2013年09月02日
「マン・オブ・スティール」見てきました
昨日の映画鑑賞ダブルヘッダー、2作目はこちら。まぁ、時間的なものも含め消去法って感じもありますが、とりあえず注目作品なんで選んでみました。が、別にへそ曲がりと言う訳ではありませんが、個人的にはちょっといただけない部分がありまして、若干評価が下がってしまいました。
単純なヒーローものではないこの作品、じっくりと味わえばすごく深みのあるストーリー。そしてそれを引き立てるのが豪華すぎる出演者。ラッセル・クロウにダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、そしてケヴィン・コスナー…って(笑)。
とりあえずこれから先は【感想:Start】〜【感想:End】で。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。
【感想:Start】
この映画、確かに前評判通り単純なヒーローものにはない苦悩などが描かれています。スーパーマンは初めからスーパーマンだったわけでなく、育ての親の厳しくも優しい姿勢が作り上げたものでした。特殊な能力を持ったケントがその特異性ゆえに虐められ、それでも反撃しない子に育てるって親子の絆が強くないと。そして、それに負けないくらいに立派な実の親、ジョー・エル。
この組み合わせがあってこそ、虐めっ子や乱暴者にならずに成長したわけですが…スーパーマンの出身地、クリプトン星の生き残りが彼を探し求め地球にやってきてから話がヘンになってきます。
クリプトンの崩壊を阻止すべく、ゾット将軍は反乱を起こすが失敗、幽閉されます。しかし、クリプトン星崩壊をきっかけに脱出に成功、反乱に協力しなかったエルに対する復讐とクリプトン星再興の礎にするべく地球にやってきます。
そこで観客側が求めるもの、それは「スーパーマンがいてくれたおかげで地球が助かった」と言う流れで、「スーパーマンさえいなければ危険にさらされなかった」と言うものではありません。つまり、ゾット将軍はスーパーマンへの復讐のために地球にきたが、そうでなくても(明確に)クリプトン星を再建するための材料(?)に使うという姿勢を見せなければなりません。
しかし、どう考えてもスーパーマンが厄介者にしか思えず、敵を倒したとしてもそれと引き換えにどれだけビルを崩壊させたか。同時にどれだけの人的、経済的被害が出たか。終盤、博物館(?)で親子連れの家族を手にかけようとするゾット将軍を倒し、家族を助けられてと同時に同じ星の仲間を殺したことからか叫び声をあげるスーパーマン。くりかえしますが、それ以前のビル崩壊で何人の人間を殺してるんだ?
この映画、上映時間が2時間23分ですが、そのゾット将軍との戦いが長すぎるし戦闘による破壊が多すぎる。3D上映で見ましたが悪酔いしそう。20分は短くできたはず。この冗長でやりすぎな戦闘シーンと一面的な正義がマイナスポイント。
もっとも、一面的な…をマイナスにしときながら矛盾したことを書きますが、そもそもクリプトン星では各職業に合わせて“設計”された遺伝子を持つ子供を人工的に生産しています。その中で数世紀ぶりに自然分娩で生まれたのが主人公。つまり、ゾット将軍はクリプトン星を守るための軍人として生まれ、それ以外の選択肢がなかった故に反乱まで起こし、地球を破壊してクリプトン星を再興しようとした。それに対し、スーパーマンは遺伝子の呪縛がなく、だからこそ教育で(地球人にとっての)正義を守ることを選んだ。この両面は描かれていましたが…やっぱり最後は負けたゾット将軍は「悪」で終わりですか(笑)。
まぁ、ラストを見れば確実に続編ができそうですが、見に行かないだろうなぁ。
【感想:End】
最後に。戦闘(格闘)シーンはけっこう斬新で楽しめましたが、やっぱり長すぎ。途中、睡魔が襲いましたが…もしかしたら「ガッチャマン」を見た疲れが出たのかも(笑)。
次は「キャプテン・ハーロック」かな?
単純なヒーローものではないこの作品、じっくりと味わえばすごく深みのあるストーリー。そしてそれを引き立てるのが豪華すぎる出演者。ラッセル・クロウにダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、そしてケヴィン・コスナー…って(笑)。
とりあえずこれから先は【感想:Start】〜【感想:End】で。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。
【感想:Start】
この映画、確かに前評判通り単純なヒーローものにはない苦悩などが描かれています。スーパーマンは初めからスーパーマンだったわけでなく、育ての親の厳しくも優しい姿勢が作り上げたものでした。特殊な能力を持ったケントがその特異性ゆえに虐められ、それでも反撃しない子に育てるって親子の絆が強くないと。そして、それに負けないくらいに立派な実の親、ジョー・エル。
この組み合わせがあってこそ、虐めっ子や乱暴者にならずに成長したわけですが…スーパーマンの出身地、クリプトン星の生き残りが彼を探し求め地球にやってきてから話がヘンになってきます。
クリプトンの崩壊を阻止すべく、ゾット将軍は反乱を起こすが失敗、幽閉されます。しかし、クリプトン星崩壊をきっかけに脱出に成功、反乱に協力しなかったエルに対する復讐とクリプトン星再興の礎にするべく地球にやってきます。
そこで観客側が求めるもの、それは「スーパーマンがいてくれたおかげで地球が助かった」と言う流れで、「スーパーマンさえいなければ危険にさらされなかった」と言うものではありません。つまり、ゾット将軍はスーパーマンへの復讐のために地球にきたが、そうでなくても(明確に)クリプトン星を再建するための材料(?)に使うという姿勢を見せなければなりません。
しかし、どう考えてもスーパーマンが厄介者にしか思えず、敵を倒したとしてもそれと引き換えにどれだけビルを崩壊させたか。同時にどれだけの人的、経済的被害が出たか。終盤、博物館(?)で親子連れの家族を手にかけようとするゾット将軍を倒し、家族を助けられてと同時に同じ星の仲間を殺したことからか叫び声をあげるスーパーマン。くりかえしますが、それ以前のビル崩壊で何人の人間を殺してるんだ?
この映画、上映時間が2時間23分ですが、そのゾット将軍との戦いが長すぎるし戦闘による破壊が多すぎる。3D上映で見ましたが悪酔いしそう。20分は短くできたはず。この冗長でやりすぎな戦闘シーンと一面的な正義がマイナスポイント。
もっとも、一面的な…をマイナスにしときながら矛盾したことを書きますが、そもそもクリプトン星では各職業に合わせて“設計”された遺伝子を持つ子供を人工的に生産しています。その中で数世紀ぶりに自然分娩で生まれたのが主人公。つまり、ゾット将軍はクリプトン星を守るための軍人として生まれ、それ以外の選択肢がなかった故に反乱まで起こし、地球を破壊してクリプトン星を再興しようとした。それに対し、スーパーマンは遺伝子の呪縛がなく、だからこそ教育で(地球人にとっての)正義を守ることを選んだ。この両面は描かれていましたが…やっぱり最後は負けたゾット将軍は「悪」で終わりですか(笑)。
まぁ、ラストを見れば確実に続編ができそうですが、見に行かないだろうなぁ。
【感想:End】
最後に。戦闘(格闘)シーンはけっこう斬新で楽しめましたが、やっぱり長すぎ。途中、睡魔が襲いましたが…もしかしたら「ガッチャマン」を見た疲れが出たのかも(笑)。
次は「キャプテン・ハーロック」かな?
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