2012年06月13日
「ミッドナイト・イン・パリ」見てきました
先週末の金曜、健康診断後の空いた時間を利用して急遽見る事にしたこの映画、例えるなら杏仁豆腐の様な感じの映画でした。ガッツリとした歯ごたえと腹持ちのするステーキの様な映画でなく、激辛のスパイシーなカレーの様な映画でなく、病み付きになるコッテリとしたラーメンの様な映画でもなく・・・口に甘く広がり、消えていき、腹が太るわけでもないが余韻を残すという様な。
今回も何となく評判だけは聞いた程度で見に行ったのですが、予備知識なしで見に行って正解。って、実は予告編も見てなかったんですが(笑)。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】で。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。
【感想:Start】
お互いに愛し合いながらも、婚約者のイネズと微妙な価値観のズレを抱えたままのギル。
売れっ子脚本家として成功しているものの、小説家を目指す彼にとって創作意欲を書きたてられるパリは夢の街であるが、その事に理解を示さないイネズ。
そんな彼女とその両親らと共にパリに長期滞在するするが、ホテルで一緒にいる間は居心地が悪いだけ。さらには彼女の旧友で憧れだった鼻を突く知識人が現れるもんだから、なおの事。そこを抜け出し酔い覚ましに深夜のパリをぶらつくと、一台のクラッシックカーに誘われ、そのままパリの芸術の黄金期である1920年代にタイムスリップする。
まぁ、ありきたりなストーリーではありますが、「異人たちとの夏」って映画をもじって「偉人たちとのパリ」って感じ。まだ駆け出しでもない小説家のギルにとって、雲の上どころか神々と過ごす深夜のパリは人生最高の時間。
2010年の世界ではイネズに勧められるも、前述の知識人はおろか誰にも小説の下書きを見せなかったギルも、自ら望んでガートルード・スタインやヘミングウェイに査読を依頼する。曰く、信頼できる人にアドバイスが欲しいとの事でしたが、どうやら(小説と言う点においては)彼女も信頼に値しなかった様子。
やがて1920年代で恋に落ちるギルだが、そこで恋の相手であるアドリアナは自分の生きる時代を黄金期と言われても納得できず、その時代から更に同じようにタイムスリップしたロートレックらの時代で生きることを選ぶ。しかし、彼らにしてもルネッサンス期に憧れていたであろう事を感じたギルは、自分の時代に戻る。
婚約を解消し、一人パリに残るギル。しかし、そこで知り合うアンティークショップの女性と恋に落ち・・・で映画は終了。その後、ギルはまたあの時代に行くことは出来たのだろうか?推敲してもらった小説はどうだったろうか?彼らの助力なしでも新たな作品が生み出せるようになっただろうか?
いくつもの気になるポイントを残しながら、フッと消えるように終わるエンディング。最近はあまり見ないタイプのそれに、心地良さを感じました。映画全体を通してもユーモアにあふれた表現もあり、楽しめた作品。チャンスがあれば見に行くことをオススメします。
【感想:End】
最後に。東京での最終日、ホテルを出て新幹線の時間までの空き時間に映画を見ようと思いましたが、時間が合うのが「外事警察」だけ。これ、広島でもやってるし、他を探しているうちに「外事・・・」もタイムアウト。
どうも、この流れだと微妙にこの映画をスルーする様な予感。これ、去年の「プリンセス・トヨトミ」の時と同じだが、アレに関しては正解だったが(笑)。
PS)これを書いていた時点では未見でしたが、月曜に「外事…」は見てきました。明日はこれで。
・ミッドナイト・イン・パリ@ぴあ映画生活
{a8.net http://redirect.shoppingfeed.jp/kaiga.lo/redirects/?pid=2300&icd=AlmaTT}{a8.net http://books.livedoor.com/item/1064820}
今回も何となく評判だけは聞いた程度で見に行ったのですが、予備知識なしで見に行って正解。って、実は予告編も見てなかったんですが(笑)。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】で。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。
【感想:Start】
お互いに愛し合いながらも、婚約者のイネズと微妙な価値観のズレを抱えたままのギル。
売れっ子脚本家として成功しているものの、小説家を目指す彼にとって創作意欲を書きたてられるパリは夢の街であるが、その事に理解を示さないイネズ。
そんな彼女とその両親らと共にパリに長期滞在するするが、ホテルで一緒にいる間は居心地が悪いだけ。さらには彼女の旧友で憧れだった鼻を突く知識人が現れるもんだから、なおの事。そこを抜け出し酔い覚ましに深夜のパリをぶらつくと、一台のクラッシックカーに誘われ、そのままパリの芸術の黄金期である1920年代にタイムスリップする。
まぁ、ありきたりなストーリーではありますが、「異人たちとの夏」って映画をもじって「偉人たちとのパリ」って感じ。まだ駆け出しでもない小説家のギルにとって、雲の上どころか神々と過ごす深夜のパリは人生最高の時間。
2010年の世界ではイネズに勧められるも、前述の知識人はおろか誰にも小説の下書きを見せなかったギルも、自ら望んでガートルード・スタインやヘミングウェイに査読を依頼する。曰く、信頼できる人にアドバイスが欲しいとの事でしたが、どうやら(小説と言う点においては)彼女も信頼に値しなかった様子。
やがて1920年代で恋に落ちるギルだが、そこで恋の相手であるアドリアナは自分の生きる時代を黄金期と言われても納得できず、その時代から更に同じようにタイムスリップしたロートレックらの時代で生きることを選ぶ。しかし、彼らにしてもルネッサンス期に憧れていたであろう事を感じたギルは、自分の時代に戻る。
婚約を解消し、一人パリに残るギル。しかし、そこで知り合うアンティークショップの女性と恋に落ち・・・で映画は終了。その後、ギルはまたあの時代に行くことは出来たのだろうか?推敲してもらった小説はどうだったろうか?彼らの助力なしでも新たな作品が生み出せるようになっただろうか?
いくつもの気になるポイントを残しながら、フッと消えるように終わるエンディング。最近はあまり見ないタイプのそれに、心地良さを感じました。映画全体を通してもユーモアにあふれた表現もあり、楽しめた作品。チャンスがあれば見に行くことをオススメします。
【感想:End】
最後に。東京での最終日、ホテルを出て新幹線の時間までの空き時間に映画を見ようと思いましたが、時間が合うのが「外事警察」だけ。これ、広島でもやってるし、他を探しているうちに「外事・・・」もタイムアウト。
どうも、この流れだと微妙にこの映画をスルーする様な予感。これ、去年の「プリンセス・トヨトミ」の時と同じだが、アレに関しては正解だったが(笑)。
PS)これを書いていた時点では未見でしたが、月曜に「外事…」は見てきました。明日はこれで。
・ミッドナイト・イン・パリ@ぴあ映画生活
{a8.net http://redirect.shoppingfeed.jp/kaiga.lo/redirects/?pid=2300&icd=AlmaTT}{a8.net http://books.livedoor.com/item/1064820}
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