所以。いや、このような事実があったことを映像化して残すってことは評価していますが、映画としてはどうなのか?って考えると「重い」って書いてしまいましたが…
前置きが長くなりましたが、ここで恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。
【感想:Start】
このネタバレ注意の個所では承知の上で読んでるんでしょうからちょっと辛口になりますが、とにかく長すぎる。ちょっと冗長すぎるシーンには少々辟易としてしまう。同時にストーリーに入っていけない。
この映画では白人警官に不満を持つ酔っ払った黒人が、おもちゃの銃を鳴らして脅かします。これを受けて乗り込んだ警察官が捜査に乗り込み、治安維持のための軍隊を連れて狙撃手と拳銃を探します。捜査対象はモーテルで容疑者はモーテルの滞在者。
これ、おもちゃの銃を鳴らした張本人が早々に射殺され、そのくせその場にいた人間は誰もいたずらだったことを口にしない。おかげで次々と警官に暴行を受けたり発砲されたりするんですが…この辺りが感情移入できないところ。警官も容疑者側も"まったく"理論的ではない所は映画の演出か、それとも事実なのか。
その理不尽な状況も警官の悪辣さを強調するシーンなのかもしれませんが、こちらとしてはイライラするばかりで暴力的なシーンがダラダラと流れるだけ。映画の終盤、法廷のシーンで盛り返したものの、それであれば暴行シーンは長く感じた。
そして繰り返しになりますが、共感できるところが少ない。映画でストーリーに入り込めるかどうかって点で、例えSF映画であっても自分がそのシチュエーションにあった場合は?と置き換えて見たりもしますが、この映画のどの登場人物の目線で見るかも定まらないまま映画が終わりました。
ゆえに傍観した目線で単に楽しむ目的の映画鑑賞が黒人暴動の事件の史実で「学習」を強要されたような感じ。そしてこのような感想を述べると"意識の高い人"からお叱りを受けるでしょうね。そんな事も含め、「批判を受け付けない」と評し、「重い」と表現したわけです。
いや、実話を基にした映画は苦手…って以前にも書いたか(笑)。懲りないなぁ…。
【感想:End】
最後に。見たい映画が一気に押し寄せてきてどうしようかと悩んでいる。これを言ったら元も子もないが、時間的に「デトロイト」と「スリー・ビルボード」のどちらか悩んだのですが、「スリー…」だったら続けて「不能犯」も見られてのになぁ。
そう考えると今回のチョイスは失敗。ただ、今日のタイミングで見なけりゃ「デトロイト」は見ないだろうと思ったチョイスしたんですが、やっぱり批判したとしても見てからじゃないと(笑)。この先、「シェイプ・オブ・ウォーター」がちょっと気になるんで仮押さえ。
あと、「マンハント」はクソ映画臭がしてちょっと見に行きたくなる(笑)。
1967年アメリカのデトロイトで起きた黒人による暴動事件に端を発し、黒人に対して白人警官が銃を発砲した事件を題材にしたこの映画。厳戒態勢の中、黒人による白人警官に対する不満から質の悪いいたずらで事件が大きくなっるストーリーですが…個人的には何とも言えない内容。
これ、以前にも何本かの映画でも表現した「批判を受け付けない」タイプの映画で、某映画紹介サイトでも絶賛したり他人事ではないなどの書き方をしている人を多く見かけます。これ、「いやいや、他人事ですが」と書こうものなら意識が低いとか言われそうですが、これこそが「批判を…」とカテゴライズしてしまう所以。いや、このような事実があったことを映像化して残すってことは評価していますが、映画としてはどうなのか?って考えると「重い」って書いてしまいましたが…
前置きが長くなりましたが、ここで恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。
【感想:Start】
このネタバレ注意の個所では承知の上で読んでるんでしょうからちょっと辛口になりますが、とにかく長すぎる。ちょっと冗長すぎるシーンには少々辟易としてしまう。同時にストーリーに入っていけない。
この映画では白人警官に不満を持つ酔っ払った黒人が、おもちゃの銃を鳴らして脅かします。これを受けて乗り込んだ警察官が捜査に乗り込み、治安維持のための軍隊を連れて狙撃手と拳銃を探します。捜査対象はモーテルで容疑者はモーテルの滞在者。
これ、おもちゃの銃を鳴らした張本人が早々に射殺され、そのくせその場にいた人間は誰もいたずらだったことを口にしない。おかげで次々と警官に暴行を受けたり発砲されたりするんですが…この辺りが感情移入できないところ。警官も容疑者側も"まったく"理論的ではない所は映画の演出か、それとも事実なのか。
その理不尽な状況も警官の悪辣さを強調するシーンなのかもしれませんが、こちらとしてはイライラするばかりで暴力的なシーンがダラダラと流れるだけ。映画の終盤、法廷のシーンで盛り返したものの、それであれば暴行シーンは長く感じた。
そして繰り返しになりますが、共感できるところが少ない。映画でストーリーに入り込めるかどうかって点で、例えSF映画であっても自分がそのシチュエーションにあった場合は?と置き換えて見たりもしますが、この映画のどの登場人物の目線で見るかも定まらないまま映画が終わりました。
ゆえに傍観した目線で単に楽しむ目的の映画鑑賞が黒人暴動の事件の史実で「学習」を強要されたような感じ。そしてこのような感想を述べると"意識の高い人"からお叱りを受けるでしょうね。そんな事も含め、「批判を受け付けない」と評し、「重い」と表現したわけです。
いや、実話を基にした映画は苦手…って以前にも書いたか(笑)。懲りないなぁ…。
【感想:End】
最後に。見たい映画が一気に押し寄せてきてどうしようかと悩んでいる。これを言ったら元も子もないが、時間的に「デトロイト」と「スリー・ビルボード」のどちらか悩んだのですが、「スリー…」だったら続けて「不能犯」も見られてのになぁ。
そう考えると今回のチョイスは失敗。ただ、今日のタイミングで見なけりゃ「デトロイト」は見ないだろうと思ったチョイスしたんですが、やっぱり批判したとしても見てからじゃないと(笑)。この先、「シェイプ・オブ・ウォーター」がちょっと気になるんで仮押さえ。
あと、「マンハント」はクソ映画臭がしてちょっと見に行きたくなる(笑)。
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>ある意味ヒキョウな作り方ですよねー。
微妙に言葉を避けてましたが、これです。ヒキョウです(笑)。
>どこをとっても「正しい」映画だったんで文句つけにくかったのを覚えてます。
過去にも「アメリカンスナイパー」とか「それでも夜は明ける」とかで、実話の映画かに多いのですが社会派っぽい映画とかアカデミー賞受賞作品を堂々と「つまらない」って言えるブログでありたいです。
ホント、映画は娯楽で見に行くんですから、そのお金に見合ったと感じたなら誉めればいいし、そうでなければ貶せばいい。それで良いでしょうね。
最近ではワンダーウーマンですかね。「強い女性がマイノリティと一緒に官僚機構やナチスに挑む。最後に白人男性は死ぬ」という、どこをとっても「正しい」映画だったんで文句つけにくかったのを覚えてます。