2015年02月04日
「惨敗した錦多峰川でのFF」
私のブログを読んでいただいている「fairy tail」さんからの情報を受けて、先日苫小牧・錦多峰川に釣行した。「fairy tail」さんから頂いたコメントは、ブログ記事「冬の苫小牧川」(2月2日)に対して、「錦多峰川なら、間違いなくドライフライで釣れると思います。自分は、3月の経験しかありませんが、錦多峰川は、3月の時点で小糸魚川よりもが水温7度くらい高く、真冬でも15℃位ありますから。自分も3月中旬位に良く行っていた事があり、その時はいつもドライで、しっかりとハッチもありました」という内容。
私自身も、過去に行った2月末の錦多峰川への釣行で、水温の高さに驚いたことがある。その時は、王子製紙貯水池の上流に架かる橋の上から、20センチほどの虹鱒をドライフライで釣った。
現地について見ると、雪混じりの天気で気温がマイナス4度だったのに対して、最上流部で温泉水が流れ込むという、この川ならではのアドバンテージから水温は+10度を越えていた。ドライフライを行うには問題がなさそうに思えたが・・・・。
当然といえば当然なのだろう、これだけ条件に恵まれているのだから。駐車場から貯水池に向かう雪の上には、しっかりと足跡が残されていた。川の横では、砂防ダムの拡張工事なのか、重機やダンプカーがせわしなく動いている。
雪の上の足跡をたどって貯水池に向かうと、上流から餌釣りの釣人が降りてくる。話を聞くと、貯水池の上流に架かる橋から上流部にかけて釣りをしたとのこと。虹鱒を数匹釣ったという。
いつも水で溢れている貯水池には、通常の半分ほどしか水が溜まっていない。その上流の流れ込みの池には水が溜まっておらず、上流から流れ込む2本の川筋しか見当たらない。こうした光景は初めて見た。
その川筋に沿って上流まで足跡がしっかりと残されている。上流にある橋の下はいつも釣果に恵まれるポイントだが、いくらフライを流しても反応はない。嫌な予感がしてきた。
橋から上流に向けて遡行をはじめた。次々に現れる曲り角の淵や倒木の落ち込み、流れ込みにフライを投じる。時折、20センチほどの魚が勢いよく上流に泳ぐ姿が確認できるのに、ドライには全く反応しない。
遡行から1時間ほどの落ち込みポイントで、ようやくメイフライに反応した。上から何度も流すが、その後は音沙汰が無い。依然として川岸には先行者の足跡が続いている。1キロはきただろうか。ここで諦めて釣り下りながら駐車場を目指した。
その時に思い出したのが「この川は中流域までのポイントでは魚のサイズが小さく、釣果も上がらない」ということ。30センチ越えの虹鱒を釣ったのは、川に沿って走る林道を経由した、熊の糞も見られるかなり奥のポイントだった。簡単に遡行のできる中流域までは、多くの釣人が入っているから釣果が上がらないのだろう。次回は、林道の雪が消える3月末に挑戦してみたい。
写真上左:巨大な砂防ダムが並ぶ錦多峰川の上流部、同上右:王子製紙の貯水池は半分ほどしか水が溜まっていなかった、同下左:いつもは何かしらドライに反応する橋の下の落ち込みだが・・・、同下右:水温が高く魅力的なポイントも多いが、釣果は得られなかった
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私自身も、過去に行った2月末の錦多峰川への釣行で、水温の高さに驚いたことがある。その時は、王子製紙貯水池の上流に架かる橋の上から、20センチほどの虹鱒をドライフライで釣った。
現地について見ると、雪混じりの天気で気温がマイナス4度だったのに対して、最上流部で温泉水が流れ込むという、この川ならではのアドバンテージから水温は+10度を越えていた。ドライフライを行うには問題がなさそうに思えたが・・・・。
当然といえば当然なのだろう、これだけ条件に恵まれているのだから。駐車場から貯水池に向かう雪の上には、しっかりと足跡が残されていた。川の横では、砂防ダムの拡張工事なのか、重機やダンプカーがせわしなく動いている。
雪の上の足跡をたどって貯水池に向かうと、上流から餌釣りの釣人が降りてくる。話を聞くと、貯水池の上流に架かる橋から上流部にかけて釣りをしたとのこと。虹鱒を数匹釣ったという。
いつも水で溢れている貯水池には、通常の半分ほどしか水が溜まっていない。その上流の流れ込みの池には水が溜まっておらず、上流から流れ込む2本の川筋しか見当たらない。こうした光景は初めて見た。
その川筋に沿って上流まで足跡がしっかりと残されている。上流にある橋の下はいつも釣果に恵まれるポイントだが、いくらフライを流しても反応はない。嫌な予感がしてきた。
橋から上流に向けて遡行をはじめた。次々に現れる曲り角の淵や倒木の落ち込み、流れ込みにフライを投じる。時折、20センチほどの魚が勢いよく上流に泳ぐ姿が確認できるのに、ドライには全く反応しない。
遡行から1時間ほどの落ち込みポイントで、ようやくメイフライに反応した。上から何度も流すが、その後は音沙汰が無い。依然として川岸には先行者の足跡が続いている。1キロはきただろうか。ここで諦めて釣り下りながら駐車場を目指した。
その時に思い出したのが「この川は中流域までのポイントでは魚のサイズが小さく、釣果も上がらない」ということ。30センチ越えの虹鱒を釣ったのは、川に沿って走る林道を経由した、熊の糞も見られるかなり奥のポイントだった。簡単に遡行のできる中流域までは、多くの釣人が入っているから釣果が上がらないのだろう。次回は、林道の雪が消える3月末に挑戦してみたい。
写真上左:巨大な砂防ダムが並ぶ錦多峰川の上流部、同上右:王子製紙の貯水池は半分ほどしか水が溜まっていなかった、同下左:いつもは何かしらドライに反応する橋の下の落ち込みだが・・・、同下右:水温が高く魅力的なポイントも多いが、釣果は得られなかった
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