2013年01月27日
「LOOPER/ルーパー」見てきました
本日、やっと今年2本目の映画を見てきました。(続けて3本目も見ましたが)
今日は予告編から気になっていたこの映画。いわゆるタイムトラベルものですが、どうしても生じる「タイムパラドックス」がどう処理されるか。それを上手く描ければ名作になりますが、失敗るするとかなりしらけてしまう危険なもの。はたしてこの映画は・・・?
未来から送られてきた人物を殺し、死体を処理する事により報酬を受け取る「LOOPER」たち。彼らのその刹那的な生き方や設定など、なかなか見所がありましたが・・・今回も恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にガッツリとネタバレがありますんでご注意を。
【感想:Start】
主人公のジョーがやっている「LOOPER」と言う仕事、人を殺しても死体の処理が困難なほどに操作レベルがアップした未来で人が殺せないんで過去に送りつけ、その時代で処理をすると言う仕組み。未来の犯罪組織は過去の殺し屋達と契約を結びます。
報酬はターゲットの体に巻きつけられた銀の延べ棒。そして30年後には自分自身が過去に送られ、自分自身に殺されることを前提として契約するのですが、その時は金の延べ棒が巻き付けられている。つまり、死体を処理する前に報酬を確認した時点で「銀」か「金」か、緊張しながら確認するんでしょうが・・・すでにその覚悟で契約する割りに、他のLOOPERたちもけっこう往生際が悪い(笑)。
予告編を見た時点でこのルールを知らなかったのですが、契約の内容を知ったら「未来の自分が送られてきた」事に対する絶望感ってのも薄らいじゃうなぁ。ここはもっと絶望感があっても良い所だったのに。
で、そこで冷静になってくると、別に「未来の自分を送り込む」って契約を明かさなくても良いのに。ってか、過去に送るなら30年前なんてケチな事言わずに数千年前に送るとか、(場所の移動も伴うみたいなので)30秒前でも構わないから太平洋の真ん中に手足を縛って送ると言うのも犯罪組織の目的は達成できるはず。更に言えば殺してしまって死体だけ送っても良いはず。もうちょっとLOOPERなる存在が必要な理由が欲しかった。
で、主人公が素直に運命を受け入れずに(過去に戻ってから)逃げ出した理由。彼が過去に送られる日を迎えるとき、彼を拉致しようとした犯罪組織に彼の妻が殺されてしまいます。それを阻止すべく、その犯罪組織のボスを子供のうちに殺そうと・・・って、未来じゃ死体の処理が難しかったんじゃなかったの?
それから未来から送られてきたLOOPERが逃げ出す事例について「今月に入って2回目」「あと2回あるぞ!」と言うようなセリフがありましたが、これで完全に時間的な流れが崩壊してしまいます。それってパラレルワールド的な未来じゃない世界観になってしまうし。
序盤の逃亡したLOOPERの指が消え、徐々に酷い状態になりながら指定された場所に移動するシーンや、未来の犯罪組織のボスがなぜ短期間にのし上がったか、そして未来の組織と現代の人々の関係など、なかなか味わい深いところもありましたが、もうちょっと設定をいい加減にした方が逆に矛盾が目立たなかったんじゃないかと感じましたが、まずまず合格点の映画だと思います。
【感想:End】
最後に。今日、隣の席に3人組の親子が座っていましたが、私から遠い端に座っていた親父と思われる人物の携帯が鳴り始めた。メールの受信だったのか、ご丁寧に携帯を開いて内容のチェックまで始めたんでキレそうになったのですが、今に終わるだろうとガマン。
しかし、ちょっとしてまた携帯が鳴り、今度は家族でメールの回し読みを始めた。私の隣に座る母親と思しきオバさんが携帯を手にしたタイミングでさすがに注意しました。「携帯、切っていただけませんか!?」と。すると「スミマセン」と言いながらもメールを読み続ける・・・。
先日も車内で携帯を使ってたオッサンを注意した時と同じ反応でしたが、(なるべく口汚い言葉は使いたくないが)こう言う連中、永遠に呪われればいいのに。
今日は予告編から気になっていたこの映画。いわゆるタイムトラベルものですが、どうしても生じる「タイムパラドックス」がどう処理されるか。それを上手く描ければ名作になりますが、失敗るするとかなりしらけてしまう危険なもの。はたしてこの映画は・・・?
未来から送られてきた人物を殺し、死体を処理する事により報酬を受け取る「LOOPER」たち。彼らのその刹那的な生き方や設定など、なかなか見所がありましたが・・・今回も恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にガッツリとネタバレがありますんでご注意を。
【感想:Start】
主人公のジョーがやっている「LOOPER」と言う仕事、人を殺しても死体の処理が困難なほどに操作レベルがアップした未来で人が殺せないんで過去に送りつけ、その時代で処理をすると言う仕組み。未来の犯罪組織は過去の殺し屋達と契約を結びます。
報酬はターゲットの体に巻きつけられた銀の延べ棒。そして30年後には自分自身が過去に送られ、自分自身に殺されることを前提として契約するのですが、その時は金の延べ棒が巻き付けられている。つまり、死体を処理する前に報酬を確認した時点で「銀」か「金」か、緊張しながら確認するんでしょうが・・・すでにその覚悟で契約する割りに、他のLOOPERたちもけっこう往生際が悪い(笑)。
予告編を見た時点でこのルールを知らなかったのですが、契約の内容を知ったら「未来の自分が送られてきた」事に対する絶望感ってのも薄らいじゃうなぁ。ここはもっと絶望感があっても良い所だったのに。
で、そこで冷静になってくると、別に「未来の自分を送り込む」って契約を明かさなくても良いのに。ってか、過去に送るなら30年前なんてケチな事言わずに数千年前に送るとか、(場所の移動も伴うみたいなので)30秒前でも構わないから太平洋の真ん中に手足を縛って送ると言うのも犯罪組織の目的は達成できるはず。更に言えば殺してしまって死体だけ送っても良いはず。もうちょっとLOOPERなる存在が必要な理由が欲しかった。
で、主人公が素直に運命を受け入れずに(過去に戻ってから)逃げ出した理由。彼が過去に送られる日を迎えるとき、彼を拉致しようとした犯罪組織に彼の妻が殺されてしまいます。それを阻止すべく、その犯罪組織のボスを子供のうちに殺そうと・・・って、未来じゃ死体の処理が難しかったんじゃなかったの?
それから未来から送られてきたLOOPERが逃げ出す事例について「今月に入って2回目」「あと2回あるぞ!」と言うようなセリフがありましたが、これで完全に時間的な流れが崩壊してしまいます。それってパラレルワールド的な未来じゃない世界観になってしまうし。
序盤の逃亡したLOOPERの指が消え、徐々に酷い状態になりながら指定された場所に移動するシーンや、未来の犯罪組織のボスがなぜ短期間にのし上がったか、そして未来の組織と現代の人々の関係など、なかなか味わい深いところもありましたが、もうちょっと設定をいい加減にした方が逆に矛盾が目立たなかったんじゃないかと感じましたが、まずまず合格点の映画だと思います。
【感想:End】
最後に。今日、隣の席に3人組の親子が座っていましたが、私から遠い端に座っていた親父と思われる人物の携帯が鳴り始めた。メールの受信だったのか、ご丁寧に携帯を開いて内容のチェックまで始めたんでキレそうになったのですが、今に終わるだろうとガマン。
しかし、ちょっとしてまた携帯が鳴り、今度は家族でメールの回し読みを始めた。私の隣に座る母親と思しきオバさんが携帯を手にしたタイミングでさすがに注意しました。「携帯、切っていただけませんか!?」と。すると「スミマセン」と言いながらもメールを読み続ける・・・。
先日も車内で携帯を使ってたオッサンを注意した時と同じ反応でしたが、(なるべく口汚い言葉は使いたくないが)こう言う連中、永遠に呪われればいいのに。
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