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2014年09月08日
「フライト・ゲーム」見てきました
 昨日の事になってしまいましたが、「フライト・ゲーム」を見てきました。すでに一つの分野となりつつある飛行機を舞台とした密室の中でのサスペンス映画。このシチュエーションで自動的にいろいろな制限事項などを観客に説明する必要のない便利さで言えばゾンビ映画なんかと一緒かな?(笑)





 連邦保安官のビル・マークスが警備を任される飛行機で、1億5千万ドルを要求する脅迫メールが彼の元に届く。要求に応えなければ20分ごとに一人、乗客を殺害すると言うものであり、お約束通り脅しではない事を死体が証明していく…って展開。

 やがてマークス自身がハイジャック犯に仕立て上げられ、さらには言い逃れできない状況に陥る。乗客全員が容疑者であると同時に、乗客はマークスを敵と認定し始める。それは完全に犯人の思惑通りでもあり…

 それでは今日も【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。今回はこの間にガッツリとネタバレがありますのでご注意を。

【感想:Start】

 この映画、CMで犯人正解率が3.7%とかやってるけど、私から見ても犯人は意外なものでした。ってか、本当にノーマークって程もないし、意外と言うほどでもない登場人物が犯人であることが意外でした。これが逆に新鮮かもしれません(笑)。

 映画の内容ですが、犯人を捜そうとするマークスの必死さが裏目に出て窮地に陥る流れや、機内の乗客の善意がどちらの方向(マークスの味方になるか敵になるか)に向かうかなど、なかなか見ごたえがありました。特に序盤、マークス自身がハイジャック犯ではないか?と疑われた場合、言い逃れができない状況を作ってしまう流れなどは良く出来ていると思いましたが…


 ただ、これってかなり矛盾と言うか回収しきれていない謎が残ってて釈然としない部分が残る。最初の殺人は犯人の予告した時間に起きる様にできたのか?二人目の殺害は誰にも見つからずに"あの場所"に入っていったのか?マークスがトイレでタバコを吸っていることを(予測していたとすれば話は別ですが)なぜ知っていたのか?などなど。

 もちろん、すべての謎や伏線を回収しなければ納得できないと言う訳ではありませんが、それらをヒントに犯人を推理して見ていた側から言えば、「なるほど!」ってつながるであろうと期待していた謎を置き去りにされるとちょっと残念。


 それでも結果は分かっているとは言え、着陸のシーンでは手に汗を握ってしまいましたし、映画終わりの余韻もちょうどいいくらいの長さ。前述の不満点がなければもっと評価を高くしても良い映画ですが、合格点を満たしただけで終わったって感じ。

 いや、悪い映画じゃないんで見て損はありませんが、過度の期待はしない方が良いかな?と言うレベルです。

【感想:End】

 最後に。この先注目の作品として(ちょっとあざといけど)「NY心霊捜査官」かな?実際、犯人が「人ならざる者」ってだけで、超能力で犯人を捜すってネタじゃなさそうだけど、「R18+」ってところがミソ。

 とは言え、現在は勤務場所がへき地になっているんで、会社の帰りに見に行くってのもできないし、土日に自宅最寄りの映画館でやってなきゃ見逃しそうだなぁ。




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