2015年01月30日
「冬でもドライフライ」苫小牧川編
札幌近郊で、冬でもドライフライを楽しむことのできる河川を何度か取り上げた。その中から先ごろ小糸魚川に釣行、それに続いて先日苫小牧川上流に入釣した。
苫小牧川は、浄水場から上流は丸山の森を縦断する自然河川で、最上流部では豊富な涌水を確認することができる。魚種はほとんどが虹鱒で、岩魚もいるらしいが自分では釣ったことがない。
苫小牧川上流への入渓口は4箇所ほどある。今回は、他の入渓ポイントが開いていなかったので、道々支笏湖通り線沿いに面する、通称鉄塔下から入った。
道々支笏湖通り線の横の野原の雪をかき分け、その先の急な崖を下って川に降りる。野原には雪が厚く積もっていて、鹿の足跡だけが点々と残っている。崖の先にようやく苫小牧川が見えてきた。川岸の雪の上は鹿の糞だらけで、時折鹿の泣き声や飛び跳ねる姿が目に入る。
![写真1.jpg](/bukki/file/undefined/E58699E79C9FEFBC91-5f122-thumbnail2.jpg)
![写真2.jpg](/bukki/file/undefined/E58699E79C9FEFBC92-8fe40-thumbnail2.jpg)
崖下に降りて気がついたのだが、川岸にはつい最近のものらしい1、2人の足跡が残っていた。道々支笏湖通り線の野原にはそれらしい足跡はなかった。彼らはどこから入渓したのだろうか。
さて、現地の気温は+2度で曇り空、時々雪が混じる。水温は+7度を指しているが、ドライに反応するだろうか。早速#12のメイフライをセット、目の前にある曲がり角の淵に第1投を流し込む。すると、いきなりフライに飛びついた魚がいた。今回も、動画を撮るためにウェアラブルカメラを用意、そのカメラのスイッチを操作している間にバレてしまった。
ただ、初めからドライにアタリが来るということは、遡行に期待が持てると勝手に判断。しかし、その後は1時間以上もアタリが来なかった。入渓地点から500メートルほどの倒木が連続する落ち込みで、ようやくこの日2回目のアタリがあった。それにはヒットしなかったが、同じポイントにドライを流すと、小さいながらも待望の虹鱒がフライをしっかりと食わえていた。
その後も1時間ほどかけて遡行したが、アタリは遠のくばかり。岸には足跡がしっかりと残っており、例えばそれが餌釣りならば、この先も難しいと判断して、釣り下りながら入渓地点に戻った。
この入渓ポイントは、急な崖を下らないと入川できない。ということは、特に足腰の弱い年寄りは帰りに地獄が待っているわけだ。勾配が40度ほど、落差が100メートルちかくの崖を上って車を止めた道路までいくには、崖を下る4倍以上の時間がかかった。体力的にもう懲り懲りで、2度とこのポイントから脱渓しないと固く誓った。
この苫小牧川上流は、冬以外の季節は入渓地点の選択肢が多く、場合によっては車で入渓することができる。ただ、森の奥深くのために、熊への恐怖は尋常ではない。十分な熊対策を講じて入渓を。
写真上左:道々支笏湖通り線に架かる鉄塔下から崖を下ると苫小牧川上流が見えてくる、同上右:川を遡行する毎に倒木や淵、落ち込みなど魅力的なポイントが現れる、同下左:遡行から1時間ほどしてようやくドライにヒットした虹鱒、同下右:キツネやカラスなどに食いつばまれた鹿の屍骸。幸い熊の形跡はなかった
![写真3.jpg](/bukki/file/undefined/E58699E79C9FEFBC93-f0f55-thumbnail2.jpg)
![写真4.jpg](/bukki/file/undefined/E58699E79C9FEFBC94-thumbnail2.jpg)
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苫小牧川上流への入渓口は4箇所ほどある。今回は、他の入渓ポイントが開いていなかったので、道々支笏湖通り線沿いに面する、通称鉄塔下から入った。
道々支笏湖通り線の横の野原の雪をかき分け、その先の急な崖を下って川に降りる。野原には雪が厚く積もっていて、鹿の足跡だけが点々と残っている。崖の先にようやく苫小牧川が見えてきた。川岸の雪の上は鹿の糞だらけで、時折鹿の泣き声や飛び跳ねる姿が目に入る。
![写真1.jpg](/bukki/file/undefined/E58699E79C9FEFBC91-5f122-thumbnail2.jpg)
![写真2.jpg](/bukki/file/undefined/E58699E79C9FEFBC92-8fe40-thumbnail2.jpg)
崖下に降りて気がついたのだが、川岸にはつい最近のものらしい1、2人の足跡が残っていた。道々支笏湖通り線の野原にはそれらしい足跡はなかった。彼らはどこから入渓したのだろうか。
さて、現地の気温は+2度で曇り空、時々雪が混じる。水温は+7度を指しているが、ドライに反応するだろうか。早速#12のメイフライをセット、目の前にある曲がり角の淵に第1投を流し込む。すると、いきなりフライに飛びついた魚がいた。今回も、動画を撮るためにウェアラブルカメラを用意、そのカメラのスイッチを操作している間にバレてしまった。
ただ、初めからドライにアタリが来るということは、遡行に期待が持てると勝手に判断。しかし、その後は1時間以上もアタリが来なかった。入渓地点から500メートルほどの倒木が連続する落ち込みで、ようやくこの日2回目のアタリがあった。それにはヒットしなかったが、同じポイントにドライを流すと、小さいながらも待望の虹鱒がフライをしっかりと食わえていた。
その後も1時間ほどかけて遡行したが、アタリは遠のくばかり。岸には足跡がしっかりと残っており、例えばそれが餌釣りならば、この先も難しいと判断して、釣り下りながら入渓地点に戻った。
この入渓ポイントは、急な崖を下らないと入川できない。ということは、特に足腰の弱い年寄りは帰りに地獄が待っているわけだ。勾配が40度ほど、落差が100メートルちかくの崖を上って車を止めた道路までいくには、崖を下る4倍以上の時間がかかった。体力的にもう懲り懲りで、2度とこのポイントから脱渓しないと固く誓った。
この苫小牧川上流は、冬以外の季節は入渓地点の選択肢が多く、場合によっては車で入渓することができる。ただ、森の奥深くのために、熊への恐怖は尋常ではない。十分な熊対策を講じて入渓を。
写真上左:道々支笏湖通り線に架かる鉄塔下から崖を下ると苫小牧川上流が見えてくる、同上右:川を遡行する毎に倒木や淵、落ち込みなど魅力的なポイントが現れる、同下左:遡行から1時間ほどしてようやくドライにヒットした虹鱒、同下右:キツネやカラスなどに食いつばまれた鹿の屍骸。幸い熊の形跡はなかった
![写真3.jpg](/bukki/file/undefined/E58699E79C9FEFBC93-f0f55-thumbnail2.jpg)
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