2016年11月22日
冬の湧水河川、最後はママチ川
pan style="font-size:large;">
data-ad-slot="2867931466"-size:large;">
data-ad-format="auto">
頻繁なアタリも針がかりしない
今月に入って4度目の釣行先も、涌水河川のママチ川。夏の川でのドライフライのアタリを懐かしみ、フライロッドを少しでも長く手にしていたい、という悪あがきにも似た心境なのかもしれない。あるいは8日目の蝉なのか。
千歳川に流れ出るママチ川は、夏場ならば千歳川のついでに釣行してみようか、という気軽に入れる小河川。しかし、気温の低下とともに千歳川での釣果が見込めなくなる、晩秋から冬、そして春にかけて主役に躍り出ることもある。
今年のママチ川での釣りは4月以来7ヶ月ぶり。そのときも、長い冬を耐えて待ちわびたドライフライの初釣行だった。4月でも水温が10度前後と、ドライフライに反応する温かさで、愛らしいヤマメと小型のブラウンがヒットした。
季節的に、秋から冬に向かう時期と冬から春に向かう時期とでは、同じ気温でも寒さの感じ方が異なる。温かい季節から、寒い季節に移るほうがより寒く感じる。これは人間も魚も同じなのだろう。前回の苫小牧川、前前回の真狩川に今回のママチ川の釣行を通して、それが理解できた。
いくら水温が高くても、冬になれば魚も活性が鈍る。その対策として、冬の涌水河川の釣りは、陽が高くなり気温の上昇する時間に入渓することが肝心と理解した。
18日のママチ川は、午前8時の気温が−1度。上流に向かう林道の轍(わだち)の水溜りは、凍り付いていた。息を吐くたびに、帽子の中の眼鏡が曇る寒さは3月以来か。それでも川に立ちこめば、足元から温かさを感じる。今回は、ママチ橋から100メートルほど下流が入渓地点。
橋の横の空き地には先行車が一台。釣人は本流のママチ川に入っているようだ。自分も本流を計画していたが、仕方なく支流のイケジリママチ川を釣り上がることにした。
一投目に倒木下の淵に流したドライフライは、ピクリともしなかった。何度か同じポイントに打ち込むと、ようやく反応が。10センチあまりのヤマメのようだ。しかし、くわえたフライを簡単に外して逃げられた。
川底には、上流へと泳ぐ黒い影が見える。定位している魚と、泳ぎ回る魚の捕食活動は異なるようで、黒い影の先にフライを打ち込んでもまったく反応しない。そして、その後に冬を迎えた魚の活性の鈍さを感じた。
入渓してから、4時間が経過しようとしているのに、ここまでのヒット数はゼロ。しかし、アタリは有に10回近くあった。ヤマメやブラウンなど、全ての魚は針がかりしないでバレてしまった。
夏の魚は勢いよく餌に食いつくが、この時期の魚は捕食活動が緩慢。そして、餌を浅く咥えることで、フライなどは簡単に見極められる。これがバレの原因だ。フライをダウンサイズするなどの対策は効果がありそうだが、残念ながらミッジクラスのフライは持ち合わせていなかった。
ただ、ある程度のテクニックをマスターできれば、冬のママチ川を攻略できそうな気がする。冬でもドライフライを行える川は、フライフィッシャーにとって宝もの。キャッチ&リリースやゴミの持ち帰りを徹底して、大事に守っていきたい。
今回の冬のドライフライ釣行を一区切りとして、次回からは海アメなどを目的としたショアトラウト釣行を予定。また、冬の湧水河川への釣行を記録した動画をyoutubeで配信することも検討している。
写真は、涌水河川独特の穏やかな流れを見せるママチ川の各ポイント。残念ながらヒットシーンを収めることはできなかった
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
トラウトフィッシング ブログランキングへ
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5643035
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック