ここ一ヶ月、映画鑑賞の間が開いていたのを取りもどすべく、今日は「Black & White」を見てきましたが、結論から言うと非常にバランスの取れたエンターテイメント作品。レーダーチャートでも作るとしたら、きれいな五角形なり六角形になると言うイメージ。



　それではまたもや【感想：Start】〜【感想：End】を。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。

【感想：Start】

　まず率直な意見として、設定やストーリー展開は完全に'80〜'90年代の少年漫画。友情を恋愛、妙なライバル意識と闘争心などなどから話がドンドンと展開し、飽きさせない内容でした。また、あらすじだけを見るとこの映画のヒロイン、トンデモないビッチな感じがしますが、二股は完全に偶然。しかし、それも許容範囲の偶然で、これぞラブコメディって感じ。

　私情を挟みながらそれを隠してＣＩＡの諜報技術を悪用する二人。その指示を受ける部下（？）たちも、最初はマジメな諜報活動と思っていたようですが、途中から完全にワルノリ。互いに紳士協定をむすびながらも、徐々にエスカレートする妨害合戦は、この手の映画の王道と言って良いでしょう。

　一人の女性を争う二人、ＦＤＲは軽いノリの女ったらしでタック真面目すぎるも融通が効かない。が、これもストーリーの中でそれぞれの違う一面も出てきます。見る方もどっちに肩入れするか、どっちが優勢なのか、どっちがイイ奴でどっちがワルイ奴なのか。そして二人の友情はどうなってしまうのか？終盤まで目が離せません。

　全体的におバカ映画になりすぎず、男臭い友情ストーリーにも甘ったるいラブストーリーにもならず、本当に楽しめる作品です。

　…が、あまりにバランスが良すぎてこじんまりしているとか、物足りないって人もいるかも。まぁ、私はオススメ映画と評価しますが。

【感想：End】

　最後に。いやいや、正直なところ「Black & White/ブラック & ホワイト」がもう上映されていたとは驚き。たまたま気付いただけですが、さすがにダブルヘッダーは無理（笑）。「バトルシップ」は週末に。あと、「タイタンの逆襲」「捜査官Ｘ」あたりかなぁ。

・Black ＆ White／ブラック＆ホワイト＠ぴあ映画生活


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